市長4期目就任記者会見(平成30年11月19日)

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2017年11月24日

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市長4期目就任記者会見(平成30年11月19日)

開催概要

日時:平成30年11月19日(月曜日)午後2時30分~午後3時18分
場所:秘書課第2応接室
記者数:16人(テレビカメラ2台)

発表内容

4期目市長就任に当たりまして、本日、旭川市役所に4期目として初登庁させていただきました。今日は初登庁ということで、これから4期目に向けての私の決意や思いについてお話をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
この度、旭川市長選挙を通じまして、多くの市民の皆様方から激励を頂き、まちの未来に対してのいろんな思いもお聞かせいただくことができました。今回、市長として4期目を担わせていただくことになりましたが、改めて身の引き締まる思いで本日市役所に登庁させていただきました。「躍動都市・旭川」の実現に向けまして、全力で邁進してまいりたいと考えております。
今回は、4つの視点に沿って公約を作らせていただき、43の公約を市民の皆様に御提示をさせていただいて選挙戦を戦わせていただきました。また、この公約の中には3期目からの懸案、継続事項もあります。市役所新庁舎の建設ですとか、あるいは旭川大学の公立化に向けた取組なども含まれております。また、そのほかにも本市あるいは道北にとっても大きな課題でもありますJRの路線の維持に向けた取組ですとか、西武旭川店の跡地の再開発、あるいは優佳良織の技術継承など、こういった課題についても、4期目の中で全力を挙げて道筋を付け、そして解決を図っていかなければならないという思いで頑張っていきたいと考えております。
4つの視点ごとに少しお話をさせていただきたいと思いますが、公約の4つの視点の1つ目であります「市民一人ひとりの笑顔があふれるまちづくり」についてであります。3期目においても子育て支援には力を入れて取り組んできましたけれども、その中で保育所ですとか、あるいは小学校の放課後児童クラブの待機児童ゼロを実現させていただきました。引き続き、この待機児童ゼロについて、しっかりと維持をしていかなければいけないと考えております。加えて旭川市独自の児童相談所の設置検討ですとか、あるいはいじめ防止条例の制定などの取組も進めながら、子育て支援に引き続き力を入れて頑張っていきます。また、子どもの学習スペース、あるいは子ども食堂、こういった子どもの居場所づくりにもしっかりと力を入れ、推進を図っていきたいと考えております。また、給付型の奨学金制度を創設をしまして、子どもたちの将来の夢をしっかりと応援をさせていただきたいと考えています。教育につきましては、コミュニティスクールを導入し、地域の方と連携をしながら子どもたちの教育環境を支えてまいります。また、高齢化が進む中にあって、多くの高齢者が住み慣れた地域で健康的に生活を維持していくことができるように医療あるいは福祉の充実、そして地域との連携、そしてまた今作業検討を進めていますが、地域包括ケア体制の構築をしっかりと進めていきます。また、低所得者の方への対策として、現在、無料低額診療利用者の調剤処方費用助成について行わせていただいておりますけれども、この助成期間が現在6か月ということになっておりますが、この期間を延長していきたいと考えております。子育て、教育、福祉、医療、介護など市民生活に関わる様々な部分について、しっかりと充実を図ってまいります。また、先ほども申し上げました3期目からの懸案事項になっております市役所の新庁舎の建設につきましても、しっかりと進め、全ての市民の皆さんが安心して暮らしていけるまちづくりに全力で頑張ってまいります。
