「永山まちづくり推進協議会」会議録(平成29年度第4回) | 旭川市

情報発信元 永山支所

最終更新日 2017年11月16日

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「永山まちづくり推進協議会」会議録(平成29年度第4回)

会議概要
日時

平成29年11月2日(木曜日)

午後6時00分から午後8時00分まで

場所 永山公民館 2階「音楽室」
出席者

・委員11名(50音順) (欠席者4名)

井上委員、葛西委員、鎌上委員、紙谷委員、工藤委員、桑畠委員、塩尻委員、田中委員、原田委員、古川委員、南部委員

・事務局職員5名

永山支所長、同市民係(大西、樋口、佐藤)、永山公民館長

・説明員 高木恵(有料老人ホーム菜の花)

会議の公開、非公開 公開
傍聴者の数 なし
会議資料

資料1会議次第(ワード形式 46キロバイト)

資料2永山まちづくり実行委員会の開催結果抜粋(ワード形式 22キロバイト)

資料3地域まちづくり推進協議会委員改選における委員の構成、スケジュール等(PDF形式 114キロバイト)

資料4共生型地域福祉拠点事業プロジェクト「地域に創り地域で創る」(PDF形式 964キロバイト)

資料5共生型地域拠点事業サポートガイド(PDF形式 2,555キロバイト)

資料6「我が事・丸ごと」地域共生(PDF形式 426キロバイト)

資料7 まちづくり関連の新聞記事スクラップ

資料8 永山商店街マップ(エコMAP)

表記

※当会議録中では、次のとおり表記する。

・永山まちづくり推進協議会を「協議会」という。

1 開会

2 会長挨拶

開会に当たり会長から挨拶があった。

3 議事

(1) 協議会の取組事業の経過・今後の予定

各事業の活動状況については、永山まちづくり実行委員会において経過報告があった内容(資料)をもとに実行委員会会長(桑畠委員)から報告があった。
なお、関係委員から次の補足説明があった。
・(永山SOSネットワーク)現在あるのは親機と子機1台ずつ。昨年セットで4万円であった。捜索ネットを組むには複数台必要で、親機が1万2千円、子機が3千円と言われている。親機を3~4台、子機を10台用意していきたいところであり、地域からの支援をお願いできないかと考えている。
・情報提供であるが、9月末には忠和地区でも捜索ネットワークを立ち上げ、第2地区と同方式とのことである。こうした動きが増えてくれることを期待している。
・忠和の市民委員会の会長からは、永山の捜索ネットを参考に取り組んでいきたいとのことでした。当地域は除雪などでも他地域に先駆的な取組が進んでおり、関係者の皆さんにはお礼申し上げる。(会長)
・(冬みち守り隊)10月19日に1回目の会議を開催している。今年は各地区で説明会を開催していく。昨年、第三地区では間口除雪の目印にポールを立てたが評価がよかったので、今年は他の地域にも広げていきたい。また旭川新聞から、永山での除雪の取り組みを大きく取り上げたいとの話があり、取材に協力して参りたい。
・(永山南きづな)毎月開催を継続し、9月、10月もそれぞれ20名から30名の参加があった。新しく参加する人もあり、根付いてきたかと思っているが、住民センターを利用していることから毎回、大きな出費がある。自主運営を目指す上で課題と受け止めている。
・参加者からは100円の参加費を頂いているが、会場費に2千~3千円必要であり、まち協での補助があり継続できている。自主運営に向けては地域からの支援なども課題である。
(農家の食卓でエコなお食事会)農家の食卓について南地区、南西地区でも開催したいと考え、2月に50名ほどの規模で予定している。会費は600円でお漬け物をお土産に付けることで企画している。
会場では、野菜も少し用意し、低額で販売していきたい。また漬け物も可能であれば扱えないかと考えている。
・(永山地域文化振興)永山地域史聴き取り調査は42名(機関)を対象に、来年4月のとりまとめを目途に作業を進めている。
・(食べきり協力店マップ)取組調査したマップを1万部作成し、8千部は旭川大学の生徒さんが永山地域にポスティングしており、永山のことを幅広く知ってもらう活動となっている。
・(永山地域医療専門家連携)10月22日に第2回健康講演会を開催した。投票日と重なり心配したが、100名近く参加しており、地域の皆さんの関心の高さを感じている。
・10月28日に永山住民センターでアンコール開催した講演会も、たいへん分かりやすいお話で、ありがたく思っており、長く続けていただきたい。
(経済活性化中長期計画策定)地域の意向を把握したいとの考えから行っているアンケートは今月8日までに回収していく。集約した結果はこの会議にも報告したい。アンケートの意見を、なにか地域の人が集まってもらえるイベントに繋げていければよいと考えている。
・(世代間交流事業)これまでの取組として8月に児童センターで七夕のふれあい夏まつりを開き、また10月には昔遊びとカレーづくりを行った。12月にはクリスマスコンサートを予定し、これにはイオン、シーナ、ベストプライスと、きたかりから協賛をもらい、プレゼントのお菓子を用意している。
・クリスマスコンサートでは永山小の吹奏楽を呼んでいただいた。永山神社でも演奏の機会をもらっており、たいへん有り難く感謝している。

