平成27年度第6回行政評価懇談会会議録

情報発信元 行政改革課

最終更新日 2016年3月25日

ページID 055910

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懇談会の概要
日時 平成28年2月18日(木曜日)18時30分から20時25分まで
場所 旭川市役所 総合庁舎2階 秘書課第2応接室
出席者
  • 参加者 坂本氏、土肥氏、長谷川氏、林氏
  • (事務局) 総務部行政改革課 畑部長、小島課長、上代課長補佐、高橋
公開・非公開 公開
会議資料

会議内容(要旨)

開会

(定足数の確認を行った。)

議題

旭川市行財政改革推進プログラム2016(平成28年度~平成31年度)(案)について

(事務局及び財政課)

(資料1~資料3に基づき内容を説明)

(座 長)

プログラムの策定に当たり、第8次旭川市総合計画が来年度からスタートすることに合わせて見直し、総合計画に掲げる施策の着実な推進と財政面から補完したいといった内容であった。第5回行政評価懇談会で説明のあったプログラムのイメージについてわかりやすく整理し、課題であった取組内容と財源確保額の連動を意識したことが大きなポイントであったと思う。参加者の皆さんから確認したい点はあるか。

(参加者)

資料2の102ページで収納率向上の目標値を定めているが、本来は100%を目指すことを前提にすべきであり、そうすることで職員の意識あるいは市民の意識も高まるのかなと。税務署では100%を目標にして取り組んできている。

(座 長)

収納率の目標値の算定根拠はあるのか。

(財政課)

確かに100%を達成することは最善の状態ではある。しかし、市税や保育料もそうだが、現年度債権の収納率は98%と高い実績をあげているものの、現年度で徴収しきれず累積している過年度債権の影響で全体の収納率がどうしても100%にならないという実状である。

各部局で様々な収納対策として、今考えている取組をやりきれば、これだけ達成できるのではないか、ということで検討した指標であり、現状の実績も踏まえつつ、頑張って取り組むことによる目標であることを理解願いたい。

(座 長)

市税収納率の達成度が約92%となっているが、1割近くが未収となっている。どれくらいの金額か。

(財政課)

市税収入は予算上、年間約390億円なので1割で30数億円となる。

(座 長)

また、保育料も1割が支払われていない。特に市営住宅使用料収納率が低すぎないか。驚きである。

(財政課)

いずれも各部局で課題として認識しているので、平成31年度に向けて努力していきたい。

(事務局)

市営住宅等は、比較的所得の低い方が入居される場合が多く、生活に何らかの変化があって支払が難しくなってしまう、滞納すると金額がかさみ、転居がしづらい状況もあって、何年も滞納してしまう事例があると聞いている。

担当部局では、収入を調べ、どの程度なら支払えるかということを相手方と交渉しながら納めていただくようにしているが、払える能力もあるのに払わない場合には、訴訟等に踏み切る場合もある。

可能な範囲での努力はしているが、一時期の景気低迷等の影響もあって滞納が増えているという。

(座 長)

滞納せざるを得ない場合があることは理解できるが、約77%しか納められていない。市営住宅使用料の未納分は金額にするとどの程度か。

(財政課)

予算上、市営住宅使用料は約9億円、保育料は約10億円を見込んでいる。

(座 長)

100%納めてもらえば赤字分を結構補填できる。

(財政課)

やはり過年度債権の徴収が問題で、年数が経過して古くなればなるほど納めてもらいにくい。

(座 長)

改善するノウハウや知恵は何かあるのか。

(財政課)

現年度債権をとりきることで、過年度債権にするものを減らすことに力を入れている。

(事務局)

今回のプログラムでも課題と認識している。きちんと徴収していくということで、取組項目として改めて掲載することとした。第5回行政評価懇談会でも話があったと記憶しており、しっかり取り組んでいきたい。

最近の事例でいうと、市営住宅使用料等の債権徴収を専門に行う会社が増えている。例えば、市外に転居された場合で、住民票では追いかけられないときに、全国的なネットワークのある会社に回収債権の3割から4割の成功報酬で依頼する自治体も出てきているようである。これらの活用も今後必要ではないかと考えている。

