平成30年度市民と議会の意見交換会報告書-4

最終更新日 2019年1月10日

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通学路及び登下校時の安全対策について(経済文教班)

※テーマと異なる内容の意見交換については掲載しておりません。

  • 市民

六合中学校では安全見回りなどいろいろなことを、地域と学校と生徒それぞれがやっていますが、今年は特に横断歩道や停止線がとても薄くなっていることが目に付きます。通学路において、子どもたちが歩く横断歩道が明確でなかったり、その手前の車の停止線が薄かったりすると、どうしても車の止まる位置がずれたりするため、気になっています。春から半年近くが経っていますが、一向に改善されず、いつ塗ってくれるのかと思っています。

  • 議員

道路管理者が発注をかけて塗装するものだと思いますが、六合中学校の辺りから市道がメインですか。

  • 市民

ちょうど国道40号線を渡る所です。中学校の方は、比較的手押し信号があるのですが、春光小学校にかけては大きな交差点の所が全部薄いです。1年生に対しては旗を持った先生か大人たちがいますが、どうしても国道40号線の交通量が多いので、横断歩道や停止線がはっきりしないと、安全ではないと感じています。

  • 議員

いつできるのかという情報は持っていませんので、道路状況を確認し、また、道路が全部市道ということでもないと思いますので、それぞれどういう状況なのかを確認した上で、関係機関に情報を伝えさせていただきたいと思います。

  • 市民

少なくとも今年度中に交差点くらいは、きちんとしてほしいというのが正直なところです。私も仕事で市内を走るのですが、流通団地通りなど大きいところの道路沿いの交差点の塗装が今年されるのかどうか気になっています。北海道旭川永嶺高等学校の生徒も自転車で多く走っているため、気になっています。小中学校の通学路を含め、大きな交差点の周辺は安全対策として、本当は春にやっていただきたいというのが心情です。朝はどうしても交通量が多いので、気になっています。小さな子どもが一人で行くときもあるので、いつも危ないと思って見ています。

  • 市民

やはり北海道旭川といいますと、どうしても雪、除雪の問題が出てくると思います。通学路などは優先して除雪をしていただいていると思っています。しかし、私の東鷹栖の地域では、片側はきれいに除雪されていますが、雪が段々溜まっていき、排雪が入らず2車線が1車線くらいの幅になってくると、車は歩道の方に寄って走るため、子どもたちが危険だといつも思っています。多分、どこの市内通学路もそういった問題があるとは思いますが、除雪の優先順位はあるのでしょうか。

  • 議員

基本的には学校の休みの期間を利用して、始業式までに除雪が完了するように優先順位を付けて行っています。しかし、校門に面したメインの通学路の除排雪は優先的にしているものの、なかなか学校の敷地4面の隅々まで対応ができていないというのが課題だという話もあります。この除雪の問題については、今、現状できる対応を市としてもやっているところではありますが、気になる点等があればその都度御要望を頂きながら対応していかざるを得ない状況です。近くにいる市議会議員を通して、又は市の方に直接御要望を言っていただければできる限り対応できるよう、こちらも促していきたいと思います。御意見として受け止めさせていただきます。

  • 市民

我々も極力、例えば自社のショベルで交差点付近を除雪するとか、当然協力はしていきたいとは思っていますし、先ほど横断歩道の話もありましたが、PTAでも巡回パトロールを協力していきたいと思っていますので、是非皆様にはお願いをしたいと思います。

  • 議員

雪対策の基本計画の中では、通学路の歩道除雪は、積雪10センチメートル程度になると幅が2メートルある歩道のうち1メートルを除雪することになっています。私は東旭川に住んでいますが、実は2メートルない歩道が通学路として指定されており、非常に気になっています。結局車道に出なくてはならないということで、市にも言っていますが、変えられない状況です。なかなか難しい要素があります。

  • 議員

通学路、道路の除雪のこともありますが、空き家が結構多くて、心配された学校の校長先生から通学路に落雪があるという話をいただいたこともあります。

  • 市民

永山小学校は、道道に面して立地しています。やはり通学時間の交通量が多くて4車線で結構車幅も広く、信号、横断歩道もありますが、横断できる時間も短いのではないかと思います。昔、私たちが小学生の頃は、道路によくスクールゾーンと書いてあったと思いますが、最近はない場合も見受けられます。今後、道路などに学校区域であることが目視で分かるようなものを示すことはできないのでしょうか。

