熱中症を予防しましょう
熱中症は 適切な対策を取ることで防ぐことができます
熱中症とは
高温・多湿な環境に長時間いることで、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体内の調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく、室内にいるときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死に至ることもあります。
熱中症についての正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
こんな日、こんな人は要注意!
環境 | からだ | 行動 |
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新たに「熱中症特別警戒アラート」が創設されました
熱中症の危険性に対する気づきを促すことを目的として、令和3年度から「熱中症警戒アラート」が運用されていますが、令和6年4月1日から施行される改正気候変動適応法に基づき、新たに「熱中症特別警戒アラート」が創設されました。
旭川市でも2023年8月に2回、「熱中症警戒アラート」が発表されています。熱中症を予防するために、熱中症警戒アラート等の発表状況について積極的に情報収集を行いましょう。
環境省では熱中症警戒アラートが発表されたときに、登録されたメールアドレス等に配信を行うサービスを実施しています。必要に応じてご活用ください。
※配信サービスを希望される方はこちら
「熱中症特別警戒アラート」と「熱中症警戒アラート」について
「熱中症警戒アラート」と、新たに創設された「熱中症特別警戒アラート」の違いは次のとおりです。
項目 | 熱中症特別警戒アラート | 熱中症警戒アラート |
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発表基準 | 「都道府県内」において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)35に達する場合 | 「府県予報区内」において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)33に達する場合 |
発表のタイミング | 「前日午前10時頃時点における翌日の予測値」で判断し、前日午後2時頃に発表 | 「前日午後5時頃及び当日午前5時頃時点における予測値」を基に発表 ・第1号:前日午後5時頃 ・第2号:当日午前5時頃 |
地域単位 | 都道府県単位 | 気象庁の「府県予報区」単位 |
色 | 黒色 | 紫色 |
運用期間 | 4月第4水曜日から10月第4水曜日まで |
アラートが発表されたときは
「熱中症警戒アラート」は救急搬送者数が増加する暑さ指数(WBGT)33 を基準として、「熱中症特別警戒アラート」は過去に例のない危険な暑さであり、人の健康に係る重大な被害が生じる可能性がある暑さ指数(WBGT)35を基準として発表されます。暑さ指数(WBGT)とは
熱中症の予防方法
暑さを避けましょう
- 扇風機やエアコンの利用で部屋の温度や湿度をこまめに調整しましょう
※暑さが本格化する前にエアコンの試運転をしておくとよいでしょう
- 遮光カーテンやすだれ、打ち水を利用しましょう
- 外出時には日傘や帽子を着用しましょう
- 天気のよい日は日陰を利用し、こまめに休憩しましょう
- 吸湿性・速乾性のある通気性の衣服を着用しましょう
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やしましょう
- 「熱中症特別警戒アラート」「熱中症警戒アラート」が発表されているときは、外出をできるだけ控え、暑さを避けましょう
こまめに水分を補給しましょう
- のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分を補給しましょう
- 水分は1日当たり1.2リットルを目安にしましょう
- アルコール飲料での水分補給はやめましょう
- 起床時、入浴の前後に水分補給をしましょう
- 大量に汗をかいたときは、塩分の摂取も忘れずに行いましょう
※持病がある方は、水分や塩分の摂取量についてかかりつけ医の指示に従ってください
暑さ指数を用いた活動指針を確認しましょう
日頃から健康管理をしましょう
- 日頃から体温測定等の健康チェックをしましょう。
- 体調が悪いと感じた時には、無理をせず自宅で静養しましょう。
熱中症の症状は?
- 意識がしっかりしているか?
- 水を自分で飲めるか?
- 症状が改善したか?
重症度を判定するときに重要な点は、意識がしっかりしているかどうかです。
少しでも意識がおかしい場合には、2度(中等症)以上と判断し、病院への搬送が必要です。
「意識がない」場合は、すべて3度(重症)と判断し、見逃さず病院へ運びましょう。
また、応急処置をしても症状の改善が見られない場合は2度(中等症)と判断し、すぐに病院に運びましょう。
分類 | 症状 |
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1度 (軽症) |
「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的に不十分になった状態のこと。
「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴う。汗に伴う塩分(ナトリウム)の欠乏により生じる。
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2度 (中等症) |
体がぐったりする、力が入らない等があり、「いつもと様子が違う」程度のごく軽い意識障害を認めることがあります。 |
3度 (重症) |
2度の症状に加え、
呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある(全身のけいれん)、真っ直ぐ走れない・歩けない等。
体に触れると熱いという感触がある。 |
(参考:熱中症環境保健マニュアル2018 環境省)
熱中症を疑ったときの応急処置は?
涼しい環境に避難しましょう
衣服をゆるめて、体を冷やしましょう
水分と塩分の補給をしましょう
医療機関に運びましょう
見守り・声かけのご協力をお願いします
熱中症対策についてさらに詳しく知りたい方はこちら
厚生労働省及び環境省等から、熱中症予防に関する様々な情報が提供されています。
熱中症について学べる動画のほか、普及啓発用のリーフレット等もありますので、必要に応じてご活用ください。
(↑クリックすると拡大)
- 熱中症について動画で学びたい方はこちら
- 厚生労働省熱中症関連情報サイト
- 環境省熱中症予防情報サイト
- 旭川地方気象台ホームページ
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