あさひばし 令和2年8月号特集「子供は地域の宝物 みんなで子育て」

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2020年8月15日

ページID 071389

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みんなで子育て

子育て中に「つらい」「不安だ」と感じたことはありませんか?初めての妊娠・出産への戸惑いや、家事・育児に追われ自分の時間が持てないなど、悩みが尽きません。市では、安心して子育てができるよう、様々な取組みを実施しています。今回は、子育てをサポートする市の取組みや市民の活動を紹介します。

子育ての悩み・不安は?

  • おかずばかり食べていたり、ふりかけがないとご飯を食べないことがあります。パンやお菓子も好きなので、栄養が偏っていないか心配です
  • インターネット上には子育ての情報があふれているので、振り回されないことが大事だと思います。そのためにも、悩みを共有し合い、気軽に相談できる場所があれば良いと思います
  • 現在、妊娠中です。出産後は、赤ちゃんと子供たちの世話で大変だし、主人は仕事が忙しく、近くに頼れる人もいないで、家事をこなせるか心配です

妊娠期から出産後までサポート

安心して出産を迎えるために

妊娠期を健やかに過ごしてもらうため、今年8月から母子健康手帳と共に、妊娠各期に合わせた生活のポイントをまとめた「マタニティ&子育てサポートプランシート」を交付しています。また、助産師が不安などを聞き取りし、出産や子育てをイメージできるようアドバイスします。
さらに、赤ちゃんが生まれた全ての家庭に保健師や助産師が訪問する「こんにちは赤ちゃん訪問」を実施。赤ちゃんの体重を測定して成長を確認したり、お母さんの体調管理や育児などの相談に応じています。
出産直後には、ホルモンバランスの影響などで、情緒が不安定になるマタニティーブルーや、気分が落ち込むなどの産後うつ
を発症することがあります。体調や気分の変化を感じたら、すぐに相談してください。
【詳細】母子保健課 26・2395

保健師 西田暁子さん
母子手帳
母子健康手帳

 母子健康手帳には「泣くことは赤ちゃんのコミュニケーション」「子供は抱っこが大好き」など、子供の月齢に合わせた育児へのアドバイスが盛りだくさん。表紙は、旭川出身の絵本作家・あべ弘士さんがデザイン。裏表紙に書かれたメッセージ「ゆっくりの赤ちゃんです」にも注目を

母乳相談室きらり助産師(母子訪問指導員)山崎幸子さん
こんにちは赤ちゃん訪問
こんにちは赤ちゃん訪問

授乳のことや、上のお子さんのこと、パートナーの役割など、どんなことでも気軽に相談を。安心して子育てを楽しめるようサポートします 

産後ケア事業

出産後のお母さんと赤ちゃんに、助産師等が体調の管理や心身のケア、育児に関するアドバイスをします。

対象 産後1年未満の母子で、産後の体調不良や育児不安などがある方
利用日数 宿泊型・日帰り型・訪問型を合わせて原則7日間まで
利用料金 

  • 宿泊型=1泊3,000円 
  • 日帰り型=1日1,000円 
  • 訪問型=1回1,000円

(注意)市民税非課税・生活保護世帯、多胎児は別料金。別途食事代が必要。実施機関は市ホームページに掲載。
【詳細】子ども総合相談センター 26・5500

産前・産後ヘルパー事業

ヘルパーが訪問し、掃除や洗濯等の家事、授乳やおむつ交換等の育児をサポートします。
対象 市内に住民登録がある妊婦と産後1年未満(多胎の場合は2年未満)の方
自己負担額
1回(2時間以内)500円
利用回数
20回(多胎の場合は40回)(注意)母子健康手帳交付時等に利用券を配布
【詳細】子ども総合相談センター 26・5500

子育ての悩み、相談して

気軽に遊びに来て!地域子育て支援センター

地域子育て支援センター

子育て中に「子供の発達が心配」「誰かと話してストレスを発散したい」と思う方も多いのではないでしょうか。市では、不安や悩みを相談し、保護者同士が交流できる場所として、地域子育て支援センターを設置しています。各センターでは、保育士等が相談に応じている他、子供と一緒に楽しめる催しや、保護者がリフレッシュできる講座、妊婦や男性保護者向けの講座などを開催しています。各センターの催しは毎月本誌(今月号は19ページ)でお知らせしていますので、気軽に利用してください。

地域子育て支援センターおひさま 保育士 畠山あいさん

センターでは、保護者の悩みに応じたアドバイスをし、一緒に経過を見守ります。悩みを相談するだけでなく、親子で友達をつくったり、子供がおもちゃの貸し借りなどのルールを覚える場所として、気軽に利用してくれるとうれしいです

利用者の声

子供が9か月のときから、週に4回ほど利用しています。子供は年齢の近い子との交流を楽しみ、私は他のお母さんと育児の悩みを共感し合ったり、スタッフの方からアドバイスをもらったりしています。私たち親子にとってほっとできる場です