  • 議員

スクールゾーンの標示がない場所が見受けられるというお話ですが、確かに永山の4車線の所は標示がないですね。時速制限も設けられていないことを、改めて気付かされました。スクールゾーンの設定や信号の設置などは警察の分野になると思いますので、市を通して要望として上げていきたいと思います。

  • 議員

スクールゾーンや標識については、当然ながら近くに学校があるとか、小さな子どもたちが通学路として使っているため、地域住民はそうした情報を持っていると思いますが、地域外から来るドライバーにとっては有用な情報になり、効果的に子どもたちの危険回避にもつながることから、市を通して要望していきたいと考えています。

  • 市民

一昨年までは新富小学校の校門横の歩道に除雪が入ってくれました。そうでなければ子どもたちは車道を通って登校しなければなりません。ところが去年は、全部用務員さんが校門前の歩道を除雪していました。校門前の歩道は、予算が付いて除雪が入ってもらうことになったはずですが、また用務員さんがやりだしたというのは、市の方針なのでしょうか。

  • 議員

先ほどの話にもありましたが、始業式までには除雪をすることになっています。業者は学校の前だけを除雪しているわけではなく、九つのエリアに分かれてやっていますが、皆さんも御承知のとおり、除雪業者が減っており、また、トラックも1番多かった時期よりも大きく減っており、排雪が追い付かない状況です。新富小学校も校長先生等からいろいろお話を聞いて、始業式までにはやってはいますが、昨シーズンは雪が多く、除排雪が間に合わなかった状況だったということを御理解いただければと思います。

  • 市民

始業式前には、きれいに排雪もされて通学しやすくなっており、とても感謝していますが、今まで開けていただいていたので、また歩道を除雪していただければと思っています。

  • 市民

近文小学校では、特に登下校の見守り活動に力を入れており、十数年くらい前から「近文あい運動」ということで、地域の方や保護者の方で登下校の見守りをする活動をしています。表彰も受けたことがあり、また、その地域の見守りをしていただける方に子どもたちが感謝する会も設けさせていただき、顔の見える関係を築いています。最近は、見守る方の高齢化も含めて地域の担い手が少しずつ減少をしています。そうした中、学校では平成28年度に子どもたち一人一人にICタグを無償貸与し、子どもたちの登下校を管理する見守りシステムを市内で最初に導入しました。学校の玄関にセンサーやカメラが設置してあり、子どもたちがそこを通るたびに記録され、職員室にあるサーバーのようなものに登下校の時間等がチェックされます。その時にカメラで撮って服装なども分かるというようなシステムです。有料ですが保護者の方に登下校時に通った時間をメール送信することもでき、学校に着いた、学校を出たというような連絡が来ることにもなっています。見守り運動を補完するように、そういうシステムを導入してから、もう大分過ぎましたがとても良いものです。例えばこの媒体はNPO法人が運用しており、学校に売り込みがありますが、設備投資は無償です。このNPO法人は大阪の法人で、過去に大阪で児童殺傷事件があったことを契機としてできたシステムです。大阪地方を中心として、北海道では札幌市も導入していて、旭川市では、近文小学校を始め何校か導入したという経緯です。とても良いもので、小規模な学校の場合、初期投資などでも結構お金が掛かると思うので、補助など導入できるような環境があれば良いと思います。登下校で学校を出たけど家に帰ってこないとか、そういう時にこういう服装でしたというような初動対応がとれるため、もし何かあった時のためにも良いと思います。紹介を兼ねて要望という形で、ほかの学校でも入れたらよいと思い提案させていただきます。

  • 議員

地域の中で、地域の皆さんと登下校の見守りを毎日行っているということで敬意を表したいと思います。各地域でも朝行っているところも結構あると思います。地域の町内会や市民委員会の役員の方が中心だったり、あるいは地域によっては民生児童委員の方にも協力いただいているかと思いますが、毎日というのはなかなか難しく、学校が始まった時期だとかある限定の時期ということですので、そういう意味で地域を挙げて登下校時にやられていることに対して、本当に敬意を表したいと思います。また、私たちも是非ほかの地域でも広がればというふうに考えるところです。ICタグのお話をいただきまして、今こういう時代になっていますので非常に有効だと受け止めているところです。市からは、近文小のほかに忠和小、愛宕東小、東栄小、青雲小の全部で5校に導入されていると聞いています。私たちも特に防犯ということで、有効な手段の一つだと思いますので、研究も深めて、今後対応したいと思います。

