「神楽まちづくり推進協議会」会議録(令和4年度第2回)

情報発信元 神楽支所

最終更新日 2022年8月5日

ページID 075826

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会議概要
日時

令和4年7月19日(火曜日)
午後6時30分から午後8時35分まで

場所 旭川市神楽公民館「講座室」
出席者

委員13名(正副会長以外は五十音順)

佐藤(郁)会長、中條副会長、青田委員、伊林委員、江口委員、大屋委員、上林委員、河端委員、荘司委員、ファン委員、深堀委員、宮嶋委員、守田委員

(欠席者:佐藤(英)委員、島田委員)

市側出席職員
神楽支所:池田支所長、坂本副支所長、前田市民係主査

福祉保険課:古川主幹、鷲塚地域福祉係主査、正木係員

旭川市社会福祉協議会:松林統括支援員、木戸場支援員、齊藤支援員

会議の公開・非公開 公開
傍聴者の数 なし
会議資料

次第(PDF形式 45キロバイト)

資料1 地域まるごと支援員通信(第4号)(PDF形式 2,454キロバイト)

資料2 健康セミナー「見つけよう あなたのげんき種 2022 in 神楽」の開催報告(PDF形式 876キロバイト)

資料3 令和4年度神楽まちづくり推進協議会委員名簿(実行委員会所属別)(PDF形式 46キロバイト)

※ 本文では「神楽まちづくり推進協議会」を「神楽まち協」と表記する。

1 開会

開会し、事務局から欠席者の報告、配付資料の確認を行った後、会長が議長となり、議事を進行した。

なお、議事に入る前に、前回欠席した3名の委員から、それぞれ自己紹介があった。

2 議事

(1)市からの情報提供について

ア 地域まるごと支援員について

地域まるごと支援員(以下「支援員」という。)について、地域担当支援員2名及び統括支援員1名の紹介と、資料1に基づき支援員の役割等に関する情報提供を受けた後、質疑応答を行った。

各委員等の主な発言概要は、次のとおり。

(委員)地域にいる身寄りのない高齢者が施設入所した際、衣服等を施設に持っていってあげたりしなければならず、世話が大変である。このようなことを相談できる「よろず相談」が必要だと思うが、支援員が対応してくれるのか。

(福祉保険課)どこに相談したらよいか迷った場合は、まずは支援員に相談いただきたい。全て対応できるわけではないが、場合によっては、解決に至るケースもある。

(委員)例えば、除雪ボランティアの仕組みがあっても、地域で担う人が見つからないために対応できない。民生委員が困り事を支援員につないだ後、きちんと対応されるのか心配である。

(支援員)ちょっとした困り事は、支援員が対応して調整する。ボランティアはなり手がなかなかいないが、旭川市社会福祉協議会のボランティアセンターに登録している中から全市的に探す方法もある。ボランティア養成講座などにより、新たな担い手の養成も行っている。除雪に関しては、神楽中学校野球部生徒にボランティア登録してもらい、地域の力になってもらっている。

(委員)地域にもヤングケアラーがいるが、本人には自覚がなく、心配である。支援員には、どのように関わってもらえるのか。

(福祉保険課)ヤングケアラーがどこにどれだけいるのか、把握できていない。現場の方から情報を教えてもらい、現状を把握し共有して、対応できることがないか検討していきたい。

(委員)支援員の前身の生活支援コーディネーターの時から、地域包括支援センターとして「8050問題」には相談に乗ってもらっていたが、ヤングケアラーの問題についても、情報を共有し、一緒に対応していきたいと考えている。

(会長)地域担当の支援員から、神楽岡地区で実施中の子どもの居場所づくり事業「岡っ子サロン」に、ボランティアとして参加したい方の紹介を受けたなどの実績が、既にある。また、逆に支援員から、JR神楽岡駅交差点付近の花壇の手入れを行うボランティアを探してほしいとの相談があり、地区市民委員会でチラシ回覧等により、募集することとしている。このように支援員と連携し、地域のまちづくりを進めていければと思う。

(委員)地域包括支援センターと支援員との間に上下関係はあるのか。地域包括支援センターへの相談と支援員への相談には、何か違いはあるのか。

(福祉保険課)地域包括支援センターは、高齢者に特化した相談であるのに対し、支援員への相談は、「8050問題」のような高齢者分野にプラスアルファした事柄、複合化した問題や制度の狭間にある問題を扱う。地域包括支援センターと支援員との間に上下関係はない。

(委員)地域包括支援センターでも「8050問題」の相談ができるのであれば、支援員が必要なのかよく分からない。なぜ屋上屋を架すような制度を作るのか。

(福祉保険課)そうではなく、横串を刺して縦割りであった分野の穴を埋めていき、各機関と連携しながら複合的な課題に対応していくのが支援員の役割である。

(委員)地域包括支援センターでは「8050問題」において、高齢者分野の関係はいろんな制度を活用して支援できるが、50歳代の引きこもりの問題は、関係機関につなぐことしかできなかった。支援員制度ができたので、そこに連絡することで対応しやすくなると考えている。

(委員)「8050問題」などその発端は、町内会役員レベルにおいて見つかるものである。末端の町内会と支援員が話し合いの場を持つなど、情報を待つのではなく、積極的に地域とつながりを持つなどの対応を取ってもらいたい。

