平成28年度第2回行政評価懇談会会議録

情報発信元 行政改革課

最終更新日 2016年6月30日

ページID 057107

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懇談会の概要
日時 平成28年6月17日(金曜日)18時30分から20時15分まで
場所 旭川市役所 総合庁舎2階 秘書課第2応接室
出席者 参加者:川邉氏、坂本氏、土肥氏、長瀬氏、長谷川氏、林氏

事務局

行政改革課:小島課長、高橋主任
財政課:長谷川課長、木村主幹、山内主査、青葉主査(建築部関連補助金)、上平主査(子育て支援部関連補助金)

公開・非公開 公開
会議資料

会議内容(要旨)

開会

議題に入る前に、小島課長からヒアリングの進め方について改めて説明するとともに
前回会議時に配付した資料の一部を差し替えた。
また、今年度新たに加わった長瀬氏を紹介した。

議題

補助金評価について

(1) 旭川市特定不妊治療費補助金について

説明者:子育て支援部母子保健課 阿保課長ほか5名
以下主な発言要旨
(所管課)〈補助金の概要等について説明〉
(参加者)

前年度と比べ、いくら増額したのか。
(所管課)

初回治療で1回目15万円から30万円に増額したことや、増額等に伴い申請件数が増えることも見込み、平成27年度の決算見込みからほぼ倍の6,300万円を計上している。

(参加者)

効果は把握しているのか。

(所管課)

所得制限などで申請しなかった方も含め、平成25年度で患者数の22.4パーセントが妊娠に至り、18パーセントが出産している。全国平均は20%なのでほぼ平均どおりの効果が出ている。
(参加者)

どのように周知しているのか。
(所管課)

市内産婦人科や市有施設にパンフレットを置き、市民広報にも掲載している。
また、企業向けに発行している商工会議所の会報に折り込みチラシを入れることを検討している。

(参加者)

補助基本額が上がれば申請件数も増えるのか。
(所管課)

高齢出産も増え、およそ6組に1組が不妊治療を受けているので、潜在的なニーズはある。
(参加者)

市以外で不妊治療を支援する組織はあるのか。
(所管課)

ない。

(参加者)

年間所得730万円未満は高いのではないか。収入にしたら1,000万円以上ある方となる。高い収入の人にも助成する必要はあるか。
(参加者)

730万円の根拠は何か。
(所管課)

国の基準を準用している。
(参加者)

より低所得の方の支援を手厚くするなど、もう少し地方の状況を反映させた方がいい。
(参加者)

指定病院が3か所だと足りないのではないか。

(所管課)

札幌市など市外の病院も対象となる。
(参加者)

あえて申請しない人もいるのでは。隠れたニーズにどう対応するのかも大切。
(参加者)

平成25年度は不妊治療により53人が出生しているが、旭川市の全体の出生数は何人か。
(所管課)

平成25年で約2,400人となっている。

(参加者)

約2パーセントだ。これは旭川市にとって貴重な2パーセントなのだろう。

(2) 住宅雪対策補助金について

説明者:建築部 松野郷次長、建築部建築総務課職員 3名
以下主な発言要旨
(所管課)〈補助金の概要等について説明〉
(参加者)

抽選の倍率を教えてほしい。
(所管課)

約2倍である。
(参加者)

今年度から新しく組み替えた制度とのことだが、元の制度との違いを教えてほし い。
(所管課)

元の制度は、平成13年から行っているやさしさ住宅補助金である。
新しい制度では年齢制限を撤廃したほか、無落雪屋根などメニューも拡充した。
(参加者)

なぜ年齢制限を撤廃し対象を広げたのか。(資料4を見て)バリアフリーがなくなっているがなぜか。
(所管課)

雪対策は高齢者以外にもニーズが高いので対応した。バリアフリーはもとのやさしさ住宅補助金に残っている。
(参加者)

補助金の目的は道路への雪出し対策か。
(所管課)

それもあるが、敷地が狭いことや、歩道の雪を自分たちの敷地内に入れて除雪してくれている人もいる。そういう方たちの支援も目的である。
(参加者)

敷地が広かったり困っていない家もある。交付の必要性の見極めはどうしているのか。
(所管課)

個人の感じ方や年齢によって受け止め方は違うので、見極めはできていない。
(参加者)

申請件数を教えてほしい。
(所管課)

287件である。
(参加者)

雪のトラブルは多いのか。
(所管課)

ある。特に通学路は安全性が求められている。隣地に雪が飛び込むケースもある。
(参加者)

申請の多い工事は何か。
(所管課)

融雪施設設置工事が多い。
(参加者)

溶けた水の処理方法を教えてほしい。下水道に流す場合は負担金が発生するのではないか。
(所管課)