(座 長)

徴収できていないのが意外に多いと感じる。現年度債権の徴収に力を入れるのはわかるが、過年度累積されているものについては、現年度に加えて一定程度の上乗せを少しでもすることができればよいが。

(参加者)

自動車税を滞納すれば差押えを行うと思うが、市税等ではどうか。

(事務局)

市税等でも場合によって差押えを行っている。

(座 長)

マイナンバーを活用することで収入状況を効率的に把握できるとなれば、強力に徴収していくことが可能ではないか。

(参加者)

マイナンバーにより収入状況などはっきりしてくるだろう。隠れたものが少しでも改善されればプラスになるだろう。

(事務局)

公平性という面から非常に大事なことである。

(参加者)

正直者が損をするということをよく言うが、今後、皆が正直でなくなった場合に崩れてしまう。そして、未だに行政がパンクしないと思っている人が多い。そういうことも踏まえ、慎重にしながらも徴収していく必要がある。

(座 長)

徴収の仕方の工夫が必要だろう。

あと、人口減に関して聞きたい。第5回行政評価懇談会でも触れたが、国勢調査の速報をみると旭川市では減少しており、隣町の東神楽町では人口が増えている。実際に見てみると東神楽町には子ども達がたくさんいる。旭川市から東神楽町に流れている場合が結構ありそう。

聞いてみると比布町も東神楽町もそうだが、子育てに手厚く、医療費がかからないという。やはり移住してもらうには魅力が大事なのではと思うが、旭川市ではどう考えているのか。

(参加者)

東神楽町の新しい町営住宅では、小さい子どもがいれば優先して入居が可能と聞いたことがある。

(事務局)

他の町では様々な移住のための工夫をしている。

旭川市でも乳幼児から中学校卒業まで入院費を無料しているほか、毎年少しずつ制度改正しながら内容を充実させてきているが、一方で財源が必要でありどういう形でそこを補っていくのかということが課題である。

市長は子育てに力を入れており、保育所の定員を増やしていく、あるいは留守家庭児童会など、手厚く対応していくという方針を持っているので、子育て環境というのはかなり良くなってきていると思う。

(座 長)

限られた人口の中で周辺の市町村と取り合いになっている。いくら改善しても他の条件が良ければ人が流れてしまう。そこまで考えないと。

(事務局)

例えば、鷹栖町では町営病院を持っていないし、ゴミの焼却施設もない。旭川市の清掃工場で委託を受けて処理している。小さな町ではダイオキシンなどの問題で、ある程度の規模の施設でないと焼却することができないということがあり、小さな町では施設を持ちきれないので、いくつかまとまって施設を建設したり、大きな町にお願いしたりしている。

(座 長)

依頼される方は、コストに見合うだけの収入を受けるべきである。

(参加者)

旭川市だけでなく周辺の町が発展していけば、圏域全体としては望ましいことである。

(事務局)

旭川市に来て買い物することもあるだろう。

(座 長)

買物というと、最近では外国人観光客に向けた免税店が増えてきている。免税店で買物しても旭川市の収入につながらないのか。

(財政課)

売上が会社の収入につながるので、その分の税収があるかもしれないが、消費税の部分というと旭川市の収入に影響しない。

(座 長)

旭川市に来る人をいかに増やすか、1つに外国人を、観光を含めて呼び寄せる。住むわけでなくても色々な魅力で旭川市に来てもらい、宿泊してもらうということをもっと強力に進めたらいいのではないか。

魅力あるところとして、ニセコ町、倶知安町では、スキーの影響で外国人が多い。人口の14~5%が外国人と聞いており、実際に行ってみると飲食店では英語のメニューが用意されている。

今、人口の減少幅をどうやって維持するのかだけでなく、いかに魅力あるまちづくりを進め、海外からも含めて人に来てもらうかをプログラムで打ち出していいのではないか。

旭川市でいうと旭山動物園の魅力をもっと打ち出してはどうか。東川町では、外国人をたくさん招いて日本語学校を設けていて、非常に熱心に取り組んでいるなと伝わってくる。目に見える形で人を呼ぶということを考えてほしい。