  • 市民

始業式に当たって、優先的に除雪をしてくださっているということは重々理解もしています。様々な学校の立地があって、学校に面している最小限の周囲を除雪していただいていますが、それは学校の敷地の外側であり、内側は主に学校の用務員などが行うという役割分担になっています。学校によっては、アスファルトで舗装されていないような場所を通って給食を届けざるを得ない立地の場合もあります。そうすると春先天候が暖かくなってきて地盤が緩んできたときには、雪がほんの少し残っているだけでも埋まってしまいます。その車が通る場所は子どもたちが通る場所と重なることもあり、危機管理上の問題も発生します。今年の春は、私の前任校でトラックが動けなくなってしまい、職員総出で結構な時間を掛けてやっと動いたというような状況でした。同じ日に市内の至る所でそういうことが実は起こっていました。そういったことがスムーズにいくよう用務員が全て担わなくてはならないのかどうかというところが難しいですが、解決策がないものかと思います。

  • 議員

学校の敷地内において給食を運んできたトラックが春先埋まってしまうということですよね。地面がアスファルト等に整地されていなくて、地盤が緩んで更にトラックが埋まってしまうということは、学校施設整備にも関わる話だと思いますし、必ずしも全ての学校で給食を搬入するトラックの通る道がアスファルトになっていないということも実感として受け止めました。一つの大きな課題として、教育委員会とも情報交換をさせてもらいたいと思いますし、教育委員会も状況は分かっていながらもなかなか予算の都合で対応できていないところもあるのかもしれません。いずれにしても市民と議会の意見交換会の場でそういった話があったということを受け止め、担当部局としっかりやり取りをさせていただきたいと思います。

  • 市民

市の予算が掛かることですが、市道における歩車分離として、柵を設ける必要があると思います。以前に京都の方で通学生徒に車両が突っ込み、子どもたちが亡くなるという事故があり、他の地域でもそのようなことがあります。旭川は広い道路状況になっているため、分離帯で分離することも可能だと思います。それを要望として考えていただければと思います。それから参考情報として、道路標示の問題ですが、横断歩道や一時停止の停止線標示については公安委員会の管轄になります。これは警察が対応を行っており、参考までに確認していただければと思います。また、昔は横断歩道は全面白に塗り替えていましたが、北海道は予算が少ないということで部分的に白く塗っているだけだということを聞いたことがあります。

  • 議員

歩車分離のため柵を設けるという話ですが、旭川では除雪作業との絡みもあると思います。それも含めて後日確認させていただきたいと思います。

  • 市民

もし全体をやるとしたら大変な数になるため、危険な場所を考えていただければと思います。縁石も雪が溶けてから崩れてくることもありますし、全体のうち、どこが危険なのかを把握する必要があると思います。

  • 市民

ブロック塀の問題ですが、市内の小中学校でも緊急に点検をして、学校敷地はもちろん、校区内も確認をしているところです。昔からある家の周りの2.5メートルぐらいの古いブロック塀は、市内どこにでもあるような状況で、中にはひびが入っているようなものも見掛けますし、高さが2メートル以上もある薄いブロック塀もあちこちで見ます。こういったものについては学校ではとても対応し切れる問題ではないですし、個人の物なので行政の協力の下、専門家の診断や指導をいただいたりしながら少しずつでも改善していただけるようにお願いしたいと思っています。最近もブロック塀の倒壊により子どもが亡くなって大きな問題になっていますが、阪神・淡路大震災の時もたくさんのブロック塀が倒れて亡くなっている方が多数いらっしゃると聞いています。旭川は地震の少ないところですが、全くないということはないと思いますので、少しずつ進めていかなければならない問題だと思っています。

先ほどICカードの話題が出てきて、素晴らしい取組だと考えていますが、市として、例えば大きな道路に防犯カメラを設置するような取組を進められないものかと思います。まずモデル地区を設定して通学路の主な所に付けてみてはどうかと考えています。お年寄りが徘徊等で行方不明になったということがあって、春光台でも捜索する組織ができていて、その組織から、子どもが行方不明になったときにも捜してくれるというお話をいただき、有り難いことだと思っています。それに加えて防犯カメラ等も主な道路に付いていれば、お年寄りの発見や子どもの行方不明などの対応にも生きるのではないかと考えています。

また、中央警察署から電子メールで学校に不審者情報の連絡があります。特に7月、8月の夏場は多く、何十件もありますが、その後、捕まったとか、捕まえたとか、解決されたというような情報が全く入ってきません。お年寄りを発見したという情報のように入ればよいと思います。

