第1回旭川市の高等教育を考える会議会議録

情報発信元 公立大学課

最終更新日 2016年2月24日

ページID 005544

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会議概要

日時

平成26年9月1日(月曜日)午後1時から午後3時

場所

旭川市役所 総合庁舎2階 秘書課第2応接室

出席者

  • 委員8人
    岡田委員、小野寺委員、金谷委員、川邊委員、世木澤委員、原田委員、前田委員、吉田委員(50音順)
    西川市長
  • 事務局5人
    総合政策部政策調整課 赤岡部長、新野次長、佐藤主幹、梶山主査、矢上

会議の公開・非公開

公開

傍聴者の数

0名

会議資料
(PDF形式)

会議内容(要旨)

1 開会

2 西川市長挨拶

3 委員紹介

(委員紹介後、所要により市長退出)

4 議事

(1)会議の運営について

(事務局)
旭川市の高等教育を考える会議設置要綱によると委員長の選出については委員の互選により定めることになっているが、何か考えはあるか。
(委員)
事務局一任で。
(事務局)
吉田委員にお願いしたい。
(委員一同)
了承
(事務局)
以降の進行は委員長からお願いしたい。
(委員長)
要綱により、副委員長は委員長の指名によることとされていることから、杉山委員に副委員長をお願いしたいがどうか。
(委員一同)
了承
(委員長)

会議の進め方について、事務局から説明をお願いしたい。
(事務局)

資料3に基づき説明する。「1 会議の公開」は、市民参加推進条例により附属機関の会議は基本的に公開である。これは情報公開条例の規定により、個人情報保護に抵触しない限り、公開するということで、私的諮問機関についても準用することになっている。「2 会議の事前公表」は、会議を開催する際は、開催についてホームページでお知らせするということで、「3 会議の傍聴等」は、傍聴者の人数、傍聴のルール、傍聴者にも会議資料を配付することとし、「4 会議録の作成」及び「5 会議録の公表」は、発言者の氏名を記載しないで、発言要旨を記載した要点記録で会議録を作成し、ホームページに掲載するということで、「6 委員名簿」は、資料1の委員名簿をホームページに掲載するということ。
(委員長)

事務局から提案があったが、このように進めることでよいか。
(委員一同)
了承
(委員長)
事務局から会議の公開・非公開について説明があった。議論の方向性などに注意しながら、会議の公開・非公開について考えていきたいと思っているが、原則的には公開で行きたい。会議の公開・非公開は、会議の中で決めることになり、次の会議を非公開にする場合には、今回の会議で決めることになる。そのようなことでよいか。
(委員一同)
了承
(委員長)
会議の日程等について、事務局から説明をお願いしたい。
(事務局)
資料4に基づき説明
(委員長)
会議の日程等については、事務局説明のとおりでよいか。
(委員一同)
了承

(2)高等教育を取り巻く現況について

(委員長)
次に、議事の2つ目「高等教育を取り巻く現況について」だが、提出してある資料5から資料11までについて、順次、事務局から説明をお願いしたい。
(事務局)
資料5について概略説明
(委員長)
何か質問はあるか。
(委員一同)
なし
(事務局)
資料6、資料7について概略説明
(委員長)
何か質問はあるか。
(委員一同)
なし
(事務局)
資料8について概略説明
(委員長)
何か質問はあるか。
(委員一同)
なし
(事務局)
資料9について概略説明
(委員長)
資料5から資料9までで何か質問はあるか。
(委員)
資料7について、例としてA、B、Cが挙げられているが、旭川市はどのタイプに当たるのか。
(事務局)
AとBの違いは税収の多いか少ないかなので、旭川はAとBに当たる。
どちらかと言えばBに近い。
(委員)
旭川の自主財源は。
(事務局)
旭川市の財政状況について資料10に基づき説明した後、資料11について概略説明
(委員長)
何か質問はあるか。
(委員)
平成25年度の財政力指数はどうなるのか。
(事務局)
大きな動きはないが、多少悪くなる。
(委員長)