土に浸透させるか側溝に接続する。負担金は土木部所管だが免除と聞いている。
(参加者)

他都市の状況を教えてほしい。
(所管課)

当麻町、美瑛町は同様の補助を実施している。札幌市は補助ではなく融資制度と聞いている。
(参加者)

申請状況はどうか。
(所管課)

バリアフリーは申請が167件のうち交付決定は160件である。
また、住宅雪対策補助金のうち、融雪設置は208件、無落雪等の住宅改修は79件、合計287件である。
(参加者)

所得制限はあるのか。
(所管課)

ない。
(参加者)

高額所得者は自分でやるべきではないか。
(所管課)

申請者数287人のうち179人が60歳以上なので、高額所得者は少ないものと考えているが、今後分析を進めたい。
(参加者)

メニューによって倍率は変わるのか。
(所管課)

変わらない。
(参加者)

最近の家は無落雪が多い。古い家に住んでいるのは高齢者世帯が多いと思うので
年齢制限の撤廃は不要と感じるがいかがか。
(所管課)

中古住宅を買っている若い世帯もいるので、ニーズはあるものと考えている。
(参加者)

集合住宅は対象となるのか。
(所管課)

(居住者ではなく)オーナーへの助成となる。
(参加者)

雪止め金具は正しくつけないと効果が落ちると思うが、アドバイスしているのか。
(所管課)

一義的には業者がやるものであると考えるが、明らかにおかしければ業者へ確認を促す。

(3) 住宅改修補助金について

説明者:建築部 松野郷次長、建築部建築総務課職員 3名
以下主な発言要旨
(所管課)〈補助金の概要等について説明〉
(参加者)

築5年以上の住宅が対象とあるが、早くないか。
(所管課)

(新しい家であっても)手すりの設置など、ニーズにきめ細かく対応するため必要であると考えている。また昭和56年以前の家が全体の申請の4分の1を占めており、実態としては古い家への助成が多い。申請は外壁工事に係るものが多いが、外壁は10年から15年が更新時期であり、期間設定としては妥当と考えている。
(参加者)

抽選倍率はどうか。
(所管課)

2.5倍である。
(参加者)

平成28年度予算が減っているのはなぜか。
(所管課)

財政事情もあるが、住宅雪対策補助金に一部メニューを移行したのが主な理由である。
(参加者)

住宅雪対策補助金の補助率は3分の1、住宅改修補助金の補助率は10分の1。バランスが違うのはなぜか。
(所管課)

住宅雪対策補助金は道路への雪だし対策もあるので厚めに、住宅改修補助金は空き家対策にも効果が期待できるので広く薄くやっている。
(参加者)

古い家を活用するためのモチベーションを上げるという意味だと思うが、この補助率では効果が低い。
(参加者)

年齢制限はあるのか。
(所管課)

設定していない。
(参加者)

1件あたりの工事費を教えて欲しい。
(所管課)

例えば、113万円、120万円といった金額がある。
(参加者)

上限10万円を意識した工事もあるだろう。
(所管課)

あるかもしれないが、高い工事もある。
(参加者)

このほかにも住宅関連の補助金が沢山ある。どれを優先しているのか、他の補助金も気になる。
(参加者)

統合できないのか。
(参加者)

集約した方が、全体コストも下げられる。

(参加者)

住宅雪対策補助金の見合いで予算を下げたとのことだが、狙いどおり減っているのか。
(所管課)

申請は200件減った。
(参加者)

それでも予算が足りないはず。倍率が上がるということか。予算配分のバランスが大事。他の住宅関連の補助金も見たい。
一方で、この補助金は地域経済の活性化も波及効果として狙っているはず。
経済効果は把握しているのか。
(所管課)

経済連関表では補助金の20倍の効果となっている。
(参加者)

補助率は10分の1なので、補助金の2倍ということだと思うが、予算額が減ったということは、その経済効果も減るということ。
見合いで増やした住宅雪対策補助金で同等の経済効果を出せるのか。トータルで市民サービスを向上させることが大事ではないか。
(参加者)

業者はこの補助金のことを知っているのか。
(所管課)

知っている。営業の話法としても活用していると聞いている。
また、先程の住宅関連補助金におけるトータルでの市民サービスの向上の件だが、今年度見直すこととなっている、住生活基本計画でニーズを調査していきたいと考えている。

その他

小島課長から、次回のスケジュールの確認を行った。また、事務局から提案した外部評価対象補助金の他にヒアリングすべき補助金があるか参加者へ確認したが、現時点でなしとの 回答を得た。

長谷川課長から、外部評価対象補助金のうち、目的が共通している補助金(住宅補助やイベント補助など)について、何らかの形で全体像を示すことができるよう検討する旨、参加者に伝えた。

閉会

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