(参加者)

旭川市は医療が充実していることから、宿泊させて健康診断を受診させることも考えられる。

(座 長)

そういうことも可能だろう。医療というと、第5回行政評価懇談会でも話にあったが、市立旭川病院の経営は大きな問題だろう。

(事務局)

患者数が大きく経営に影響する。

(座 長)

旭川市は病院が多い。

(参加者)

市立旭川病院は一部の診療科が機能していない。今後の経営はどのように進めていくのか。

(財政課)

経営を改善していくことが急務なので、可能な限り経費を抑えるとともに患者数を増やし収入も増やしていく。今までも一定程度取り組んではいるが、今まで以上に身を切る努力をしていく必要がある。

(参加者)

その面では病院専門職を置くということで期待している。

(参加者)

市立旭川病院では循環器科が有名と聞くが。特色を持たせていかないと。

(参加者)

それぞれの病院で専門分野があるのであれば、市立旭川病院もある程度特化しても良いと思う。スリムになることで人件費の減にもつながる。

(事務局)

市立病院の経営に係る項目としては、資料2の83ページから記載している。

83ページは単年度収支の黒字化に向けた取組を年度毎に整理しており、84ページは次期経営計画の策定、医療体制の充実、85ページは第5回行政評価懇談会でも説明したが、病院専門事務職の採用といった経営改善に向けた取組としてこういう手法を着実に実施していきたいということでプログラムに整理している。

(座 長)

ビジネスというと、旭山動物園の現在の経営状況はどのようになっているか。

(財政課)

入園者数は一時期と比べると落ち込んでおり、現在は一般会計から繰り出している状況である。

(事務局)

単純な維持管理だけでなく、動物園施設の改修もあるので、総合して考えると動物園だけの収入で全部賄うのは難しい。

(財政課)

施設を新たに整備すれば借金することが必要で、一定程度償還していかなければならない。新しい施設を整備していかないと入園者数が増えていかない。

(座 長)

それは理解できるが、旭川市以外から観光客を集めるためには、何らかお金を使っていくことだと思う。そこまで考えて価値が十分にあるのかという判断になる。これだけ全国的に有名で、海外からも注目されていることから、有効にそして大事にしていってほしい。

(参加者)

旭山動物園の直営駐車場は無料としている。周辺の駐車場でも1日500円くらいで安いと思う。

(座 長)

旭山動物園だけでなくて、旭川を売り出すものとして、どういうものがあるかということが見えてこない。今、高齢化の時代だが、人口の中核となる団塊の世代が膨らんでいる。そういった方が興味関心を持って集まれるものが何か、という発想がほしい。例えば、ガーデニングが流行しているが、ガーデン街道といって美瑛、富良野、帯広に向かって1つの名前で取り組んでいるが、旭川市の名前が出てこない。上野さんは頑張っているが。イメージを与えられるような戦略をいくつも挙げていくことが、人を集めるために大事ではないかと思う。

(事務局)

旭川駅の北彩都ガーデンをいかに有効活用するか。駅に近くてあれほどのガーデンというのは非常に魅力的なので、上手に使いたいと考えている。

(座 長)

非常にいい場所なので、ガーデニングもそうだが、花火大会をやってみるなどビジネスとして検討してはどうか。

(参加者)

若者向けの音楽の祭典などどうか。

(座 長)

そういうイメージ的にアピールすることが見えてこない。税収をあげていくこと、赤字を減らしていくことはわかるが、それとは別に打って出るアピールが全体的にほしいかなと思う。

(参加者)

道の駅についてだが、なぜあの場所にあるのかと聞かれる。他の町村と比べると少し事務的かなと感じる。道の駅を上手に活用して、こういうものありますよとPRすればいい。実際、スタンプや色々なパンフレットが置いてあるだけで「本当に道の駅かな」と疑問に思う人もいる。他にも旭川空港を活用して観光客向けにパンフレットなど置いてPRできるだろう。あと、嵐山では、一時窯元、陶芸などで賑わったが、最近は話を聞かない。どうしてこうなったのか。