次に「地域経済の活性化と賑わいあるまちづくり」についてでありますけれども、3日後にオープンを迎えます旭川空港の国際線ターミナルを起爆剤にいたしまして、更なる国際航空路線のネットワーク拡大に努めてまいります。また、JR北海道の路線維持についても関係自治体と連携しながら進めていきます。また、現在分譲を開始しております東旭川の動物園通り産業団地への積極的な企業誘致を進めることによって、更なる雇用創出を進め、そして新たな産業基盤の構築にもつなげていきたいと考えております。また、地場産業の振興、その中でも農業の振興という部分では、農畜産物のブランド化ですとか、6次産業化、こういったことにも力を入れてまいります。また、林業という部分では、地域の森林資源を有効活用した林産業の活性化を進めながら、まもなく開校される道立林業大学校との連携をしっかりと進め、上川管内あるいは道北全体の林産業の振興も、しっかりと進めていきたいと考えております。また、デザインを通じた地域活性化についても地域の家具産業の皆さんや、あるいはデザイン産業の関係の皆さんとしっかりと連携して取組を進めてまいります。観光振興につきましては、現在、旭川空港に整備される国際線ターミナルを道北地域の空の玄関口として、しっかりと成長させていき、多くの観光客の皆さんが旭川空港を利用して道北地域を周遊していただくことができるような地域づくりを進めていかなければなりません。特に冬季観光について、私たちの地域のすばらしいパウダースノーと旭川のさんろく街をはじめとする都市機能、こういったスキー、雪、そして食、これらをしっかりと組み合わせた「スキータウン旭川」スノーリゾート構想、これらを大雪カムイミンタラDMOが中心となって、周辺の自治体の皆さんと一緒に取組を進めていきたいと考えております。また、中心市街地の活性化については、西武旭川店の跡地の1日も早い再開発に向けて、引き続き関係者の皆さんと鋭意協議を進めていきたいと考えております。
次に「次世代につなぐ、魅力あふれるまちづくり」についてでありますけれども、これについては現在検討を進めております旭川大学をベースとした公立大学の設置について、委託調査の結果などを踏まえまして、早急に着実に検討を進めてまいります。また、市立旭川病院の経営の健全化に向けて、1次救急の受入拡大や医療ニーズに応じた診療体制の構築などを進めながら、しっかりとこれらも軌道に乗せていかなければならないと考えております。また、現在検討中のごみ処理施設の整備についても、今後計画的に整備を進めていかなければなりませんし、同時に環境という部分では、ごみの資源化ですとか、エネルギー化をしっかりと進め、クリーンな環境を次世代に引き継いでいくことにも力を注いでまいります。また、地域の特性や優位性を生かしたスポーツの振興ですとか、あるいは競技環境の充実にも力を入れていきます。また、現在進めている大雪山カムイミンタラジオパーク構想の推進を図っていき、先ほどの観光振興とも連携して、これらの取組を進めていく必要があると考えております。それと、これも3期目からの継続案件でありますが、優佳良織の伝統技術の継承ですとか、あるいは優佳良織工芸館など3館の観光資源としての有効活用の検討についてもしっかりと進めていかなければなりません。
最後に4つ目でありますが、「みんなで支え合う安心安全なまちづくり」でございます。
これについては、地域からもかねてから要望のありました町内会館や地域会館の解体に対しての補助制度を創設してまいります。また、市内の除排雪体制についてもオペレーターの安定確保も含めて、非常に難しい状況も出てきておりますけれども、冬期間の市民の皆さんの経済活動、あるいは安全安心な冬の暮らしを守るためにも、しっかりと除排雪体制の維持をしていかなければいけません。また、コンビニエンスストアでの住民票などの交付も実施していきます。様々、市民の皆様へのサービス向上を図りながら、そしてまた、効率的な市政運営にも力を入れていかなければいけません。また、先の9月に大きな地震が北海道でありましたけれども、改めて災害に強いまちづくり、安心安全なまちづくりも、しっかりと進めてまいります。
これら43の公約の一部について御紹介をさせていただきましたけれども、旭川を取り巻く様々な課題がたくさんありますので、この公約の実現をはじめ、旭川あるいは道北を取り巻くいろんな課題に果敢に取り組み、旭川市の発展あるいは道北の発展と、市民の皆さん、地域の住民の皆さんの安心安全な暮らしのために、全力で頑張ってまいる決意でございますので、皆様方の今後とも変わらぬ御指導、お力添えのほどよろしくお願いを申し上げまして、非常に簡単でありますけれども、4期目に当たりましての私からの決意と抱負に代えさせていただきたいと思います。また一生懸命頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

