旭川八景
観る!旭川八景
旭川の土地の起伏、川の流れ、風のそよぎ、緑の芽吹き、歴史の積み重ね等による美しい風景を、守り、育み、普及活用に努めるため、市民公募などをもとに平成9年に旭川八景を選定しました。
旭橋
750以上も橋がある旭川の代表的な橋です。旭川の歴史を背負い、大雪山連峰と石狩川に映えるその姿は都市と自然との調和を象徴しています。鋼でできたアーチ型の形状が重厚感を感じさせると共に美しく、夕日の残照、冬の川霧など様々な表情を持っています。
嵐山と嵐山からの眺望
都心部と近接していながら豊かな自然と触れあえる場所です。嵐山のふもとにある「北邦野草園」は国内でも最大級の北方系の野草園で、園内を散策すると約600種以上の野草が私たちの目を楽しませてくれます。また、嵐山公園内にある展望台からは旭川の市街地と石狩川の雄大な流れ、大雪山連峰の迫力ある姿が一望できます。
外国樹種見本林
外国樹種見本林は、北海道内で最も古い外国樹の人工植栽地です。旭川ゆかりの小説家・三浦綾子の小説「氷点」の舞台として全国的に有名になりました。見本林に隣接する「三浦綾子記念文学館」の建物は、第4回旭川市都市景観賞を受賞しています。
神居古潭
神居古潭は、アイヌ語で「神の里」を意味し、石狩川の急流沿いに奇岩怪石が約10km続く景勝地です。渓谷の濃緑色及び黒色質の岩石は神居古潭石と呼ばれ、また吊橋付近には激流がつくる「神居古潭おう穴群」く昭和41年(1966年)に市の天然記念物指定>があります。
旧旭川偕行社(彫刻美術館)
旧旭川偕行社は、北海道の本格的な洋風クラブ建築として評価が高く、一時期荒れた後の歴史的建物としての保存は先駆的であり、今は数少ない大型木造建築の希少さに目を引かれます。平成元年(1989 年)、国の重要文化財に指定。現在は、旭川ゆかりの彫刻家・中原悌二郎を記念した彫刻美術館となっています。
ダイヤモンドダスト
ダイヤモンドダストは、真冬の晴れた日の朝、地表の熱が急激に奪われて零下十数度になる放射冷却現象の時に見られます。地表に発生した氷晶が陽光を反射させながらキラキラ光ることからダイヤモンドダストと呼ばれています。旭川では厳寒を物語る冬の風物詩となっています。
常磐公園
常磐公園は明治43年(1910年)に旭川で初めて開設された公園です。約16ヘクタールの園内では、ニレやトドマツ、ポプラの並木など、豊かな緑と千鳥ヶ池の水辺を楽しめます。市街中心部の公園として「北の恵み 食べマルシェ」などのイベント会場にもなっています。また、園内には中央図書館、北海道立美術館などの施設や野外彫刻があり、文化芸術にも関係が深い場所です。平成元年度(1989年)「日本の都市公園100選」に選定されています。
平和通買物公園
平和通買物公園は、昭和47年(1972年)に開設された全国初の恒久的な歩行者天国です。JR旭川駅から北へ約1km、百貨店や飲食店などが続きます。野外彫刻も多く設置されており、中でも3条通にある「サキソフォン吹きと猫」や8条通にある「手(写真)」は市民にもよく親しまれています。また、「買物公園まつり」や「北の恵み 食べマルシェ」など様々なイベントも行われ、たくさんの人々で賑わいます。