電磁波と健康

情報発信元 健康推進課

最終更新日 2024年4月1日

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電磁波と健康

電波は、生活の利便性向上や安心・安全の確保などの多様な分野で利用されています。携帯電話や放送だけではなく、Wi-Fi、非接触ICカードやETC等、多くの電波利用機器が生活に浸透しています。ですが、電波は目に見えず、直接感じることができないため、健康への影響について不安になることもあるかもしれません。
日本ではだれもが安心して安全に電波を利用することができる環境を実現するために、電波防護指針が定められています。
科学的に確立された根拠をもとに、電波の生体作用を考慮した人体の安全性評価の基準となるものである基礎指針と、基礎指針を満たすための測定できる物理量を示した管理指針等が設けられています。

安全で安心な電波の利用に向けて

世界中で行われてきた研究では、電波防護指針に示される基準値に満たない電波が健康に悪影響を及ぼすという確立された証拠は見つかっていないことから、電波を管理している総務省では「現時点では電波防護指針値を超えない強さの電波により、非熱効果を含めて、健康に悪影響を及ぼすという確固たる証拠は認められない」と発表しています。
しかし、その一方で研究結果が十分に得られていない部分もあり、健康リスクに対してより正しい判断を下すため、WHOを中心として世界中で研究が進められています。平成23年5月に世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は「携帯電話を長時間使用し続けた場合、聴神経腫瘍などの脳腫瘍を発症する危険性が限定的ながら認められる。」とし、「発がん性があるかもしれない」と評価していますが、現在も健康リスク評価の最中です。

電波による影響が心配な場合は、次のような対策があります。

  • 通話時間を控える
  • ハンズフリー機器を使用する
  • 通話ではなく、メール等で連絡を済ませる(携帯電話を耳に近づけないようにする)
  • 子どもの寝る場所を電波の届きにくい場所に移動したりする
  • 通信の状態が悪いときには、できるだけ通話しない など

各個人がそれぞれの事情に応じて、適切と思う対策を選択することをお勧めします。
(総務省「電波と安心な暮らし」参考)

電波と安心な暮らし(PDF形式 4,005キロバイト)

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