令和5年度市民と議会の意見交換会報告書-5

最終更新日 2024年3月19日

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新庁舎の市民の利活用について (総務班)

※テーマと異なる内容の意見交換については掲載しておりません。

意見交換の主な内容

市民

今日、初めてここに来てみました。共同で使えそうな場所が1階と2階の端、一番上の9階ということで、9階はベンチもかわいいし、机と椅子もとても良いです。旭川家具があって良いと思いましたが、様々な場所にあっても、それを見るために市民は来ません。
市長さんと北口榛花さんの対談をテレビで放映していましたが、広報誌の「あさひばし」に載っている写真も、あの場所は市長室か応接室でしょうか。広い場所があって、外が見える場所もあるので、ブースみたいなところを作り、大雪山連峰が見えて、写真があったり、旭川家具で良いものなどがあって、そこで市長が座って北口さんと対談しているなどであれば、市民も通りがかりに見ます。
セキュリティの関係もあるかもしれませんが、あさっぴーがいたり有名な彫刻のレプリカでもあったりというコーナーが常設されていて、市長は、お客さんが来たらそこで接待をするなり、お話を聞いたり、賞状を見せて写真を撮ったりしてくれて、誰でも横を通れるようにすれば、みんなそこに来て、写真を撮ります。
全ての階、歩いて回りましたが、役所だな、という感じで良いと思います。でも市民にとって役所は、何かやってもらう、証明してもらうなどの場所なので、来たときにあそこに行ってみようとか、写真を撮っていこうと思う場面があっていいのではないでしょうか。場所的には9階も良いと思います。
先ほど(挨拶で)発言された議員などIT関係に詳しい人もいるようですから、若い人はそういうセンスもあると思うので、映える写真を撮るような方にデザインをお願いして、役所の中でやってみたらすごいものができそうな気がします。そうしたら、市役所に1回行ってみようとなる、一助になるかなと思いました。

議員

フレッシュな御意見、今日初めて来ていただいた方の、第1印象、貴重な意見を頂いたと思います。我々が、庁舎が出来てくるのを隣で見てきた上で見るのと、今日初めて見た方のインスピレーションとでは違うと思います。
市長がいつも感謝状をお渡ししたり、お客さんとお会いしているのは、旧庁舎の2階にありました、第1・第2応接室といった、お部屋の中です。広報誌の「あさひばし」に出ているものも、旭川のパネルの前で撮っています。
ただ、それが市民の目に触れる機会はなかなかありません。市長に用事がある方は、2階のここがその部屋なのだと分かります。それが市長室でした。我々は市長室とはこんなものかと思っていましたが、新庁舎を建てる際も、9階は市民に使っていただこうということで、机も椅子もたくさん置いてありますし、よく見ていただいたベンチの下に動物のモチーフがありますし、あそこのスペースの両側には、新庁舎の建設の際に1万円以上の寄附をしていただいた方の名前が刻印されています。
そのベンチがある側をよく見ていただくと、ガラス窓の真ん中辺りに大雪山連峰の名前の表示もあります。夏場は、自動ドアの向こうの方も出ることが出来て、外が見渡せます。議場を見下ろせる場所もあります。
上がってみると、学生さんたちが勉強をしていました。カップルだとか友達同士で勉強をしていました。今まで、旧庁舎はこういう使われ方をされていなかったと思いながら、「使われるっていいことだな」と思った反面、今頂いたような意見で、「新しい市役所の庁舎はこれだ」というようなものがあってもいいのではないかと考えさせられました。
新庁舎の利用は始まったばかりです。今日、頂いた意見を、皆さん総務常任委員会の委員の立場としても聞いていますし、他の議員で後ろで聞いている方もいます。様々な人が聞いていますので、こういった御意見を、また他にも頂ければと思います。