質疑応答

NHK

いろいろと課題がある中で、4期目を迎えて、まずは第一にこれをというものはどれでしょうか。

市長

まずは市役所の庁舎については、早急に基本設計をまとめて、次の実施設計に入っていけるようにしっかりと取り組んでいきたいと思います。また、旭川大学の公立化についても喫緊の課題でありますので、しっかりと検討を進めていきたいと考えております。それと破産管財人との関係で、優佳良織の3館の活用方法についても早急に結論を出していかなければいけない状況にありますので、これも最初に進めていかなければいけない大きな仕事なのかなと考えています。

北海道新聞

旭大の話をまず聞きたいんですけれども選挙戦が終わり、12日の月曜日に民間委託の調査が終わって、実際その結果は目にされましたか。

市長

見ました。

北海道新聞

今の段階でお話しできるところを聞きたいのですが、どういった結果が出てきて、私たちにとってはどういう形のものが出てきているか分からないんですけれども、それを可能な限り、こういう形で出てきて、それが〇×なのか、それとも違う形なのか、そういう概要を説明していただきながら、結果を市長がどう受け止めるかについてお聞かせください。

市長

まだ議会の方にも報告をしていない段階のものですから、内容について詳細にこの場では申し上げるのは、まだタイミングとしてできないんですけれども、今それらについて、いろんな部分から検討している最中であります。私もこれを踏まえて、議会にもその報告書を情報提供させていただきながら、間もなく第4回定例会が始まりますので、その中でも様々、議論等があると思います。また、調査特別委員会にも報告をしますから、そこでもいろんな議論があると思いますが、何とか皆さんにその辺を見ていただきながら、検討が前進できるように一生懸命頑張っていきたいと考えております。

北海道新聞

それは、第4回定例会には公表できるというか、議会の方には提示しなければいけないでしょうから。

市長

いつくらいに議会に出すのか、総合政策部長からお答えします。

総合政策部長

調査特別委員会の日程を今調整していただいていますので、12月の上旬くらいを見込んでいます。

市長

そんな予定でおります。

北海道新聞

大枠での市長の受け止めですが、結果を見られて、前向きに捉えたものなのか、それとも、まだまだ課題があるということなのか。

市長

その結果を見ると、いろいろ課題ももちろんあります。その課題を乗り越えて、頑張っていくことができれば、目標点に到達できるでしょうし、その課題を乗り越えることができなければ、途中で頓挫してしまう可能性がありますけれども、私としては是非頑張って課題を乗り越えていきたいなというふうに思って、そういった視点から調査委託の結果を見させていただいております。

北海道新聞

市長は今、課題を乗り越えていきたいということでしたが、課題というのはたくさんあると思います。それは市長の見立てとしては、それを乗り越えるのは不可能ではない、可能であるという、そういう認識ですか。

市長

やる前から不可能ということはないでしょうけれども、あまりこの場で言うと議会の皆さんへの報告をしていない段階ですから、今の時点ではまだちょっとそこまでは申し上げられないですけれども、いずれにしても何とか前に進んでいきたいという思いで、議会の皆さんにも調査結果をお見せできればと思っています。

北海道新聞

公約の中に掲げています児童相談所についてお伺いします。実際に開設に至るまで、いつ頃開設を目指しているのかということも含めて、その開設に至るまで、具体的にどういうスケジュールで進めていくお考えか、教えていただけますでしょうか。

市長

まだ具体的なスケジュールまでは立てていません。具体的に今これから他都市の例えば金沢ですとか横須賀ですとか明石といった都市の事例、中核市として持っている、あるいは持とうとしている都市の事例をしっかりと調査しながら、道との協議をしていかなければいけません。また、その中で課題としては人材の育成、確保ですとか、あるいは施設の整備ですとか、いくつかありますけれども、そういったことも含めてしっかり検討していかなければいけませんが、なるべく早く設置ができるようにしっかりと検討していきたいと考えています。

北海道新聞

先行事例の調査についてですが、実際に視察に市長自ら行ったりする予定はありますか。

市長

私も行きたいと思っていますので、これから日程を調整しながら、私自身も直接、そうした中核市の施設を視察していきたいと考えています。

北海道新聞

公約には旭山動物園について具体的にないと思うんですけれども、旭川市における旭山動物園の位置付けというのはどうお考えなのか教えていただけますか。

市長

今回公約には動物園は触れてはおりませんでしたが、旭川にとって旭山動物園は本当に宝物であります。観光施設として多くの皆さんに国内外から来ていただいているという施設であると同時に、命の大切さを伝えるという教育的な施設としても大変重要な役割を担っておりますので、これからも動物園についてはしっかりと大切にしながら、多くの皆さんに親しまれる施設として前進できるように、園長をはじめ、職員の皆さんと一緒に頑張っていかなければいけないと考えています。

