「緑が丘まちづくり推進協議会」会議録(令和6年度第5回)
日時 |
令和7年1月16日(木曜日)午後6時30分から午後8時5分まで |
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場所 | 緑が丘地域活動センター グリンパル「中・小会議室」 |
出席者 |
委員13名(正副会長以外は五十音順) 石井会長、大西副会長、荒委員、石塚委員、今井委員、大瀧委員、木嶋委員、 田中委員、 内藤委員、藤田委員、桝田委員、萬藤委員、山脇委員 事務局 神楽支所長、同副支所長、同市民係主査 |
会議の公開・非公開 | 公開 |
傍聴者の数 | 0名 |
会議資料 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
※本文では「緑が丘まちづくり推進協議会」を「緑が丘まち協」と表記する。
1 市政情報の提供
2 開会
開会し、事務局から欠席委員の報告及び配付資料の確認を行った。
3 議事
(1)緑が丘地域のまちづくりの検討と推進について
ア 取組事業の進捗状況について
「5地区ふれあい交流事業」について、実行委員会副会長から1月及び2月に実施予定の各事業について報告があった。
また、「緑が丘まち協広報誌発行事業」について、編集委員会会長から今年度広報誌の掲載内容及び今後のスケジュール等について報告があった。
イ 緑が丘まちづくり推進プログラムの改訂について
事務局から資料2及び3に基づき説明を行った後、改訂内容について意見交換を行った。
主な発言概要は、次のとおり。
(会長)資料2別添で、緑が丘まち協から市へ要望した3項目の内容と市からの回答が整理されている。
まず、「地域会館維持のための経済的な支援」について、昨年度、当時の市民生活部長と改めて話をさせていただき、申請年度中に補助が受けられるよう、補助制度を活用しやすい形に変えていただくことができたので、我々の要望の一部が通った形となり、一つは解決した。運営経費への補助にまでは至っていないが、今のところ、各市民委員会が活用している地域会館については赤字にならず運営している状況だと思う。
(委員)私の地域では、各会員に対する負担金として、町内会費の4分の1くらいが会館の負担金に充てられており、それが結構大きい。修繕等に対する補助申請はできるが、備品等に関する補助金がないので、今後何かよい方法があればと思っている。
(会長)次に、「防犯対策の充実」について、これは地域の公園の一部が暗いので街路灯を設置してほしいという話だったと思うが、市からの回答に対して、要望した地域の会長も一応納得されているので、こちらも解決していると言える。
3つ目の「町内会の加入率低下や役員の担い手不足に対する対策」については、この地域に限らず、担い手不足はなかなか大変ということと、上に立つと色々な役職が付随してくるので、その負担が大きいということがある。この地域も含め、町内会の加入率が低下しないような方策を皆で考えていきたい。以前も話したが、ある地区で町内会が2つ一遍に解散してしまった事例があり、街路灯が無くなって真っ暗になったり、ごみステーションも基本的には無くなるので、市が直接どうにか回収はしているようだが、まず街路灯が無くなったというのが大変なこと。街路灯が無くなると本当に真っ暗になるので、そうならないよう、町内会未加入者への働きかけなど、どんどんやっていかなければならないと思っている。町内会未加入問題や街路灯消滅などの話は、新聞報道でも10年に一度くらいのサイクルで取り上げられるので、何とか解決するようにしていただければと思っている。
(委員)私が市役所に入ったのは五十嵐広三市長の時で、五十嵐市長は市民との対話や交流を重視しており、市職員は率先して町内会に加入して役員もやるようにという方針だったので、それに則り20代から役員などを務めた。それから大分年数も経ち、市長も数回替わっているが、現市長の方針はどのようになっているのか。市職員は数も多く、地域全体に散らばっているので、その人達が熱心に町内会活動などに取り組めば大分違うのではないか。
(事務局)五十嵐市長の代から何代も市長は替わってきているが、基本的な考え方としては市職員も地域住民の一員として積極的に町内会活動に参加をという考えは当然持ってはいる。ただ、やはり時代の流れとともに強制的に加入を求めることが難しい時代にもなってきているので、個々の職員の判断というものもあると思うが、行政のトップとしての立場として、職員は積極的に参加をという考え自体は変わっていない。
(委員)方針だけではなく、効果が無ければ意味がない。だからと言って、町内会役員をやる分給料に少し上乗せということもできないし、それだけ難しいことだが、そういった精神や体質は必要ではないか。
