ストップ・ドロップ アンド ロール
花火やキャンプで 衣服に火が付いたら

服に火が付いたまま走ると、かえって火の勢いを大きくするので、その場に止まります。

立っていると、頭などに燃え移るので、その場に倒れて燃えているところを地面に押しつけます。

ゴロゴロ転がることで、服に付いた火が地面に当たって広い範囲を窒息消火できます。
衣類に火が付いたらむやみに走り回らず、このような行動をとることによって、火をいち早く消火できます。
ストップ・ドロップアンドロールについて
1980年代に米国における火災予防に関する公衆教育のプログラムの一環として考案されたもので、米国の消防士が小児を含む市民に対して着衣着火時の自己防衛策として指導したのが始まりとされています。
その方法は非常に簡単で、三つの行動をとるように指導されています。
一つ目は、着衣着火時にパニックになって走り回るとかえって延焼するので、止まる。
二つ目は、立っていると火災が頭部側に延焼し、頭部や気道を熱傷する恐れがあるので、地面に倒れる。
三つ目は、左右に転がり火災を窒息させるため、転がる。
特に、身体をなるべく地面と接触させるように転がることで、効果的な消火が期待できると言われています。