あさひかわ市議会だより第113号-3
大綱質疑
今回の大綱質疑は、決算審査特別委員会に付託する議案に対して質疑するものです。今定例会では、9月25日に2人の議員が質疑しました。
その中から主な質疑と答弁をお知らせします。
今定例会の質疑者(発言順)
(1) 上野 和幸(無党派G)
- 認定第1号及び認定第3号について
(2) まじま 隆英(日本共産党)
- 令和4年度一般会計決算について
- 令和4年度公営企業会計決算について
(1)スポーツ振興基金の残高減少
質問
バーサーロペット・ジャパンや旭川ハーフマラソンなどに対し基金を充当していますが、繰入額に対して繰出額が大きく上回っており、基金残高が減少しています。このまま行くと、基金自体、底をつくのは目に見えており、バーサー大会やハーフマラソンについて、基金以外の事業手法を考える必要があると思われますが、市の見解を聞かせてください。
回答
スポーツ振興基金からの主な繰り出し先は、バーサーロペット・ジャパン開催負担金とハーフマラソン大会開催負担金であることから、それぞれの大会において、魅力の向上による参加料収入やスポンサー等協賛金の増加と併せて、支出の削減についても実行委員会において早急に検討していく必要があるものと考えています。【観光スポーツ交流部長】
(2)都市機能の誘導に係る固定資産税の不均一課税に関する条例
質問
条例施行から現在に至るまで適用実績は2件とのことですが、そうであれば補助金という手法もあったのではないかと考えますが、見解を聞かせてください。また、この条例の今後の方向性について、考えを聞かせてください。
回答
本制度は、予算の多寡によらず、要件を満たす事業者に対して一律の優遇措置を講じることができ、事業者に対するインセンティブを持たせる上で効果が期待できること、 また、国が一定の要件の下で民間事業者に直接支援を行う都市構造再編集中支援事業においては、市による固定資産税等の減免が要件とされており、同事業の活用の可能性も視野に入れていたことなどから、税による手法を選択したものです。都市機能の誘導や中心市街地活性化といった政策課題に対しては、今後も継続的に施策を講じていく必要があるものと認識しており、5年間の時限的措置としている本制度の在り方をはじめ、国の支援制度の活用なども検討しながら総合的に判断していきたいと考えています。【地域振興部長】