第114回開催内容
第114回は、北海道旭川西高等学校普通科2年生の4グループ(19人)が市長にポスターセッションでまちづくりに関する研究を発表し、質疑応答を行いました。
【発表した研究テーマ(発表順)】
- #旭川活性化活動~旭川に来たれヤングメン~(PDF形式 1,177キロバイト)
- Life Support(PDF形式 732キロバイト)
- あさひかわで ラ・ラ・RUNドゥ?~マラソン大会を生かした地域活性化の提案~(PDF形式 833キロバイト)
- みんな大好き!アレルゲンフリーのおやつ作り!(PDF形式 689キロバイト)
(補足)来年度、まちづくりに関する研究を行う普通科1年生の皆さん(19人)も参加しました。
日時など
日時
令和2年1月29日(水曜日) 午後1時30分から午後2時30分まで
場所
北海道旭川西高等学校3階視聴覚教室
(旭川市川端町5条9丁目)
出席者
- 旭川市長 西川将人
- 北海道旭川西高等学校生徒(2年生)
(団体の出席者19人)
対話の内容
市長あいさつ
本日の対話集会は、とても楽しみにしていました。
市長になり、これまで、地域の方や保育士など、いろいろな方と対話集会を開催してきました。
今年度は、高校生、専門学校生、大学生など、将来を担う若い方との対話集会を重点的に開催しています。
皆さんは、日頃、高校生の視点から、いろいろな事を考えていると思います。その視点はまちづくりに大切であり、私をはじめ市役所としても若い考え方、発想を大切にしながらまちづくりを進めていかなければならないと思っています。
皆さんは、準備から発表までの一連の流れの中で、新たな気付きを得て、発見していると思います。そして、今日は、その気付きなどが皆さんの将来に生かされるような対話集会にしたいとの想いで来ました。
今日は、2年生の4つの班が発表し、意見交換を行います。
また、1年生も次年度の研究に向けて参加していると聞いています。
1時間という限られた時間ではありますが、よろしくお願いします。
研究の発表と質疑応答
1.#旭川活性化活動~旭川に来たれヤングメン~(PDF形式 1,177キロバイト)
(市長)
素晴らしい発表、ありがとうございました。
実際に取り組み、フォロワー数の増加という結果を出し、本当に素晴らしいと思います。
若い人や市外の方のフォロワーを増やしたいということですが、その具体的な方法はどのようなものですか。
(参加者)
現在、旭川市の投稿は奇麗な風景が多く、年配の方は食いつきますが、若い世代は食いつきません。若い世代が食いつく、いわゆる「インスタ映え」、食べ物やフォトスポットの投稿を多くすれば、フォロワーが増えると思います。
市外の方を増やすには、旭川駅などでアカウントの情報を提供すれば目につくと思います。また、インスタグラムは、例えば、私が「いいね!」をした投稿は、私のフォロワーも見ることができるので、このような仕組みを通じて輪が広がり、市外の方が増えればよいと思います。
(市長)
インスタグラムの魅力は、どのようなものだと思いますか。
(参加者)
若い世代に旭川の魅力を発信したいと考えたので、インスタグラムかツイッターで迷いました。
一度で投稿できる写真の上限は、ツイッターは4枚まで、インスタグラムは10枚まで、文字の上限は、ツイッターは140字まで、インスタグラムはタグ付けを考えると150字まで、タグ付けを考えないと2、200字までです。そこで、提案はより発信できるインスタグラムを選びました。魅力もこの点にあると思います。
(市長)
勉強になりました。
旭川市にもインスタグラムがありますので、是非、皆さんの良いアイデアなどを広報広聴課の職員に伝えてください。
ありがとうございました。
2.Life Support(PDF形式 732キロバイト)
(市長)
お疲れ様でした。ありがとうございました。
交通安全に関し、いろいろな視点から調べてくれて、大変勉強になりました。現在、皆さんは運転していませんが、いずれ運転すると思います。そのとき、今回、学んだことを忘れず、人に優しい運転をしてください。
市内には危険な箇所がたくさんありますので、皆さんが調べてくれた道路の仕組みを変えるなどのいろいろな視点で、交通事故のない安全で安心なまちづくりを進めていきます。
今回、このようなテーマにした理由や想いは、どのようなものでしょうか。
(参加者)
最初、課題研究のテーマをどのようなものにするか困りましたが、「誰かを助けたい」という点で全員が一致し、子どもやお年寄りに焦点を当てることにしました。
活動を具体的に開始するに当たり、まちづくりという観点からは個々の手助けよりも環境の整備が重要であると気付き、旭川市を子どもとお年寄りに優しいまちにするというテーマで活動することにしました。
(市長)
分かりました。ありがとうございました。
皆さん、交通事故に遭わないよう、気を付けてください。そして、将来、運転することになりましたら、交通事故を起こさないよう、気を付けてください。
ありがとうございました。
3.あさひかわで ラ・ラ・RUNドゥ?~マラソン大会を生かした地域活性化の提案~(PDF形式 833キロバイト)
(市長)
ありがとうございました。素晴らしいプレゼンテーションでした。