本格的な議論は次回以降になるが、高等教育について日頃感じていることがあれば。
(委員)
札幌に市立大学を創設したが、わざわざ札幌市立大学に来なければできないことを考えた。そこにしかないんだという固有性が必要。看護とデザインが併設されている大学はたくさんあるが、看護とデザインの連携教育をやっているところはなかったので、そこに着目して札幌市立大を作った。旭川も旭川が持っている資源を使って、ここでしかできないことをやった方がよい。
(委員)

この会議は、基本的には新しい大学を公立で設置するための議論を期待されているのか。
(事務局)
設置する、しないという方向性は、この会議での議論を参考に決めていきたい。この会議では、設置する場合の課題などについて専門的な立場からご意見をいただきたい。
(委員)川崎医療福祉大学の創設期から関わったが、その経験の中で、いくつかの次元での検討が必要になると思う。少子化が進んでいる中でも、国立大は縮小傾向だが、全大学の7割を占める私立大は増えている。私立でも公立でも学生を集めるために看護を真っ先に取り上げているが、これからもこの方向で良いのか検討する必要がある。新たに大学を増やす場合はその意味を考える必要がある。もう一つは、公立大学は運営上有利だが、一方、私立大学は痛手を被る。そういうことを考えると公立大を設立する場合、どういう内容で、どの程度の規模でやるかを検討する必要ある。もう一つは、旭川には3大学1短大1高専があり、その関係性も考えなければならない。過去に調べたことあれば教えて欲しい。
(事務局)
資料5に道内、市内の他の大学との関係を示しており、問題意識は持っているが、具体的な学部が決まっていないので、事前の分析まではしていない。
(委員)
地域に大学があると言うことは大変大きな意味を持っている。一定数の若者がいてくれるということは、まちづくりの上で非常に大きな意味がある。
(委員)
数十年前と比較すると高校生は進学も就職も地元志向が強いので、公立大学を設置する場合、今の高校生がどう考えているかや、大学を卒業した後の受け皿といった将来的なことも総合的に考えていかないとならない。
(委員)

産業との関わりで、今後の旭川の伸びしろというのを考えた中で高等教育をどうするかを考える必要がある。旭川は第3次産業が多くて第2次産業が弱く、3次産業の中でも食品関係が頑張っていて、出荷額のうち約3分の1を占めている。北海道の大学の中で食料をテーマにしたものは少ない。北北海道の旭川にそういった拠点の需要があるのではないか。医大では機能性食品について研究しており、医療から食料を考えるというのもある。高専では食料を作る機械や技術があり、教育大では食育をやっているので、食べ物をキーワードにしてはと思う。既存の高等教育機関でできることの3つを繋げると1つの方向性が見えてくる。旭川の将来の伸びしろといえば食料品の分野ではないか。高齢化が進むと単に食べるだけでなく、最も効率的に食料をとっていくか、食料を開発していくかといったことが課題になり、そういったことを研究できる施設や、施設をベースとして食料を開発する工場などを誘致することができるのではないか。最終的には就職して張り付かなければ人口が維持できない。人口を減らさないための工夫、産業との連携、既存の大学とのブリッジ、もう一つは産業を貼り付けるための工夫も必要。旭川にも研究できる施設を考えるべきではないか。将来的には3つの高等教育機関が1つになることも考えられるのでそのことも考えながら、学部、研究施設を考えるのがいいのかと思う。
(委員)
先日報道もされたが旭川は北海道第2の都市だが、納税額ということからすると道内で3番目か4番目の都市で、人口も急激に減少する環境の中で、高等教育機関を作るのであれば、旭川としての強いものが何なのか、これからどういう風に強くしていくのかということを考えあわせた上で科目や方向性を決めていくのがよいのでは。
(委員)

大学や研究所等を設置して、産業を伸ばしていこうということなので高付加価値なものを作ることには賛成。自然環境が整っているので複合的な意味での食べ物は、旭川としてはかなりの強み。
(委員)

