彫刻巡回展示・出前授業

• 彫刻巡回展示事業

彫刻美術館では、当館の収蔵作品を市内小中学校等で展示する「彫刻巡回展示」を実施しています。

児童生徒、保護者や地域の方々が、身近に彫刻に触れる場を提供し、彫刻に親しみ、優れた芸術に接してもらうことにより、地域文化振興の柱である「彫刻のまち旭川」を実感することができる事業となっています。

例年6月から12月の半年を5期に分け4校ずつ合計20校程度で実施しており、普段、美術館では触れることができない彫刻について、「彫刻巡回展示」では触れることができ、彫刻の魅力をより一層感じてもらえる取組みとなっています。

• 出前授業

彫刻美術館や旭川市教育研究会図工・美術部、北海道教育大旭川校等で構成する「旭川地域連携アートプロジェクト」のメンバーが巡回展展示校に出向き、彫刻作品を使った出前授業を行っています。

授業では児童生徒をグループに分けて、対話型鑑賞と体感型鑑賞の2つの鑑賞方法を体験できるよう実施します。

対話型鑑賞では作品をじっくり観察し、気になる部分や不思議に思う部分を児童生徒で共有し、ナビゲーターと交えて話し合うことで作品の見方を広げ、鑑賞する心を養っています。

体感型鑑賞では、彫刻作品に直接触れたり持ち上げたりすることで作品の質感や重さなどを体感し、児童生徒の発見や発想をもとにナビゲーターを交えて話し合うことで彫刻への興味関心を深めています。