(会長)市職員の町内会加入を率先するという要望は、神楽連協でもここ数年毎年要望しており、それに対する回答は今事務局からあったのと同様の内容である。市役所へ行っても町内会加入を促すようなポスターも掲示されているので取り組んでいるとは思うが、実際どれだけ加入しているかという数字までは事務局も知らないのではないか。私も聞いた記憶はないし、役員になってくれるような人は自分の町内を見る限りはなかなかいない。
(委員)市連協でも市長に要望を出している。市は当然そういうふうにしていると回答しているが、それ以上のことは分からない。
(会長)本当に毎年何か手を打っていかなければならないと思うし、市連協でも町内会加入に関するパンフレットなどは毎年作って配布準備もしているが、なかなか実態が分からない。
(委員)市職員だけではなく、やはり若い人が町内会に入ってきてほしい。パンフレットも作って配ったりするが、そこから先はなかなか効果がない。
(委員)どこの町内会でも課題となっているのは、町内会に加入したとしても、その中から役員のなり手が出てこないということ。私も旭川に来て、今の町内会に加入して10数年経つが、ずっと役員を務めている。自分が務めるのが嫌ということではなく、誰かがやらなければならないということが、なかなか浸透していかない。また、再任用等で以前より退職時期も遅くなり、今はまだ働いているのでできないという人が多くなってきていると思う。
もう一つ、旭川に来て感じることは、非常に役職が多い。色々な〇〇協会というような上部組織が音頭を取って動いているので、そういう形にならざるを得ないのだろうが、末端の町内会では、防犯協会などのつながりの中で、防犯があり、火防があり、交通安全もある。上部では似た組織につながっていくが、下部では単独で動いていて、それぞれ役員も置かなければならない。また、市民委員会との絡みで、町内会役員は必ず市民委員会の役員にも なっているというのが一つのネックで、そういうところまではやりたくないというのが現状ではないか。役員を減らしてしまうと町内会活動がなかなか難しくなるかもしれないが、現状として組織を動かしていく部分ではそんなに役員のなり手はいない。3月の総会時期になると悩み相談が会長へ集中し、なかなか大変。
(委員)大分前だが、福祉部と環境部を統合して環境福祉部とか、交通安全や防災を合わせて安心安全部とか、市民委員会レベルで役職の統廃合をしたはず。
(委員)市連協では7つぐらいにまとめてきている。大体はまとめた形にしていると思うが、まだそのままになっているところがないとは言えない。
(委員)もう一つは高齢化。独居になり、もう班長もできないとなった時に、町内会でどうするか、そういう問題も出てくる。
(委員)私の町内会でも高齢者夫婦から町内会を抜けたいとの話があり、事情を伺ったところ、今後班長や役員はできないので、町内会費は払うが会員活動はできないということだった。説得はしているが、どういうふうにしていけばよいのか、皆さんの意見も聞きたい。
(会長)私のところは、できないのが明らかな場合は無理にやらなくてよいが、何かあった時に皆が気づいてくれるから、町内会からは抜けない方がよいと話している。
(会長)次に、2ページの地域の課題「高齢者ニーズの把握」について、これまでも緑が丘まち協でずっと続いていた課題だが、その都度包括センターへつなぐとか、相談窓口の一覧を作成して配布するなどしていたので、プログラムから削除してもよいのではないか。
関連して、高齢者の見守りもあるが、子どもの見守りなど何れの町内会・市民委員会でも取り組んでいて、学校や市民委員会から市へ報告を挙げていると思う。
高齢者ニーズの把握は必要なことではあるが、プログラムの中からは削除してもよい気がするが、いかがか。
(委員)市社協、地区社協、包括センターなどの団体があるので、緑が丘まち協としては外してもよいのではないか。社会福祉団体がやるべきことかと思う。
(委員)やればキリが無い。地区社協のマンパワーもかなり限られているので、地域としては行政も含めた色々な機関をうまくつないで利用することが大事ではないか。
(会長)次に「文教地区の強みの活用」の中で、「丘の上の音楽会→他の地域との共演」というのが、現在行われている「丘の上ふれあい音楽祭」とは別物なのか、過去の経過があまり分からないが、丘の上ふれあい音楽祭は緑が丘地区小中学校・高等学校6校PTA連絡協議会(6P連)が主体となって実施している事業で、5つの市民委員会が協力している。先ほどの高齢者のニーズの把握と同じように、他団体が主催の事業なので、緑が丘まち協としては支えるだけで、これも削除してもよいのではないか。
(委員)削除してよいと思う。丘の上ふれあい音楽祭は6P連で実施しているし、グリンパルまつりなどでも音楽に関することをやっているので、無くてもよいのではないか。
(会長)頷いている方が多いので、こちらも削除の方向で検討する。