  • 市民

現在の中央中学校は、統合するときにいろいろな意見があって最終的に決まったと思います。聖園中の地域から通学する子どもたちは、通学途中に歓楽街があり、また長距離を歩くことになっていますが、これまで3年間、交通事故などの問題はなかったのでしょうか。また、通学地域にはきっと危ない場所があると思います。学校で調査して交通事故が起きそうな所や、風紀上の問題も調べたマップを作成し、中央中学校に入学したときに配付して、子どもたちとその親に説明してはどうですか。

  • 議員

中央中学校の設置により学校が遠距離になった子どもたちの関係で、交通事故などの情報が教育委員会に寄せられたかどうかについては現在把握していませんが、後で確認してお知らせしたいと思います。(後日確認したところ、中央中学校統合後に同校通学中の交通事故等が発生したという情報はありませんでした。)

  • 議員

3中学校統合に関わり、危険箇所があるかどうか整理して新たに入学してくる子どもたちに情報提供してはどうかという御意見がありました。危険箇所は通学路全体のどこにでもあるため、危険箇所を整理して情報提供した際に先入観になることも考えられることから、議論を尽くした上で子どもたちに周知していかなければいけないという気がしました。ただ、貴重な御意見だと思いますので、今後の参考にさせていただきたいと思います。

また、特に平成29年3月に千葉県松戸市で父母会の会長によって、小学生の女の子が殺され、死体発見時は全裸の状態であったという凄惨な事件がありました。その後、市の政策として防犯カメラを危険箇所に集中的に配置したということも伺っています。どういうふうに市民から理解されるモデル地区を作っていくのかについては議論をしていく必要があると思います。

  • 議員

不審者情報は来るけれども、捕まった情報が入ってこないという点は改善の余地があると思いますので、どういう状況で行われているかを確認して、皆さんにお返ししていきたいと思います。

  • 議員

聖園中と北都中と常盤中が合併してここに中央中学校ができて、通学区域がかなり広がっています。亀吉の方からと、豊岡の境目くらいから来ていると思います。冬場はバスの利用が多いと思いますが、夏場になると自転車通学が結構増えていると思います。幼児から高校生までの交通事故の発生状況を見ると、全体の半分が自転車の乗車中とのことです。高校生は市内全域から走ってくるということもあり多いですが、小学生の事故も多いです。事故はどうしても避けられない場合もあると思いますが、小学生が自転車で大人をはねてしまった事故で、保護者に9,000万円というような損害賠償責任が求められる時代になっています。保険を掛けるということも、子どもたちの親がしっかりしてないとなかなか上手くいかないのではないかと思っています。広域になった通学路に関しては、このことも調べて今後皆さんに提供できるようにしていければと思っています。

  • 市民

不審者の件に関連して、春光小と六合中で年間5、6回くらいは不審者情報が入ってきます。不審者の出るエリアは、新道沿いの春光エリア、末広東側の自衛隊の奥と大体決まっています。そこは学校のハザードマップで危険エリアにもなっていますが、通学路であるため子どもたちはそこを通らなくてはなりません。先ほど言ったように、捕まったという情報は一切聞いておらず、解決されたのかどうかも分かりませんので、巡回を行うことになり、いつも追い掛けっこになっています。警察の方も忙しいでしょうし、人手もないのかもしれませんが、事件が起きる前に、もう少しそういうエリアを中心に警察や警察に関連した人たちが予防に取り組むべきだと思いますが、やっていただけていません。父兄もしくは先生で、一時的な対策はできますが、交通安全週間以外でも、もう少し市として警察と連携して取り組んでいただけたら助かります。

また、街灯ですが、暗いところをLED電球に替えるにもお金が掛かります。もう少し明るくするように市が支援して町内会と連携できれば、予防線にもなると思いますがいかがでしょうか。

  • 議員

LED電球は普通の電球よりも暗いというようなことも聞いたことがあります。今の関係でも数多く街灯を付けるなどいろいろあると思いますがどうでしょうか。

  • 議員

町内会で付けている防犯灯が約2万9千灯あり、そのうちほぼ半分が平成30年まででLED灯に変わることになっています。ただし、その町内の規模によって総数があります。例えば100灯あれば、今年5灯とか、それ以上は自分たちでやってくださいということです。市ではあと5年で全部LED灯に替えていきたいということになっていますが、灯数を増やすことになると、町内会の費用負担がもっと多くなってくるということがあります。

