あさひかわ市議会だより第100号-1

最終更新日 2021年2月15日

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議会改革・活性化の歩み

あさひかわ市議会だよりを創刊してから、今号で100号を迎えることができました。
この間に、本市を取り巻く環境も大きく変化し、それらに対応した議会運営や議会の機能強化を更に進めていく必要があることから、平成22年12月に旭川市議会基本条例を制定し、新たなスタートラインとして様々な改革を進めてきました。
ここでは、議会改革・活性化の取組及び市議会と市民の皆様をつなぐ議会広報についてご紹介します。

1 議会運営に関わる改革・活性化の取組
2 議会費と議員定数
3 市議会だよりの誌面充実
4 ホームページを活用した情報公開

1 議会運営に関わる改革・活性化の取組

議会基本条例には、議会の最高規範として基本的な考え方を各条項にまとめ、議会や議員の活動、市民との意見交換の実施、議員同士が十分に議論を尽くす議会運営をすること、情報公開や広聴広報機能を充実すること、積極的に政策提言すること、さらに条例の実効性を高めるため、常に市民の意見、社会情勢の変化等を勘案して、議会運営に関し不断の評価及び検証を行うことなどを規定しました。

これらの規定に基づき、議会運営に関わる改革・活性化や市民との情報共有を進めることで、各種制度の導入を始め、議会独自の政策提案や執行部へ政策提言するための原動力となっています。

議会運営に関わる改革・活性化の取組
年度 主な取組
2008(平成20)年度
  • 常任委員会の定例開催を導入
2009(平成21)年度
  • 議会基本条例検討委員会を設置(~平成22年11月)
2010(平成22)年度
  • 旭川市議会基本条例を制定
  • 反問権を導入
  • 請願・陳情の説明機会を確保
2011(平成23)年度
  • 広聴広報委員会を設置
  • 市民と議会の意見交換会を初開催(以降、毎年度実施*)
  • 議員研修会を初開催(以降、毎年度実施*)
2012(平成24)年度
  • 議員(委員)間討議を導入
  • 一問一答方式を導入
2013(平成25)年度
  • 議会運営の自己評価及びその妥当性について外部検証者による検証結果を公表(以降、2年に1回実施)
  • 議員提案により「旭川市地酒の普及の促進に関する条例」を制定
2015(平成27)年度
  • 議場に質疑質問席を設置
2016(平成28)年度
  • 議員提案により「旭川市飲酒運転の根絶に関する条例」を制定
  • 議員提案により「旭川市における公契約の基本を定める条例」を制定
  • 提言書「若者の政治参加等に係る取り組みへの支援施策について」を執行部に提出
2017(平成29)年度
  • 提言書「商業施設への期日前投票所の設置拡大等について」を執行部に提出
  • 「旭川市総合庁舎建替基本設計(素案)に対する意見書」を執行部に提出
2019(令和元)年度
  • 提言書「安心して生活できる除排雪体制の確立について」を執行部に提出
  • 提言書「民生委員・児童委員の業務の負担軽減等について」を執行部に提出
2020(令和2)年度
  • 本会議及び委員会の傍聴人名簿を廃止

*新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが立たない状況等を踏まえ、令和2年度は中止しました。

2 議会費と議員定数

平成11年度と15年度に、議員定数をそれぞれ4人削減したほか、平成24年度には議員定数及び議員報酬に関する検討懇談会を設置し、議員定数や議員報酬の現状や妥当性などについて検討を行い、議長宛に報告書が提出されました。これを受けて、議会内で検討した結果、平成27年度には議員定数を36人から34人に削減しています。

また、議員への費用弁償(日額5,000円)の廃止、常任委員会等の視察旅費等を見直したほか、本年度には、新型コロナウイルス感染症への対応として6月支給分の期末手当のほか、政務活動費及び旅費等の一部を削減しました。

議会費と議員定数
年度 主な取組
1999(平成11)年度
  • 議員定数を44人から40人に削減
2003(平成15)年度
  • 議員定数を40人から36人に削減
2006(平成18)年度
  • 費用弁償(日額5,000円)を廃止
2011(平成23)年度
  • 平成15年度以降実施を凍結していた海外視察の廃止
2012(平成24)年度
  • 議員定数及び議員報酬に関する検討懇談会を設置(~平成25年5月)
  • 常任委員会視察及び単独行政視察の旅費を減額
2015(平成27)年度
  • 議員定数を36人から34人に削減
2020(令和2)年度
  • 新型コロナウイルス感染症への対応として6月支給分の期末手当のほか、政務活動費及び旅費等の一部を削減

