平成25年度市民と議会の意見交換会報告書-7

最終更新日 2016年2月24日

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旭川駅周辺と中心市街地の発展のために(第5班)

市民
過去に駅周辺に住んでいたことがあり愛着があります。まちなかに住むと便利だということを、いかに市民に感じてもらうかが重要ではないでしょうか。
食べマルシェなど一時のイベントだけではにぎわいは続きません。
青森市や稚内市の事例のように、買物弱者や除雪への負担を感じやすい高齢者のまちなか移住を推進するべきです。
地下通路、あるいはアーケードなどの冬道対策も必要ではないでしょうか。
高齢者の利便性や災害の少ないまちをPRすれば、高齢者の移住もあり得ます。
若い世代は郊外、高齢者はまちなかというような全体の住み分けも含めたまちづくりを進めてほしいです。
市民
先ほどアーケードの話がありましたが、私も高齢者に優しいまちづくりが必要だと思います。
中心市街地に石畳の道路がありますが、高齢者がつまずいてしまいます。
それと、中心市街地の市営住宅に高齢者がどれくらい住めるのでしょうか。ほとんど入れないのが現状ではないでしょうか。郊外の市営住宅では高齢者が生活するのは難しいと思いますので、まちなかにニーズのある市営住宅をもっと作るべきです。
議員
私もまちなかに住んでいて、過去から現在までよく知っています。
法律も変わり様々な変遷がありましたが、今、中心市街地活性化という大きな時代の流れの中で、市はまちなか居住の推進を掲げて施策を進めています。
中心市街地の市営住宅については、今後、平成28年度までに2棟建築予定です。更に建ててほしいということだと思いますが、予算の関係もあるので御理解ください。
議員
新たな計画の大きなポイントは、まちなか居住の推進であり、それまでの中心市街地活性化基本計画と大きく異なる部分です。現在、宅建協会と協議して住み替え支援のシステム化を相談していますが、アンケートを実施したところ、多くの方にその意向がないということが分かったそうです。どうすればそういう思いになっていただけるかということも含め、皆様の意見も踏まえて検討を進めていきたいです。
議員
道路の舗装の経緯は不明ですが、個人的にも疑問です。自転車利用者にとっても不便であり、歩きやすい道路にしてほしいということはこれからも求めていきたいです。
議員
レンガ造りの建物や道路、ガスの街灯などは、当時景観の一環として整備されたはずです。時代の変遷とともに変更していくことも考えていかなければならないと思います。
市民
市民歴30年です。旭川駅を良くする会のメンバーとともに参加しました。
テーマについてですが、散漫な意見が出ないように、運営する側でテーマを少し絞って進めてほしいです。議員側からの補足説明もほしいです。
市民
議会側として、旭川市をどうしたいという考え方を先に聞かせてください。
議員
旭川市総合計画には基本構想があり、これに基づき基本計画を策定しています。
議員
現在の中心市街地活性化基本計画では、3つの目標を定めて進めています。
3つの目標値は、おおむね順調に進んでいる状況です。
市民
素朴な疑問があります。中心市街地を訪れる人を増やすとありますが、中心市街地でなければだめなのでしょうか。郊外ではだめなのでしょうか。
市民
郊外ではだめなのかということですが、郊外型の店舗は車社会を前提にしています。郊外開発の進展に伴い中規模店舗の閉鎖が相次ぎ買物弱者が発生しているのが現実であり、車を持たない高齢化社会のインフラとして中心市街地の価値があると思います。
経済産業省の買物弱者支援対策である補助事業により私どもの商店街では車2台を用いて宅配サービスを実施していますが、ニーズが多く追いつかないのが現状です。孤独感のある高齢者も多く、運転手との対話を楽しみにしている向きもあります。
高齢になった際の買物や医療の利便性、除雪の問題も含め快適な暮らしという点では、中心市街地にメリットがあります。
市民
私も賛成です。
しかし、郊外の奥地はどうするのかでしょう。やはり、お年寄りは今住んでいるところから離れたくないのが実情だと思います。郊外の方が地域力が強いという部分もあります。まちなかへの過度な政策や偏りは極めて危険です。旭川はお年寄りの街となりました。お年寄りが今住んでいる地域で生涯暮らし続けたいという要望に地域が応えてあげることが重要です。
富山市のような串とお団子型のコンパクトシティのようなまちづくりの発想がほしいです。
歴史上で見れば今の中心部はそもそも第2市街地であったと私は思っていますので、そのことを考えてみても面白いのではないのでしょうか。
議員
現在、全市を12分割したまちづくり推進協議会の取組を通じて、地域ごとのまちづくりを進めています。
先ほど話題に上がっていた交通の問題は、若い世代にも当てはまります。若い世代でも車の免許を持っていない人や、経済的に車を持てない層の人もいます。仕事場所が中心市街地にあることで、交通アクセスが良くなるというニーズもあります。少しずつ中心部の歩行者通行量は増えてきているのが現状で、更にプラスアルファで考えられるのがまちなか居住です。議員としても様々な工夫を考えていきたいです。
市民
夢物語のように聞こえます。老人ホームを作っても観光客は来ません。
今回の会場も空席が目立っていて非常に残念です。こんな意見交換会なら行う必要はありません。一般市民をもっと集めるべきです。そして、議会中に居眠りしている議員は辞めさせてほしいです。
市民
今日は市民と議会の意見交換会ということなので次元の高い話をしてこのまちを良くするということを考えるべきです。
旭川駅についてですが、大きさの割にイベント時などトイレが少なくて不便なので、調べてください。
駅は作りましたが、バスターミナルが十分ではありません。北彩都地区の土地を使ってバスターミナルや駅裏に抜けられる道路を作るべきです。
新しい道路は作りましたが、有効に作用していないのではないでしょうか。それについても検証してほしいです。