  • 市民

その中で優先順位として、不審者情報が出る場所などを町内会と連携して補助してほしいです。今、賃貸や準加入など正規加入ではない人がいますので、町内会費が減っている事情も分かります。そういう世帯が多くなると段々集まるお金も少なくなりますが、一度付けてしまえば料金自体は下がるので、そういうことを優先していただければ予防線にもなると思います。明るい所と暗い所の差があり過ぎると感じるので、5年と言わずもう少し早くやっていただければと思います。

  • 市民

平成29年度、高校生の自転車事故が増えた理由には、軽車両として自転車が車道も走るようになってきていることもあると思います。私の周りでも歩行者を引っかけてけがをさせてしまったなどの話があります。自転車で右側を走ったり、車道を走っていると思ったらいきなり歩行者と同じように横断歩道を渡ってみたりという大人がいます。昔は小学校のときに学校の授業の中で警察の方も来ていただき、指導があったりしたかと思います。今小学校でも中学校でもそういう時間はないと思われるので、是非何らかの形で自転車のルールを浸透させていけるようにもう少し考えていただければと思います。

また、街灯の話が出ましたが、私の町内会でも大分LEDに替えています。ただ、一番暗い所に古い街灯があったのでLEDに替えてほしいという話をしたら、それは市の管轄になっていないので替えられませんと言われました。市も率先してLEDに替えていただけるとありがたいと思います。街灯と町内のゴミ箱の維持管理は町内会費で負担している部分があります。このことが知られておらず、町内会に入らない人も多いので、周知していただき、準会員としてでも加入していただけると町内会として助かると考えています。

  • 市民

今の御時世、町内会をなくそうという動きさえ出てきてる時代ですから、町内会費として負担するのではなく、別の形で予算付けができると一番ありがたいです。

  • 議員

まちづくりの根幹が町内会だと思っていますので、ここは貴重な御意見としてしっかり受け止めさせていただきます。また、自転車のルール作りについては、道路交通法なども絡むことなので、学校の現場でどこまで対応できるかという点があり、非常に難しいと率直に思います。近年働き方改革ということで話題になって以降、小中学校の先生たちの残業等が、非常にクローズアップされていることもあり、学校現場で自転車の安全運行や安全のルールということをどういう形で教えていくのか、また、ルール化してくのかについては今後の議論だと思います。平成30年4月1日に北海道で自転車条例が施行されました。その中で損害賠償保険等になるべく入っていこうという文言がうたわれています。都道府県単位ですが、こういったことを手掛ける自治体が増えてきていて、北海道が条例を制定したからには旭川市としても何らかの形で条例制定をし、さらに市民に保険加入を促していくことは一つの方法だとは思います。現在、自転車の事故も、高額の賠償請求がされるというケースが多々あります。事故を防ぐというよりは意識を高めてもらい、その延長線上で、子どもたちが自転車で通学する際やどこかへ行く際に、安全に気を付けようという意識を高め、結果的に事故を減らしていけるようになると思いますので、個人的には北海道の自転車条例を踏まえて何らかの検討をしていかなければならないと受け止めています。

  • 議員

幼児を対象とした交通安全教室で、こぐまクラブというものを市などで主催しており、腹話術や着ぐるみなどを使って交通ルールやマナーを楽しく学習できます。ただ、そうやって幼児に対して交通安全教室は行っていますが、実際に自転車に乗り出すのは小学生、中学生です。小学校では自転車通学を全面禁止しているのは46校で、許可制は8校あります。中学では全面禁止しているのは6校で、許可制は21校あります。中学では多くの学校で自転車通学を許可しているため、小中学生に対して自転車の正しい乗り方、マナー、また自分たちの安全だけでなく、加害者とならないためのマナーを教える取組もあると考えています。

  • 議員

先ほどの街灯に関係して、例えば危険な箇所やその除雪の状態というのは、市の教育委員会と土木部で見回りをしています。夜に関しては職員の方々が時間外ということもあって、実際は恐らく電球が切れているかどうかということしか分かってないのではないかと思うので、危険箇所があって、そこの街灯が大変暗いということであれば、例えば学校を通して教育委員会に言ってもらい、教育委員会と土木部で話し合うこともできますので、PTAの方々からの意見を集約して学校に上げてもらい、それを教育委員会に上げるというような形がよいのではないかと思います。今日お聞きした御意見は、私たちの常任委員会からも教育委員会と土木部に伝えたいと思います。

