ASAHIKAWA 100 PRIDE~Vol.19
株式会社ウッドパーツ
技能五輪全国大会で金賞の快挙!職人技とIT技術の融合でお客様の夢を形に
全国の23歳以下の若手職人がさまざまな技を競う「技能五輪全国大会」。令和7年に開催された第63回大会の家具部門において、株式会社ウッドパーツ(永山北4の6)社員の楠本恭治(くすもときょうじ)さんが、道内選手として6年ぶりとなる金賞を獲得する快挙を達成しました。
楠本さんのような優れた家具職人を輩出する株式会社ウッドパーツとは、どんな会社なのでしょうか。
株式会社ウッドパーツは、平成6年に建具専門として創業。現在は首都圏の一流ホテルや巨大テーマパークのオーダー家具や室内装飾などを手掛けています。
多数の施工例の中には、木製とは信じ難い複雑な線の装飾や、大型で美しい円形の引き出し付きテーブルも。名だたる大企業が発注するのも納得の技術力を感じます。そんな株式会社ウッドパーツの最大の強みを河野広秀(こうのひろひで)社長に伺いました。
「うちは家具だけでなく建具や装飾も作る『木工造作(ぞうさく)屋』と自負しています。最大強みは、『最新機器』と『職人技』の融合です。木で複雑な形を作る『5軸制御CNCルーター』などの最新機器を使うのにも職人の経験と勘が必要なんですが、そのような機械と職人技の融合が、短納期で中身が難しい仕事も請け負える環境を作っています。」
大切なのはものづくりの心
今回の楠本さんの快挙に河野社長は「楠本君の努力は間違いないのですが、まず道立旭川技術専門学院の先生方のレベルが高いんです。さらに、旭川市工芸センターや旭川家具工業協同組合の皆さんのサポートが力強い。だからこそ彼は受賞できたし、旭川は家具に対する官民一体の取り組みができている地域だと思いますね」と、旭川市が本気で家具に向き合っているということを力説します。
若手育成において、河野社長が技術以上に大切にしているのは、ものづくりの心です。「教えるのは技術より安全と精神論、そして道徳心。例えば技能五輪の直前は、仕事の時間を練習にあてるので他の社員に負担がかかる。そこに感謝の念を抱かないといけないし、それがないと最終的にはツキも逃げていくよ、と教えています。ものづくりはね、やっぱり心なんですよ。」
家具作りのテーマ「ウッドパーツクオリティ」とは
同社のものづくりにかけるプライドを示すキーワード「ウッドパーツクオリティ」について聞きました。
「うちはゼロからの一気通貫、ワンストップで仕事をしています。だからチームワークが大切なんです。製作部門だけでなく、生産管理や事務、出荷時の清掃と、最後まで各部門で厳しくチェックしています。一部門が突出して100点、120点を取るだけではダメなんですよ。取り付けがちょっと雑なのはもちろん、お客様に接する社員の態度が悪くても、製品や会社全体がダメと見られてしまう。全部門の社員全員が標準点以上を取ること。全員が自社製品にプライドを持って気持ちが向上する、これがウッドパーツクオリティだと思っています」。
最後に同社の今後についてお聞きすると「日進月歩で素材や技術が変化する今、新しいものに対しても『どう仕上げていくか』を常に前向きに考えて、お客様の夢を形にしていきたいですね」と熱く語ってくれました。
YouTubeでも公開中!製造工程の様子も見ることができます!
結び
あさひばしでは、ASAHIKAWA 100 PRIDEを不定期連載しています。
旭川の良いところをみんなに広めよう!


