(座 長)

そういうものをアピールするようなことができないか。東川町では、クラフトの職人などが集まるところにクラフト街道と名付けて魅力を高めている。こういったものを企画する人とか、考える人のチームみたいなものは旭川市にないのか。

(事務局)

東川町の道の駅では、手作りマップでお店を紹介するなど取り組んでいる。

旭川市の道の駅はもともと道の駅として整備されたものではないものの、先般、お土産やフードコートなどリニューアルして頑張っていて、人が集まりやすい環境づくりにより以前とは人の流れは変わってきていると聞いている。

町によっては、道の駅が非常に重要な発信源となっている。

(座 長)

野菜など農家が販売するようになっていて、例えばニセコの道の駅ではそういう店が並んでいる。誰が作った野菜かわかるようになっている。

(参加者)

旭川市内には農産物の直売所がいくつかある。

(事務局)

市内には十数か所あるのではないかと思う。農政部でマップを作成している。

(座 長)

話を戻すと、人口増加が見込めない中で観光客に来てもらえるような魅力を、という話だったと思うが、もう1つの問題として高齢者は流入してくる、若者は流出していくという人口の流れになっているようである。

高齢者にとっては、年齢を重ねると便利で安心して生活できるという影響があるのかなと、また高齢者向けの福祉施設が多いということもある。そういう意味で東京から地方への分配という話題が出ていて、発想としてはどうかと思うが、魅力があれば旭川市で少し生活してみようか、という高齢者も増える。そういう方が何に魅力を感じるのかということをしっかり把握しなければならない。心を掴むことができれば、退職した後は旭川市に住んでみたいという方を呼び寄せることができる。また、そういう方を対象とした新しいビジネスが可能であろう。

こういったアイデアを次々に打ち出すような部分が旭川市に見られない。東神楽町や東川町は何をしようとしているのかというのが見える。

(事務局)

移住に関しては今までも取り組んできているものの、うまくいっていない部分もある。

(座 長)

なぜうまくいかないかを分析する必要がある。

(事務局)

今年度からお試し居住ということを進めている。

(座 長)

単なるお試し居住では駄目で、何だったら魅力があるのかということを掴めてないとならない。こういうことが可能なら住んでみたいとか。

(事務局)

例えば釧路市では、夏場気温が上がらなくて涼しいから移住が増えているという。

(座 長)

高齢者は人口の中でも大きなターゲットとなる。

(参加者)

高齢者を移住させた場合、買物難民にならないようにと思う。

大きなスーパーに行けるうちはいいが、年齢を重ねるとともに自動車の運転が困難になるし、いつまでも自分の足で遠くまで買物に行けるわけでもない。そういうことも考えると、商店街づくりにも目を向けていかなければならないのではないかと思う。ここに移住しても大丈夫ですよということを伝えていくことが必要である。

(財政課)

予算配分ではメリハリとかも必要かと思うが、市では総合的に子ども、高齢者、地域、住民のつながりということを全部取り組まなければならない、また商店街のことも大切で、限りある財源の中で全体的なバランスを取ることに苦労しているということはある。

今、話にあった移住施策は国で力を入れており、本市でも今年度の補正予算で実施することを考えている。他市の移住施策を見ているとうまくいくときもあれば、うまくいかないときもたくさんある。色々挑戦してみる姿勢で取り組みたい。

(座 長)

ここに移住したら何ができるのかということをはっきり打ち出さないと駄目だと思う。

(財政課)

人脈、人のつながりが大事かなと思っており、ゆかりある方が1人いれば、その人脈で旭川をPRしてもらって、うまくいけば移住してもらうことにならないかと色々考えており、移住は大事な取組の1つである。

(参加者)

男性は、魅力がある場所に移住してみようかなと思うかもしれないが、女性では必ずしもそうではなく、年齢を重ねると今まで居住しているところから移動したくないということも現実的にあるだろうし、移住したくても友人関係、人のつながりもある。難しい部分だと思うが、取り組んでいかなければならない。

