もがなカード
令和3年度「市民の企画提案による協働のまちづくり事業」採択事業、「口から始める食べ方支援事業」の成果品、もがなカードについての紹介です。
事業紹介
令和3年度に採択された「口から始める食べ方支援事業」は、子どもの咀嚼力に対する意識向上を図るため、市内保育所等施設と連携し咀嚼力アッププロジェクトの実施や保育士、栄養士等を対象とした研修を実施し、成果を広く発信することで咀嚼力を意識した食支援の重要性を啓発する。また給食の調理方法等、栄養士や調理師が活用できる「もがなカード」を作成し、保育施設等における食育の推進につなげていく事業として実施した、市民団体「段階食について考える「もがな」」と担当部署「子育て支援部子ども育成課」との協働事業です。
成果品
もがなカード(説明)
もがなカードは、保育所指針の食育推進「食を営む力」の育成に向け、幼児の咀嚼力向上を目的に作成したものです。保育施設の給食によく登場する野菜・肉・魚・おやつなどを例に挙げ食材の切り方や下処理・調理方法を咀嚼の面に着目した献立を紹介したカードになっています。
残さず食べることも大事ですが、幼児期から生涯にわたって大切な「噛むこと・飲み込むこと」を意識し、子どもの咀嚼力を身に付けるためのツールとしてご活用ください。
注意点として、施設によって調理器具などの厨房環境により加熱時間等は異なることがあります。そして、もがなカードを参考に給食を作った場合、これまで提供していた食材の大きさや固さが変わり、より咀嚼が必要となり、咀嚼回数が増えるなどの理由から飲み込むまでに時間がかかる場合もあります。
咀嚼力が弱く丸飲みのクセがある子に対しては誤嚥に十分注意してください。
カードはラミネート加工されたものが4枚あります。1枚ずつ左側に咀嚼力をアップするための目標を示しており、右側と裏面にわたって、咀嚼力アップを意識した素材、保育所で実際に提供していただいた給食のメニューの調理ポイントを2つのステージに分けて記載しています。ステージは「ふたばステージ」と「ひまわりステージ」に分けましたが、ふたばステージは噛むことに慣れる段階のことを示し、ひまわりステージは、ふたばステージに慣れてきた次のステップアップとしての段階となっていますので、調理ポイントを参考にしながら調理してください。
一番下の黄色い部分の「咀嚼ポイント」は、咀嚼力をアップする目標を達成するために選んだ食材を「こうしたらいいですよ。こんな方法もありますよ」といったアイデアを載せています。また、子どものイラストで保育士さんから聞いた咀嚼メニューを食べたときの子どもの反応や保育士さんが行っていた声掛けも載せていますので、参考にしてみてください。
もがなカード
(1)30回噛むために、表
(1)30回噛むために、裏
(2)前歯でかじりとるために、表
(2)前歯でかじりとるために、裏
(3)左右の奥歯で噛むために、表
(3)左右の奥歯で噛むために、裏
(4)口を閉じて食べるために、表
(4)口を閉じて食べるために、裏
もがなカードについてのお問い合わせ先
段階食について考える「もがな」
Facebook → https://www.facebook.com/profile.php?id=100057555125280
電子メール → mogana.asahikawa@gmail.com
その他
令和2年度の成果品としてブックレットを作成しています。ブックレット紹介ページへ
ブックレットを活用した、調理方法や食材の状態、調理過程がわかりやすい動画が配信されています。ブックレットと一緒に是非ご覧ください。