あさひかわ市議会だより第107号-5
大綱質疑
今回の大綱質疑は、補正予算等審査特別委員会に付託する議案に対して質疑するものです。今定例会では、6月15日に2人の議員が質疑しました。
その中から主な質疑と答弁をお知らせします。
今定例会の質疑者(発言順)
(1) 能登谷 繁(日本共産党)
- 補正予算について
- 公立大学法人旭川市立大学の設立について
(2) 上野 和幸(無党派G)
- 議案第2号 令和4年度旭川市一般会計補正予算について
- 公立大学法人設立に関わる関連議案について
(1)今後の新型コロナウイルス感染防止対策
質問
北海道音楽大行進や旭川ミュージックウィーク、北海道護国神社祭などのイベントで相当な人出がありました。今は制限もない中で、今後の感染防止対策はどのように行う方針なのか聞かせてください。
回答
国では、新型コロナウイルスの感染対策と社会経済活動との両立に向けて感染対策を徐々に緩和するなど、感染対策中心の対応から、ウィズコロナの対応にかじを取り始めていますが、今後、イベント開催等で外出の機会が増加し、人の流れが活発化することなどによる感染拡大が懸念されます。
このため、保健所では、イベント開催に係る感染対策の留意事項を示して各部局や主催者等に周知を促すほか、市民には、日々の感染状況や発生動向などの情報発信を行い、感染防止の意識を持って行動するよう、引き続き啓発活動の充実に努めていきます。【新型コロナウイルス感染症対策担当部長】
(2)観光の現状と補正予算の組立ての考え方
質問
観光産業ではコロナ禍において一部回復の兆しを見せています。本市における観光の現状についてどのように認識しているのか、また、今回の補正予算の組立てに当たってはどのように考えたのか見解を聞かせてください。
回答
観光の現状については、市で把握する市内主要ホテルにおける宿泊稼働率は、5月の平均稼働率が約67%となっており、緊急事態宣言が発令されていた前年同月比で約28ポイントの増加となり、一部、回復の兆しも見られますが、コロナ禍前となる令和元年5月の平均稼働率との比較では約13ポイントの減少となっており、宿泊業をはじめ、観光関連事業者の皆様には大変厳しい状況が長く続いています。
このような状況の中、現在、観光本来の旅行滞在の本格的な回復に向けて急速に旅行需要の回復が進んでいること、また、訪日観光客の受入れ拡大に伴い、海外の各市場において訪日旅行再開に向けた動きが加速している現状にあります。このため、本市としては、個人や団体旅行客の誘致活動を国内外へ本格的かつ早期に再開する必要があり、旅行会社や航空会社を対象に旅行商品の造成、催行に対する様々な助成や支援策をもって、他地域との競争に負けないよう積極的なPR、プロモーション活動等を展開し、今後の誘客促進を図るために今回の補正予算を提案しています。【観光スポーツ交流部長】