マラソンを通じて多くの人に旭川に来てもらうという視点や内容が素晴らしいと思い、聞いていました。
今はハーフマラソンですが、かつてはフルマラソンで河川敷を走っていました。それが中断し、その後、ハーフマラソンで再開して、11回を数えます。ハーフマラソンも当初は河川敷を走っていましたが、途中から旭橋などいろいろな所を走るようになりました。
私には、将来、フルマラソンにしたいという思いがあり、現在、フルマラソンの実現に向けて、陸上競技協会の皆さんといろいろ検討しています。
先程、市内の子どもたちにも参加してもらいたいとの意見がありましたが、小学生、中学生、高校生にしっかり啓発していきます。
皆さんはハーフマラソンに参加したことがありますか。
(参加者)
ありません。
(市長)
学校のマラソン大会では何キロぐらい走っていますか。
(参加者)
マラソン大会はありません。
(市長)
ハーフだけではなく、短いコースもありますので、参加してくれると、とてもうれしいです。
旭川西高校の皆さんには、エイドステーションでのお手伝いをはじめ、ブラスバンド、チアリーディングの方にも応援してもらっています。この場をお借りして、御礼申し上げます。
マラソンを通じて地域が元気になるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。
4.みんな大好き!アレルゲンフリーのおやつ作り!(PDF形式 689キロバイト)
(市長)
(試食後)すごくおいしいです。甘さも控え目でとても良いと思いました。
皆さんの中に食物アレルギーを持っている方はいますか。
(参加者)
私は桃と林檎が駄目です。
(市長)
果物が駄目なのですね。
人により、いろいろなアレルギーを持っています。例えば、そばが駄目という人がいます。中には、お米が駄目という人もいます。そのような人たちでも食べられるような、アレルゲンフリーなメニューが増えるとよいと思います。
今、旭川市内にアレルギーを持っている人が全体の何割くらいか、知っていますか。
(参加者)
2割くらいだと思います。
(市長)
小学生や中学生で全体の15%程度です。
年々、アレルギーを持っている人の割合が増えてきています。また、食べ物だけではなく化学物質などのアレルギーを持っている人も増えてきているので、幅広く配慮する必要があります。
今後も、この研究を生かして頑張ってください。また、提案してくれたメニューが給食で取り上げられるよう応援していきたいと思います。
ありがとうございました。
会場からの感想等
(市長)
今日は1年生も来てくれているので、今日の感想などを聞かせてもらいたいと思います。
(傍聴者)
私たちは、これから1年間、地域振興について研究していきます。
私たちも、今日の先輩のような姿になれるよう、頑張っていきます。
本日は、ありがとうございました。
(市長)
是非、頑張ってください。期待しています。
(傍聴者)
先輩たちが具体的な結果も出していて、すごくいいなと思いました。
来年、私たちもこのような発表ができるよう、頑張ります。
(市長)
是非、来年、このような発表ができるよう、頑張ってください。
では、もう一人お願いします。
(傍聴者)
来年、自分たちも2年生のように発表したいので頑張ります。
また、発表された内容がとても良かったです。子どもなど市民のための研究をしていきます。
ありがとうございました。
(市長)
ありがとうございました。頑張ってください。
3人の1年生に感想を述べてもらいました。
今日は、2年生の発表も1年生の感想も、とても素晴らしい内容でした。
講評・あいさつ
皆さんと長く意見交換をしたかったです。
今日は、皆さん、とても良い発表でした。本当に立派でした。
今回の活動を通じて、いろいろ気付くことがあったと思います。是非、その気付きを大切にし、将来に生かしてもらいたいと思います。
普段、学校の勉強や部活動などが忙しく、なかなか、地域に目を向けたり、子どもやお年寄りに感心を持つ機会がない中、今日、友だちや先輩の発表を聞き、よい刺激になったと思います。是非、そこから自分の価値観を見出してもらえればと思います。
学校の勉強や部活動は大事ですが、自分たちの住んでいる旭川というまちについて、是非、考えてみてください。どうすれば、子どもたちが元気で健やかに成長できるのか。どうすれば、お年寄りの方が安全に安心して過ごせるのか。このようなことも考え、そして、行動してもらえれば、より立派な大人に成長できると思います。
最後に、このように素晴らしい集会になったことについて、生徒の皆さん、先生方に感謝申し上げます。
皆さん、これからも頑張ってください。ありがとうございました。
謝辞
(参加者)
私たちは、これまで、自分たちの住むまちをよりよくしたいと思い、旭川について深く考え、活動をしてきました。そして、今回、このような機会をいただき、市長に直接成果を発表できたことを、とてもうれしく思います。これからも、日々、旭川市の未来の発展に役立てる人材となれるよう頑張っていきます。
本日は本当にありがとうございました。
(市長)
皆さんと一緒に、旭川市の未来のために頑張っていきたいと決意を新たにしました。
本日は本当にありがとうございました。