「西神楽まちづくり推進協議会」会議録(令和3年度第3回)
日時 | 令和3年11月18日(木曜日)午後5時50分から午後7時50分 |
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場所 | 西神楽市民交流センター「講堂」 |
出席者 |
委員12名(正副会長以外は50音順) 坂東委員、藤田委員、藤澤委員、森﨑委員、山本委員 市側出席職員 西神楽支所石井支所長、豊田市民係長、大島市民係主査、水野市民係主査、 佃市民係主査 |
会議の公開・非公開 | 公開 |
傍聴者の数 | なし |
会議資料 | |
【地域共生社会推進に関する条例について】
【旭川市地域自治推進ビジョンについて】
【西神楽まちづくり推進協議会実施事業について】
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(補足)本会議録中では、次のとおり表記する。
- ※本文では、西神楽まちづくり推進協議会を「まち協」という。
1 開会
事務局から、集会式協議会は今年度、初開催であったため、改選委員3名と出席委員紹介及び欠席委員の報告を行った。事務局職員の紹介を支所長から、事務局職員、保健指導課長から地域保健担当職員の紹介を行った。
2 議事
(1)旭川市との意見交換(市からの情報提供について)
(仮称)旭川市地域共生社会の実現に向けた施策の推進に関する条例について資料1から資料4に基づき、福祉保険課から説明を受けた。特に質疑応答はなく、何かあれば資料5に意見等記載の上、福祉保険課へ送付することも加えて説明がされた。
(2)旭川市地域自治推進ビジョンの改訂について
資料1から資料3に基づき、地域まちづくり課に代わり、石井支所長から説明があった。
特に質疑応答はなく、何か質問や意見があれば事務局までお知らせ願うことも加えて説明がされた。
(3)西神楽まちづくり推進協議会実施事業について
ア 令和3年度西神楽まちづくり推進協議会活動報告
事務局から、配付資料の「令和3年度西神楽まちづくり推進協議会活動報告」に基づき、説明があった。
【質疑応答】
(委員)資料1にアンケート回収率33%とあるが、参考にアンケートを配布した総世帯数は?
(事務局)全戸1350世帯に配布しました。
イ 健康に関する事業について
事務局から、配付資料の「地域まちづくり推進事業実施報告書(すこやかライフ応援塾2021)」、「すこやかライフ応援塾2021金銭出納簿」に基づき、現時点での説明があり、説明どおり確認された。
【質疑応答】なし
ウ 防災に関する事業について
事務局から、配付資料の「地域まちづくり推進事業実施報告書(災害に備えて!)」、「災害に備えて!金銭出納簿」に基づき、現時点での説明があり、説明どおり確認された。
【質疑応答】なし
エ 交通安全啓発に関する事業
事務局から、配付資料の「地域まちづくり推進事業実施報告書(思いやりでつくる地域の交通安全)」、「思いやりでつくる地域の交通安全金銭出納簿」に基づき、現時点での説明があり、説明どおり確認された。
【質疑応答】
(委員)10月3日開催した街頭での旗波による交通安全啓発事業は、10月26日付「あさひかわ新聞」に掲載された。そういう記事は今後添付資料として配付するのはどうか。
(事務局)拡大コピーの上、委員さん分を用意しているのでお帰りの際にお渡しいたします。
(委員)旗波の際には駐在所は西神楽だけでなく、千代ヶ岡駐在所も来てくれてましたよね。
(事務局)はい。美瑛からも駆けつけてくださり、「旗波いいですね、すごいですね。」とのお言葉もいただいた。
オ 令和3年度予定事業検討
配付資料の「令和3年度予定事業の検討」に基づき、1.「健康に関する事業」に関しては、新型コロナウイルス感染拡大防止による緊急事態宣言等で見合わせていた、振り込め詐欺や架空請求被害を未然に防止するため、実際にあった事例を消費者出前講座の実演にて実施する是非について意見交換を行った。結果は次のとおり。
【意見交換】
(委員)コロナ発生感染状況によるのではないか。
(会長)ワクチン接種率77%となり、予断はできないもののコロナの感染数も減少し、収束に向かってきたことから、引き続き、感染拡大防止や予防に細心の注意をしながら、行うことに対して、皆さんどうでしょうか。
(各委員)賛成です。
(会長)いつ頃にしましょうか?
(委員)どこでやるのか?
(事務局)西神楽市民交流センター「多目的ホール」、3話までしてもらえる。実演の詐欺の内容は希望できる。
(委員)対象者は我々まち協委員だけ?
