トマト

情報発信元 農業センター

最終更新日 2021年7月21日

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トマト

いろいろな調理法があり、栄養価も高い(大玉)トマト。プランターでも栽培でき、丁寧に管理すれば、大きくて美味しい果実を収穫できます。

※一般的なポット苗を用いて紹介します。

トマト

準備

プランター深型、支柱(約1.5m)、仮支柱(約50cm)

苗植え

※初期の管理は1.ミニトマトと同じです。

深さが30cm程度ある大き目のプランターを使用します。

土に苗の大きさ程度の穴をあけ、苗を植えます。

幅広のプランターであれば、複数株の栽培も可能ですが、株間は30cm程度あけてください。

土掘り
土盛り

植付け後、仮支柱を立て、ひもで誘引します。


誘引とは、茎や枝を支柱に固定する作業です。植物の形を整え、安定させることで苗が倒れにくくなる効果があります。


トマトの仮支柱は、ひもで8の字を作るように少し空間を持たせ、緩めに固定してください。

仮支柱
茎の隣に仮支柱を立て
8の字
少し緩めに固定する

プラスワンポイント

最初の花房に花が1、2個咲いている状態の苗を植付けましょう。

花が咲きすぎていると、苗が根付く前に果実に養分がとられてしまい、株が十分に育ちません。逆につぼみができる前の若い苗は、茎や根に養分がとられ、果実が小さくなる可能性があります。

水やり

苗植えから根付く(2週間ほど)までは、土を乾かさないよう水をやりましょう。

根付いた後の生育期間は水を控えめにし、土の中まで乾いているかを確認してから水をやりましょう。

日当たり

トマトは日照を好む陽性植物です。ベランダで栽培する場合は、できるだけ日当たりの良いところで管理しましょう。

栽培管理(整枝)

天候がよく、気温が高いと、主枝が生長するとともに、わき芽がどんどん出てきます。

定期的に生育状況を確認しながら、わき芽処理を行いましょう。


わき芽とは、主枝(中心の一番太い茎)と葉の間から出る新芽です。わき芽が伸びてしまうと、主枝の養分を奪ってしまい、生育不良や収量の低下につながります。また、極端に葉が生い茂ると、風通しが悪くなり、病害虫が発生する可能性も増します。


わき芽
処理前
わき芽処理
処理後

主枝と葉の間の芽を全て摘み取ります。わき芽ができるだけ短いうちに摘み取るようにしましょう。

(左写真は伸びすぎです。短いうちに摘み取りましょう)

摘み取るときは、湿気の高い雨の日は避け、他の枝葉が傷つかないよう注意してください。

着果

トマトは下の方から、「茎や葉が伸び、果実がつく」という”段”が分かれて生長します。

特に大玉トマトは1段目に実が付かないと、茎葉の生長が優先され、花が付かなくなり、収量が低下します。

植付けが早く虫の活動が少ない時期や風が少ない場所で栽培する場合は、手で軽く揺らして人工授粉させるか、市販の着果促進剤(トマトトーンなど)を使用し、確実に1番花を着果させるのがお勧めです。

摘果

1か月後←50日後の生育状況

苗植え後40~50日で、下段からトマトの果実が実り始めます。

株全体で良い果実を収穫できるように、摘果するのがお勧めです。


摘果とは、果実が小さいうちに、生育が悪いものなどを摘み取ることです。

一つ一つの果実や株全体の生育を促し、大きく味の良い果実を収穫できるようになります。


摘果

果実の形や生育が悪いものを小さいうちに摘み取ります。トマトをプランターで栽培する場合、各段の果実は3個ほどに調整しましょう。

追肥

各段の果実の2、3番果の大きさがピンポン玉程度になるごとに追肥を行いましょう。肥料にはいろいろな種類のものが市販されていますが、肥料の三要素とされる窒素、リン酸、カリの中で、リン酸の割合が高くないもの(三要素が均一なもの)をお勧めします。

※追肥する量は説明書き等を参考にしてください。なお、トマトは肥料過多になりやすいため、”少なめ”を心がけましょう。 

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