花粉症の予防と対策
花粉症の予防と対策について
全国的に毎年多くの方が花粉症の症状に悩まされており、ある調査では約10年ごとに10%ずつ花粉症の患者が増え、令和元年時点で4割超にのぼるというデータがあるなど、社会問題となっています。
花粉症は、これまで症状がなくでも、だれでもなる可能性があります。花粉が本格的に飛び始めるまでに予防や治療を始めることが大切です。
花粉症はどうしてなるの?
花粉に対するアレルギーです。花粉が体内に入ると、からだがそれを異物として認識し、この異物に対する抗体を作ります。個人差はありますが、数年から数十年かけて花粉を繰り返し浴び、抗体の量が増加すると、くしゃみや鼻水目のかゆみや涙目などの症状が出るようになります。
花粉はいつ多くなるの?
1 時期
一般に最も多い花粉症はスギ、ヒノキを原因とする花粉症です。主な花粉の飛散時期は地域によって多少違いがありますが、スギやヒノキは春が中心(2~4月)で、秋にも少量の花粉が飛散することがあります。
北海道にはスギやヒノキが少なく、シラカバが多いという特徴があります。シラカバ属の飛散は、5月~6月にピークを迎えます。
旭川市内の花粉の飛散状況を知りたい方は、北海道立衛生研究所のホームページで確認できますので、ご覧ください。
※北海道立衛生研究所「北海道の花粉状況」のページはこちら(新しいウインドウが開きます)
2 時間帯と天気
分類 | どんなとき |
---|---|
時間帯 | 昼前後と夕方 |
天気 | 晴れて、気温が高い日 |
空気が乾燥して、風が強い日 | |
雨上がりの翌日 |
花粉症を予防するには?
1 花粉を避ける
- 顔にフィットするマスク、めがねを装着しましょう
- 花粉の飛散が多くなる天気や時間帯(昼前後の夕方)の外出を避けましょう
- 外出を避けるため、テレワークの活用を検討しましょう
2 花粉を室内に持ち込まない
- ウール素材の衣服は避け、露出の少ない服装を心がけましょう
- 手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落としましょう
- 帰宅時は、玄関前で花粉を払いましょう
- 洗濯物や布団の外干しを控えましょう
- 換気方法を工夫しましょう
換気のポイント
- できるだけ花粉の飛散が多い時間帯や天気のときは避けましょう
- 窓を開ける幅を狭くし、レースのカーテンをすることで屋内への花粉の流入を減らすことができます
- 床の掃除を励行し、カーテンは定期的に洗濯してください
- 24時間換気システムが設置されている場合は、花粉に対応した吸気口フィルターを試してみてもよいでしょう
- 空気清浄機も上手に活用しましょう
花粉症の治療は?
1 受診のタイミング
毎年花粉症の症状が出る方は、本格的な花粉飛散開始の1週間前までには、医療機関や薬局を活用して薬を準備し、使用を開始しましょう。
飛散開始時期や症状がごく軽いときから薬の使用を開始することで、症状を抑えられることがわかっています。
これまで花粉症と診断されていなくても、くしゃみ等の花粉症と思われる症状が出た方は、早めに医療機関で花粉症かどうか診断を受けましょう。
2 治療方法
対症療法(薬物療法)
内服薬、点鼻薬、点眼薬等を組み合わせて、花粉に反応して出てくる症状を抑えるための治療法です。
免疫療法(アレルゲン免疫療法)
スギ花粉の成分が含まれた薬剤を定期的に投与します。花粉の成分に体が慣れるようにして、スギ花粉が体内に入ってきてもアレルギー反応が発生しないようにするための治療法です。医師の説明を受けた上で、花粉の飛んでいない時期に開始する必要があります。
花粉症対策の普及啓発資材はこちら
環境省及び厚生労働省の連名で、花粉症予防行動を呼びかけるための普及啓発資材を作成しました。必要に応じてご活用ください。
- 掲示用資材
花粉症で苦しまないために、今、できることがあります。(PDF形式 552キロバイト)
- リーフレット
花粉症対策 スギ花粉症について日常生活でできること(PDF形式 2,518キロバイト)
花粉症についてもっと詳しく知りたい方は
- 環境省「花粉情報サイト」(新しいウインドウが開きます)
- 一般社団法人日本アレルギー学会「アレルギーポータル」(新しいウインドウが開きます)
- 政府広報オンライン「政府の花粉症対策3本柱」(新しいウインドウが開きます)
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