先ほど説明した市への要望3項目、地域会館維持のための経済的な支援については、まだ市にやってほしいことがあるので、これからもお願いしていきたいと思っている。防犯対策の充実については、先ほど話したように公園が暗くて危険な場所があるということで出た話だったと思うが、事件が何も無い地域というわけではない。
(委員)消防団としては、歳末パトロールなどはしている。
(委員)防犯対策については、それぞれの地区でも取り組んでいるところが多いと思うので、それ以上どうこうというのは難しい。
(会長)防犯対策については、パトロールなどを消防団もしてくれているし、地域でも取り組んでいるので、こちらも削除でよいか。
(委員)防犯対策であれば、本来は防犯カメラなど時代に沿った形のものが必要だが、緑が丘まち協として手を挙げるものでもないと思う。
(会長)防犯対策については、事務局ともう少し詰めた上で判断する。
町内会の加入率低下についても、もう少し深掘りした上で報告する。
(事務局)課題の整理については概ねまとまったが、市への要望事項について、現在継続して掲載している3項目を次年度も継続するかどうかは、今回の意見交換だけではすぐにまとめられないので、今後、本日の意見を踏まえて正副会長と文言整理を行った上で、次回会議前に書面で皆様に修正の有無等を確認していただき、次回会議で最終案を提示できるようにしたいと思うが、いかがか。
(会長)今、事務局から話があったが、プログラムの改訂案については、次回会議で確認をしていただくことでよいか。
→了承
本会議における意見を踏まえ、正副会長とも協議の上、事務局で改訂案を作成し、次回会議の前に委員へ書面確認をした上で、次回会議で最終確認を行うことを確認した。
ウ 令和7年度取組事業について
事務局から資料4の説明を行った後、次年度の取組事業について意見交換を行った。
主な発言概要は、次のとおり。
(会長)健康づくり事業は、地域持ち回りで実施しており、次年度は緑が丘東地区の予定なので、担当地区の委員を中心に事業参加者への事後フォローの手法を検討していただければと思っている。
防災事業は、これまで内容を変えながら取り組んできており、今年度は消防車に触れたり、心臓マッサージ体験など実際に触って勉強することもできたので、次年度はどういう体験メニューを拡充していけばよいか。旭川市には防災センターもあるので、そういう施設を利用した研修もできればと思い、調べてもらったところ、随時受入可能のようなので、そういったことも選択肢の一つとし、更に広い範囲で実施していければと思っている。
5地区ふれあい交流事業は、今年度取り入れたモルックが手軽で頭も使うスポーツなので、家族でやればもっと楽しいのではということもあり、ファミリーの大会も実施するなど回数を増やせればと考えている。次年度は動き出しを早くし、より事業の充実を図りたい。
広報誌発行事業は、昨年度まで6ページで発行していたが、経費の値上がり等もあり、今年度は4ページで発行することに決定した。今年度の発行準備はほぼ終わったようなので、次年度はどういった広報誌を発行しようかというところ。全体で40万円という予算が増えることはないので、切り詰めないと6ページへの復活は難しい。前回話の出た神楽まち協では、自前の完成原稿をネット印刷で安く仕上げているそうなので、我々の中にそういう作業ができる方がいると今より安く発行できるが、仕上がりは当然変わってくる。
(委員)防災事業はここ2年間、親子を対象とした形で実施した。前回の会議でも話したが、次年度は対象範囲を子どもから高齢者まで全年齢に広げ、総合的な形で実施したらよいと思っている。今、盛んに言われているのがトイレで、今まで簡易トイレの組立体験はしているが、そこまでで終わっているので、例えば、実際に簡易トイレを使って使用方法の一連の流れまで学ぶなど、経費は増えるかもしれないが、より実践的な内容を少し多めに行うのがよいのではないか。参加対象を限定すると募集もなかなか大変なので、対象範囲を広げることで講習の内容を決めるのも難しくなるとは思うが、消防署等の協力もあるので、体験メニューを拡充するなどして実施したらよいのではないか。
(委員)“親子”を“地域”に変えて「地域で“防災”を学ぼう!」でもよいのではないか。年齢制限もなく、地域の皆さんの防災意識を高めるという形の活動をすべき。
(会長)防災事業については、今回の会議でいただいた内容を踏まえ、現行の部会長等とも相談しながら次年度に引き継ぎたいと思うが、よろしいか。
(事務局)地域活動計画を年度内に市へ提出する必要があるため、今回の会議での意見を基に案を作成し、2月中に実行委員会で確認していただく予定だったが、詰め切れていない部分もあるので、現行部会の会長等と相談させていただいた上で、作成した案を皆様に確認していただく形でよいか。
→了承
今後、現行部会とも協議の上で地域活動計画(案)を作成し、緑が丘まちづくり実行委員会で確認をした後、次回会議で最終確認を行うことを確認した。
4 閉会
次回の開催日程は調整中のため、決定次第各委員へ連絡することを確認して、閉会。