(事務局)一定期間を設けて町内会等の御協力をいただき案内を全戸配布の上、出席者を集います。
(会長)日時は令和4年1月27日(木曜日)あたりでどうか。13時30分から2話の実演とし、1時間程度。
(各委員)賛同
(会長)皆様のお声かけしてもらい、できるだけ沢山の人に見てもらい話しを聞いてもらいたい。会長名で案内をだしますので、御協力お願いします。
消費者出前講座の実演による詐欺被害防止の啓発を行うことで確認された。
また、2.「防災に関する事業(災害に備えて!)」では、前回の第2回書面協議会で森﨑委員より「災害時における避難困難者(避難困難者=避難行動要支援者名簿制度)の把握と支援の在り方を今後検討していく必要があると思います。」との意見があり、事務局から参考として「平成30年7月11日の道新記事」と「避難行動要支援者名簿のお知らせ・もしもの災害に備えるために」、「避難行動要支援者名簿のひな形」及び「旭川市避難行動要支援者避難支援の手引き(全体計画)の概要」の追加資料を配布し、意見交換を行った。結果は次のとおり。
【意見交換】
(委員)平成30年7月11日の道新記事に「記録的な大雨で浸水被害が出る中、旭川市内6地域に避難勧告がでたときにどの地域も町内会、市民委員会も避難者名簿を持っていなかった」また、「平成28年の夏の台風の際に避難勧告がでた西神楽の就実と聖和両地区とも避難者名簿を持っておらず、市職員が要支援者を訪問して安否確認した」という経過を踏まえて、地区社協としては、一昨年、地域の要支援者の現状を把握したいという思いから、旭川市に名簿提供を申請し、現在、地区社協役員と民生委員担当地域で安否確認状況等の情報を共有しているところである。まち協においても防災に関する事業のうち「災害に備えて!」事業を展開するにあたり、この名簿が埋もれないように西神楽地区のオピニオン層である、まち協委員メンバーにも共有化してもらい、いざというときに役に立つようにと提案した。市からは個人情報で取り扱いの規制があり、現在、保留せざる得ない状況にある。
(会長)「個人情報」とあるが要支援者名簿には何人くらいか?
(委員)(同意している方で西神楽地域は)亡くなった方もいて現在43名
(会長)名簿に記載のある人以外にも、まだまだ要支援者いるのではないか?
(委員)43名は身体障害、要介護1・2・3に方など。スタートは身体障害から対象で自分は避難勧告発令されてもできないので、市に対して、できれば支援して欲しいというのが始まりだった。個人情報もあるが、これは命に関わること。
(会長)よく「個人情報」と言われるが、高齢者関係の避難の問題のこと。名簿はだせないではなく、社協から民生委員・市民委員会をもっと説得して、御説明して、できるだけ独居老人をスムーズに避難できるようにしたらいいのではないか。いざ災害があったときに除外はできない。もっとその説明を社協で食い込んだらどうでしょうか。
(委員)今の社協の役員体制ではできない。やるとなったら市民委員会、町内会、福祉部あたりが自分のところに居住する町内会単位でどれだけ動けない人がいるのか、身障者だけでなく、例えば、認知症の方や要介護2・3・4状態の方など、どこか避難しようしても誰かの支援がないと動けない。民生委員は現在13人担当しているが民生委員が足りなくてその地域にいない、普段は見ているはずなんだけど目が行かないのが現状である。もし、この名簿を使って避難するという形にするのであれば、各町内会ではどうか。
(会長)社協でできないなら、町内会長に充分説明し、把握してもらうことはできないか?自らが町内会長であったとき、町内会では一向にそういう話しは聞いたことはなかった。町内会長とよく話し合って、その町内会に何人いるか?などの進め方はどうか?
(委員)社協と町内会で関わり繋がりがない。
(会長)そこを何とかしていかないか。
(委員)名簿をつくったとして、災害が発生した場合、障がいのある方に「避難してください」は誰がやるのか。町内会は声はかけるが、市ではないのか。
(委員)東日本大震災のときにおいても、市の職員が来ると言っても、とても間に合わない。市職員が来て救助されたのは2・3パターンしかない。東日本大震災のときには、避難誘導に行った民生委員55名が亡くなっている。町内会であれば状況がわかるし、避難勧告がでたら声かけし合える。そういうことができるのではないか。それをどこでやるかである。
(委員)最終的に避難を促進するのは誰か。その名簿づくりが必要だが、町内会でも把握できないのでは。
(委員)この要支援者名簿は市でつくっている、やるとしたら、この他に自分の町内会で把握し追加していくことになりますよね。
(委員)要支援者名簿は、まち協として旭川市から取り寄せられるので、やれないことはない。
(委員)民生委員をしてるが、見たことない。お借りすることはできず、持ち回りで見るだけだった。旭川市は要支援者名簿は特定の人に見せるだけで、100人居たら覚えられるわけない。個人情報で教えてくれないから実際にはわからない。近所に足の悪い人がいるが、その人が要支援者名簿に載っている方かは定かでなく、わからない現状。
これは、やるとなったら力込めて、みんなでじっくり話し合ってやらないと中々進まないこと。
