地域材について

<旭川市地域材活用住宅建設補助金>
「地域材」とは、北海道内の森林から産出され、かつ、北海道内で加工された建材をいいます。
旭川産材の家づくりを目指した特色ある取り組みにつなげるため、地域材のうち、旭川市内の森林から産出され、上川管内で加工された木材を「旭川産材」として区分しています。
住宅建材に使う旭川産材の「木」は主に2種類
カラマツ
「旭山動物園」より東側の森から産出
国立競技場の大屋根トラスにも使用されたカラマツは、温かみのある赤い色味とはっきりとした木目の美しさがあり、重厚で強度も高い長所を有していますが、ヤニが多くねじれが強くでるという特徴があります。
※旭川産材には、その証として旭川産材のシールが貼られています。
トドマツ
北海道を中心に育つ針葉樹のトドマツは、木目がまっすぐで白く軽く柔らかいことから、加工がしやすい長所を有していますが、含水率が局所的に高い部分を有し、また、割れやすいという特徴があります。
※旭川産材には、その証として旭川産材のシールが貼られています。
木はひとつとして同じものはなく、一般的に共通する性質として「木は狂う」という性質があります。どんなに精度よく刻み組み立てられた木材でも、乾燥が不十分だと徐々に水分が抜けて収縮するために木材内部に応力差が生まれ、反りやねじれ、割れが生じ、意匠面の不具合はもとより接合部もガタついて力の伝達が不十分となり構造面でも問題となっていきます。
そのため、旭川産材に関わらず住宅木材全般は、建築製材として使用する前にあらかじめ人工乾燥装置を用いて乾燥させる工程が必要で、乾燥させることにより含水率を下げて寸法の狂いやひび割れ等を防止し、強度を向上させる加工を行います。
一般的に住宅の構造材はJAS認証製材(※)なので、トドマツやカラマツにみられる短所も乾燥や加工技術によりクリアしており問題はありません。
※ 日本農林規格(JAS規格)に適合し、JASマークが付いた品質・性能が保証された木材で、強度、寸法、含水率などが厳しく検査・管理された建築資材
※提供・協力林野庁北海道森林管理局 平田美紗子氏
JIMOIEさくひん