北海道新聞

今回15年振りに夏期開園中の入園者数が100万人を切ったという事実がありますけれども、これについてはどのようにお考えかということと、何か回復策というのは検討されているのでしょうか。

市長

今回天候の関係もあって、今年は6月、7月、8月は週末の土日の天気が悪くて、休みの日に天気が悪いなという印象がありますけれども、そういったことも要因としてはあるのかなと思います。それと9月の地震以降、観光客が落ち込んだということも理由としてはあるのかもしれません。ただ、それはそれとして、動物園としては引き続きいろんな知恵を絞って限られた財源の中で最大限効果を発揮するには、どういう動物園の見せ方とPRの仕方が良いのかということは、常に工夫していかなくてはいけないことなんだというふうに思いますので、決して歩みを止めることなく、そういったことについては、これからも頑張っていきたいと思っています。今、私の頭の中にウルトラCのような、一気にそれが2倍3倍になるというような施設整備方法を持っているわけではありませんけれども、いろんな地道なことも含めて、やっていかなければいけないと思っています。

朝日新聞

市役所の庁舎なんですが、早急に基本設計をというお話でした。早急というのはスケジュール的にいつ頃を目途に基本設計を数案まとめるように、今決めていくという話があったかと思うんですけれども、いつ頃それが出て、その後どういうスケジュールで考えていらっしゃるのでしょうか。

市長

今、3つの案を作って、これに基づいて庁内で絞り込みをして集約をしている段階でありますが、12月3日に市議会の総務常任委員会がありますので、その常任委員会に一応私どもとして1つに絞ったものを委員会の方に御提案をさせていただいて、そこでまた、議論を進めていただいて、第4回定例会の中でいろんな質疑等があると思いますので、それをしっかりと乗り越えていくことができるように、まずは最大限頑張っていきたいと思っております。

朝日新聞

3案を議会に示すわけではなくて、3案の中で絞ったものにして示すということですか。

市長

私どもとしては、最良と思うものをお示ししようと思っています。

朝日新聞

その後に市民への説明会みたいなものを行う考えはありますか。

市長

ホームページなどでは、その情報はもちろん出しますけれども、市民説明会までやるかどうかというのは、まだ分かりませんが、3日の総務常任委員会の報告以降、また議会の皆さんからも意見をもらいながら、場合によってはそういうことも必要が出て来れば、やらせていただかなければならないかもしれませんが、まだそこまでは考えておりません。

朝日新聞

基本設計が確定する時期としては、目標としてはいつ頃ですか。

市長

来年のなるべく早い段階です。

北海道新聞

先ほど優佳良織工芸館のお話がありましたが、3館について観光資源として活用していくということですが、これは残す前提という形で考えてよろしいんでしょうか。もし残す場合どういった形にするのか、もう少し具体的な案があれば教えてください。

市長

残す前提で観光施設として検討しているわけではなくて、残すためには、どういう観光施設であれば残すことができるのだろうかという視点からこの間検討してきております。明日、DMOの理事会がありますので、そこでもこれについては少し報告をさせていただいて、また、12月の上旬か中旬くらいまでには再度DMOの理事会を開催させていただきますので、そこで今検討している案が理事会で了承されれば、その後、その報告を市の方にするという形になってくるかと思いますが、その作業をまずくぐっていかなくてはいけないかと思っています。まだ現時点では固まっていないものですから、今それに向けて鋭意作業を進めている段階です。

北海道新聞

いずれにしても、その活用策については次の第4回定例会で提案される予定なのでしょうか。

市長

第4回定例会の議案としては、ちょっと間に合わないと思いますが、活用していくということになれば、基本的には今、DMOで検討していますので、DMOの事業として進んでいくので、そこが市の条例とか予算とどういうふうに絡んでくるのか、ちょっとまだ定かではありませんけれども、もし必要があれば、第1回定例会に関連する議案が上がってくる可能性はあると思います。

