あさひかわ市議会だより第106号-4
大綱質疑
今回の大綱質疑は、予算等審査特別委員会に付託する議案に対して質疑するものです。今定例会では、3月8日に3人の議員が質疑しました。
その中から主な質疑と答弁をお知らせします。
今定例会の質疑者(発言順)
(1)石川 厚子(日本共産党)
- 2022年度各会計予算案について
(2)白鳥 秀樹(民主・市民連合)
- 令和4年度予算について
(3)ひぐま としお(無党派G)
- 議案第26号 令和4年度旭川市一般会計予算について
- 議案第28号 令和4年度旭川市動物園事業特別会計予算について
- 議案第29号 令和4年度旭川市公共駐車場事業特別会計予算について
- 議案第55号 旭川市観光振興条例の制定について
(1)次期一般廃棄物最終処分場の整備
質問
現在の最終処分場を整備する際には、地域住民の意見が分かれて大きな混乱が生じました。地域の合意が大切だと考えますが、今後、どのように進めていくのでしょうか。
回答
次期一般廃棄物最終処分場については、令和4年2月に建設候補地の選定を終えたところであり、現在進めている土地所有者との協議が調った後、建設候補地として決定し、地域との協議に移行する考えです。
現在の最終処分場の整備における経緯を踏まえ、地域住民の声にしっかりと耳を傾け、思いや考えを真摯に受け止めながら、誠意を持って丁寧に対応し、地域にご理解いただけるよう取り組んでいきます。【環境部長】
(2)除排雪先進都市の実現に向けて
質問
除排雪先進都市を目指すのであれば、子どもたちの安全確保を第一に、今まで実施していなかった歩道が狭い通学路を除排雪すべきと考えますが、市長の考えを聞かせてください。
回答
除排雪先進都市の実現に向けては、市民生活に直結する生活道路の排雪回数の倍増や、国や北海道との連携協定による幹線道路の交通ネットワークの強化などを行ってきたところです。指摘のあった通学路の歩道除雪についても、児童生徒の安全確保は大変重要であり、しっかりと対応していく必要があると受け止めています。狭い歩道については、堆積スペースや除雪車での作業ができないなど、多くの課題がありますが、除雪手法の工夫について、除雪企業や地域の皆様と相談しながら、雪対策審議会においても検討を進めるなど、児童生徒の安全で安心な通学路の確保について取り組んでいきます。【市長】
(3)滞在型・通年型の観光振興
質問
新型コロナウイルス感染症の影響で低迷している観光需要をどのように立て直していくのか、また、本市の観光課題である滞在型・通年型の観光について、今後どのように取り組むのか聞かせてください。
回答
新年度は本格的な観光需要の回復に向けて、条例の基本施策に位置付けた旭川大雪圏域や道北地域との連携による四季を通じた自然体験やスポーツ観光、文化・歴史体験など、広域の魅力を組み合わせた多彩なコンテンツの開発を進めるほか、民間事業者と協力して、旅行商品の造成や販売拡大につながる取組の充実を図っていきたいと考えています。
また、本市を含めた圏域全体として、自然環境などの地域の魅力を生かした取組を進めていくためには、持続可能な観光振興の視点が重要な要素になると認識しており、今後もこうした地域の特性を踏まえた滞在型・通年型の観光振興を展開していきたいと考えています。【観光スポーツ交流部長】