あさひかわ市議会だより第101号-2

最終更新日 2021年5月15日

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代表質問

代表質問は、第1回定例会の場で新年度に関わる議案等を含めた市長の市政方針、教育長の教育行政方針などについて質問するものです。今定例会では、3月4日と5日の両日、各会派を代表して5人が質問しました。
その中から主な質問と答弁をお知らせします。

自民党・市民会議

木下 雅之

ポストコロナに向けて

質問

新型コロナウイルス感染症が流行している状況においてもオンラインによる出勤や会議、新たな業種の開拓や業態変更などを含め、国内外では工夫を重ねながら様々な取組を行っていますが、市長はポストコロナをどのように見据えていますか。

回答

新型コロナウイルス感染症の流行は、人の移動や接触を制限し、私たちに今までとは異なる生活様式を求めています。このことは、テレワークやオンライン会議といったICTの活用を普及させているほか、地方への人の流れを生み出すなど、新たな商品やサービスをもたらす契機になっているものと認識しています。
そのため、本市としては疲弊している地域経済の立て直しを図り、さらに、新型コロナウイルス感染症収束後の変容した社会に対応するため、地域企業の経営改革や新たな技術の創出を支援するほか、大都市圏に本社を置く企業の拠点誘致に取り組むなど、未来の旭川を形づくる産業振興と人材育成を着実に進めていきます。【市長】

民主・市民連合

松田 ひろし

(仮称)いじめ防止条例の制定

質問

市政方針及び教育行政方針では、児童生徒のいじめの未然防止に向け、(仮称)いじめ防止条例の制定を進めることが述べられました。条例は、いじめを受けた子どもの側に立ったものでなければなりませんが、平成26年に北海道で制定された「いじめの防止等に関する条例」との関係を含め、条例の必要性とその内容について見解を伺います。

回答

北海道のいじめの防止等に関する条例に基づき策定した本市いじめ防止基本方針の取組状況を踏まえ、制定の時期を検討してきたところですが、これまでの取組やコロナ禍の中で、児童生徒がいじめを受けた側の気持ちに立つことや他者への優しさ、思いやりの大切さに気付くなど、いじめの防止に主体的に取り組む機運が高まっています。
一方、社会では、感染者や医療従事者などへの偏見や誹謗中傷などが懸念されています。こうした状況から条例制定の必要性が高まってきているものと考えており、いじめ防止に向け、一層の充実を図っていくため、学校や家庭はもとより、地域社会全体で、児童生徒をいじめから守り、育てる条例となるよう制定に向けた取組を進めていきます。【教育長】

公明党

室井 安雄

中小企業への支援

質問

コロナ禍により市内の中小零細企業や、そこで働く市民への影響は甚大です。切れ目のない経済・雇用対策を含め、回復に向けてどのような取組をしますか。また、休廃業の加速が懸念される中、厳しい経営環境にある中小・小規模企業の事業再生や円滑な事業継承に対して積極的に支援する必要があると考えますが、市長の見解を伺います。

回答

コロナ禍で大きな影響を受けている中小企業には、これまで以上に手厚く支援しなければならないと考えています。
令和3年度の対策として中小企業者等に対する災害・景気対策融資を継続するほか、企業の経営力強化をサポートする伴走型の融資制度を拡充します。また、事業者がイノベーションモデルを創出する取組に対する補助事業を創設したほか、テレワークの導入やITの積極的な活用の促進、新製品開発や地場産品販路拡大に係る補助率を上乗せするなど、中小企業の取組に対する支援を拡充することで、地域経済が元気になるよう取り組んでいきます。【市長】

日本共産党

石川 厚子

市立旭川病院の役割

質問

昨年11月以降に大規模クラスターが続発した際には、急きょ、市立旭川病院の一般病棟に陰圧装置を整備して35床を確保しました。その6日後には31床が埋まり、病床使用率は88.6パーセントに及びましたが、この難局を乗り越えました。これらに対する市長の見解と同病院が果たしてきた役割について聞かせてください。

回答

市立旭川病院は医療スタッフの尽力、また自衛隊を始め、内外の関係機関にもご協力いただき、医療崩壊の危機を回避することができました。市長として全ての関係者の皆様に感謝を申し上げるとともに安堵しています。
市立旭川病院は、上川中部圏唯一の感染症指定医療機関として、これまで多くの新型コロナウイルス感染症患者の入院受入れや、発熱外来の運営を行ってきたところであり、地域医療の最後のとりでとしての役割を果たすべく対応に当たっています。一般病棟を感染症病棟として使用し、入院や手術制限を行っていることから、経営にも影響がありますが、公立病院として市民の皆様の安全を第一に地域におけるコロナ対策の中核を担ってきています。【市長】

無党派G

ひぐま としお

第4波への備え

質問

新型コロナウイルス感染症の市内新規感染者は減少傾向にあり、病床使用率や医療従事者の負担も少なくなってきています。
しかし、今後も感染拡大の可能性があることから、第4波に向けて、どのような準備をしているのか聞かせてください。

回答

市内の現状は比較的落ち着いていますが、今後、引っ越しなどの春の人の移動シーズンを迎えることや国内でも変異株ウイルスの感染が確認されるなど、感染対策は予断を許さない状況にあります。
このことから、感染症発生における初動対応、感染管理の重要性など、大規模クラスターの経験を生かし、市民の皆様の健康と命を守るため、今後も医療対策連絡会と連携を密にし、医療提供体制の確保や検査体制の整備などを継続するとともに、専門的な見地からの指導を行う支援チーム設置の検討を進めるほか、感染対策の切り札と言われるワクチンについて、円滑に接種できるよう準備を進め、第4波に備えていきます。【市長】

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