あさひかわ新聞

それに関してなんですが、今回3度目の冬になるんですけれども、相当建物の傷みがひどくて、これから春先になると屋根に積もった雪が解けて中に染み出るということが考えられるんですけれども、その辺の対策は、例えば予算措置が必要だとかいうことをどのように考えていらっしゃるのか。

市長

3館を活用するということになれば、当面の応急措置はしていかなければだめだと思います。

あさひかわ新聞

その措置は市の方でするということですか。

市長

今、DMOで検討していますので、基本的にはDMOで、そういうことができるかどうかも含めて、今検討中です。市という部分ではなくてですね。

北海道新聞

市立病院についてお伺いしたいのですが、市立病院の経営改善というのは3期目の途中からの課題だと思うんですけれども、

実際に給与の削減ですとか、今動き出してはいますけれども、例えば、旭医大との連携という部分では、まだまだ連携の余地はあるのかなと。例えば、整形外科に常勤医を派遣してもらえば入院病棟も復活できますでしょうし、旭医大との連携というのを4期目でどのように進めていくかというのを、市長の中でお考えがあれば教えていただきたいと思います。

市長

当初医大との連携協定を結んだ時には、医大からの医師の派遣も期待していましたが、残念ながら医大にもお医者さんがいないということで、それができていません。もちろんこれからも旭川医大から整形外科の先生の派遣をお願いしていきますけれども、そこだけ頼っていてもいつまでもダメなので、いろいろな大学も含めて医師の確保というのは、やっていかなければいけないと思っております。

北海道新聞

スポーツについてお伺いしたんですけれども、障害者スポーツ先進地としての取組を推進するということを掲げられていると思うのですが、具体的にどのような取組を推し進めていこうとお考えなのですか。

市長

これまで、障害者のIPCクロスカントリーワールドカップの大会を、富沢のクロスカントリーコースで過去に開催した経緯がございます。そういう意味では、私どもの地域は、障害者のクロスカントリーという部分では世界的にも知られておりますので、こういったワールドカップに限らず、障害者の冬期間のスポーツの誘致というのは、まだまだ可能性があるのかなと思います。そのほか、ウィルチェアーラグビーの合宿の誘致も、この間行ってきたりしております。また、バンクーバーオリンピックで、アイススレッジホッケー、今はパラアイスホッケーという名称ですが、この競技でメダルを取った選手もたくさんおりますから、そういった皆さんも活躍しておりますので、そういった皆さんともしっかり連携しながら、障害者のスポーツ大会の誘致だとか合宿の誘致だとかいうこともやっていきたいと思います。また、おぴったという施設があって、この前も障害者の皆さんのスポーツ大会なんかも開催しましたけれども、そういった競技とはまた別に日常的に地域の障害者の皆さんがスポーツに親しめる環境づくり、こういったことも一方では力を入れていかなければいけませんので、障害のある方もこの地域でスポーツに親しんで、いろんな楽しみを持ってもらうことができる、そんなまちづくりを進めていきたいと考えております。

あさひかわ新聞

西武の跡地の再開発問題に関わってくるんですけれども、市として後押しになるような施策、例えば税制面であるとか考えていることはありますか。

市長

税制面も含めて、今いろいろと検討しております。1日も早くしっかりと再開発が進んで、建物が整備されていくというのは、私としても念願というか悲願でありますので、それに向けていろんな部分からインセンティブを図ることができるようにやっていきたいと考えています。

北海道新聞

公約の中で、除雪体制の充実強化を掲げていたと思います。ご存じのように人手不足やそれを担う企業の経営悪化など、困難な課題があります。それに対して、市は具体的にこの冬に取り組んでいきたいこと、新しいことなどがあれば教えてください。

市長

まずはこの冬に向けてという部分では、除雪の予算は当初予算として、昨年度と同規模の予算を計上させていただきました。また、雪の降り方によっては必要に応じて補正予算も組んでいかなければいけないと考えております。また、人の育成の部分は、これはなかなか一筋縄ではいかない部分もありますけれども、除雪事業者の皆さん、協議会の皆さんと、しっかりと意見交換をしながら、どうすれば若いオペレーターを育成することができるかということに、今からしっかり着手をして、10年先に備えていかなければいけないと考えております。また、業者の負担を減らすという部分では、官貸車をもう少し市として増やしていくですとか、予算の確保ももちろんありますけれども、まだいろいろ契約の仕方ですとか含めて、工夫できるところはしていかなければならないと考えています。