  • 議員

小学校、中学校、高校でも自転車の乗り方などの交通安全教室は、計画を立てて行われているはずです。また、市で企画してやってくださいと手を挙げた学校にだけですが、除雪車を実際持ってきて、除雪車は危険だから近寄らないようにということなどを含めた内容の教室もやっています。

  • 議員

お配りした資料に「旭川市通学路合同点検プログラムスケジュール」というものがあると思います。平成27年2月からこのような仕組みを作って、それぞれの学校で教育委員会、行政の交通担当、各道路管理者、警察そして必要に応じてPTAや町内会が参加して、その通学路の合同点検をして、改善策を考え、実施検討してきています。今日PTAの代表の方が大勢いらっしゃいますので、メインは小学校という感じはしますが、その地域の方も声を出せるようになってきていますから、是非地域内でも連携をお願いしたいと思います。市土木部のホームページに通学路の要対策箇所一覧というのが載っています。小学校単位で、どのような危険な状況があり、どのような対策をしているのか載っていますので、是非参考にしていただければと思います。

  • 市民

末広東地区市民委員会で地域の顔が見えなくなったということから、何とか地域に笑顔を取り戻そうという運動を3年前から始めました。昨年はそういう発想の下に全戸対象にしたアンケート調査をして問題点の洗い出しをしました。高齢者の多い地区であるため、高齢者に関する意見はたくさん出ますが、その中で子どもに関するアンケートも入れており、そこから出てきたものとして、大人と子どもの顔がお互いに見えていないという問題に突き当たりました。それを解決する方法として、子どもたちを守るのも地域の力、地域力が不足しているから子どもたちの顔も見えないし、子どもたちも大人に、じいちゃん、ばあちゃん、おじさん、おばさんと言ってくれないということで、それらを一つのテーマとして、平成30年6月から、小学校と連携して、登校時の見守りを実施しました。教職員の方々が月1回、中旬頃に、拠点を設けて朝の街頭指導をしています。その日に合わせて私たちは、生活道路を中心に見守りしようということでやっています。ゆくゆくは下校時も何とかならないのかということで考えています。できれば子どもたちとの接点を多くしたいということで、交通安全の手旗やゼッケンにイラストを書いています。これは当然学校と相談しながらやっていますが、何とか地域に笑顔を取り戻したいということで活動の一端を御紹介しました。

  • 市民

異常気象への対応について、台風のように、はっきりと進路が分かり、大きさも分かるような場合は、前日から翌日休みにするなどのことを、保護者に電話連絡やメールの一斉送信などでお伝えすることができます。しかし、竜巻、ひょう、強風、雷、集中豪雨等が急にあるので、危険だと感じた場合には親御さんの判断で家から出さないようにしてほしいと学校からもお話ししています。いろいろな機会を通してPRすることが大事だと思っています。また、山が崩れたとか、川が溢れたというようなことが旭川でもあり、相当な被害が毎年のように起きています。これからも起きるであろうということが予測されており、市からもハザードマップで川が溢れる、危険があるということをお知らせいただいていますが、もっとひどい雨が降った場合どうなるのかというようなことを、その被害にあった地域から情報をたくさん頂いて、行政としての対応を考えていく必要があると思います。また、たくさん雨が降った場合には、大学や専門家を招いて、この辺りの山が崩れそうとか、この崖が危ないなどといったことを教えいただけると、学校としても子どもたちの登下校時に気を付けることができるのではないかと思っています。

  • まとめ

今年度、経済文教班は「通学路及び登下校時の安全対策について」をテーマに設定しました。今年5月に新潟市で小学校2年生の女児が下校途中に車で連れ去られて絞殺され、その後、線路上に遺棄されて電車にはねられるという痛ましい事件が起こりました。その事件のこともあり、このテーマを設定したわけですが、その後、6月には大阪北部地震により、高槻市で小学校のブロック塀が倒壊し、登校途中の4年生の女児が死亡するという事故も起こりました。これらの事件・事故を受け、人的被害、物理的被害の両面から登下校中の子どもたちを守るために大人が何をできるのかを話し合う場にしたいと考えました。

当日は、学校のPTA会長、学校の先生、交通安全協会の方などの参加をいただき、市民からの質問に議員ではなく市民が答えるという場面もありました。

市民と議会の意見交換会も8回目を迎え、ずいぶん成熟してきたということを感じました。

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