男女共同参画連続セミナー~多様性を受け容れよう~
開催報告
第1回 「陽の当たらなかった女性作曲家たちピアノコンサート 作曲家に女はいない?なぜ? 」
石本さんからは、素敵なピアノの調べとともに
「どれも素敵な楽曲ばかりでしょ。でも女性が作曲したというだけでなかなか世に出されなかった」
「男性は宮廷作曲家になれるのに、女性はなれなかった。家事や育児の合間を縫って活動せざるを得なかった。」
「ぜひたくさんの人に知ってほしい」
といった話がなされました。
第2回 「キミたちを待っているのはどんな社会か?講演&パネルディスカッション」
「現代社会では共働きが当たり前になったが、女性の方が非正規雇用率が高く、所得が男性の7割程度とまだまだ男女格差は残っている」
「そんな中でも女性の登用が企業業績UPにつながるという統計データも出ている」
「しょせん女性だから、と思わず、声を上げて。『わきまえない女』になろう」
「できないことを助けてと言うのも能力。安心して弱音が吐ける場をつくろう」
といった話がなされました。
第3回 「愛と差別と友情とLGBTQ+~女が女を愛しちゃダメ?男が男を愛するとどうなる?~」
北丸さんからは、
「歴史の中で同性愛者、性的マイノリティの人たちは、犯罪者や病気のように扱われ社会から排除されてきた。」
「同性愛はタブーじゃなくて、「そういう人もいるんだ」と受け容れられ、もっと自由になっていいんじゃないか」
「世界でも認める国が増えている同性婚について、日本でも同性婚をめぐる集団訴訟で違憲状態の判決が出るなど、ようやく前に進んできた。しかし、身の回りに(性的マイノリティの人たちが)いると実感している人はまだまだ少ないのでは。ぜひ多くの人に性的マイノリティの存在を知ってほしい。」
「今日得た知識を周囲の人に伝え広げてほしい。特に、若い世代に向けて、色々な性を持つ人たちをサポートするような存在になって。」
といった話がなされました。
講座情報
男女共同参画社会の実現に向けて、ジェンダーや性のあり方について全国的に活躍されている講師3名をお招きし、多様な生き方や価値観を学ぶための連続セミナーを開催します。
ジェンダー・バイアスの中で活躍してきた活動家の事例を学ぶことを通じて、多様性の受容とこれからの共同参画社会について考えてみませんか。
日程・内容・講師
- 第1回
日程:令和5年7月29日(土曜日)午後4時00分~午後5時30分
内容:「陽の当たらなかった女性作曲家たちピアノコンサート 作曲家に女はいない?なぜ?」
講師:石本 裕子氏(ピアニスト)
- 第2回
日程:令和5年7月30日(日曜日)午後3時00分~午後5時15分
内容:「キミたちを待っているのはどんな社会か?講演&パネルディスカッション」
講師:上野 千鶴子氏(社会学者・東京大学名誉教授)
- 第3回
日程:令和5年8月20日(日曜日)午後1時30分~午後3時00分
内容:「愛と差別と友情とLGBTQ+~女が女を愛しちゃダメ?男が男を愛するとどうなる?~」
講師:北丸 雄二氏(ジャーナリスト・作家)