また、過去に銀座通商店街で行っていたようなコンシェルジュ事業など、今できることを具体的にやっていくことが必要だと思います。これは、まちなかに住んでいる人が考えないとどうしようもありません。
このような意見交換会は地域でも開催するべきです。
それと、駅裏に北彩都ガーデンで本当に良いのでしょうか。草花は手間がかかるし、冬は雪に埋もれてしまいます。この点についても検証してほしいと思います。
補足
旭川駅のトイレについてですが、市議会に対して、平成25年6月10日、「35万都 市旭川駅のトイレに関することについて」という陳情が提出されました。この陳情 は、建設公営企業常任委員会に付託され、これまで陳情者から提出の趣旨について 補足説明を受けるなどしており、継続審査されていますので、今後、議会として一 定の判断をすることとなると思います。
市民
今、市や市議会で一番問題になっているのはどのような問題でしょうか。
議員
旭川駅直結複合ビルの出店問題が一番の関心事です。要望を伝えている最中です。商店街等でも協議を進めています。
それと、先ほどバスターミナルの話がありましたが、新しい駅前広場には集約型のバス発着所ができ上がりますので、一定の解決に資すると思います。
また、北彩都ガーデンについては、冬に歩くスキーのコースが設置され、観光政策につなげる考えを持って進めています。
市民
都市間バスの発着所も一緒にあるべきです。狭いので、北彩都の土地を活用するべきです。
議員
旭川駅直結複合ビルに関して鉄道会社から情報が入ってこないという現状もありましたが、少しずつ情報が入ってくるようになってきました。ただ、事前にその影響を調査するために、岡山市や倉敷市などの調査も進めています。新聞発表以上のことは議会にも入ってきていないのが現状ではありますが、要望活動は数度にわたり継続して行っています。問題は、買物公園等も含め、どのように相乗効果を上げ総合的に繁栄していけるのかということです。再び大型店の閉店や撤退等が起こると大きな問題となると思います。
市民
買物公園の活性化はずっと言われてきていますが、当初から旭川駅直結複合ビルの出店は予測されていたのではないでしょうか。対応策が取られていたのでしょうか。
議員
正式に把握したのは平成24年8月です。鉄道会社の計画については、なかなか情報が入ってこないというのが、今においても課題となっていますので、再三要望している状況です。個人意見では様々な考えがあるかもしれませんが、議会として出店に反対するということにはなっていません。どう連携していくかということを協議しています。
市民
旭川駅直結複合ビルの出店が、買物公園のますますの空洞化を招くことは目に見えています。
議員
鉄道会社や旭川駅直結複合ビルを運営する会社の活動は、民間の合法的な企業活動です。その点は御理解ください。
市民
外国人観光客の動きをどう取り込むのかということも検討してほしいです。
市民
商店街が活気づいていくことが必要です。空き店舗へのテナント入居に協力する家主には税制面で優遇するなども考えられるのではないでしょうか。
また、活性化のために様々なイベントを開催していますが、道路使用許可手続に対する市職員の対応に問題があります。拙い点を探すかのような対応です。例えば、朝市で椅子やテーブルを置こうとしても、道路占用手続が非常に面倒で手間取ります。区間、期間を定めて、緩和することはできないのでしょうか。特区申請も検討するべきです。
また、緑道にはトイレがなく、高齢者は寄り付かなくなっています。トイレの設置も考えてほしいです。
議員
全国的に特区申請を行おうとする動きはありますが、警察庁の考えもあり難しいのが現状です。旭川でどうしていくかということについてですが、市の担当部局が非協力的であるということがあれば事実確認をしておきたいと思います。道路占用に関わるイベント関係者の負担については、同様の問題意識を持っています。これまでも様々な工夫をしながら進めてきている経過はありますが、今後も知恵を出し合いながら合理的方法を考えていきたいと思います。
緑道へのトイレの設置については、通行量への影響を慎重に見極める必要があると思いますが、今後の検討課題として受け止めたいと思います。
補足
道路使用許可の手続に対する市の対応ですが、中心市街地活性化のためのにぎわ いづくりの観点から、イベント等における路上の活用を支援する方針に変わりはな いとのことです。ただし、道路使用許可の手続は、最終的に警察との協議や許可も 必要となることから、これまでの経緯を踏まえ、市が事前に申請者と協議をし、調 整させていただいているとのことでした。
市民
東川町に住んでいますがデパート勤務経験があり、約40年中心部を見てきました。観光客の回遊など、東川町との連携も考えてほしいと思います。
市民
こうした意見交換会を年代別に参加者を選抜して開催してはどうでしょうか。
議員
今後の意見交換会の開催に関する御意見ということで承りたいと思います。
市民
自由競争とはいえ、鉄道会社側に対しては出店店舗の情報などの開示を強く求めてしかるべきと考えます。
また、北彩都ガーデンなど、駅南側が今後の勝負どころであると思います。
市民
既存のお店を守るというような話になっていますが、逆だと思います。旭川駅直結複合ビルは歓迎しなければならないと思います。なぜなら、大型店の進出により、雇用が生まれるからです。
市民
こうした議論を市民同士でも身近にできる日常的な場がほしいです。住民センターや地区センターなども活用してほしいと思います。
中心部の商店街の方が出席されていますが、旭川市の都市計画の発祥の地は9条辺りだと私は思っていますので、そこをまちづくりの基点としてはいかがでしょうか。
先ほど、規制の話が出ていましたが、買物公園では救急車は真っ直ぐ走らなくてもいいと私は思いますので、皆で知恵を出し合いながら考えていくべきです。

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