3 市議会だよりの誌面充実

当初、議会の活動状況は、市広報誌の中に掲載していましたが、誌面スペースの関係などから、審議経過や一般質問などの内容をお知らせすることができませんでした。
そこで、より詳しく議会の活動状況を市民の皆様にお知らせし、理解と関心を持っていただくために平成10年11月に創刊しました。それから定例会閉会後に年4回(2月、5月、9月、12月)、さらに改選時には臨時号を発行しています。
平成23年5月には、議会の広聴広報機能の充実を図るため広聴広報委員会が設置され、同委員会の協議を経て、デザイン・レイアウトを縦書きから横書きに刷新したほか、ページ数の増加やQRコードの掲載など、市民の皆様のニーズに合わせた取組や誌面の充実に努めています。

市議会だよりの誌面充実

年度

主な取組
1998(平成10)年度
  • 市広報誌から単独発行となり、あさひかわ市議会だよりを創刊
1999(平成11)年度
  • 視覚障害者向けに「声のあさひかわ市議会だより」(カセット版)を発行
  • 臨時会のあらまし及び請願・陳情を掲載
2000(平成12)年度
  • 代表質問について会派名のほかに議員名を追加
  • 一般質問・大綱質疑について議員名及び通告内容を掲載
2003(平成15)年度
  • 一般質問等の質問・質疑部分を網掛けにし、答弁との違いを分かりやすくした
2005(平成17)年度
  • 一般質問等の表記を「Q・A」から「問・答」に変更
2012(平成24)年度
  • 縦書きから横書きのデザイン・レイアウトにし、誌面を刷新
2013(平成25)年度
  • 一般質問等に対する答弁者の職名を記載
2014(平成26)年度
  • ページ数を8から10ページに増やし、内容を充実
  • 代表質問の議員名の写真を掲載
  • 賛否が分かれた議案名及び全議員の賛否を掲載
  • 2色刷りの色を黒と青系色から黒と赤系色に変更
  • 「常任委員会・議会運営委員会・広聴広報委員会の動き」の掲載を各委員長等の寄稿による文書形式に変更
2016(平成28)年度
  • スマートフォン等からアクセスしやすくなるようにQRコードを掲載
  • 視覚障害者向け「声の市議会だより」にCD(デイジー版)を追加
  • スマートフォン等からアクセスしやすくなるようにアプリ「マチイロ」に掲載
2017(平成29)年度
  • 議案等の賛否一覧の件名の後ろに議決結果と賛成者、反対者等の数を掲載
  • 一般質問・大綱質疑ページの番号付番による議員のリンク設定
2019(令和元)年度
  • 「常任委員会・議会運営委員会・広聴広報委員会の動き」のレイアウトを変更
2020(令和2)年度
  • 補正予算等審査特別委員会欄に正副委員長名を掲載
  • 市民意見を踏まえ、使用フォントを見直すとともに、一般質問等の質問部分と答弁部分を異なるフォントに変更

4 ホームページを活用した情報公開

平成14年2月にホームページを開設し、いつでも議会の情報にアクセスできるようになりました。議長・副議長や議員の紹介、議会日程、議案や議決結果、本会議及び委員会の会議録のほか、本会議のインターネット中継などもご覧いただけます。

また、政務活動費においては、平成25年度から決算書を、平成30年度から領収書等をホームページで公開しており、透明性の確保に努めるとともに、掲載内容の充実を図りながら積極的に情報発信しています。

ホームページを活用した情報公開
年度 主な取組
2001(平成13)年度
  • ホームページを開設
2006(平成18)年度
  • 会議録検索システムを導入
  • 本会議のインターネット中継を開始
2007(平成19)年度
  • 市民課ロビー等で本会議のモニターテレビ中継の放映を開始
2013(平成25)年度
  • 政務活動費の決算書を公開したほか、議会図書室で閲覧を開始
2015(平成27)年度
  • Webコンテンツの管理システムを導入し、全面的にリニューアル
2017(平成29)年度
  • 本会議のインターネット中継がスマートフォンでも視聴可能に
2018(平成30)年度
  • 政務活動費の領収書等を公開
2019(令和元)年度
  • 各常任委員会及び議会運営委員会の会議記録を概要記録から全文記録とし、ホームページで公開
  • 広聴広報委員会の会議記録をホームページで公開
2020(令和2)年度
  • 本会議、予算・決算・補正予算等審査特別委員会の会議録速報版をホームページで公開
  • 市長提出議案、議会提出議案及び請願・陳情の内容をホームページで公開

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