議員

素敵な視点で御意見を頂けたと思いながらお話を聞いていました。特定の場所で長い間お話をする場合は応接室などですが、広報誌に載せたり、様々なところに発信することでは、新しい庁舎には、今までなかったような見どころがたくさんあるので、そういったところで撮影をして、「この写真は何階のどこです」という補足があると、市民の方も隅々まで見ていただいて、発見することもあるでしょうし、「新庁舎の中にこんなところがある」と知ってもらうきっかけになると思います。
そういった取組を、広報の方などと連携していけたらと思いました。

市民

まず1点、何か所かあるエレベーターが分かりにくいです。例えば、今日この8階に来るに当たって、乗ったエレベーターでは7階までしか行けず、そこで降りて階段で上がろうと思っても、8階の階段室が閉まっており、結局一度下に下りないとここまで来られませんでした。
あともう1点は、1階の正面に入ったところに案内する人がいますけれども、旭川市はICTパークとか、そういうICT面、ハード面など、これからもう少し育っていくと思うので、例えばタッチパネル式のものを設置して、館内の案内だけではなく、コンビニで御飯を買って、どこで食べられますなどの案内だったり、各課の案内が見られたりするとよいと思いました。

議員

エレベーターに関しては、正直、まだ議員も迷っている状況もありますけれども、しっかりと分かりやすいように、御意見を参考にしながら取り組んでいきたいと思いますし、先ほどのタッチパネルも、採用している市役所がたくさんありますので、案内だけではなくて、本当に市民にとって身近なことでも使えるタッチパネルを検討していければと思っています。

【議 員】
私も総合案内について、タッチパネルで場所が分かるのか、障がいを持っている方や外国人の方が来たときにどのように対応するのかを総合案内で聞いてみました。
掲示物なども、英語の表記はあってもほかの外国語の表記がなく、まだ対応が十分にされていないようです。今は、大体の皆さんが通訳機を持っていて、問題はないように思いますが、もう少し丁寧さが必要だと思いました。
新庁舎に入ってみないと気付かなかったことで、今後、議会と行政のやりとりの中で、市民の皆様から頂いたことや、私たちが不便に感じていることを、利用しやすい形にしていかなければならないと思っています。今日の意見も含めて、今後、様々な形で検証がされると思います。
新庁舎を市民の方に知ってもらうというのは、大きいことだと思います。広報誌の「あさひばし」もありますから、その中での取り上げ方として、ふだん気付かない角度から庁舎を撮ってみたり、こんなところがあるというところを広報していかなければならないと思っています。
市役所庁舎には庁舎としての役割のほか、文化的な面だとか、シンボル的な面だとか、様々な面があるので、そういった面を観点に合わせて調べ直すことも必要だと思いました。
庁舎内には絵画や彫刻も多くあります。ただ、そういうものが計画立てて配置できていないと思います。先だってこの8階にも、議会事務局職員が絵を飾っていましたが、高さがそろっていなかったり、ここにこの絵でいいのかな、という感想を持ちました。文化的な面について、市の職員だけではなかなかアイデアがないので、詳しい外部の人も入れながら、今後彫刻、絵画、書道など埋もれている旭川の財産がたくさんあると思うので、そういったものを総合的に飾る場所があってもいいと感じました。

議員

1階と2階にタッチパネル式のディスプレイはあります。ただ、場所を確認しましたが、総合窓口の横にある状況です。分かりやすい配置だとか、表示内容、写真を撮るときに「結婚しました」のような画面に切り替わったり「ひぐまっぷ」が出てきたりだとか、一応内容としてはありますけれども、市民が利用しやすいようなコンテンツにできるように働きかけていきたいと思いますので、御意見を参考にさせていただきます。

議員

8階に来られるのに迷ってしまったということで、その点については、準備不足ということでおわびするしかありません。以後、こういうことのないように気を付けながら、表示も分かりやすいようにしてもらえるように努めていきたいと思います。
またタッチパネルですが、他の自治体で、「AIさくらさん」というものを設置しているところがあり、観光とか様々なものが調べられます。そういうものも参考にしながら、市役所の内部で、市のどこに行ったらいいのか、観光地とか、何がおいしいかとか、どこがお勧めかとかも表示できるような取組を進めていけるように協議していきたいと思います。

