ヤングケアラー

情報発信元 子ども総合相談センター

最終更新日 2025年2月18日

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ヤングケアラー

ヤングケアラーとは

このページにおける「ヤングケアラー」とは、本来は大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことをいいます。家族のケアやお手伝いをすること自体は本来素晴らしい行動ですが、そのことの責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。

本来大人が担うと想定されているケアの例

ヤングケアラーはこんな子どもたちです

(こども家庭庁HPから引用)

ケアの責任や負担の重さにより「諦めてしまっていること」の例

こんな影響があります
(こども家庭庁「令和6年度教育相談協議会ヤングケアラー支援について」から引用)

「ヤングケアラー」の法律上の位置付け

「ヤングケアラー」は、子ども・若者育成支援推進法において「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」として、国・地方公共団体等が各種支援に努めるべき対象とされています。

ここでいう「過度に行っている」状態とは、社会生活を円滑に営む上での困難を有する状態とされており、支援対象であるかの判断に当たっては、一人一人の客観的な状況と主観的な受け止め等を踏まえて、最善の利益を確保する観点から個別に判断することが重要です。

「ヤングケアラー」かもしれないと思ったあなたへ

もし家事や家族のお世話のことで悩んでいることがあったり、日頃感じていることを話したいと思ったら、学校の先生方やお付き合いのあるおとなの人に伝えてみる方法のほかにも、相談できる窓口があります。

    旭川市子ども総合相談センター

    旭川市子どもホットライン(子どものための電話相談窓口)(新しいウインドウが開きます)

    子どもホットライン周知カード

    ※電話のほか、メールやオンラインフォームからの相談も受け付けています。

    北海道のヤングケアラー相談窓口

    北海道ヤングケアラー相談サポートセンター (新しいウインドウが開きます)

    北海道ケアラーズ(新しいウインドウが開きます)
    ※電話のほか、メールやSNSでも相談を受け付けています。

    「ヤングケアラー」かもしれないお子さんに気づいた方へ

    「ヤングケアラー」は、本人や家族にその自覚がないといった理由から、支援が必要であったとしても、そのことが表面化しにくくなっています。また、北海道の実態調査では、「ヤングケアラー」の約8割が、家庭での介護や援助に関する相談をした経験がないと回答しており、地域活動や仕事等、日常生活を通じて、子どもやその家族と接点を持つ周囲の大人が「ヤングケアラー」である可能性に気づけるようにしておくことが重要です。

    そうした気づきが重要である一方、虐待が疑われる場合や緊急性の高い場合を除いては、「ヤングケアラー」の子ども本人や家族が当事者として築いてきた関係性の中での役割を理解したり、子ども自身の気持ちや家族の思いに気を配ったりすることも求められます。

    周囲のお子さんが「ヤングケアラーかもしれない」と感じることがありましたら、まずは旭川市子ども総合相談センターにご相談ください。

    相談窓口

    旭川市子ども総合相談センター

    〒070-0040 旭川市10条通11丁目
    電話番号:0166-26-5501
    ファクス:0166-26-5508
    参考(令和4年度子ども・子育て支援推進調査研究事業「ヤングケアラーの支援に係るアセスメントシートの在り方に関する調査研究」)

    ヤングケアラー支援に係るアセスメントツール等の使い方ガイドブック(PDF形式 4,621キロバイト)

    ヤングケアラー気づきツール(子ども向け)(PDF形式 519キロバイト)

    ヤングケアラー気づきツール(大人向け)(PDF形式 518キロバイト)

    ヤングケアラーアセスメントツール(PDF形式 528キロバイト)

    旭川市子育て世帯訪問支援事業

    旭川市では、子ども総合相談センターにご連絡いただいた相談内容を基に、家事・子育て等に対して不安を抱える子育て家庭、ヤングケアラー等がいる家庭に対して、地区担当相談員が訪問等の支援の要否を調査しています。

    調査によって支援が必要と認められる場合に、訪問支援員が居宅を訪問し、家庭が抱える不安や悩みを傾聴するとともに、家事・子育て等の支援を行う事業を実施しています。

    詳細については、担当までお問い合わせください。  

    家事支援の例

    食事の準備や後片付け、衣類の洗濯や簡単な補修、居室等の掃除・整理整頓、生活必需品の買物 など

    育児支援の例

    授乳、おむつ交換、沐浴介助、適切な育児環境の整備、宿題の見守り など

    関連リンク

     

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    お問い合わせ先

    旭川市子育て支援部子ども総合相談センター

    〒070-0040 旭川市10条通11丁目
    電話番号: 各担当ページよりご確認下さい。
    ファクス番号: 0166-26-5508
    メールフォーム
    受付時間:
    午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)