あさひかわ市議会だより第99号-1
第3回定例会主な議案のあらまし
令和2年第3回定例会を、9月10日から10月9日まで、30日間の日程で開催しました。
この定例会では、市長から提出された令和元年度各会計決算、令和2年度各会計補正予算、条例の制定・改正・廃止、財産の取得・処分、人事及び報告の計42件の議案と、議員から提出された議員派遣の中止及び意見書の計12件の議案を審議し、いずれも原案どおり決定しました。
令和元年度各会計決算
令和元年度は、第8次総合計画で目指す都市像の実現に向け、引き続き「こども 生き生き 未来づくり」「しごと 活き活き 賑わいづくり」「地域 いきいき 温もりづくり」の3つの重点テーマに沿った事業に優先的に予算を配分しました。
また、事業執行に当たっても、持続可能な財政基盤の確立に向け、最少の経費で最大の効果を挙げられるよう努めてきました。
予算執行状況については、一般会計では、実質収支で、12億1,523万5,545円の剰余を生じ、企業会計を除く8特別会計の実質収支で、10億8,880万8,522円の剰余を生じました。
企業会計のうち、水道事業会計では、収益的収支で6億1,403万8,465円の剰余、資本的収支で36億4,286万8,175円の収支不足を生じました。
下水道事業会計では、収益的収支で8億1,516万3,921円の剰余、資本的収支で36億1,382万6,781円の収支不足を生じました。
病院事業会計では、収益的収支で1億9,132万4,916円の剰余、資本的収支で4億1,744万2,768円の収支不足を生じました。
資本的収支における収支不足は、水道事業会計及び下水道事業会計では内部留保資金等で補填し、病院事業会計では当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額での補填及び一時借入金で措置しています。
補正予算
令和2年度一般会計に30億323万円を追加
今回の補正は、一般会計、育英事業特別会計、介護保険事業特別会計、病院事業会計の補正です。
このうち一般会計の補正は、ブロードバンド整備費、住民基本台帳ネットワークシステム管理費、保育所等従事者慰労金支給費、感染症予防対策費、キャリア教育・地元就職支援費、林業担い手確保・育成支援費、中小企業振興資金融資事業費、道路側溝整備費などのほか追加補正として、あさひかわプレミアム付商品券発行事業費、発熱外来体制構築費等であり、歳入歳出予算の総額それぞれに30億323万円を追加し、令和2年度一般会計予算の総額を1,993億5,289万1,000円とするものです。
条例の制定・改正・廃止
景観条例及び屋外広告物条例の一部改正
旭川市屋外広告物審議会を廃止し、旭川市景観審議会の所掌事項等に係る規定を整備するものです。
市民交通傷害保障条例の廃止
市民交通傷害保障制度を廃止しようとするものです。施行日は、令和3年4月1日としています。
雪対策審議会条例の制定
本市の雪対策の推進に関する基本的な計画その他重要な事項について調査審議するため、旭川市雪対策審議会を設置するものです。
その他
財産の取得(9件)
- 水槽付消防ポンプ自動車(2型) 1台
価格 6,083万円
- 小型動力ポンプ付積載車 2台
価格 2,195万6,000円
- 災害対応特殊救急自動車 1台
価格 1,973万4,000円
- オンライン学習用モバイルWi-Fiルータ 4,400台
価格 3,794万5,600円
- GIGAスクール用タブレット端末 21,467組
価格 10億60万6,090円
- GIGAスクール用タブレット端末 542組
価格 2,366万9,140円
- GIGAスクール用タブレット端末 522組
価格 2,279万5,740円
- GIGAスクール用タブレット端末 517組
価格 2,257万7,390円
- GIGAスクール用タブレット端末 493組
価格 2,152万9,310円
財産の処分(2件)
- 旭川空港運営事業等物品
価格 1億5,950万円
- 旭川空港運営事業等物品
価格 1億2,276万円
人事
教育委員会委員の任命、監査委員及び固定資産評価審査委員会委員の選任について、次のとおり同意し、人権擁護委員の候補者の推薦について、次のとおり可と答申することに決定しました。
教育委員会委員の任命
- 本田 哲嗣 氏
監査委員の選任
- 坪沼 一成 氏
固定資産評価審査委員会委員の選任
- 辻 利郎 氏
人権擁護委員の推薦
- 大平 祐大 氏
- 奥山 ゆみ子 氏
- 浜田 富枝 氏