「旭川子ども劇場」~文化芸術のカタチvol.13

情報発信元 文化振興課

最終更新日 2022年9月7日

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文化芸術の体験を通じて、親子の成長をサポート。「旭川子ども劇場」の運営委員の皆さんにお話をお聞きしました。

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運営委員の皆さん

内容

-どのような活動をしているのですか?-

地域の子ども達とその親を中心にみんなが集まり、交流する機会をつくっていく会員制の会で、活動の柱は、例会活動と自主活動です。

例会活動は、子ども劇場の全体活動として、主に未就学児、低学年、高学年以上と3つの層に分けて、それぞれの成長段階に応じた演劇や人形劇、音楽会などの質の高い舞台を定期的に開催するものです。

自主活動は、地域毎に会員が集まり自分たちで企画・運営するもので、公民館や学校などの身近な場所で様々な公演やワークショップなどが実施されています。また、年齢層を分けることなく皆で遊ぶ機会として、「こどもまつり」やキャンプなどの企画も行われています。

このような取組を通じて、子ども達が遊びの中で様々なことを学ぶ機会をつくり、大人も子どもも分け隔てなく、日常的に地域のみんなで声を掛け合える関係づくりに取り組んでいます。

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地域でお祭りを実施

-今年の例会は、どのようなことを実施するのですか?-

来年の3月までに舞台劇、演奏会、人形劇、パントマイムを計11回実施することを計画しています。

直近では、6月12日(日曜日)と13日(月曜日)に札幌NKミュージックの方にお越しいただき、「カホン」や「ウインドチャイム」などのちょっと珍しい手作りの楽器や手回しオルガンなどの演奏を聴いたり、子どもたちがお父さん、お母さんの膝の上で叩いて体験する「はじめまして おとのおともだち」という例会を開催しました。児童演劇のプロの団体なので、安心していただいて大丈夫です。

7月22日(金曜日)と23日(土曜日)には、劇団・風の子関西さんによる「風の少年 シナド」という3歳以上を対象にした舞台劇を開催します。同作は、主人公の少年が友人と協力しながら様々な試練を乗り越え、失われつつある自然を取り戻すために冒険していく内容の物語で、少年の勇気や支え合いの心、自然の尊さなど、子どもたちに感じてほしいことがメッセージとして散りばめられています。

子どもたちの成長を促すために伝えておかなければならないことは沢山ありますが、言葉だけではなかなか伝わりません。私たちの活動によって、子どもたちが様々なことを見聞きし、体験する中で自分で気づき、学んでいくことを後押していきたいです。

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例会の計画
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風の少年 シナド

-何故、例会では舞台を行うのですか?-

舞台鑑賞は、物語を自然に疑似体験し、登場人物の成長や心の変化を自分自身に投影させることで、自分の考え方をつくったり、見直ししたりする良い機会となります。また、生の舞台では、役者の声や音響、観客の反応など様々な刺激を直に感じることができるので、子どもたちの感覚の発達にも良い効果があると言われています。子ども劇場では親子で参加するので、親子で体験を共有し、感想を話し合うことで親子のコミュニケーションを豊かにすることも期待できます。

一方で、旭川では、子ども向けの舞台が沢山開催されているわけではないので、例会として定期的に開催することで、親子で安心して様々なジャンルの質の高い舞台に、気軽に足を運ぶことができる機会となればと考えています。


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これまでに開催したイベントで頂いたサイン色紙

-子ども劇場設立の経緯を教えてください。-

昭和39年の東京オリンピック開催をきっかけに各家庭へのテレビが普及し、子どもたちの外遊びが減っていく中で、地域と家庭とのつながりが薄れていくことについて、社会課題として認識されるようになってきました。そのような時代背景を受けて、福岡市のお母さんたちが立ち上がり、全国初の子ども劇場が誕生しました。

その後、取組が全国に広がり、旭川は比較的早く、道内では釧路に次いで2番目になる昭和47年4月に団体が設立されました。

今年(令和4年)で設立から半世紀が経ち、ますます地域と家庭の距離が離れてしまい、コロナ禍でさらに孤立化が進んでいることに危機感を覚えています。現在、旭川市と周辺町の700名の会員がいますが、もっとたくさんの方に参加いただき、地域の子育てネットワークを広げていきたいです。