(2) 地域まちづくり推進協議会委員改選における委員構成について

今回、委員構成の考え方が変更になったことを受け、資料に基づき事務局から説明し、理解を求めた。
・委員構成はこれまで定員15名としてきたが、これを超えることが認められ、各市民委員会から参加してもらう枠を用意することになった。
・永山では、このことで2名の増員が見込まれ、また今後、検討を進めていただくことになるが改選後には20名ほどの構成になると考えられる。

(3) 永山地域の諸課題について

年度後半では、経済活性化、地域防災、地域福祉をテーマに意見交換を進めて行くこととしていたが、今回は共生型の地域福祉を題材に、有料老人ホーム菜の花の高木さんから施設での取組の考えを伺うこととしたい。
発言の主なものは次のとおりである。
(説明員)当社では老人ホーム菜の花の近くに地域共生型の福祉施設を設ける方向でプロジェクトを立ち上げている。
地域共生型の福祉事業とは、資料にあるように厚生省が進めようとしているもので、これまで高齢者、障害者、子どもと、それぞれ対象を分け、縦割りになっていたサービスを全部丸ごとに、横断的に一つのサービスとしてとらえようと進められている。
発想を転換し、福祉は支える側、支えられる側でなく、お互いに支え合いながら住民がそれぞれ役割を持って、自分らしく活躍できる地域コミュニティを創るのが目的となっている。
国の取組では、30年度にも共生型サービスが具体的に盛り込まれてくることになっている。また北海道でも、推進事業として取り上げられる流れになっている。
既に道内でも、共生型地域福祉拠点が作られ、取組が進んでいる。…資料に沿って事例を紹介。
地域拠点では、具体的にカフェのようなスペースを設け、そこではおじいちゃん、おばあちゃんが駄菓子を販売し、パンも障害者施設から購入し販売する。地域の特産物になるものをみんなで加工して、販売する。また拠点では少し畑を作って、障害のある人も地域の人と一緒に農作業をして、それを販売もできればいいと思っている。
これら全てを一度にとはならないので、まずは、高齢者や子供たち、また障害のある方も集まって、何か役割を持てるといったことに重点を置いて事業計画を立てて参りたい。施設に入居している方にも、何か活躍したいとの思いがある。高齢であってもできることはあるので、そうしたことを見出していける場所づくりができるとよい。
(委員)その施設は、どの範囲を対象エリアと考えているのか。
(説明員)基本、永山地域と考えている。永山は広いが、今もデイサービスでは送迎ができている。カフェに集まることであれば送迎で広い範囲に対応できると思う。ただ施設で働くことでの参加となれば、遠方からのときには難しい面があるとも考えている。
(委員)対象エリアを地域ごとに考えてもらうことが必要と思う。永山南のきづなカフェでも行きたいけれど足が無くていけないといった話がある。送迎にしても安全の心配もあり。支援するボランティアの範囲にもハードルがある。
永山は横に長い形をしておりコンパクトなもので良いから2カ所ぐらいになっていると、利活用に都合がよいのでないか。
(委員)共生型地域福祉拠点の中には、収穫と加工の方針も出ているので、農家の食卓と繋がれば良い方向に進められると考える。
(会長)地域福祉は協議会としても大事な課題で、拠点への協力については、今後も皆さんの意見をいただいていかないといけない。
(会長)次に、永山の推進協議会の活動内容が市民広報で紹介されることになっている。永山は他地域のまちづくり推進協議会から見て、突出した事業数を手がけているが紹介されるのは一部である。