市民

旭川ろうあ協会の者です。
こちらの新しい庁舎に、今回初めて来させていただきました。想像以上に新しい気持ちで迎えられると、私としてもうれしく思っています。
二つお話をしたいと思います。ほかの方の意見にもありましたが、エレベーターに乗ったのも初めてでしたが、時間がかかって待ち時間がとても長かったように感じます。もっとスムーズに利用できるようにしていただきたいと思っています。
もう1点は、市の職員の皆さんが、私が耳が聞こえないということを伝えますと、手話はできないような感じで戸惑われている様子がありました。筆談などの配慮に、すぐに気付いていただけなかったのが残念に思いました。スムーズな対応をしていただけると、大変有り難いと思います。その辺りも含めて御検討をお願いしたいと思っています。

議員

エレベーターについては、先ほどの方からもお話がありましたが、私たちもまだ戸惑っている部分があります。皆さんが使い勝手が良くないと感じている部分は、改善していきたいと思いますので、私たちの方から声を上げていきたいと思います。
窓口での対応については、筆談もできるように、これまでもお知らせとか改善点はあったと思いますけれども、今回その対応が十分ではなかったというお話なので、その点については、急な対応であったとしても速やかな対応ができるように、現場の方に声を上げていきたいと思います。

議員

誰でも気楽に来られる市役所というのが一番です。改善できるところはどんどん改善していければと思います。

市民

比布町の町議会議員をしております。
中枢都市連携ということで、旭川を中心に周りの町村など、旭川の機能をうまく活用させていただきながら、住民の福祉をしっかり向上させていくという目的がありますので、市議会の皆様と交流できるということは、とても大切なことだと考えています。新庁舎の活用について、御意見を皆さんから受けておられるこの意見交換会というのも、私にとって新鮮なことです。
庁舎は行政の象徴的なものであり、ここに集まってきたり、行政と関わることが多くなってくると、選挙の投票率とかにも、影響が出てくると感じています。
何日か前にテレビで、旧庁舎を使ってサバイバルゲームをするというニュースがありました。この新庁舎を使ってやるということになるとかなり大変ですが、例えば、防災訓練ゲームとか、防災訓練運動会みたいなものとか、何かそういったものを使って、避難所として活用する場合に、この庁舎の中のどこに行けばいいのか、どういう機能があるのか、そういうことを知ってもらうということができればよいと考えました。
市内の避難所は136か所で、小中学校、高校、大学4校とか公民館が指定されていますが、旭川の小中学校は耐震化が遅れているということを聞いたことがあり、避難所として本来は適さない場所です。
この庁舎の付近であれば、庁舎を避難所として指定をして、何かあったときには避難していただくことになると思います。そのときに、避難場所のどこに何があるのかということが分からないと、機能が十分使えないことになると思われますので、この近隣の方とかには中を知ってもらうということが、防災機能として充実することになると思われます。何らかの形で活用していただく、もっと砕けた言い方をすると、遊んでいただくような、食事をしていただくのも大切なことだと思いますけれども、そういうことをしていくのがよいと感じています。

議員

サバイバルゲームではありませんが、庁舎の利活用については、これから本格的に議論されていくことになると思います。旧庁舎の方は、令和6年度から解体して、駐車場の整備、その跡地の利活用としては、文化会館の建替えの話もありますし、そういったものも含めて議論をしていければと思っています。
また、防災の話はとても良い視点だと思います。7階に防災課があり、そこに緊急時に防災拠点ができることになっています。
ただ、私もまだ建設中で何もないときに、ここが防災拠点室になるという場所を見せていただきましたが、どういった使われ方をするのか、緊急時にそこを使う場合に市民がどういう動線になるのかということは精査して、また、この庁舎で避難訓練ができるのであれば、しっかりと周知していくことも、庁舎の利活用につながると受け止めさせていただきます。

