カラスについて

情報発信元 環境総務課

最終更新日 2023年12月22日

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繁殖期のカラスの威嚇行動について

カラスの「警告」を察知する

カラスの威嚇行動は、そのほとんどが巣や幼鳥から人を遠ざけることが目的です。
人に接近することはカラスにとってもリスクが高いため、人の頭を蹴るなど直接的な行動をとる前に、
様々な方法で「警告」を発しています。
それらに気付くことができれば、その場を迂回するなどの対策をとることができます。

カラス威嚇の絵1カラス威嚇の絵2

  1. 敵(対象)が来るとまずは注意して見ている。
  2. 自身の存在を誇示するために大きな声で鳴く。
  3. 敵(対象)の頭上を鳴きながら旋回して威嚇する。
  4. とまり木にくちばしをこすりつける。
  5. とまり木の小枝を折る。
  6. 枝や葉を落とす。
  7. ガッガッと濁った声を出す。
  8. 後ろから脚で蹴る。

カラスの「威嚇」をやり過ごす

カラス威嚇の絵3
  • カラスが人を威嚇するときは、必ず後方から飛来します。
  • 攻撃は一瞬の出来事で、頭部を脚で蹴って飛び去ります。
  • クチバシごと飛び込んで来る肩に止まって何度もつつく

ことはありません。

カラス威嚇の絵4
  • 威嚇が激しい場所では、傘をさすことで頭部を蹴られなくなります。
  • カラスは後頭部を隠されると、狙う場所を見失います。
  • 片腕を真上に上げることでも、同様の効果が得られます。

(補足)翼が腕に当たるのを嫌うためです。

威嚇の原因物を作らせない

  • 「ボソ」は見通しの良い木を、「ブト」は見通しの悪い木を好む傾向があります。
  • 共通点は、すり鉢状の巣を安定させやすい枝があること。
  • こうした枝を剪定することで、カラスは巣を作りにくくなります。造園業者さんなどに相談してみましょう。
  • 剪定できない場合は樹木にテグスを張るのも効果的です。 ※なお、張ったテグスについては、日常の管理を行い、廃棄する際は適正に処理してください。

威嚇の原因物を撤去する

  • カラスは守る対象を失ってしまうと、人を威嚇しなくなります。
  • 巣を撤去する、または卵や幼鳥をその場から取り除くことで「守る対象を奪い去り、子育てを諦めさせて威嚇を防ぐ」ことができます。しかし、一時的には効果が期待できますが、時期によっては巣作りをやり直すことがあります。
  • 「人にいじめられた」記憶を持つカラスは、翌年以降の威嚇行動がより激しくなるなどと言われています。特定の人物が狙われるようになるなど、状況を悪化させる場合もあります。
  • カラスの巣は「野鳥が飛来して作ったもの」です。撤去したい場合は、土地の所有者が自ら駆除業者等に依頼してください
  • 次の公共施設等に巣がある場合は、管理者が対応しますので、管理者に連絡してください。

公共施設等に関する相談連絡先

巣がある場所

連絡先

電話番号
街路樹(国道)

北海道開発局旭川道路事務所

0166-61-0136

街路樹(道道)

北海道上川総合振興局
旭川建設管理部

0166-26-4461

街路樹(市道)

旭川市土木事業所

0166-36-2244

公園

旭川市公園みどり課
(指定管理者 旭川市公園緑地協会)

(指定管理者 旭川公園管理センター)

0166-25-9705
(0166-52-1934)

(0166-74-8005)

電柱・送電鉄塔

ほくでんネットワーク旭川支店

0120-06-0124

(補足1)

  • 自宅の庭の樹木にできたカラスの巣の撤去などは、その土地の所有者にて行う必要があります。

    (補足2)

  • ほくでんネットワークでは、停電防止のため、電柱に作られた巣の撤去を実施しています。電柱にカラスの巣を見つけた時は、上記連絡先にご相談ください。

    www.hepco.co.jp/network/stable_supply/efforts/nest_prevention/index.html(ほくでんネットワーク・カラスの営巣防止に関するページ)

人への警戒心を薄れさせない

  • 「ごみステーションを荒らす」ことが、カラスが嫌われる一つの理由となっています。しかし、餌の確保が死活問題の野生動物にとって、人間が捨てる生ごみなどは「餌」です。食べられる状態で「ごみ」が放置されていれば、集まってくるのは当然です。ごみ出しのルールを守りましょう。
  • ごみステーションに関するカラス対策については旭川市クリーンセンター(36-2213)へご連絡お願いします。
  • ハトやカラスを餌付けしている場面を見かけます。こうした行為は人への警戒心を薄れさせ、より激しい威嚇行動へとつながります。餌付けはやめましょう。