北海道新聞

今、除雪予算を昨年度と同等に予算を計上したということなんですけれども、それは昨年度の補正後の予算ということですか。

市長

26億ですから、昨年度の当初予算ですね。昨年度も当初予算で26億、補正予算と合わせて30億を超えていましたので、今年度も当初予算として26億です。

北海道新聞

空港の話について、選挙中も海外の路線を誘致していきたいとおっしゃていました。これは首長が来たという国や会社は、かなりインパクトがあって、副市長が来るとか部長が来るとかではなくて、やはりトップが来るということで、結構影響力もあると思うのですが、西川市長がまずはここを行きたいと、ここの誘致を図りたいと、若しくはこれまで、年間どれくらいのトップセールスをやってきて、これをどれくらい増やしたい、そんな思いがあればお聞きしたいと思います。

市長

まずは今飛んでいる台湾線、これをしっかり安定をさせて、台湾線の便を増やしていきたいというのは、まずあります。それと、これまで定期便として飛んだ経過がある韓国の仁川空港ですとか、中国の上海とか北京、こういったところは可能性が非常に高いと思いますので、是非、私自身が直接赴いて誘致をしていきたいと思います。そのほかにも東アジア、東南アジア、いろいろこれまでもタイですとか、マレーシア、香港、シンガポール、マカオ、インドネシアなども行きましたけれども、そういった東南アジア諸国にも引き続きしっかり行きたいと思っています。今まで、年に5回も6回も私が行けないものですから、1回行って、東南アジアでしたらタイとマレーシア両方行ったりですとか2か国くらい行ったりという形で、行く形が多いんですけれども、大体年に2回から3回くらいのペースで今まで行っていたかと思いますが、それも必要に応じて、何回というのは今は申し上げられないですけれども、力を入れて増やしていきたいと思っています。私が行かなくて担当者が行っているということも結構ありますので、それは担当者が市長が行くべきだという見極めがあれば、これまでも担当からオファーが来ておりましたので、それは必要に応じて私が直接行くということになるのかなと思います。

北海道新聞

海外の話、ちょっと空港からはぶれるかもしれないですけれども、先日、タイのバンコクにどさんこプラザがシンガポールに続いてオープンしました。あちらに旭川の物あるいは道北の物が行くとか、市長自ら行くとか、そういう計画がもしあったら教えてください。

市長

まだ具体的に直接ないですけれども、タイはこれまでも何度も行ってますし、また是非行きたいと思っていますので、航空会社も旅行会社も含めて、どさんこプラザも含めて、行った時にはぐるっと回るという行程は組めるのではないかと思っています。

あさひかわ新聞

新庁舎のことで繰り返して申し訳ないんですけれども、先ほど3案から1つの案に絞るということをおっしゃっていましたが、何を1番重点に置いて1つに絞るのかということと、どのような方がその検討の中に入っているかということについて教えていただきたいと思います。

市長

何を基準にという部分は、今までの第3回定例会までの間の議会での議論ですとか、あるいは市民の皆さんとの集会ですとかを含めて、その中で最大公約数、皆さんの声を取り入れることができる設計案を作りたいというのが基準であります。メンバーはもちろん庁舎整備担当部長が中心になりますが、私も含めて副市長ももちろん入りますし、関係する部署も含めて、今検討しております。

あさひかわ新聞

第三者というか庁舎以外の人が入るということはないということですか。

市長

庁舎以外の職員は入っています。例えば、総合政策部ですとか行革ですとか。

あさひかわ新聞

市職員以外の方が入るということはないですか。

市長

今、内部の検討のときは職員以外は入っていません。

あさひかわ新聞

今までの議論から言いますと、特に1階の部分の議論が多かったと思うんですけれども、市民の情報発信の拠点とするのか、それとも総合窓口を置いてほしいということなのか、そこは重要なポイントになるのですか。

