あさひかわ市議会だより第113号-10
常任委員会の動き
令和5年7月1日（第2回定例会閉会日の翌日）以降の各委員会における主な活動内容や協議経過等についてお知らせします。
総務常任委員会（委員長：えびな 安信 副委員長：塩尻 英明）
新庁舎の供用開始と市民と議会の意見交換会
11月から新庁舎が供用開始となりました。新たな窓口ではICT化等によって待ち時間の短縮や記名等の簡素化を進めながら、利用しやすく市民に愛される市役所を目指して様々な取組を進めています。
そこで、総務常任委員会の班では、11月28日に「新庁舎の市民の利活用について」をテーマとして市民と議会の意見交換会を開催し、様々なご意見をいただきました。新たな総合庁舎をより一層市民の皆様にご利用いただけるよう今後も創意工夫を凝らしながら取り組んでまいります。
また、旭川空港ではLCCの新規就航が決定し、今後ますます人の流れが増加していくことが見込まれます。本常任委員会としては地域経済の活性化にもつながる重要なチャンスであり、活発な議論を進めていかなければなりません。
まだまだ大きな課題が山積しておりますので、市民サービスの向上につなげられるよう一つ一つ大切に議論してまいります。
民生常任委員会（委員長：髙橋 紀博 副委員長：石川 まさゆき）
民生常任委員会の活動について
8月の当委員会では、市立旭川病院から「紹介受診重点医療機関の公表について」、福祉保険部からは「高齢者バス料金助成制度（寿バスカード）に関するアンケート調査結果について」などの報告を受けました。「寿バスカード」は利用ニーズを把握し、今後も継続的に事業を行うために課題整理をしていきます。
9月の当委員会では、福祉保険部から「福祉タクシー利用料金等助成事業の見直し案に対する意見提出手続の実施について」、「（仮称）第5期旭川市地域福祉計画・旭川市社会福祉協議会第7期地域福祉活動計画骨子（案）に対する意見提出手続の実施について」などの報告を受けました。第5期計画では「旭川未来会議2030」における市民意見の聴取を踏まえて整理されています。
また、「令和5年度市民と議会の意見交換会」について、「ゼロカーボンシティの実現に向けた今後の取り組みを考える～家庭ごみ等の減量化など、小さなことからでも出来る地域温暖化対策について～」をテーマとしました。
経済建設常任委員会（委員長：菅原 範明 副委員長：のむらパターソン 和孝）
経済建設常任委員会で市内視察を行いました
7月19日に改選後初となる常任委員会での市内視察として、北方建築総合研究所、株式会社北拓、北海道立北の森づくり専門学院を訪問しました。北方建築総合研究所と株式会社北拓は緑が丘のリサーチパークの中にあります。北方建築総合研究所では北海道の厳しい自然環境に耐える建築技術の試験技法や民間企業との連携状況について伺うことができました。研究所の建物は、環境負荷を低減するための自然光や自然風を活かした空調管理が特徴的でした。株式会社北拓は国内の風車メンテナンスの大きなシェアを誇る地元企業です。国内の大手商社との協業による再生エネルギー活用の促進に期待が持てます。北の森づくり専門学院、通称「北森カレッジ」では若手の林業従事者を育成されています。VRを活用した伐採練習に委員数名が挑戦し、リアルな乗車感覚に驚いていました。
今回の視察で学んだことを、委員会として今後の議論に生かしてまいります。
子育て文教常任委員会（委員長：高花 えいこ 副委員長：江川 あや）
「みんないっしょがいい。」市民と意見交換
当委員会では毎月、所管部局からの報告を受けるだけではなく、各委員が課題認識に合わせたテーマを設定して活発な議論が行われています。
また、求めに応じて市民団体との意見交換を行っており、8月23日には「障害児も地域の普通学級へ・道北ネット」の皆さんとインクルーシブ教育を中心とした意見交換を行いました。
道北ネットの皆さんからは、経験からの具体的事例のご紹介に加えて、教育だけではない広い視野でのまちづくりに関するご提案もいただきました。その事例紹介や提案に対して、委員からもそれぞれの考えが述べられ、貴重な対話となりました。
今後も、伺った意見や行政調査をどのように市政に反映していくか、委員会として考えてまいります。