平成27年度市民と議会の意見交換会報告書-5

最終更新日 2016年3月1日

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観光立市を目指して、求められる観光施策とは~魅力的な旭川観光の可能性を考える~

※テーマと異なる内容の意見交換については掲載しておりません。

  • 市民

私の経験談ですが、以前美瑛の丘で二人組の女性に声をかけられましたが言葉が通じませんでした。外国からの旅行客だったと思いますが、楽しんで無事に帰ってくれたのかなと思いました。韓国人だったと思うのですが、その時、韓国語や中国語を勉強すれば良かったと思いました。観光施策として、語学をまず学んでいくべきではと思います。それが第一歩です。設備は後で良いです。そして、たばこは外国人に嫌われます。禁煙することが大事ではないかと思います。

  • 議員

旭川でも小中学校から学んで挨拶くらいはできるように行政として取り組んでいきたいと思います。

  • 市民

冬の旭川を日本中にPRする写真展をしています。その中で分かったのは、「旭川の冬は素晴らしい」という反応をされていることです。市は冬の素晴らしさやパウダースノーなどのPR不足ではないでしょうか。PRをもっとお願いします。

  • 議員

市では例えば旭川八景などいろいろとPRはしてきましたが、動物園以外は浸透していないと思います。議員もPRしていきたいと思います。

  • 市民

7、8年前までは、夏に旭川でアルバイトをして、冬は共同生活しスノーボードをする若者が見られたが最近は見なくなりました。どうしてなのか。旭川に問題があるのか、原因がわかっていたりしますか。

  • 議員

学生時代、東京に住んでいたときに、長野県が学生に営業をかけているのは知っていました。旭川市からの営業はありませんでした。旭川では嵐山で1、2週間程度の暮らしができる設備も用意されています。東京サテライトオフィスでPRするなど利用を促すべきだと、危機感を持っています。

  • 市民

将来の夢ですが、宇宙にはたくさんのごみが存在しています。子どもを中心に参画してもらい、市が出資して全世界から注目される宇宙のごみの焼却施設を自然災害が少ない旭川に作ってはどうでしょうか。

  • 議員

ダイナミックな構想ですが、進めていくのは現状では厳しいので貴重な御意見として伺いました。

  • 市民

ホテル業をしています。夏は90%以上、冬の閑散期は60~70%の稼働率ですが、無許可で営業している民宿や民泊をどう考えていますか。次に空港にも問題が色々あります。狭いですし、インフラ整備以外にも問題があります。どう考えていますか。

  • 議員

実態調査すべきです。市に促していきたいと思います。空港は今後確認していきます。国際線ロビーが狭いということについて議会で議論しています。新千歳空港発着便ではなく、冬も旭川空港発着便で来てほしいと思います。

  • 議員

空港ターミナルについては早急にやっていく課題です。完成に向けて努力したいです。

  • 市民

農業と観光をミックスすべきです。農家民泊をしていますが、旭川は1泊のみです。旭川は知名度不足で、富良野の近くのまちと言われています。旭川に滞在させる方法を皆で考えるべきです。また都市計画法があり、線引きされるので、今の時代をよく考えてほしいです。また東京事務所を構えているので、本州資本を入れてほしいです。

  • 議員

旭川に現在あるものを生かすのが大原則です。自然と農業を生かすべきですが、宿泊率は札幌市82%、旭川市は14%と旭川は通過型で宿泊率が低いのが特徴で、小樽市もですが、冬の閑散期がネックです。寒さを利点としてアピールしていきたいです。

  • 市民

小樽市の取組が興味深いので、どんなものか教えてほしいです。

  • 議員

小樽市は観光スポット巡りもあり、食で宿泊を増やすべく努力して1、2%良くなったようですが、夜楽しめる札幌市に行ってしまうらしく、共通の悩みがあります。旭川のすぐ近くに大都市はないので、少しは工夫ができると思います。地元でつくったツアー商品を売り込むとか互いにPRして、共同作戦で大都市にない魅力をPRしていく必要があると思います。

  • 市民

農業の件ですが、旭川は青空、水、空気、大雪山があり、土との触れ合い農業を進めてほしいです。空港のロビーの件は、近くにホテルがあれば良いです。鉄道路線が空港に接続されていないのが問題で、どうしてこうなったのですか。次にスケートボードをできるところがなく、子どもたちは屋根がなくてもライトがあれば良いと言っています。買物公園ではスケートボードは利用できないのです。前に議員や会派にお願いしていたのに作られていません。どうなっていますか。何が駄目で、何ができるか教えてほしかったです。

  • 議員

以前聞いたことがありますが、建設コスト等により企業が話に乗らなかったと聞いています。最近は、改めてアプローチしていません。スノーボードのワールドカップがありましたが、竹内智香さんが銀メダルを取りましたので、今後も大会誘致を継続していきたいと思います。

  • 議員

鉄道路線の空港乗り入れは大事な視点で、空港、駅、動物園のアクセスをどうするか。現実には難しいが、西神楽から空港へ接続するための実現コストの検討をしたいと思います。

  • 市民

今ある花火大会、冬まつり、雪像を農地に作ったところなどは継続していくべきです。バスで冬の自然を回るツアーを考えてほしいです。そうすれば、観光客がまた来たいと思い、リピーターが来るようになると思います。私たち一人一人が場所を探して、新たな観光スポットを出し合って、ツアーを行ってほしいです。