市長

そうですね。それも含めて1つに絞っていこうと考えています。

あさひかわ新聞

それも含めてということは、それが最重点ということではないのですか。

市長

最重点課題の1つということです。もちろんです。

あさひかわ新聞

あともう1つ、庁舎は多分、平米当たり40万円という数字を出していますが、おそらく皆さんそれ以上、上がるのではないかということをおっしゃっていますけれども、もし上がった場合、どうなんでしょうか。例えば、50万円を超えるとなった場合、どういうような対応になるのか。市民にどういうような説明をするのか、どのようにお考えですか。

市長

現時点ではまだ正確な数字は分かりませんけれども、基本設計をまとめた時点くらいでは、そういった数字も出て来るかと思いますので、それは今いろんな原材料の高騰ですとか人件費の高騰といった要素がありますので、多少上がるのではないかという予測はしております。それをまた市民の皆さんにしっかりと御提示をさせていただいて、それに応じた将来の負担も、もちろん修正を加えていかなければいけないので、そういったものをしっかりお示しをして、議論を前に進めていかなければいけないと思っております。

あさひかわ新聞

それに関連して、最初のスタートとなった市民文化会館について、この前の議会の最後で問題になりましたけれども、これから、どこで大規模改修にするのか、新築にするのか、議論を始めなければいけないと考えているのでしょうか。

市長

文化会館は今のこの庁舎に比べると、かなり新しい建物ですから、できたのが昭和50年ですから、この建物よりは20年くらいは新しい建物ですので、そういう面では必要な補修を行っていけば、今すぐ決定しなくても、若干時間的には余裕があると思います。

あさひかわ新聞

何か事務室のある方が現庁舎よりも危険度が高いと聞いているものですから、

市長

そこの一部分はありますので、そこはそこで必要な対策は取っていった方が良いんですけれども、ただ文化会館全体の中での構想の一部の中にどうしても入ってしまいますので、文化会館を建て替えるのか、それとも大規模改修をするのかという部分で、無駄な工事になってしまう可能性もあるものですから、それは見極めてやっていかなければいけないと考えています。

あさひかわ新聞

この質問をしましたのは、例えば新庁舎のスペースに変更があった場合に、市民文化会館の中の大規模改修か新築かにも影響があるのかということが気になったものですから。

市長

基本的には、この新庁舎ができた後に現庁舎を解体するという運びになっていますけれども、新庁舎が建つ建たないということと文化会館がどうなるかということについては、直接的な影響のないような形で庁舎整備を進めていきますので。

あさひかわ新聞

その建設部分を含めてということですか。

市長

そうですね。そのように考えています。新庁舎が建っても、あそこに既存の文化会館が残ることも可能ですし、場合によっては現庁舎のところに新しい文化会館を建てるということも可能な、どちらの選択肢も取れるような形での新庁舎の整備を進めていきます。

朝日新聞

4期目就任ということで、質問というか情報公開ということで、ちょっと要望事項があるんですけれども、地震の時に災害対策本部が非公開になったということで、記者クラブの方から公開してほしいということで申入れさせていただきました。返答いただきましてありがとうございます。ただ、その返答内容がある意味できないということであったわけですが、その理由についても回答書でもありましたけれども、道庁も札幌市も函館市も釧路市も公開しているような状況の中であります。ここについては4期目の中で、そういうのを同時にマスコミと情報を共有していくということが、災害時に非常に重要なことだと思っていますので、その部分の公開に向けて引き続き検討していっていただければと思っております。ここの部分については、記者クラブで改めて合意を取ったわけではないので、朝日新聞からの要望ではあるんですけれども、引き続き情報公開に向けてお答えを頂ければと思います。

市長

とりあえず現時点での見解については、文書でお返しさせていただいておりますが、今後またそういう御意見があるということで、しっかり検討していかなければいけないと思っております。

北海道新聞

これは北海道新聞としても同じ姿勢ではありますので、回答書をもらった時に残念ながら何も変わっていないというイメージがあったものですから、これは開かれた市政ということも含めて、西川市長にそういう姿勢を示していただきたいと思います。

市長

その懸念として書かせていただいた部分、例えば、不確定要素ですとか、あるいは個人情報といった部分をクリアできるという見通しが立てば、それはそういったこともできるのかとは思いますが、そういった視点から内部で検討が必要かと思っています。


(この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなどを整理し、作成しています。)

[記録作成:総合政策部 広報広聴課 広報係]

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