(委員)個人情報は必ず引っかかってくる。本人が同意しないと名簿にも載らない。逆に町内会の方が知っている。名前はあるけど施設に入ったよとか。最終的に動くのは町内会になるのではないか。老人会もあって独居老人の把握はされているが、独居老人でありながら、娘が隣に居るとか。そういう情報も持っている。あの人は大丈夫だという予測もつくし、災害がどの程度か?にもよる。
(会長)まち協としても社協としても、いざ避難するのにどういう所があるのか、あるいは避難場所にどういうものが置いてあるか、どういう避難の仕方をするか。そういうことの講演をしたい。
(各委員)賛同
(事務局)「避難行動要支援者名簿制度」について説明。西神楽地区では85名申請していて、同意している方は57名。
(委員)森﨑委員が提案してくれたのは、名簿は申請しないと利用できないし、利用しずらいということ?町内会単位で取り組んで欲しいという提案でもあるのか。
(委員)それはある。
(委員)町内会単位で取り組んでみたらどうかという提案なんでしょうか。
(委員)名簿をまち協委員で公開して共有、本当は町内会単位で名簿をつくれれば一番いい。個人情報も何もないからよい。しかし作業量が大変。
(委員)その名簿を利用できるように地域に広めたい。それを広めるためにまち協としてやりたい。町内の作業量が大変。町内でつくった名簿を社協がほしいということか。
(委員)そうです。
(会長)これについては、ゆっくり話し合わなければならない。
(委員)まち協委員としては、意識づくりだけでも、こういう提案があったということを各町内会にお知らせして、話題提供になり得る。広げるか広げないかはまた時間がかかるので、こういう話がまち協ででたということを発信するだけでも各町内会に意識付けしてもらえること。先のことは今日、結論でることではないので、継続的に話し合いの場を持っていただきたい。
(会長)今年度のあと4か月のまち協だが、一度、旭川市防災課に来てもらいたい。そこでゆっくり再度、話をしたい。災害の現状や把握、どこに避難所があるのか、水位がここまできたら逃げなくてはならない等、そのときにまち協はどういう風に考えているかという話しである。把握をきちんとしていないと独居老人に親身になって充分なことをしてやれるのか、やれる体制にしないとならない。一度、防災課に十分な説明をしてもらう。皆さんいいですか?御協力お願いします。
(各委員)賛同
(会長)旭川市の防災課による西神楽地区における講話を11月25日(木曜日)に開催することで是非お願いしたい。まち協委員中心だが関係する方にも声掛けしてもらい、少しでも多くの人に参加してもらいたい。
「災害に備えて!」事業の一環として、令和4年11月25日(木曜日)13時30分から1時間半程度、要避難困難者の支援をはじめ、西神楽地区での災害に対する様々な対応や現状の把握や理解を深めるため、旭川市防災安全部防災課の講話を依頼することで確認された。
(4)まちなか保健室について
保健指導課長より、配布資料「これまでの西神楽まちなか保健室の活動」、「今後の取組」、「西神楽まちなか保健室利用実績」の3枚に基づき、説明があった。
まちなか保健室は、支所・公民館・当時の農業構造改善センターに統合される施設再編の中で,新たな市民サービスとして令和元年度から始めている。課題として、内容のマンネリ化や利用者の固定化等の影響か、利用者数が減っている。待っていても来る方は減っていく、ここまで足を運べない方もいる。委員さんから地域を廻る巡回型もいいのではとの提案もあった。
活動を通して、西神楽は小さなコミュニティーではあるが、地域のまとまりがあり、地域の特性や強みがある。資源の活用の可能性もある。まちなか保健室は、ゴールではなくスタートである。今後の取組としては、対象を子どもにも広げ、全てのライフステージに対応した健康づくりを目指している。
地域のつながりや強みが宝になる実感があり、課題がありつつも前に進んでこうとするまちづくりの玉手箱みたいなイメージを持っていた。これらの健康づくりにも活用したい。地域の宝物を探しながら一緒になりながら繋がり、健康づくりにおいても地域全体が玉手箱の箱となって皆様の健康を支えていきたい。今後、関係団体等と協働しながら、点から面へ地域の健康づくりを展開していく「西神楽健康玉手箱プロジェクト」を展開していく予定である。
具体的な活動は、これから関係団体とも相談し、地域にでていくまちなか保健室の展開の仕方や在り方についても次回の協議会で具体的な案をお示ししたい。
【質疑応答】なし
(5)まちづくり推進プログラムについて
ア 西神楽まちづくり推進プログラムについて
事務局から、令和3年度へ向けて配布資料の「西神楽まちづくり推進プログラム」について改訂にあたり、内容の変更や新たな項目の追加など次回協議会で検討することで確認された。
イ 「市への要望・地域からの提案に対する本市の考え方」について
事務局から、配付資料から要望・提案の継続の有無、内容の変更、新たな項目の提案など西神楽まちづくり推進プログラムと同様に次回の協議会で検討することで確認された。
3 閉会
次回の第4回協議会は、令和4年2月24日(木曜日)午後6時から西神楽市民交流センター「講堂」で開催することを確認して、閉会。