市民

1階の窓口は、受付の番号がモニターに表示されると思います。番号が出たときに、次にどこへ行けばいいのか分かりませんでした。曖昧でした。
初めての人は、紙が出てくる機械があると思いますが、それも見分けがつきませんでした。二つ並んでいたと思いますが、それを分けていただけたら分かりやすいと思いました。

議員

総合案内の横にある、ボタンを押して発券する機械のことでしょうか。住民票など様々な手続が分かれていますが、市民が使いやすくなければいけないと思い、新庁舎で住民票と戸籍謄本とを1番に並んで発行させていただきました。
旧庁舎にもあったので、これを押せばよいということは分かりましたが、今日、実際に見られて分かりにくかった方がいるのであれば、利用者の御意見なのだと思います。皆さんが使いやすい窓口にならなければいけないと思います。例えば、先ほどおっしゃったとおりに、手元に紙と鉛筆があって、気持ちがあれば、書いてくださいと言えます。
そういった心構えだとか、タッチパネルももっと分かりやすいような表示にするなど、良い方法はできないか、意見交換会の場でお話が出たということを、我々も担当部局と話をしながら考えてみたいと思っています。

市民

総合窓口について、様々な工夫をされているというお話をされていましたけれども、できれば手話の堪能な方を、曜日や時間設定で置くとか、そういう配慮があってもよいと思いました。
また、市民と議会の意見交換ということで、議会についても、市民によく知ってもらう必要があると、私は考えています。傍聴する方が非常に少なく、投票率は余り関係ないかと思いつつも、地域の私たちの責任でもあり、当選した議員の方にも責任があるのではないのかと思います。
そこで年に何回か、来る手段のない方にバスを手配するとか、そういう方法もあっていいのではないかというのが私の意見です。そういうシステムとして、利用者がゼロであっても、大事なことと考えて、議会も活性化するために必要と思います。

議員

手話の担当の方の配置ということ、今後しっかりと検討していきたいと思います。
また議会の傍聴席は、旧庁舎では議員席の後ろでしたが、今度は横になり、そこから皆様に見ていただく感じになりました。
傍聴に来られる人数は日によって違います。入るときはたくさん来ますが、いないときは2、3人というときもありますので、今後議会を活性化するためにどのようにしていくか、また、バスの手配の件もありましたけれども、しっかり検討していきたいと思います。

議員

手話の担当を配置するというのは、素晴らしいアイデアだと思いますし、必要だと私も感じました。
新庁舎になってから、外国の方も何人かいらしているようです。そういうときに、窓口の方が戸惑ってしまったという話を聞いてきましたので、通訳の方であるとか、どこへどう行けばいいのかと困らないような手配とか配慮が必要なのではないかと分かりました。
議会の傍聴者が非常に少ないということについては、我々議員の努力も足りないと反省もさせていただいています。もっと声を掛けて、先ほどのバスの手配のような具体的な方法、それから、私は広聴広報委員会の委員長をしていますけれど、議会だよりの在り方だとかについても、根本から考え直さなければならない部分もあるということで、今進めています。
そういったことを含めて、新しい素晴らしい議場を後ほど見ていただければ分かりますが、そこを見て議員がどんな仕事をしているのかということを、是非市民の方に広く知ってもらうような努力を、今後も続けさせていただきたいと思っています。

