あさひかわ市議会だより第92号-9

最終更新日 2019年5月15日

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常任委員会・議会運営委員会・広聴広報委員会の動き

平成30年12月21日(第4回定例会閉会日の翌日)以降の各委員会における主な活動内容や協議経過等についてお知らせします。

総務常任委員会(委員長 上村 ゆうじ、副委員長 金谷 美奈子)

新庁舎建設に向けた検討経過と共に

この2年間、新庁舎建設の課題と共に歩みました。現庁舎の設計変更図面が発見されたことで耐震性の問題を再検討すべきかの議論から始まり、1階を市民活動スペースとする基本設計案が示されたことで様々な意見が噴出。議員同士の議論によって意見をまとめる委員間討議を旭川市議会で初めて行い、執行部に委員会としての意見書も提出しました。新庁舎問題はその後も紆余曲折を経て、昨年12月、1階に総合窓口を配置するなど、それまでの案を大きく変更する内容へと変わりました。新庁舎は、実施設計を経て来年着工し、供用は2023年の見通しです。また、委員会視察に基づく政策提言を行い、昨年の市長選挙からイトーヨーカドーに期日前投票所を設置するきっかけをつくりました。9,500人を超える市民の皆様にご利用をいただき、その利便性を確認することができました。これらの委員会活動は、地方議会の優れた活動を表彰する第13回マニフェスト大賞の優秀成果賞にノミネートされました。 

民生常任委員会(委員長 髙花 詠子、副委員長 林 祐作)

2団体と初の意見交換会を開催

平成29年5月から現委員の構成でスタートした当委員会は、子育て支援部、市民生活部、福祉保険部などの分野の審査・調査を担当し、市民生活に関わる様々な案件を扱って質疑などを行ってきました。陳情議案については、2年間で5件の審査を行い、このうち「慢性疲労症候群の啓発及び医療・教育機会の実態把握とその改善について」は、一部採択すべきものと決定しました。

また、当委員会では関係団体との意見交換にも取り組んできました。平成30年4月24日に公益社団法人旭川民間保育所相互育成会、同年11月28日に旭川市民生委員児童委員連絡協議会と、それぞれ初の意見交換会を開催し、保育士の不足や民生委員児童委員の担い手不足の課題など、多くの貴重なご意見を伺うことができました。

今後も様々調査しながら、市民生活における課題につい て議論を進めてまいります。

経済文教常任委員会(委員長 石川 厚子、副委員長 品田 ときえ)

2年間の総括と採択された陳情

当委員会の所管は、経済部、観光スポーツ交流部、農政部、教育委員会、農業委員会の所管に属する事項です。

この2年間は特に、教育委員会所管の東旭川学校給食共同調理所設計に関わるPEN食器導入問題とアスベスト問題、農政部所管分の台風大雨被害に関して審議が集中しました。また、小中連携・一貫教育推進や教員の働き方改革等、子どもと教師の現状改善に向けた取組(プラン策定や校舎改築等)と教育行政の山積する課題に直面し、模索を重ねてきました。前号の常任委員会の動きでお知らせしたとおり、旭川小学校が完成しましたので、今後に注目したいと思います。

この2年間の当委員会に付託された陳情・請願案件は3件で、採択されたのは1件のみでした。財政難を背景に苦渋の選択をせざるを得なかった案件もありましたが、今後への課題として認識が広まったと考えます。採択された1件は、陳情第28号「慢性疲労症候群の啓発及び医療・教育機会の実態把握とその改善について」です。採択されたことで、現状改善への一歩になることを心より願い、当委員会としても、しっかり検証を図っていきたいと思います。 

建設公営企業常任委員会(委員長 松家 哲宏、副委員長 松田 たくや)

2年間の活動を振り返って

第1回定例会が終了し、平成31年度予算が決定しました。所属委員や議会事務局の方々に支えていただきながら活動した2年間でした。もっと精力的、積極的に活動できたのではという反省もあります。任期中は、豪雨、地震、停電など、様々な災害が発生し、現地視察なども行いながら問題解決のための議論を多く交わしました。また、市民と議会の意見交換会や業界団体の皆様との意見交換会を開催し、市民の皆様の声を直接お聞きする機会もつくってきました。委員会としての提案にはなりませんでしたが、市が発注する工事等の契約の変更に関する手続について、業界団体の皆様の要望を反映することができました。このような活動は今後増やしていかなければならないと思います。また、議員と議会の活動や議論の内容の広報も、もっと積極的にしなくてはならないと思います。

当委員会が所管するのは、除雪を含めた土木関連、市営住宅の整備などの建設関連、市立病院、上下水道ですが、いずれも重要かつ課題が多い状況です。当委員会の活動が市政発展の一助となるよう祈念します。

議会運営委員会(委員長 松田 ひろし、副委員長 木下 雅之)

円滑な議会運営と開かれた議会づくりに向けて

平成29年5月に現在の委員で新たにスタートした当委員会は、この2年間、定例会・臨時会の運営に関することや議会基本条例に基づく「議会運営の評価及び検証」、議会改革に通じる「議会の改善・要望事項」に積極的に対応してきました。

今号の市議会だよりの表紙に載っている「議会運営の評価及び検証」は、今回で4回目となり、本年1月に外部検証者から検証結果報告書が議長に提出されました。外部検証者からは、この先進的な取組に対し高く評価していただきましたが、評価方法の在り方など、これからも制度の改革・改善を図り、一層成熟した取組を目指してもらいたいとのご意見も頂いたところです。

「議会の改善・要望事項」の取組は、議会運営及び議員活動に関し、常にその課題を見付け出し、改善に向けて積極的に協議を行うものです。この2年間の協議で「常任委員会の議事録を作成すること」などについて実施することになりました。
今後も、円滑な議会運営と更なる開かれた議会づくりに向け、積極的な対応が行われるよう、次期の委員会に期待したいと思います。

広聴広報委員会(委員長 高見 一典、副委員長 金谷 美奈子)

2年間の総括

当委員会では、市民と議会の意見交換会の企画及び運営、市議会だより編集・発行、市議会ホームページの公開、その他議会の広聴及び広報に関することを担当しています。この2年間で、市民と議会の意見交換会は4常任委員会ごとに毎年開催し、市議会だよりは定例会終了後に計9回発行しました。また、他市議会8か所から、本市議会の議会運営に関する視察を受け入れました。
平成30年度には、前期委員会からの申し送り事項であった市議会に関する市民アンケート調査を実施しました。市政モニターの方々に回答を依頼したほか、市議会ホームページにアンケートフォームを設置してSNS等で市民の皆様に回答を呼び掛けた結果、16項目について計337人から貴重なご意見を頂きました。

その後、アンケートの集計結果をまとめ、市議会の広聴広報活動の充実に向けた取組について検討を行ってきました。今期委員会で現状と課題、検討事項について一定の整理を行ったところですが、今後具体的にどのような取組を行っていくかについては、改選後の次期委員会で引き続き検討するよう申し送ることとしました。

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