カラスを挑発しない

  • 繁殖期の威嚇は、近くに守る対象があるためです。棒を振り回す・石を投げるなどしても追い払いの効果はなく、周囲の人にとっても危険です。やめましょう。
  • カラスは自分をいじめた相手を、その特徴(顔や服装)とともに覚えます。いじめた本人だけでなく、顔や服装が似た別人が狙われる場合があります。やめましょう。

旭川市内のカラスについて

私たちに最も身近な野鳥である「カラス」について、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
ごみステーションを荒らす、路上に糞を落とす、繁殖期には威嚇行動で危険を感じさせるほか、その外見とも相まって「汚い」「怖い」「不気味」など、不快感を持つ方も少なくないと思います。
その一方、カラスは生態系の中で一定の役割を担う鳥獣保護法で保護された野鳥です。
このページでは、カラスとの共存のため、意外に知られていないカラスの生態を紹介しています。

カラスの生態

カラスには、ハシボソガラスとハシブトガラスの2種類がいます。
外見上はよく似ていますが、鳴き声・生息場所・繁殖期などに微妙な違いがあります。

カラスの種類

名称

ハシブトガラス

(補足)通称「ブト」

ハシボソガラス

(補足)通称「ボソ」

平均的な体長

56cm

50cm

見た目の特徴

太く丸みを帯びたクチバシ
額が出っ張っている

細く直線的なクチバシ
額がなだらか

一般的な鳴き声

「カァー、カァー」(澄んだ声)

「ガァー、ガァー」(濁った声)

歩き方

跳ねながら歩く(ホッピング)

ペタペタ歩く(ウォーキング)

生息環境

市街地や林を好む
「森林のカラス」

農耕地など開けた環境を好む
「草原のカラス」

繁殖開始

4月上旬(枝葉が繁った後)

3月中旬(枝葉が繁る前)

子育て中の反応

非常に神経質で過敏な反応
人に対しても威嚇してくる

ハシブトガラスより弱い
人への威嚇はほぼ見られない

食性

雑食性(樹木の種子、肉類)

雑食性(農作物、昆虫)

エサの食べ方

安全な場所へ運んでから食べる

その場で食べる

  • ハシブトガラスは、枝葉が混み入った樹木(トドマツなど)に巣を作るため、 巣に気付かずに近くを通った人が不意に威嚇され驚くことが多い。
  • ハシボソガラスは、雪解け時期から巣を作り始める(枝を運んで飛び回る ので目立ちやすいが、人に危害が生じるほどの激しい威嚇は少ない。

カラスは賢い

  • 小学校低学年並みの知能をもつ。
  • いろいろな方法で追い払っても、単なる「脅し」とわかれば、すぐに慣れてしまう。
  • 自分をいじめた相手の顔や服装を覚え、繁殖期と関係なく仕返しをしてくる場合もある。

塒(ねぐら)で夜を過ごす

繁殖期以外

  • 早朝に飛び立ち、日中はエサ探し。暗くなると塒に帰る。
  • 秋と冬に集団塒をつくるが、集団塒の場所は一定とは限らない。

繁殖期

  • 営巣場所を中心に行動し、オス・メスが協力して子育てをする。
  • この時期、繁殖に関わらない(若い)カラスは集団塒をつくる。

カラスの巣や子育てについて

カラスの巣の画像

(枝分かれした固定しやすい部分を土台とし、すり鉢状の巣を作る。)

カラスの巣の中にある卵の画像

(3から4センチ大の緑色の卵を3から5個産む。ふ化までの日数は、約20日間。)

カラスの雛の画像

(つがいが交互に大量のエサを運ぶ。巣立ちまでの日数は、約30日間。)

ハシボソガラスの幼鳥の画像
(「威嚇の原因」として捕獲されたハシボソガラスの幼鳥)
  • 巣立ちの時点で外見は正にカラスだが、まだ幼く飛び続ける体力がない。
  • 十分な体力を身に付けるまで、親からエサを与えられる。
  • 飛べるようになる前に巣から落下する幼鳥もいる。
  • 親に守られながら地上で成長を待つため、知らずに近づくと威嚇される。
  • 巣立ちの後は、巣に戻ることはない。
  • 親鳥は、幼鳥が独り立ちできるまで行動を共にする。
  • 営巣から巣立ちまでの間、親鳥は巣・卵・幼鳥から外敵(人や天敵)を遠ざけようとする。(威嚇行動)

お問い合わせ先

旭川市環境部環境総務課環境保全係

〒070-8525 旭川市7条通9丁目48番地 総合庁舎5階
電話番号: 0166-25-5350
ファクス番号: 0166-26-7654
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