-入会するとどのようなメリットがありますか?-

子ども劇場では、大人と一緒にお祭りやワークショップなどのイベントを考え、実施していくことになるので、子どもたちの自主性や創造力、協調性を伸ばす機会になります。

また、世代間での交流が深まるというのも子ども劇場ならではです。学校では基本的にはクラス、学年単位で動くので、先輩・後輩と仲良くなるのはなかなか難しいところがあると思いますが、子ども劇場では、違う学級や学年の子が一緒に同じ目標を持って活動するので、自然と仲良くなることができます。学年を越えた縦のつながりができることで、進学の際にも同じ子ども劇場の会員が先輩としていることが多いので、安心感があります。

親にとっても、家庭内ではなかなか見られない子どもの成長を目の当たりにしたり、他の家庭の様子を見たり、子育てに関する話をすることで、新たな気づきを得られることが沢山あるんですよ。子育てをしていると行き詰まってしまうこともあると思いますし、子ども劇場の活動を通じて情報交換をしたり、ときには子育て以外のことを話す機会なども必要ではないでしょうか。

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親子で遊びを通じて様々なことを学ぶ

 

 

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-今後の活動に関する展望を教えてください。-

コロナが落ち着いてきたら、新しいイベントを実施したり、実施する地域を増やしたりして、もっと集まれる機会を増やしていきたいですね。

今は、インターネットやゲーム機など便利で簡単に遊べるものが沢山あり、皆で遊ぶことが苦手な子も少なくないですが、色々な人と協力しながら課題解決や目標実現に向かっていく力は大人になるに当たって必ず必要になるものだと思います。色々な活動を続けていくと、ときには面倒くささや煩わしさを感じることもあるかもしれませんが、学校では得られない貴重な成長の機会や人との出会いの場になると思います。

楽しいことをやっていくというのが基本ですので、先ずは公園に遊びに行くような気持ちで気軽に参加してみてもらえると嬉しいです。どのようなことをやっているのか見てみたい方やお子さんが活動に馴染めるか不安な方には、会員以外でも参加可能なイベント※もありますので、ご案内いたします。沢山の方からのご連絡をお待ちしています。

※「こどもまつり-2022 遊ぶ心は夢限大」を開催します。

 日時:令和4年7月24日(日曜日) 10時~14時

 場所:常磐公園 広場

 思いっきり創造力を発揮した遊びがたくさん。あそびきろう!

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まとめ

●地域の子ども達とその親を中心にした会員制の会で、舞台芸術を中心に、親子で文化芸術の体験を共有する機会をつくっている。

●様々なイベントを通じて、子育て世代のネットワーク形成に取り組むとともに、イベントの企画・運営に子ども達も参加することで、自主性や創造性を育む場にもなっている。

●異年齢集団で活動を共にすることにより、学校だけでは得られない人間関係を築くことができる。

●子どもだけではなく、親も一緒に成長できる場となっている。

取材後の追加情報

令和4年9月例会(令和4年9月7日追加)

幼児例会:おひさま劇場

 令和4年9月11日(日曜日)に旭川市民文化会館大会議室で、人形劇団「クラルテ」による「へびくんのおさんぽ」、「おまえうまそうだな」を開催します。
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低高共通例会:わいてくるくる おんがっかい

 令和4年9月25日(日曜日)に旭川市公会堂で、ロバの音楽座による「わいてくるくる おんがっかい」を開催します。
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団体情報

名称 旭川子ども劇場
住所

旭川市神楽5条6丁目  旭川子ども劇場、神楽事務所

旭川市春光2条9丁目  北事務所

旭川市永山3条13丁目 大雪事務所

創作・練習の日時・頻度

会員の募集

あり

会費

入会金:300円

月会費:1,100円(3歳未満は0円)/1人

連絡先

旭川子ども劇場 0166-62-8566(電話、FAX共通)

ホームページ https://kodomogekijo.wixsite.com/mysite
その他

例会参加に当たり、会員以外の一般券対応(4、000円)あり

  • 他の団体・サークルの記事については、以下のページにまとめています。

 「文化芸術のカタチ」‐旭川市の文化芸術に関連する団体・サークルをご紹介します。

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