北方領土
北方領土
北方領土とは、北海道本島の北東方に近接する択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島からなる四つの島々のことであり、日本国民が父祖伝来の地として受け継いできた我が国固有の領土です。
しかし、終戦直後、約一万七千人の日本人島民全員がソ連軍により強制的に退去させられ、ソ連崩壊後もロシアによる不法占拠が現在まで続いています。
日本政府は、北方領土問題を解決して平和条約を締結することにより、日本にとって重要な隣国であるロシアとの間に安定的な関係を確立するという基本方針を一貫して堅持していますが、これを支える国民世論の高揚や返還運動の継続的な取組が早期解決には必要不可欠となってきます。
旭川市では、北方領土問題が一日も早く解決されるよう、国や他の関係団体と連携し、北方領土について理解と関心を高める啓発活動を実施しています。
北海道総務部北方領土対策本部製作リーフレット(PDF形式 544キロバイト)
2月7日は「北方領土の日」です
北方領土問題に関する国民の理解と関心を深め、全国的な北方領土返還要求運動の推進を図るために、政府は1981年(昭和56年)1月、閣議了解により毎年2月7日を北方領土の日と定めました。
この日は1855年(安政元年)に日露通好条約が調印された日で、この条約により日露間の国境は択捉島とウルップ島の間と定められ、これにより北方四島が我が国の領土として国際的に明確にされました。
2月と8月は「北方領土返還運動全国強調月間」です
北方領土の日が設定されている2月と、1945年(昭和20年)に旧ソ連軍が北方四島に不法占拠を開始した8月を、毎年「北方領土返還運動全国強調月間」とすることを1986年(昭和61年)に根室市で開催された都道府県民会議全国会議において設定され、強調月間中は全国で返還要求運動が積極的に展開されています。