  • 議員

冬の観光は、雪のないところから来た人に冬のスキーを楽しめるような、雪を楽しむようにするなど、青空、空気、大雪山や自然と都市機能がある旭川を発信して生かしていかなければならないと思います。スケートボードができる公園は永山に1か所あります。他にも必要とされています。

  • 市民

旭川の写真に俳句をつけ、毎日フェイスブックにあげています。雪、桜に感想があり、アクセスが増えています。私たちが、旭川の素晴らしさを日本全国に伝えていくべきではないでしょうか。

  • 議員

ありがたいことです。旭川観光基本方針の中で、市民参画を推進しています。旭川も元気になり、活動も続けてほしいです。

  • 市民

市長が北彩都にシンボル施設を造りたいと言っていたと聞きますが、その後立ち消えたのですか。旭川の目玉になる施設を考えたらどうですか。北彩都ガーデンの延長に巨大な温室をつくり、半年近くある冬に向けてそこを植物園として過ごせたら世界に誇れるのではないでしょうか。この構想はどうですか。

  • 議員

シンボル施設は市長の希望であり、募集していましたが、進展していません。話された夢の構想には建設費がかかります。実現可能な形での検討が必要かもしれません。

  • 市民

市民のモラルの向上が必要です。交差点で車からたばこの吸い殻を捨てていく光景を見ました。観光客に対してもイメージが悪いです。旭川はたばこを吸う人が吸い殻を増やしています。

  • 議員

たばこが落ちているのは気になります。ゴミのポイ捨て禁止条例があり、議会で罰則をという声もありましたが決断はしていません。

  • 市民

観光施策の考え方とは旭川が発展する手段です。美瑛町で本州の大手企業が廃校を使って若手職員の研修をしています。教育委員会とも連携しています。様々なセクションと絡んでいくなど、議員は質問に広い意見を言ってほしいです。トマムにあるリゾート施設が中国系企業に譲渡されたニュースがありますが、海外も相手にし、企業誘致をしてほしいです。本気で行うなら予算、人員を増やしてほしいです。

  • 議員

議員は一つの政策を複合的にやっていることはわかっています。冬の雪像の点在、民泊や農村の景観などの冬のメニューを旭川の観光に取り入れるなど、知恵を出し合っていきたいです。

  • 議員

観光は裾野が広い産業です。経済効果が試算で849億円あり、8,560人分の雇用を生みます。若い人が働く場所を作るためにも、やらなければなりません。旭川の住民が幸せになることが重要です。連携は必要だと思います。実際に文化施設と連携したリンクチケットもあります。動物園の半券を見せると他の文化施設の入館料が安くなるというもので滞在型に向けての施策です。百点ではないけれど、市民の皆さんと連携したいです。本気でやるなら職員不足はわかっています。イベントに忙殺されており、人員配置は手厚くしなければならないと思います。

  • 市民

今の空港は施設の周りが汚すぎます。春は融雪剤が残っています。空港内は使いづらいです。全国の空港の中でも下のランクだと思います。交通アクセスが良くないと思います。名寄や士別、稚内の人も利用します。評価の高い動物園を活かしきれていません。スノーボードをして、国際的に夏はオーストラリアに行く人もいます。職員が増えても仕方ありません。多様な市民を取り入れることです。期限付きの職員を雇うべきで、大学院生やホテルのプロを職員として雇うべきではないでしょうか。補助金では駄目で、市民の手で作る観光行政が必要です。

  • 議員

外部から人を雇ったらどうかという試みは、今行っています。旅行会社から人を入れています。有効ではないでしょうか。今後も進めていこうと思います。

  • 市民

タバコのポイ捨ては罰金・罰則条例にしてほしいと思います。是非考えて作ってほしいです。マナーが悪い人がいるので、抑制効果になるため必要です。
「雪の降る街を」という歌は、なぜ旭川の歌と言われるか知っていますか。

  • 議員

知っている人はいないようです。タバコのポイ捨ての罰金、罰則の条例化は御意見として受け止めていきます。

  • まとめ

今回テーマを設定するに当たり、是非「観光」をテーマにとの声が上がり「観光立市を目指して、求められる観光施策とは~魅力的な旭川観光の可能性を考える~」と題して実施する運びとなりました。ちょうど時を同じくして、旭川空港の累計乗降客数が3,000万人を突破したこともあり、当日の参加者30名を迎え、有意義な意見交換ができたことは、市民の皆様の観点と一致したテーマではなかったかと感じております。さて、今回の意見交換では「旭川の冬季観光のすばらしさについてPRが足りない」とか、「農業と観光をマッチさせた取組の必要性」。さらに「旭川空港国際線ロビーの狭隘化やインフラ整備を求める」とか、「空港への鉄道路線乗り入れの検討」などの意見があり、旭川市は「現在は通過型観光である」が、観光は裾野の広い産業であり「市民の手で作る観光行政の必要性」と、その課題解決のキーポイントは、「旭川市民の知恵であり、ひとである」との意見がありました。このような貴重な御意見を参考に、「観光立市を目指して、魅力的な旭川観光都市、旭川市構築」に向け取り組んでまいります。

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