2020年4月17日旭川市長臨時記者発表(テキスト)
先ほど、第4回目の対策本部会議を開催し、本市の公共施設及びイベント等の取扱いについて指示いたしました。
緊急事態宣言について
昨日、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象地域が全都道府県に拡大したところであります。
その中でも感染者数が多い北海道をはじめとする13の都道府県が「特定警戒都道府県」に定められたところであります。
私としては、この事態を重く受け止め、本日午前中と先ほどの2回にわたって「対策本部会議」を開催いたしました。
その中で今後の旭川市としての対応について決定しましたので発表します。
旭川市新型コロナウイルス感染症の対処方針について
お手元の資料の「旭川市新型コロナウイルス感染症対策の対処方針」についてであります。
これまではフェーズ1に位置していましたが、現在はフェーズ(2)に移りつつある現状であります。
今後、フェーズ2に移る可能性がありますので、各部局にスピーディーな対応をするように指示したところであります。
市内小中学校の臨時休業について
2点目は、4月20日から5月6日までの間、旭川市内の全ての小中学校を臨時休業するよう指示いたしました。
既に学校現場においてはそれに向けての準備を進められています。
学校の休業に伴う児童の受け入れについては、前回同様午前中は学校校舎、午後は放課後児童クラブを活用した受け入れ体制を構築していきます。
これについても、準備を進めています。また前回同様できうる限り児童の皆さまには家庭にとどまっていただき、そういった環境の整わない家庭に限り、御利用をいただければと思います。
市内市有施設の閉鎖について
3点目は、市民生活に配慮しつつ道北アークス大雪アリーナを除き、全ての市内公共施設について、4月20日から5月6日までの閉鎖を指示しました。
道北アークス大雪アリーナについて閉鎖を前倒しし、4月18日から閉鎖とします。
また、閉鎖を20日からとした理由については、今日から閉鎖までの時間を市民のみなさへの周知期間として設定したところであります。
道北アークス大雪アリーナ以外の大規模施設については、4月18日、19日と大きなイベントの開催予定が無いため、20日からの閉鎖と致しました。
市主催イベント等の中止または延期について
4点目は、4月18日から5月6日が開催予定日の旭川市主催イベント等について、中止または延期といたしました。また、民間の皆さまが主催するイベントについても、その主旨を御理解いたいて、御協力をいただければと思います。
また、先般新千歳空港について、サーモグラフィーによる体温計測を開始したと報道されましたが、旭川空港についても体温測定を実施予定であり、空港の到着口で注意喚起を行い、感染拡大防止に活用していきたいと思っています。
さらに、北海道知事から今後特別警戒都道府県に指定されたことに伴い、各自治体に要請事項が発出されると思います。
旭川市においては発出後速やかに必要対応をするよう指示していきます。
おわりに
改めてになりますが、市民の皆さんにお願いをしていました手洗い・咳エチケット、「密集」「密接」「密閉」の3密の回避、不要不急の外出のを引き続き避けていただければと思います。
それらを守ることで自分自身、御家族、友人を守ることに繋がりますので、事態終息に向けて御理解と御理解をお願いします。
今後も国、北海道関係機関と連携、情報収集を図りながら、旭川市役所全庁一丸となってこの難局に立ち向かい、市民の皆さんの健康と命を守るために、そして1日も早い終息に向けて全力で頑張って参りますので、皆さまの御理解と御協力をお願い申し上げまして、私からの発表にかえさせていただきます。