議員

障がいのある方でも、何もなく自分で進めていける人もいますが、手話通訳のできる方を必要とされる方もいるということで、ホスピタリティ、おもてなしの精神で体制がとれるのかを、現場の方々と話を進めていかなければならないと感じさせていただきました。
旭川市は、5年後を目指して日本一の市役所と庁舎にするとされており、一般質問で、市長に何をもって日本一の市役所なのかと、質問させていただいたことがあります。
行政も様々なIT技術、AI、システム化が進んでおり、書かない窓口という説明がありました。それも一つです。そういったことの中で、何をゴールにしているのかということを聞きましたが、最終的なゴールはハードではなくてソフトだと思います。
いらした方々にとってフレンドリーなおもてなしの精神を発揮して、是非利用してくださいということが、本来の日本一だと思っていますので、ハードと両面で一体化して、そういった市役所になればよいと思っています。
議会の傍聴は、まだなかなか一般市民感覚としてなじみがないところがあると思います。堅い議会というイメージがあると思いますけれども、新庁舎になってとても素敵な議場にもなりました。一般の方々も、是非足を運んでもらえるような取組、社会見学として小中学校や若い世代の方々にも来てもらえるようなことをやっていけるようなつくりになっていますし、それだけの価値のあるところになっています。
新庁舎になって、関心が高まっているので、是非傍聴にも興味関心を持っていただけるような取組をしていけたらと思っています。

議員

先日、閉庁時間を過ぎて1階のロビーに行くと、市民の方がたくさん来ていました。お尋ねしたところ、文化会館でコンサートがあり、開場まで時間があるから新庁舎の入れるところに来て見ているとのことです。今までの庁舎だと、そういった待つ場所として使われていなかったと思います。
展望デッキが9階にありますけれども、夜8時半まで、結構遅くまで開いています。市民の利用という部分では、今までの庁舎ですと、閉庁時間が過ぎると市民の方をお見かけすることはありませんでしたが、新庁舎になってたくさんお見かけして使っていただいているということを、私は純粋にうれしく思っています。
また今後の使われ方について、今度は1階のところが期日前投票所としても使われます。今までは第2庁舎で上に行かなければなりませんでしたが、今度は1階のところで投票ができるようになりますので、またそこにも来ていただく機会があると思います。
落成したときの市民見学会のときにコンサートをしましたが、そのときはまだ窓口のカウンターがオープンしていなかったので、広いスペースでやらせていただきました。1階から2階に上がる階段などにたくさん市民の方がいらして、みんなで見るような形で、その雰囲気もとてもよかったと思っています。
ただ、今後休みの日に何か催物をするとなると、セキュリティの面から、窓口のところでシャッターを下げなければいけないという中で、どういった使い方ができるのか、これももし何か市民の方から、こういったものが良いというような御意見があれば、一緒に考えていきたいと思っています。

議員

議会を知っていただくということで、市民の皆さんから見ると、身近な議会にはなっていないという部分はあると思います。
今回の新庁舎は、議場も含めてリニューアルしましたので、年齢問わず、たくさんの方に傍聴に来ていただけることをお願いしたいと思っています。
議会の一般質問の中でも、若い方の投票率が低いという話が出ていました。一番身近な行政は市政であるわけなので、自分の生活がどういうふうに関係しているのかを分かるように発信していければと思います。
私も広聴広報委員として8年間役割を頂いて、市議会だよりの担当をさせていただいたことがあって、分かりやすい紙面とか、様々な制限がある中でも、できることは何かということで、知恵を使って改善をしていこうと思ってやってきました。そうは言っても、市議会だよりがなかなか読まれていないという部分もあり、そうした面は今後も引き続き改善していきたいと思います。
日曜日の庁舎の使い方ということも出ていましたが、例えば、隣の鷹栖町では日曜議会なんていうこともやっています。議会を知っていただく機会として、実現した方が若い人も市政について関心を持っていただけることもあるので、そういうことも踏まえて、皆さんと協議できたらよいと考えました。

議員

投票率とか、議会の傍聴者数とか、たいへん耳が痛いところではありますけれども、しっかり頑張っていかなければいけないところです。

市民

議会傍聴の件が提案されましたので、いわゆるパブリックビューイングのようなものをしてもいいのかなと思います。議場は議会規則があり、そこで飲食をしたりとか、そういったことはできません。
例えばイギリスの議会だと、よくパブでそういう政治の話をすることがあったりして、ああいうときはリラックスして、恐らく本音が出ているだろうと思います。市議会議員の方が発言しているときに、それに対して市民同士が話し合うような場があると盛り上がると思います。
この庁舎内でも、若しくはサテライトでどこかにそういうパブリックビューイングができるところができれば面白いと感じます。

