あさひかわ市議会だより第101号-1
第1回定例会主な議案のあらまし
今定例会では、市長から提出された令和3年度各会計予算、令和2年度各会計補正予算、条例の制定・改正、指定管理者の指定、包括外部監査契約の締結、市道路線の認定・廃止、人事及び報告の計74件の議案と、委員会から提出された規則の改正及び議員の派遣、議員から提出された意見書の計7件を審議し、いずれも原案どおり決定しました。
補正予算
令和2年度一般会計に40億999万9,000円を追加
今回の補正は、一般会計、国民健康保険事業特別会計、動物園事業特別会計、公共駐車場事業特別会計、育英事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、水道事業会計、下水道事業会計、病院事業会計の補正です。
このうち一般会計の補正は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金積立金、不妊対策推進費、経営体育成強化支援費、クリーニングサポート事業費、運動公園整備費、学校感染症対策・教育活動費、職員費等のほか追加補正として除雪費、新型コロナウイルスワクチン接種事業費、テイクアウト飲食券発行費などであり、歳入歳出予算の総額それぞれに40億999万9,000円を追加し、令和2年度一般会計予算の総額を、2,084億4,059万1,000円とするものです。
令和3年度各会計予算
一般会計予算は令和2年度当初予算比3.2％増
令和3年度の予算規模は、一般会計が1,601億3,000万円、特別会計が1,209億690万7,000円、総額で2,810億3,690万7,000円となっています。
前年度当初予算と比較すると、一般会計が3.2％増、特別会計が0.7％増、総額で2.1％増となっています。
一般会計予算については、総務費や商工費の増により、令和2年度当初予算と比べて49億円の増となっています。
条例の制定・改正
動物愛護基金条例の制定
動物愛護センター（あにまある）に収容する動物の飼養管理や譲渡推進、動物愛護センターの施設整備や設備の更新、動物愛護の普及啓発などの事業の経費の財源に充てるため基金を設置するものです。
科学館施設整備基金条例の制定
科学館の展示施設の整備や科学への関心を高め、理解を深めるために実施する事業の経費の財源に充てるため基金を設置するものです。
国民健康保険条例等の一部改正
- 国民健康保険法施行令の一部改正に伴う規定の整備
一般被保険者に係る基礎賦課額の所得割額の算定方法における低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の特別控除に係る規定を整備
- 保険料率の算定方法における賦課割合の変更
被保険者均等割100分の41 → 100分の35
世帯別平等割 100分の18 → 100分の24
- 賦課限度額の引上げ
基礎賦課限度額の引上げ61万円 → 63万円
介護納付金賦課限度額の引上げ16万円 → 17万円
- 低所得者層に対する保険料減額の特例に係る減免額の改定
2,000円 → 1,500円
動物の愛護及び管理に関する条例の制定
動物の愛護及び管理に関する市や市民の責務、飼い主がペットを飼養する上での遵守事項、災害発生時の措置などを明らかにするとともに、犬又は猫を多頭飼養する場合の届出規定を設けるほか、飼い主からのペットの引取りや、動物愛護センター（あにまある）に収容されている動物の取扱いなど、動物の愛護及び管理に関し必要な事項を定めるものです。
施行日は、令和3年4月1日であり、これに伴い現行の動物愛護センター条例、畜犬取締及び野犬掃とう条例は廃止します。なお、犬及び猫の多頭飼養に関する届出については、同年6月30日までに届け出る経過措置を設けています。
都市公園条例の一部改正
- 東光スポーツ公園施設球技場に係る規定の整備
夜間照明施設の設置に伴い、球技場の供用時間を午後9時までに変更するものです。
- 使用料に係る単位の変更
午後の使用単位について「午後1時から午後5時まで」を「正午から午後3時まで」に、夜間の使用単位について「午後5時から午後7時まで」を「午後3時から午後9時まで」に変更するほか、所要の規定を整備するものです。
駐輪場条例の一部改正
旭川駅前広場駐輪場及び旭川駅高架下駐輪場の供用時間を24時間に変更するものです。
その他
指定管理者の指定（1件）
令和3年4月から5年間、施設の管理を行わせるために、一般社団法人旭川保育協会を旭川市地域保育所の指定管理者に指定するものです。
人事
固定資産評価審査委員会委員の選任
次のとおり同意しました。
穴口 昭三 氏
石田 純枝 氏
岡﨑 幸治 氏
髙波 澄子 氏
人権擁護委員の推薦
次の候補者を推薦することについて、可と答申することに決定しました。
荒木関 栄 氏
川西 康夫 氏
戸嶋 千里 氏
水口 正博 氏