あさひかわ市議会だより第92号-5

最終更新日 2019年5月15日

ページID 066499

印刷

大綱質疑

今回の大綱質疑は、予算等審査特別委員会に付託する議案に対して質疑するものです。今定例会では3月6日に5名の議員が質疑しました。その中から主な質疑と答弁をお知らせします。

今定例会の質疑者(発言順)

のとや繁(日本共産党)

  • 2019年度各会計予算について
  • 2019年度予算執行の方向性について 

金谷美奈子(無所属)

  • 議案第24号平成31年度旭川市一般会計予算について
  • 議案第45号旭川市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
  • 議案第46号旭川市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について
  • 議案第35号平成31年度旭川市病院事業会計予算について

あずま直人(無所属)

  • 財政運営について
  • 防災施策について
  • 高等教育機関設置検討調査について
  • 優佳良織技術の伝承支援について
  • 工業振興費について

中村のりゆき(公明党)

  • 予算の編成方針について
  • 旭川市まち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度並びに市長公約における予算編成について
  • 旭川大学の市立化検討について
  • 新庁舎建設について
  • 農業振興施策について
  • 観光振興施策について
  • 旭川市業務システム最適化計画について
  • プログラミング教育について

山城えり子(虹と緑)

  • 平成31年度予算案について

子ども医療費の拡充

質問

子ども医療費の助成対象に中学生の通院分を加えたことは市民から喜ばれています。今後、就学前までを無料の対象にするなど、子ども医療費助成の更なる充実が必要と考えますが、今後の方向性を聞かせてください。

回答

制度の拡充については、これまで市長への手紙や市民団体から要望を頂いていた経過もあり、昨年8月から中学生の外来に係る医療費の助成を開始しました。これにより、出生から中学校卒業までの15年間にわたり医療費の助成を受けられることになりましたが、就学前まで自己負担なしとするなど、助成の更なる拡充には、多額の財源が必要となることから、国による制度の創設や北海道における補助基準の見直しについて要望を継続していくほか、制度を持続的、安定的に実施するため、旭川市の財政状況も見極めながら検討していきます。【子育て支援部長】

最終処分場の建設候補地

質問

平成31年度に次期最終処分場の建設候補地の公表が予定されていると思います。市民の合意は得られるのか、候補地の住民への配慮はどうするのか、進め方について考えを聞かせてください。

回答

次期最終処分場の整備については、平成28年度から計画的に進めてきており、これまで、将来のごみ処理システムの考え方や想定する施設の概要のほか、検討委員会での審議経過などについて、市民説明会や広報誌を通じてお知らせするなど、市民理解を得るための環境づくりに努めてきました。今後予定している建設候補地となる地域住民との協議に当たっては、候補地となる地域の方々の混乱を招くことがないよう、公表前の準備を十分行った上で、公表後は速やかに地域に入り、建設候補地の選定経過や周辺環境への配慮に対する取組について丁寧に説明するなど、信頼関係を十分に築きながら進めていきます。【市長】

優佳良織の技術伝承

質問

優佳良織の技術伝承支援を目的とした補助金を創設するとのことですが、優佳良織の技術と建物について、一体的な再生が望ましいと考えているのか、又は分離して考えているのか、市の考えを聞かせてください。

回答

優佳良織技術伝承支援補助金は、旭川市発祥の工芸品である優佳良織を後世に残すことを目的として、その制作技術を次世代へ継承すべく技術者の育成を行う団体に対して支援を行うものです。
優佳良織の工芸伝承と建物の活用が一緒になされることは一つの望ましい考え方だと認識していますが、現在、建物の活用については(一社)大雪カムイミンタラDMOに検討を依頼しているところであることから、現段階では建物の活用と技術継承は分離し、まずは優佳良織存続に係る支援を行っていきたいと考えています。【社会教育部長】

農家子弟への支援

質問

旭川市の農業については、販売農家戸数が減少し、農業従事者の高齢化も進んでいます。担い手の確保のため、農家子弟に対する支援が必要不可欠だと思います。対応策をどのように考えていますか。

回答

就農の可能性が高い農家子弟などの後継者への支援は重要な農家数減少対策だと考えています。このため、農業後継者に有利な資金融資や、園芸作物を新規に導入する農業者への支援を行っています。また、視野拡大、経営感覚の醸成に向けた機会の創出などを行い、若手経営者や後継者等の多様な農業経営の発展を推進するための支援も実施しているほか、民間企業のノウハウを取り入れた経営の効率化に対する支援を開始しました。

今後も後継者問題の解決に向け、旭川地域青年農業者連絡協議会等を活用するなど、地域農業を支えていく若手農業者が生き生きと活躍できる環境づくりのため、各種支援策の実施や検討を行っていきたいと考えています。【農政部長】

奨学金の返済補助

質問

若者地元定着奨学金返済補助制度*は、(独)日本学生支援機構の第一種奨学金のみが対象となっています。
若者の移住・定住施策として若者への支援は重要だと考えますが、今後の制度周知の方法と、補助対象の拡大を含めた制度の見直しをどのように進めるのか聞かせてください。

*若者地元定着奨学金返済補助制度:大学などの高等教育機関を卒業後、旭川市内で就業し居住した方を対象に、在学中に借り入れた奨学金の返済の一部を補助する制度。

回答

これまで、学校へのチラシ配布や市のホームページ等での紹介とともに、職員が大学に出向いて就職担当者に説明を行っています。また、首都圏等での移住関連イベントや、企業情報提供サイト「はたらくあさひかわ」で制度の紹介も行っており、今後は、このような取組を更に拡充していきます。補助対象の拡大などの見直しに当たっては、財源確保などの課題がありますが、本制度が若者の大都市圏への流出を防ぎ、企業が抱える人手不足等の解決策となるよう、より利用しやすく、より効果を高める視点から検討をしていきます。【経済部長】

お問い合わせ先

旭川市議会事務局議会総務課

〒070-8525 旭川市7条通9丁目 総合庁舎8階
電話番号: 0166-25-6380
ファクス番号: 0166-24-7810
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)