議員

実現可能かどうか、様々ありますが、案を練っていきたいと思います。

市民

議会だよりのお話で、隣町の鷹栖町の議会だよりはたいへんユーモアがあって、いつも見ていて楽しいので、旭川もあれくらいユーモアがあると、若い人でも見やすいと思います。

議員

私も鷹栖町の議会だよりを見させていただき、大変ユニークな発想でここまでやれるということも見ました。ただ、これまでの長い旭川市議会の歴史の中で、様々な検討をしながら今の市議会だよりができています。
一番大きな問題は予算の問題がありまして、カラー化できるかどうかなど、検討をずっとしてきていますが、なかなか踏み切ってできない状況です。
それにしても、その予算の中で何ができるかを、他市の市議会だより、コンクールへ出されたものも全部見ながら、広聴広報委員会の中で検討し、各会派から持ち寄って様々な御意見を聞き、改善していこうと思っています。
ただ、鷹栖町のような奇抜なものは、旭川市議会の議員が34名いる中で、それぞれの発言や質疑などもきちんと報告しなければならないので、実現は厳しいものがあると思います。

議員

新庁舎の利活用から少しずつ離れておりまして、一度戻っていきたいと思いますが、皆さんの御意見は大事なことですので、それはまた別の場面でしっかり取り組んでいきたいと思います。

市民

新庁舎で市民の利活用の取組は必要なことだと思います。障がいのあるなしに関係なく、共に平等であるということ。また、防災意識も高まってきていると思います。
いつ起こるか分からない、そういう心配があります。耳の聞こえない方だけではなく、目の見えない方、車椅子の方、様々な障がいを持っている方がいます。私はいつも、目で見ること中心で生活をしています。
地震が起きたときに、震度4とか3の地震のテロップがモニター等に拡大して出されて、見てすぐ分かるような、そういう活用とかもできないかどうか。予算の関係もあると思いますが、十分な議論をしていただければ、私たちも情報の発信もできますので、そうした仕組み作りに御協力できたらと思います。防災に関して、是非議論していただきたいと思っています。

議員

身体に障がいをお持ちの方に対して、どこに障がいがあるかということは別にして、情報量が少ないと思います。
一般の方と同じように、必要な情報が必要なだけ提供されるということは大事だと思いますので、そのことは前向きにやっていかなければならないと思います。

議員

行政が何かをしようと思ったとき、必ず何かが抜けていて後から出さなければいけない、変えなければいけないという、最初のスタート時点から抜けていることが多過ぎると思いますので、新しく何かをするときに、全ての人が使いやすい、誰も困らないという視点を忘れずに取り組んでいきたいと思います。

市民

ヘリポートの設置はありますか。

議員

ヘリポートの設置の予定はしていません。

市民

ヘリポートのような、ああいう大きなものでなくても、ドローンタクシーみたいなものが実際に始まるということであれば、屋上とか玄関前のスペースで、ある程度の広さは確保しなければいけないと思いますが、そういう場所を設置するということは可能なのではと思いました。

議員

そういった新たな取組として、ドローンだけではなく、様々なことが進められていくと思います。庁舎は市の拠点の一つになりますので、そういう活用も考えていかなければならないと思います。