(座 長)

やはり魅力だと思う。はじめはそういっても「ここいいな」と思わせるような惹きつける魅力がなければ移住しない。

仕事を退職した方であれば、何かを打ち込める、あるいはエネルギーを注ぐという意欲をかき立てるようなことがそこでできること、例えば農業でもいいし、ガーデニングでもいいが、ここではこんなことができますよと。それを思い描いている人から見れば魅力的にみえるようなものを提供できれば、老後はガーデニングをやりながら過ごせるかなと。今年取り組んで、すぐに人が集まるという話ではなく、退職前から耳にいれておくようにすることが重要と思う。

(財政課)

最近、キーワードとしてよく言われるのが、その場にいなくてもパソコンでやりとりが可能なテレワークがある。旭川市でもすぐ実施できるかは別にして、その可能性を調査していきたい。

(座 長)

その可能性は十分考えられる。

最初の説明で、公共施設に関わる問題を説明されたと思うが、公共施設が現実にどの程度活用されているのか、活用されていないのであれば、どう処分していくのかということでないかと思う。持っているだけで維持費がかかるだろう。学校の統廃合ということも当然出てくる時代なので、公共施設もやはり統廃合の考え方が出てくるだろう。

(事務局)

旭川市では公共施設等総合管理計画を策定する予定で、平成28年度以降取り組んでいくが、公民館や住民センターなどそれぞれの役割はあるものの、重複するものは1つにまとめるだとか、1つの建物の中に様々な役割を持たせるように複合的に配置するだとかを考えていかなければならない。

(参加者)

他の公共施設と比べて公民館の料金は安価ではないか。全体的に見ても不公平なので平準化したらどうか。公民館では様々な規制がある。規制を緩和して、ある程度徴収したらよいのではないか。

(財政課)

そのとおりで、公民館といってもサークル活動の状況を見ると他と変わらないので、検討していきたい。ただし、料金を上げるとなると時間をかけて説明をしていかなければならない。

(事務局)

消費税の部分では増税ということもあるので、黙っても管理する側の負担が増えていくことから、利用者の方にも幾分かは負担してもらうということも必要ではないか。

(座 長)

そういうことは重要で、旭川市の規模であれば少し見直すだけでも相当違ってくる。

(参加者)

公民館のサークルは年間計画で予定を押さえてしまって、通常の方が使用できないことが大きなネックになっている。サークルが優先ですからと言われてしまうと、一生懸命な住民組織、ボランティア団体でも高い料金を支払って他のところを利用している。高齢者いこいの家では高い料金を支払うと聞いている。公民館も維持していく必要があるのだから、高い料金でもいいと思う。

(事務局)

使用料、手数料の見直しは必要になるだろう。今年度の行政評価で皆さんから意見いただいた留守家庭児童会の運営負担金だが、平成28年度から月額3,000円から4,000円に値上げすることを予定している。

(座 長)

少しずつ負担を求めていくということでいくのかなと思う。

(事務局)

一気に引き上げるのは難しいだろう。サービスを受ける方が理解して、納得していただくことが大事だと思うので、どういう形で行政サービスを受けられるのかということを知らせたり、理解していただく努力を常日頃からしていかなければならないだろう。

公民館を利用している方にとっては大事な施設だが、滅多に利用しない若者にとっては公民館で何をやっているのか、何が可能なのかということもわからないということもある。

(座 長)

どういう目的でどういう方が利用するかで料金設定を変えてもいいと思う。どこの施設でも可能な、例えばスポーツクラブとかがそうだが、ある程度の料金を徴収してもいい。一方で福祉的な社会に必要な団体に対してはそれなりの料金でということで、使用目的を分類して高い料金を徴収するという手法もあるだろう。

(事務局)

旭山動物園では、市内の入園者と市外の入園者で料金を区分している。

(座 長)

水道料金体系の見直しということで項目に掲載されているようだが、東川町では地下水を使用して無料だという。旭川市では実施しないのか。

(事務局)

