令和2年第3回臨時会/決議案第1号
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えた医療・検査体制の充実・整備及び旭川市独自の更なる経済対策に関する決議
新型コロナウイルス感染症の拡大が地球規模で脅威となり、いまだに終息を見通せないことが市民の不安感を増幅させている。
本市では新たな陽性患者の発生が1か月以上にわたり抑えられているものの、我が国や各国の感染者の推移を見ると、近いうちに感染が完全に終息すると期待することはできない状況にある。
本市においては、人工呼吸器や重篤患者への最後の切り札とされる体外式膜型人工肺「ECMO(エクモ)」の増設、看護師を始めとする医療スタッフ体制の充実を図っているほか、感染者の収容体制については市立旭川病院と市内の4つの基幹病院が連携を図る体制が構築されているところである。しかしながら、今後の感染拡大に備えるためには、本市独自の大胆な施策を講じることによって、感染者の早期発見及び早期治療を実施し、重篤化の防止により死亡者を出さないようにできるよう医療・検査体制の更なる充実・整備を図ることが必要である。
また、経済対策については、国と北海道の支援に加え、本市としての支援策も講じてきたところであるが、ひっ迫した状況にある事業者への更なる独自支援策を講じていくことが必要である。
こうしたことにより、市民に安心感が生まれ、これまで停滞していた経済が循環し、以前の旭川に戻ることができるものと考える。
よって、旭川市議会は、医療・検査体制の充実・整備と経済対策を更に進めることを旭川市に求めるとともに、旭川市民を守るために、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と経済活動の復活に向けて取り組む決意を表明する。
以上、決議する。
旭 川 市 議 会