また一点、きづなカフェに関連して小鳩保育園跡の利用を要望している件で、市と打ち合わせすることになっている。市では跡地売却の考えを持っているようであるが、これを白紙の方向にできないかを協議する。
きづなカフェは皆さんに協力をもらえるようになってきており、できれば開催回数を増やして行く上でもこの施設を使えることが良く、また高齢者の憩いの場も複合的に求めたい。こうした場所も地域の福祉拠点となっていければ良いと考えている。
以後防災について意見交換を行った。
(会長)先日、市民連協主催で水防災に関するコミュニティ懇談会があった。旭川では大きな災害として水災害が課題である。旭川は川が多いから安心だというのでなくて、川があるから危ないとのこと。今、河床がどんどん上がっていることで溢れる危険が高くなっていると聞いている。消防団等の経験から防災について意見を伺いたい。
(委員)石狩川、牛朱別川、忠別川、美瑛川は20年前からみて30センチメートルは河床に蓄積されている。郊外では今年もぺーパンで溢れている。永山は比較的標高が高く、130m前後あるが、中心部は110mで、神居古潭で詰まるようなことがあれば、中心部には上流からの水で大きな被害が出るとの認識は持ってもらいたい。
(会長)地区〃の防災組織で防災の知識、備えをお願いしたいと市は考えを持っているようだが、今、旭川には防災組織が4カ所しかない。元は永山にも防災組織の動きがあったが、立ち消えている。
推進協議会では地域福祉と防災のこと、それから子供のことを来年度に向けて話し合い、事業に結び付けられれば良いと考えている。
(委員)資料に付いている新聞スクラップに、避難行動要支援者名簿のことが出ており、市で作成したが地域に受入が広がっていないとの記事がある。
こうした名簿提供の案内が町内会にあったということかどうかたいへん疑問だ。名簿の話しが地域に来ていないならどうしようもないし、もし自分の町内に連絡があれば、名簿を受け取り、助け合う体制が取れる。
(委員)名簿はあるが、個人情報の入った名簿を町内会で管理するかどうかといった問題が背景にある。そこで民生委員に持ってもらうのが良いといった意見も出ている。動きは徐々に進んでいるが、一律に地域に名簿を持たせる扱いも丁寧さに欠ける面があるとのことで、自主的に要請あったところを対象にしている状況にある。
(委員)そうした情報が手に入れば、消防・防災活動時に大変有効な情報であり、火災の際に住人情報を得たことで、その人をけがなく救い出せた事例も経験している。
(委員)要支援者名簿については町内会で管理するより、民生委員に下ろした方が細やかな対応をしてもらえると思う。
(委員)防災への備えとしては組織や知識だけでなく、日頃からの訓練がないと機能しないものであり、そうした場合には消防団もお手伝いしたい。
(会長)市民委員会の火防部活動では心肺蘇生とか消化器の扱いだけでなく、要支援者の避難訓練を取り上げることも提案していかないといけない。
(委員)以前に避難訓練で永山小学校の体育館に泊まった経験がある。この経験は避難とか防災を考える上でたいへん参考になっており、現場での課題をしっかりととらえることに役立つと思う。避難所では夜、眠れないというのも身に染みて感じた。
(会長)今後とも、地域課題として青少年の問題や防災のことで意見交換の機会を設けていくことができればと考えている。

(4) その他

次回の協議会については来年1月を目途に調整のうえ通知することとした。

4 閉会

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