(福祉保険課)支援員が最上位の段階にいるようなイメージを持たれているのは残念である。始まったばかりの制度であるが、身近な支援員となるよう努めていきたい。

(委員)資料1に掲載の「東旭川・千代田をよくする作戦会議」と同様なものを、神楽地域でも開催してみてはどうか。

(支援員)地域で話し合いの場を設けるのも支援員の業務であり、より多くの人が参加できるような場をつくっていきたい。

(委員)家族の中で問題が起きたときは、隣近所には隠すのが通常である。地域と支援員が連絡を取り、情報共有できる場をつくってもらえれば助かる。

(会長)各委員には、それぞれの所属団体において、支援員制度が始まったことを周知していただくようお願いする。

(2)神楽地域のまちづくりの検討と推進について

ア 旭川医科大学主催「健康セミナー」の開催報告について

資料2に基づき、事務局から7月13日(水曜日)に開催された旭川医科大学主催「健康セミナー」の実施結果の概要報告を行い、セミナーに参加した会長から感想が述べられた後、委員から「大変良い事業であり、もっと広く周知して参加者を募るべきでは」などの意見があった。

イ 今年度の取組事業について

既に事業が開始されている今年度の取組「高齢者の居場所づくり(歌サロン)」及び「子どもの居場所づくり(学習支援)」の両事業について、両事業の実行委員会代表を務める委員から、進捗状況の報告があった後、資料3に基づき、各委員に今年度の取組事業の実行委員会への所属希望を伺った。

ウ 地域の課題(身近な困り事など)について

あらかじめ意見を伺うことをお知らせしていた「地域の課題(身近な困り事など)」に関して、各委員に伺ったところ、多岐にわたる課題が提出されたことから、提出された意見を整理した上で、次回以降にその課題の解決策などについて意見交換を行うこととした。

各委員等の主な発言概要は、次のとおり。

(委員)近所の電子ピアノの音が大きく、体調を崩してしまいそう。本人には伝えたが、改善されない。市に相談しようかとも考えたが、角が立ってもと思うと、できないでいる。また、近所にカラスやハトに餌を与える人がいる。近所の家の屋根裏にハトが棲みつき、ふんや鳴き声、羽毛等で困っている。市のどこに相談してよいか分からない。

(委員)ごみステーションに粗大ごみを出すなど、ごみ出しのルールを守らない人がいる。本人に話をしたり、市に相談したりしたが、改まらず、町内で困っている。

(委員)コロナ禍で子どもたちに元気がない。挨拶もできなくなっている。小中学校で連携して、地域の協力をいただきながら「挨拶運動」から始めていきたいと考えている。また、地域を挙げて、明るい話題づくりになるような活動ができればと思う。

(委員)児童センターに来る子どもたちから、「どこどこへ行った。どこどこで遊んだ。」という話が聞かれなくなり、コロナ禍による環境の変化を感じている。人数制限もできるだけせずに、遊べる場が地域で増えればと考えている。

(委員)地域包括支援センターでは、高齢者の介護予防教室などを開催しているが、会場がどうしても公民館や地区センター等の大きな施設になってしまう。町内会単位で、ちょっとした空きスペースがあればと思う。空き家の活用も考えられる。昔のように、子どもや高齢者が、少人数で気楽に集える場が身近な所にない。

(委員)特に不満はなく、快適に過ごしている。町内会で以前から、オムツを作って寄贈する活動をしているが、エコにもなることでもあり、今後も続けていきたい。

(委員)地区市民委員会の女性部長をしているが、コロナ禍でこの2年間、研修会等の活動ができず、町内会の女性部長とも顔合わせができない状態である。

(委員)小学校において、教師と保護者の関わりがあまりない状況。教師の名前や顔も知らないことがある。地域と学校と一緒になって子育てをしていく面で、親としては不安である。

(委員)高野地区では、キツネが毎年出没する。生活道路を歩くキツネに子どもたちが近寄っていくので、エキノコックス症の心配もある。地区の児童公園では巣穴が見つかっていないが、できれば駆除してほしい。

(委員)「よろず相談所」があればと思う。電球交換や水道の水漏れなど、ちょっとした困り事を相談すると、地域で助け合って解決できるような場があればいい。また、交通事故の危険性のある交差点にミラーを設置してほしいが、いろいろ障害があって実現しない。

(委員)民生委員のなり手がいなくて困っており、欠員が生じている状態。町内会長にお願いしたり、市の広報誌でPRしたり、学校でパンフを配付したりしているが、なり手がなかなか見つからない。

(委員)地域包括支援センターで会場を探しているとのことだが、高野会館は使えると思う。

(委員)高野会館は、既に使用している。高齢者が国道を渡って行くのは大変であり、身近に歩いていける範囲で集える場所を探している。

(会長)空き家と空き地がどんどん増えている。雑草が伸びて、ごみ捨て場のようになったり、放火の危険性や、老朽化により崩れて、人に危害を及ぼす可能性もある。また、交通安全指導員のなり手が不足している。今は観光シーズンで、多くのレンタカー等がスピードを出して運転しており、大変危険である。自転車に乗った子どもが、スピードを緩めずに交差点に侵入するので、右左折の車とぶつかる危険性が生じるが、交差点に立つ交通安全指導員が、本来2人のところ、なり手不足により1人のみなので、自転車を制止できない状況。

コロナ禍において、十分な感染対策を取ったにもかかわらず、子ども食堂等で参加者に感染者が出た場合、主催者としてどういう処分等を受けるのか分からない。法的なことが分からないので、開催すべきかどうか迷ってしまう。できれば、次回以降に行政の回答を示してほしい。

3 その他

会長から、3年振りに開催される「花火 in KAGURA 」に対し、委員1人当たり1千円の協賛金を支出してはどうかとの提案があり、賛同者のみ協力することとした。

4 閉会

次回は9月20日(火曜日)午後6時30分から、神楽公民館「講座室」で開催することを確認して、閉会。

お問い合わせ先

旭川市市民生活部神楽支所

〒070-8003 旭川市神楽3条6丁目 神楽市民交流センター内
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