「神楽まちづくり推進協議会」会議録(令和6年度第3回)
日時 |
令和6年9月17日(火曜日) |
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場所 | 旭川市神楽公民館「講座室」 |
出席者 |
委員8名(正副会長以外は五十音順) 市側出席職員 神楽公民館:村上館長 公民館事業課:川瀬係長 |
会議の公開・非公開 | 公開 |
傍聴者の数 | なし |
会議資料 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
※ 本文では「神楽まちづくり推進協議会」を「神楽まち協」と表記する。
1 開会
開会し、事務局から欠席者の報告、配付資料の確認を行った。
2 議事
(1)神楽地域のまちづくりの検討と推進について
ア 旭川医大主催「健康セミナー」の開催報告について
イ 今年度の取組事業について
また、「高齢者の居場所づくり(歌サロン)」及び「子どもの居場所づくり(学習支援)」について、両事業の実行委員会の会長から、進捗状況について報告があった。
ウ 地域の課題(身近な困り事など)について
資料4を基に、地域の各課題の解決を妨げる要因や、課題の解決に向けた意見を伺ったところ、多くの意見や関連情報についての発言があったが、結論には至らず、改めて、今回出された意見等を整理し、検討を継続することとした。
各委員等の主な発言概要については、次のとおり。
(委員)小学生の登下校時の見守りについては、学校から保護者に、ボランティアとしての参加協力の依頼があった。
(会長)PTAの中で、曜日ごとに担当を割振りするような体制を作れるとよいと思う。
(委員)神楽小学校は、入学後の1週間は、7か所に分かれて民児協20人全員で見守りをしている。高齢者は時間のある方が多いと思うので、登下校時に見守りができる人は見守るというようなまちづくりをしていきたい。
(委員)学校からは、町内会にも見守りのボランティア参加のお願いをしている。
(会長)前回話があった郵便局の前は、通学路である歩道に駐車するので、登下校時が一番危ない。
(委員)ここにパイロンなどを置くだけでも違うと思う。
(会長)通学路の路上駐車については、郵便局、市民委員会、学校、PTAと4者で協議を進めていき、見守りについては地域住民への協力依頼も進めていくということを提案したい。
(会長)路線バスの減便により不便になったという課題について、これはバス会社の採算が合わないと解決できないというのが現実だと思う。大型バスではなく、運行経費のかからない小型バスに変えてもらうとしても、相手は民間事業者なので、難しいと思う。目的地を固定した乗り合いタクシーのようなことがこの地域でも対応可能かは分からないが、行政にお願いするのは難しいと思う。
(会長)高齢者の生存確認については、近隣住民同士の声掛けによりコミュニケーションを図ることが解決に向けた第1歩と資料に記載されているが、社会福祉協議会は、高齢者などの一人暮らしの方の見守りを行っていると思う。
(委員)社会福祉協議会では、町内会長から年2回見守り活動についての報告書をいただいている。
コミュニケーションについては、新しい住人が町内会に加入しても、一度だけ町内会の会合等に参加し、挨拶をしたら、それ以後は挨拶をしても返ってこないことが多い。コミュニケーションを図るためには、町内で懇談会等をするとよいと思う。
新しい住人が町内にくるのは良いが、もう少しコミュニケーションをとれるような町内にしていかなければならないと思う。昔は、葬式でも町内会の手伝いがあり、そこでコミュニケーションを図ることができたが、今は案内が回覧板で回ってくるだけになっている。
(副会長)高齢者の見守りは、町内会でもやっていると思う。
(委員)町内会、市民委員会、社会福祉協議会で同じようなことをしている。
(副会長)各団体で見守りをしているのであれば、それで十分だと思う。
コミュニケーションの問題は、市でさえ回覧文をスマホに送ってくる時代なので、これからは隣近所に回覧板などを届けに行くことは少なくなっていくと思う。
また、うちの町内会でも新しい住人が来ても、一度は顔を出すが、役員会を開催してもほとんど出席してくれないので、コミュニケーションを図ることが難しい。
(委員)新しい住人は、困ったときに近所に助けられると、意外と変わるものだと思うので、古くから住んでいる人は、コミュニケーションを図れるように努力しなければならないと思う。私の町内会では、4年ぶりに女性部がランチ会を開催したり、お祭りでもフリーマーケットや踊りを手伝ってくれた。これからも、楽しみを増やしてコミュニケーションを図り、神楽、神楽岡地区だけでも仲良くしたいと思う。
(会長)葬儀にしても、昔は町内会の協力があってできたが、今は葬儀会社にお願いすることが多く、町内会でお互いに助け合うということが、少し希薄になっていると思う。私の町内会では観楓会をやめて、親子でゲームをして遊ぶという事業に変更し、若い人とのコミュニケーションを図るようにしている。
(委員)地域包括支援センターでは、コロナ前までは、地域を絞りながらアパートを一軒一軒回り、困り事を聞いていたが、誰にも助けを求められない方や、知り合いもいないという方もいて、そのような住民をどのように支援していくか、どう早い段階で地域とつなげていくかが課題だと思う。
(会長)国道沿いの街路樹の雑草については、国道なので国土交通省開発局が所管の役所ということになり、勝手に草刈りはできないので、開発局と協定書を交わすことが必要になると伺っている。また、草刈りをするとなると、地域住民の協力を仰がなければいけないと思う。
(副会長)国道沿いの草刈りをするとなると、神楽地域の町内会か市民委員会に相談し、当番制等のプロジェクトを組まないと、実施は難しいと思うが、町内会や市民委員会は嫌がると思う。
(会長)これは、課題というより、行政への要望になると思う。
(会長)雨水管の汚泥除去作業については、完全に行政の仕事だと思うが、実際に町内会で作業しており、深いところでは2メートルくらいあり、危険なので、市の土木部にお願いして解決するしかないと思う。
(会長)町内会役員の高齢化については、日本全国で同じような状況かと思う。町内会にお世話になることが少なくなったことが原因の一つと考えられる。コミュニケーションの機会を増やし、挨拶をしたり、話をしやすくする機会を設けることが、一番の解決方法だと思う。
(委員)児童の保護者は、自分のことで手一杯な方が多く、地域の人と交流することまで頭が回っていない人が多いと思う。
(会長)旭川市が始めた暮らしのアプリについて、町内会の会員や役員が、このスマホを使って情報提供や案内などができる仕組みを、どの程度利活用できているのかを確認したい。
(事務局)具体的な件数は把握してないが、担当の地域活動推進課では、若い世代に対して、より一層町内会に接してもらうという趣旨から、今後更に推進していくが、スマホの操作などが苦手な方もいることから、アプリと紙媒体を併用して進めていく方針である。また、操作方法等で格差が生じないよう、携帯電話会社の協力を得てスマホ教室などを開催している。
(会長)個人的には、全体的な感想として、今回出てきた地域の課題は全て、神楽まち協として事業化して取り組んでいくことは難しい内容のものばかりのように感じる。
3 閉会
次回は、11月19日(火曜日)午後6時30分から、神楽公民館「講座室」で開催することを確認して、閉会。