野生大麻・不正けし撲滅について
野生大麻・不正けし撲滅について
近年、高校生や大学生など若年者による大麻の不法な所持や販売、大麻の種子から大麻を不正に栽培する事例等が報告され、薬物乱用の拡大が深刻な状況となっております。
また、けしの仲間には、麻薬成分を含むため栽培が禁止されているものがありますが、誤って庭先などに植えられる事例があります。
保健所では、野生大麻の発見や除去に努めるとともに、不正けし栽培の防止を図っています。
大麻やけしを見つけたら、最寄りの保健所まで御連絡ください。
野生大麻
特徴
- 葉は、細長い柄の先に、3~9枚(通常は奇数)の小葉が集まって手のひらのような形です。
- 成長した茎は太く真直ぐに立ち、浅い縦すじが通っています。
- 成長が早く、大きいものは草丈が3mにもなりますが、種子をつけた後は枯れてしまいます。
大麻(アサ)は、その茎から丈夫な繊維がとれるので、古代から繊維をとる植物として栽培・利用されてきました。道内においても多数の大麻が自生しています。大麻の葉などには幻覚を引き起こす成分が含まれており、一般の栽培や所持が禁止されております。
不正けし(ソムニフェルム種)
特徴
- 花は、赤、桃、紫、白などの色があり、花びらは4枚の一重咲きや八重咲きのものがあります。
- 葉、茎、つぼみなどの外観は、キャベツの葉のような白味を帯びた緑色をしています。
- 葉は互い違いに茎につき、茎を抱き込むような形でついています。
けしの仲間(ケシ属植物)は、春から夏にかけて美しい大きな花を咲かせるものが多いのですが、その一部には、法律で栽培が禁止されているものがあります。これらは、外観の特徴から、園芸用のけしと区別できます。