「箏曲華瑤会」~文化芸術のカタチvol.15
伝統的な日本の音色を楽しみませんか?箏と三絃の教室、「箏曲華瑤会(そうきょくかようかい)」の講師、安田さんにお話をお聞きしました。
内容
-箏と三絃とは、どのような楽器ですか?-
箏とは13本の絃から成る、日本の伝統楽器です。柱(じ)という支柱をそれぞれの絃にかけて音程を調節し、右手の親指・人差し指・中指にはめる付け爪で絃を弾いて音を出します。
箏のほか、十七絃という大型の楽器もあり、現代曲の合奏の際に低音担当で使用されます。
演奏する際は、組み立て式の台の上に楽器を置いて、椅子に座って楽器を奏でます。
三絃とはいわゆる三味線のことですが、ここで教えているのは地唄三味線という種類で、太棹の津軽三味線とは異なる中棹の三味線です。
主に箏との合奏に使用されます。
奏法に関しても、バチを胴の中ほどで弾く津軽三味線とは異なり、胴の上部を弾いて演奏します。
-初心者の方はどのように練習していきますか?-
初めての方は、まず柱を立てて音程を調節することが難しいかと思いますが、チューナーを用いながら少しづつ音の感覚を教えていきます。
慣れてきたら自分自身ですぐに音程調節ができるようになると思います。
チューナー。
最初に演奏する曲は「さくら」や「かぞえうた」などの、耳なじみのある易しい楽曲です。
初心者用の教則本に沿って、日本の古謡や和歌などをモチーフにした曲や現代曲を演奏しながら練習していきます。教則本に載っている曲のほか、演奏してみたい曲があれば、ご希望に添うこともできます。様々な曲を楽しみながら上達を目指し、1年程度で「六段の調」が弾けるようになります。さらに10年程度上達を続ければ講師資格を獲得することができ、誰かを指導することができるようになります。
(左)初心者用の楽譜。 (右)六段の調の楽譜
また、基本は一対一の個人レッスンですが、曲をマスターすれば先生と合奏するほか、発表会の際には生徒さん皆で合奏することもあり、様々な演奏ができることも楽しいと思います。
-教室でのレッスンについてお聞かせください-
レッスンは週に1回、1時間程度で実施しています。レッスンの時間帯は10時から20時ころまで可能なので、仕事終わりに教室へ通っている方もいらっしゃいます。
生徒さんは、小学生から習い始めて現在高校生の方や、70歳代の方、男性の方など、様々な方がいらっしゃいます。ほかにも、道外に転居した生徒さんで、リモートレッスンをしている方もいます。
どの生徒さんも楽器の音色やメロディを魅力に感じて、楽しく続けています。
また、年に1度教室主催の発表会があり、市外や道外からプロの先生をお招きして演奏していただいたり、生徒さん同士で合奏する機会となっております。教室30周年記念でもある今年は、11月6日(日曜日)14時30分から、大雪クリスタルホールで開催します。ぜひお越しください。
-箏や三絃に興味のある方へ向けたメッセージをお願いします。-
日本の伝統楽器は敷居が高いと思われがちですが、和の音色や旋律が好きな方であれば、気軽に始めていただきたいです。
無料体験を行っていますので、少しでも気になる方は、ぜひ体験にお越しください。
まとめ
●初心者は奏法の基礎から始め、様々な曲の演奏を通じて上達を目指す。
●学生から社会人、ご年配の方まで様々な生徒さんが教室へ通って楽しく続けている。
●個人レッスンだけでなく、年に1回の発表会ではプロの演奏を聴いたり生徒同士で合奏する経験もできる。
団体情報
名称 | 箏曲華瑤会 |
住所 |
旭川市1条通12丁目 シュロス1条 |
創作・練習の日時・頻度 |
週に1回、10時~20時ころまでの任意の1時間 |
会員の募集 |
あり |
会費 |
月謝:5,000円から 年会費:10,000円 |
連絡先 |
090-5220-1506(安田さん) |
その他 |
無料体験も行っていますので、ご連絡ください。レンタル楽器あります。 |
- 他の団体・サークルの記事については、以下のページにまとめています。
「文化芸術のカタチ」‐旭川市の文化芸術に関連する団体・サークルをご紹介します。