自身で地下水をくみ上げているところもあるとは思うが、全部を飲料水として使用しているのかは不明であるし、生活用水で使用している場合もあるだろう。

(参加者)

東川町では、夕方になるとみんなが使用するので水圧が下がるという。

(事務局)

東川町はかなりの水脈があるので可能なのだろう。

(座 長)

旭川市はどのように水源を確保しているのか。

(事務局)

石狩川水系、忠別川水系がある。

(参加者)

永山は地下水が豊富だったため、水道の普及が遅れたと聞いたことがある。

(参加者)

最近では汚染が激しく、あまり使えていないという。ただ、まだきれいなところはあるはず。

(座 長)

そういうきれいな水は販売してはどうか。

(事務局)

あさひかわの水は既に販売している。

(座 長)

一大ビジネスにしたらどうか。この水でご飯を炊けばおいしいとか、それぐらいのものがあれば、ビジネス化してもいい。

(事務局)

わき水の良いところは日中から汲みに来る方が多いというものあるので、それをペットボトルに詰めて販売すれば売れるという。

(座 長)

ネーミングライツの導入検討の進捗状況はどうか。

(事務局)

検討は平成28年度からと考えている。

(事務局)

封筒、HP等での広告募集は既に進めており、市民広報でも広告を一部掲載していて、広報製作業者が広告業者を確保している。

新たな手法としては、横浜市ではこういった事業をしたいので賛同していただける方に寄附を募るという提案型の新しい取組もある。例えば、子育て関係、福祉関係、スポーツ大会関係など様々あると思うが、今後検討していかなければならない。1つのスポンサーというわけでなく、大勢の方に協力していただく仕組みづくりをと考えている。

(座 長)

スポーツというと旭川市で全国から人が集まるようなマラソン大会ができないのか。

(参加者)

冬期間はバーサーロペット大会がある。

(参加者)

美瑛ではヘルシーマラソンが有名である。

(事務局)

スポーツイベントは人が集まる。

(座 長)

人を集めることをどんどん考えていくことが必要だろう。

(参加者)

人が集まるということは、お金を落としてくれる。

(参加者)

食べマルシェも効果的なイベントだと思う。堤防を活用してイベントをできないか。

(財政課)

平成28年度、サイクリングを活用した事業を検討している。夏はサイクリング、冬はスキーと通年で何かできるようにと考えている。

(参加者)

旭川市の傾向としては、誰かがやってくれるだろうとか、人任せにしてしまう傾向があるのではないか。行政にリーダーシップをとっていただきたい。

(参加者)

駅前のスケートリンクは子ども達に好評である。

(事務局)

駅の裏側では、スノーバナナなどのスノーアクティビティをやり始めている。

(座 長)

最近のアジアからの外国人観光客は雪に感動しているという。駅前にスロープでも作ってはどうか。

(事務局)

駅前の観光案内所で歩くスキーの貸し出しをしている。

(座 長)

歩くスキーも難しいかもしれないので、もっと手軽に楽しめるような雪のスポーツや遊びを用意するだけでなく、パンフレット等でアピールしていくことが必要だろう。

(参加者)

北彩都ガーデンは有料と勘違いしている方もいる。建設当時に関わったことがあるが、植物を植えているエリアにバラ等を植えて見応えがあれば、料金を徴収できるのではないかと話はしていた。

(座 長)

他になければ、議題「4 その他」について何かあるか。

(事務局)

本日の会議案内に同封した第5回行政評価懇談会会議録について修正があればこの後教えてほしい。

また、本日いただいた意見と別途2月29日までに意見があればいただき、それらの意見を反映しプログラムの策定作業を進め、3月下旬からパブリックコメントを実施し、4月から5月にかけての策定を予定している。

なお、今年度の行政評価懇談会については、本日をもって終了する。

(座 長)

第5回行政評価懇談会の会議録について修正はあるか。また、スケジュールについて意見等あるか。

(参加者一同)

(特になし)

(座 長)

ほかになければこれで第6回行政評価懇談会を終了する。

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