大学に来る学生たちも経済状況が厳しいので旭川に残らざるを得ないという事情があり、もっと選択肢があればいいという学生の声もある。もう1つは、作ることは勢いがあればできることだが、それを維持し、良い形で発展させながら続けるには相当の努力が必要になる。これから入ろうとする学生ではなく、一度現場に出た人の教育の場があまりないので、そういう場の高等教育機関を考えてもよいのではないか。
(委員長)
旭川の一番の売りは農業生産だと思っているので、その部分をさらに医大があり、旭川大学の短大の栄養、食品がある、高専の加工をする機械に関われるところがあるし、農業機械を作っている企業も多いし、それほど多くはないが食品加工という新しい企業も入ってくるというところをうまく繋いでいけば、旭川ウェルビーイング・コンソーシアムで共に活動しているので、連携した研究が出来ると思う。3つの高等教育機関の統合の話があったが、特に共通している教育の部分は統合していき、場合によっては事務機能も統合することによってサイズダウンをしていきなさいといわれている。国立大学を離れて公立大学になるかは分からないが、緩やかに連携した高等教育機関があってもいいのではないかと思う。
(委員)
「公立ものづくり大学をつくる会」という任意団体があり、東海大学が撤退した後どうしようかということで活動している。ものづくり大学は埼玉県に私立であるが、地元で設置するということになると、かなりの負担の割には効果が創出できないのではないかと思う。なかなか伸びしろを見つけるのが難しいと思うが、そういう団体の皆さんに伸びしろがどの辺にあるのか尋ねてみたいと思う。署名が4万通ある ことをもって、単に設置しましたということにはならないのではないか。
(委員)

「ものづくり」は上手くすれば、驚くべき成長を遂げる分野だと思うが、自分たちも非常に苦労している。ものづくりと言えばハードをイメージするが、デザインの設計の対象をソフトウエアのものづくりにすれば、十分大きな余地があると思う。これまで家具は見た目がきれいというのが重要でそれを追求してきたが、それで年寄りが座る椅子が作れるかというとそれはできない。年寄りにとって必要な家具の開発も必要だと思う。学科を今まである学科の名称ではなく、新しい名称の学科にならざるを得ないような教育ができる大学というのが将来的に伸びていけると思う。
(委員)地方自治体が公立大学を作る場合、いろいろな次元の違いがあると思う。
東京や大阪市などの大きな都市が作る大学は、かなり幅広い意味を持たせても存立できるが、旭川の人口で公立大学を検討する場合は、市民や行政にとって何らかの意味を込めた大学であることが市民の素朴な願いとして出てくるのではないか。そういう点では、今の旭川市がどういう市なのか、これからどういう風に旭川市が形を整えていくのか、維持していくのかということを参考にすべきと思う。もう一つ、平成の初めから教育に携わっているが、私立は基本的な理念が様々で、その多様性に驚いた。旭川市がこういう目的で大学を作るとした場合、大学自身が深く基本的な理念や方向性を厳しく自らに突きつけるような内容をもってやっていった方がいい。
(委員)
大学はそれぞれ郊外にあるので、基礎教育などは中心部に集めて、中心部に人を集めるツールということも考えていくべき。基準財政需要額の半分しか稼げない状況なので、稼ぐためにある程度体力を付ける必要があるが、すぐにはできないので、ある程度お金の出所や集め方、公立大学をいつまでやるのか、他の大学との連携についても複合的に考える必要もあると考える。

(3)その他

(委員長)
次回の会議の公開・非公開についてだが、公開でよいか。
(委員一同)
了承
(委員長)
その旨ホームページで公表することになる。他に必要な資料があれば事務局で準備するが、何かないか。
(委員)
旭川市が高等教育を考えるということでこの会議があるが、市民が高等教育機関問題についてどのように意見を持っているのか分かるものがあれば補足して欲しい。
(事務局)
集計中だが、企業にアンケート調査をしたものがあり、次回の会議までに資料として提出する。
(委員長)

総合計画の会議での議論もまとめられれば提出したい。委員からも役に立つ資料があれば、事務局に提供して欲しい。
(事務局)
2回目以降8つの課題について議論していくが、思うところがあれば事前に提出してもらいたい。
(委員長)
次回の会議は、10月27日(月曜日)午後3時から開催する。

5 閉会

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