あさひかわ市議会だより第92号-2

最終更新日 2019年5月15日

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代表質問

代表質問は、第1回定例会の場で新年度に関わる議案等を含めた市長の市政方針、教育長の教育行政方針などについて質問するものです。今定例会では、3月4日と5日の両日、各会派を代表して5名が質問しました。
その中から主な質問と答弁をお知らせします。

自民党・市民会議

木下 雅之

旭山動物園の今後

質問

平成30年度の旭山動物園の入園者数について、150万人の見込みが130万人程度の見込みに落ち込むと聞きました。市民に改めて動物園に足を運んでもらうためにどのような取組を行ってきましたか。また、これからも長く市民に愛される動物園であってほしいと思いますが、今後の展望を聞かせてください。

回答

平成29年度に開園50周年に関わる取組やイベントを行ったほか、市民に何度も足を運んでいただけるように展示の工夫を重ねてきました。

今後は、平成31年度に大型展示施設のえぞひぐま館の設計に着手するほか、北海道に生息する動物の展示施設の拡充を予定しており、動物たちへの理解をより深めていただけるよう努めるとともに、様々な情報が多くの方々に届くよう、工夫を凝らした情報発信を続けていきたいと考えています。来園者一人一人が楽しく有意義な1日を過ごせる動物園を目指し、国内外に存在意義を誇れるよう進化を続けていきたいと考えています。【市長】

民主・市民連合

白鳥 秀樹

アイヌ文化の振興

質問

平成31年度、旭川市では川村カ子トアイヌ記念館について、来館者へのホスピタリティ*向上につながるよう施設整備の支援を行うと聞いています。アイヌの方々と協議し、白老町の民族共生象徴空間の2020年オープンと連動するような事業や、アイヌ新法成立を想定した事業の構築を検討すべきだと考えますが、見解を聞かせてください。

*ホスピタリティ:おもてなしのこと。

回答

近年、アイヌ文化への関心が高まっていることから、旭川市としても市内にあるアイヌ文化施設への更なる誘客や、アイヌ文化に触れる環境の充実を図るため、川村カ子トアイヌ記念館の来訪者へのホスピタリティ向上に対して支援を行います。
今後は、国のアイヌ新法による交付金制度などの動向や民族共生象徴空間開設に向けた取組も踏まえ、アイヌの方々との協議はもとより、国、道、関係団体と情報共有を図りながら、アイヌ文化の伝統や魅力を総合的に発信する施策を検討していきます。【市長】

公明党

室井 安雄

水道事業の民間運営

質問

改正水道法では、コンセッション方式*導入の考え方が示されています。水道事業は、市民生活に欠かせない重要なもので、将来にわたり安心、安全な水を供給していく使命があり、運営の在り方について真剣に取り組む必要があると考えます。多額の費用を要する水道施設の更新を考慮した上で、コンセッション方式の導入をどう捉えているか見解を聞かせてください。

*コンセッション方式:水道施設は自治体が所有したまま、運営権を民間に委譲し、民間事業者が水道料金の収納、施設の維持管理や建設更新、経理など全ての事業運営を担う方式のこと。

回答

旭川市の水道事業は、料金収入の減少や施設の老朽化などにより経営状況は年々厳しくなってきています。コンセッション方式の導入は、水道事業運営の在り方の一つとして受け止めていますが、経営状況や施設の現状を改めてしっかりと検証し、旭川市にとって有効な手法であるか見極めた上で判断する必要があるため、現時点では導入する考えには至っていません。今後は、他の自治体の取組など情報収集に努めるとともに、長期的な展望をしっかりと見据えながら、旭川市にとって最適な水道事業の運営に努めていきます。【市長】

日本共産党

小松 あきら

旭川市の財政

質問

予算編成に当たり、4年連続して財政調整基金を取り崩す状況が続いています。このような中で、旭川市では大規模事業の予定が多くあります。今後の大規模事業の実施により、市の財政が更に厳しくなりませんか。今後の見通しを聞かせてください。また、事業の優先順位についての基本的な考え方を聞かせてください。

回答

今後の大規模事業については、新庁舎や缶・びん等資源物中間処理施設などのごみ処理関連施設のほか、学校施設、市営住宅など老朽化した施設の更新などを予定しています。これらの事業を進めるに当たっては、可能な限り長期的な見通しを持ち、活用した市債の元利償還が財政をひっ迫させることのないよう、状況を見極めながら慎重に判断していきます。

また、事業の優先順位については、市民の利便性向上や市民の安全、安心に配慮しながら、毎年度しっかりと検討していきます。【市長】

虹と緑

久保 あつこ

性的マイノリティの人権尊重

質問

現在、性的マイノリティの人権尊重の動きは大きなうねりとなっています。性的アイデンティティ及び性的指向による差別を許さないために、旭川市ではこれからどのような施策を講じていくのか聞かせてください。

回答

全国において、性的指向や性自認に関する固定的な意識が社会全体にあるために、生きづらさや不利益を感じながら生活している方々がいることを認識しており、性の多様性に関する正しい理解を促進するとともに、社会全体が多様性を受け入れる環境づくりを進めていくことが重要だと考えています。

法務省の人権擁護機関では、性的指向や性自認を理由とする差別や偏見をなくすための啓発活動を実施しています。旭川市でも、このような国の動きを受けて、当事者の抱える悩み等の把握に努めながら、性の多様性に関する理解の促進に取り組み、全ての人の人権が尊重されるまちづくりを進めていきます。【市長】

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