議員

今までの御意見で、一つは防災というテーマがあります。もう一つは、来てみたら、もっとこうだったらいい、分かりづらいという、改善的なお話があったと思います。
今まで旭川で大きな災害はなかったかと思いますが、だからといって今後もないだろうという視点の時代ではなく、7階に防災センターが立ち上がって、一刻を争うとか、命に関わる災害が起きるかもしれないという視点で、皆さんが災害の意識を非常に高く持っていらっしゃるということが、よく分かりました。
ヘリポートもそうですし、人命に関わることというのは、起きてしまってから想定外だったとならないように、細かく見ていかなければならないということを、よく感じさせていただいた意見交換会だと思っています。
改善点というのは、すぐできることから議論を重ねた上で積み上げていって、出来上がることもあると思いますので、その辺りを、皆さんとも情報共有できましたので、有り難いと思いました。ヘリポートについても、必要となるときがあることを想定した上で、可能性があるのかということを、しっかりと確認などさせていただけたらと思っています。

議員

ここにいるのは、総務常任委員会1回生や2回生の議員が多いので、庁舎建設に関わる、市庁舎整備調査特別委員会に携わった者として、私からも一言だけ付け加えたいと思います。
エレベーターに関してですが、最初は1階はロビーのような設計でした。2階が市民課になるので、そこにエスカレーターを3階くらいまで設置するという計画でしたが、議会の委員会の方で、それは駄目だということになり、市民課は1階にないといけないとのことで、そのような配置になりました。
エスカレーターは、一つ付けるだけで当時7億円ぐらいかかるとのことでしたが、1階に市民課を配置したらエスカレーターは要らないという議論になり、その議論が大きくなって、私は個人的には反対でしたが、経費の節減という形の中で、2階に障がい者の窓口を置くので、そのために車椅子用のエレベーターが設置されるから、エスカレーターは要らないということになりました。
新庁舎が稼働してみると、やはり2階3階に行く来庁者が非常に多く、エレベーターを使う頻度が高く、多分それでエレベーターが来ないのではないかと思っています。
市民の声として、不便だからエスカレーターを付けてほしいというのがあれば、またそれはそれで考えなければならないと思っている次第です。
防災に関しても、旭川市の防災拠点はここではなく防災センターにありました。東光の防災センターを作ったときに、旭川市の防災の拠点は防災センターに移すという、前の市長さんの考え方でそうなっていましたが、東日本大震災があったときに、やはり防災拠点は本庁舎にないとおかしいだろうという議論が湧き起こり、新庁舎を造るときには防災拠点をこの庁舎とし、防災センターと密に連絡するという形になりました。
旭川市は、皆さんも御存じのように、震災的な災害、自然災害は余りありません。震度4以上が過去3回ぐらいしかなく、東日本大震災のときも震度3ぐらいでした。震度6だと、旧庁舎は耐震性が0.004しかないので壊れてしまいます。それで新庁舎の建設につながったという経緯があります。
旭川市で災害が起きると仮定するのは、水害だと思います。低い地帯として、神楽地帯から忠別川の左岸側が、水没してしまうという想定です。そういうところの小・中学校は、避難場所に指定されていないところも結構あります。自分たちが住んでいるところの被害の想定というのは、各町内会、各地域、各家庭へ、防災マップが置かれていますので、自分の地域はどこに避難したらいいのかということを、まず確認していただくと同時に、この総合庁舎は最終的な避難場所だと思っていただければと思います。

まとめ

総務班では、令和5年11月の旭川市役所新庁舎の開庁を期に、その利活用について、各フロアなどのハード面や、総合窓口の流れや今後の展望等のソフト面について共有し、市民からも広く意見を聞く機会として意見交換会を開催いたしました。
施設については、エレベーターや発券機の位置が分かりにくく、庁舎内の案内について工夫が欲しいという意見や、総合窓口でろうあ者に対して筆談でコミュニケーションを取る努力をしてほしい等の御意見が寄せられました。
また、利用方法については、1階に市民が気軽に撮影できる旭川らしい特徴のあるコーナーを作ってみてはという御意見や、防災拠点としての機能やイベントを充実させたらよいのではという御提案をいただきました。
各市議会議員も、早速その後の定例会にて、各課題を一般質問に盛り込むなど、今回の意見交換会が貴重な機会になったと思います。引き続き市民の皆様の声に耳を傾けてまいります。
会場の様子(総務班)
(会場の様子)

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