病児・病後児保育

子供の急な病気や、病気の回復期で集団保育が困難な場合に、一時的に保育施設で預かります。

  • 病気の急性期(病児)=北彩都病児保育室まほうのちから(宮下通11  74・5334)
  • 病気の回復期(病後児)=新旭川保育所(大雪通7  23・1505)、ほのぼの保育園(春光3の7  53・4103)

時間 8:00~18:00(日曜・祝日、年末年始を除く)

対象・定員 生後5か月児~小学3年生・各施設1日3人
料金 

  • 病児=5時間以内1,000円、5時間を越える場合2,000円
  • 病後児=5時間以内850円、5時間を越える場合1,700円 

(注意)いずれも給食費は別途300円。
その他 病児のみ、看護師が保護者の代わりに急病の子供を保育所等に迎えに行くサービスを実施(1回500円)
(注意)いずれも利用する前に登録が必要。
【詳細】こども育成課 25・9106

北彩都病児保育室まほうのちから 看護師 吉岡結衣さん

看護師や保育士等の専門スタッフが、お子様の健康状態をチェックしながらお預かりします

子育て相談

子育て相談
子育て相談

育児や発達、栄養、歯科などの相談に、保健師や保育士等が応じます。

  • マタニティ&ママのオンライン相談

相談方法 「Zoom」による相談
申込方法 電話、または市ホームページから申込み
その他 事前にアプリのインストールが必要。相談日の前日にURL等を送付

  • 子育て健康相談(要予約)

日時などは市ホームページに掲載
申込方法 開催日の前月20日から電話で申込み
(注意)母子保健課(第二庁舎3階)や電話でも随時相談を受け付けています。
【詳細】母子保健課 26・2395

保健師 西田暁子さん

子供は一人一人成長のペースが異なるので、その子に合わせたアドバイスをしています。悩んだときはいつでも相談を!

子育てを支える強い味方

子供の送迎や、緊急時の預かりをサポート「旭川NPOサポートセンター」電話74・5380

旭川NPOサポートセンターでは、次の2つの事業を実施しています。いずれも利用には会員登録が必要です。

  • ファミリーサポートセンター(育児型)=保育園等への送迎など
  • 上川中部こども緊急さぽねっと=急病時の子供や、保護者の急な外出時の子供の預かりなど事業者サポート窓口

国の持続化給付金や道の上乗せ支給金、雇用調整助成金の内容や申請方法について、相談を受け付けています。
(注意)相談により支給決定が確約されるものではありません。
受付時間 午前9時から午後5時(平日のみ)
詳細 企業立地課 0166-25-9172

提供会員募集

一緒に子育て支援しませんか?

提供会員の登録には、養成講座の受講が必要です。詳しくはお問い合わせください

提供会員 本間奈美子さん

提供会員として5年前から活動している本間奈美子さんは「自分が子育て中、通院時などに子供を預けられず苦労したので、同じ思いをしている人を支えたかった」と活動のきっかけを話します。いずれも短時間から利用でき「美容院に行くなど、お母さんのリフレッシュのためでもよいので、気軽に利用してほしいです。お母さんが心にゆとりを持って笑顔になれば、子供もうれしいと思うので」と話します。

利用者の声

 仕事の関係で、週に数回、登校前に預かりを依頼しています。今では、子供も提供会員の方に会えるのを楽しみにしています

子育て中の方に寄り添う「ペアレントサポート旭川」電話090・9083・2817

ペアレントサポート旭川では、子育てや発達障害がある子供の情報をブログで発信している他、講演会やペアレントトレーニング等を開催。理事長の佐藤隆子さんは「昔は近所の人などがみんなで子育てをしましたが、現在、そういった環境は少ないです。保護者が子育てを学び、イメージできれば、楽しむことができると思います。また、子育てがうまくいかないという方の背景には、夫婦や仕事に関する悩みを抱えている場合もあります。これからも保護者の心に寄り添う支援を続けていきたい」と熱意を語ります。

子育てガイドブックのご利用を

子育てガイドブック
子育てガイドブック

妊娠期からの保護者と、高校に入学するまでの子供に関する各種手当や制度、保育所・幼稚園等の情報を掲載しています。身近な所に置いて活用してください。市ホームページにも掲載しています
配布場所 子育て支援課(第二庁舎5階)、各支所・公民館、児童センターほか

おわりに

核家族の増加や、新型コロナウイルス等の新たな問題が生じる中で、妊婦や子育て中の方が孤独な環境に置かれ、不安やストレスを抱え込んでしまうことも少なくありません。市では、安心して子供を生み、育てられるまちづくりに取り組んでいきます。
【詳細】子育て支援課 25・9128

お問い合わせ先

旭川市総合政策部広報広聴課広報係

〒070-8525 旭川市7条通9丁目 総合庁舎6階
電話番号: 0166-25-5370
ファクス番号: 0166-24-7833
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受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)