市長臨時記者会見(令和8年4月28日)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2026年4月28日

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開催概要

日時:令和8年4月28日(火曜日)午後2時30分~午後3時05分

場所:大会議室A

動画

令和8年4月28日臨時記者会見(新しいウインドウが開きます)

市長コメント

旭山動物園夏期開園延期について

皆さんこんにちは。大変今日はお忙しい中お集まりをいただきまして誠にありがとうございます。定例記者会見を本日予定をしておりましたが、それを前倒しをして、この臨時記者会見を開催させていただきました。御理解をいただきましたことに感謝申し上げたいというふうに存じます。昨日、コメントをさせていただいた件に一部重なりますけれども、再度、旭山動物園の夏期開園日の延期について、御報告をさせていただきます。
既に報道等で御承知のとおり、旭山動物園職員が、警察の事情聴取を受けるという重大な事態が発生しております。まずは本事態により、市民の皆様並びに全国の皆様に多大なる御心配と御迷惑をおかけしておりますことに対し、心より深くおわびを申し上げます。
4月23日より、警察による捜査が動物園内で進められており、本市といたしましても、捜査に全面的に協力しているところでございます。今月29日から夏期開園を予定しておりました。動物園といたしましても、予定どおり開園できるように準備を進めてまいりました。しかしながら、捜査への協力を行う中で、例年どおり皆様をお迎えするための準備に今しばらく時間を要する状況となっております。このため、誠に心苦しい決断ではありましたが、4月29日の開園を一旦延期し、5月1日からの開園とさせていただくことといたしました。
その理由につきましては、4月23日以降、任意による聴取や関係施設の確認、調査などに対し、旭川市として全面的に協力をしてまいりました。その結果、通常であれば、夏期開園に向けて進める各種の準備に遅れが生じていたところでございます。また、旭山動物園に勤務する職員の中には、事案の重大性や特殊性から動揺され、平常心で通常業務に臨むことが難しい職員がいたり、これまでに経験したことのない状況に直面し、心身に大きな負担を感じる職員もおりました。現在、精神面でのケアを行っているところであり、明日には全職員の聞き取りを終え、その上で、困難な状況にある職員について、引き続きサポートしてまいります。加えて、実際にお客様を安全安心にお迎えできる準備が整うまで、もうしばらく時間を要する状況となってきたこと、そして、今後の警察による捜査に支障が生じない状況で開園できる準備を並行して進めていく課題が新たに生じたところでございます。
以上、申し上げてきましたとおり、捜査への協力に伴う開園準備の遅れ、職員の心理的な状況、捜査に支障が生じない状況での来園者受入れ体制の構築等に必要な時間などの要素を総合的に勘案し、開園日の延期を決断したものでございます。事態の重大性や今後の捜査状況等を踏まえ、慎重な判断を重ねてまいりましたことから、昨日までお知らせができませんでしたことをおわびを申し上げますとともに29日、30日にご来園を予定されていた皆様には、多大なる御迷惑をおかけいたしますことを施設管理者という立場からも申し訳なく思っております。今回の事態により、動物園内にあります飲食店や売店にも影響があると伺っております。前もって調達をされていた食材の費用、あるいは従事予定であった従業員の方々の人件費などについて、補償を検討させていただき、経営や従業員の方々の生活もあわせて、しっかりと守ってまいります。また、休園期間による影響が様々あると思いますので、御相談があります場合は、本市、経済総務課、電話番号が25ー9721にまで、各種御相談をいただければと存じます。
一方、本事態の発生以来、大変多くの皆様から励ましのメッセージをいただいております。それが動物園にとって、また、職員にとりましても大きな力となっており、心より感謝申し上げます。なお、今後の捜査の展開によっては、開園をいたしました後も、急な閉園や、一部区域の立入り制限、一部閉鎖といった施設利用の制約も考えられますことから、今後の開園に際しては、そうした状況が起こり得るということも、何とぞ御理解を賜りますようお願いを申し上げます。私からは以上です。

質疑応答

NHK

今回の開園延期というところで、理由をお話ししていただいたんですけども、特に5月1日に設定した理由というところをお伺いしてもよろしいでしょうか。

市長

私どもも、4月29日からの予定どおりの開園に向けて準備をしてまいりましたが、捜査への全面的な協力を行う中で、しっかりと来園者をお迎えするための準備に時間を要する状況となったことなどから、後ろ倒しせざるを得ない状況になりまして、万全を期して開園をするために様々な対策を実施する中で、慎重に検討するため、5月1日に開園することとしたものでございます。

NHK

やはりゴールデンウイークでかなりの人が集まることも予想されたと思うんですけど何かそういうところで観光客とかの声も踏まえて、5月1日というところを開園日に設定したという理由もあるんでしょうか。

市長

はい。一時はですね、捜査の進展が見通せない、今もそうでありますけれども、非常に不透明な中で、閉園をしばらくするしかないのではないかということもありましたけれども、しかしながら、動物園が早く開園してほしいという市民の皆さんや、様々な皆さんの御意見をいただいて、また、動物園側とも協議をした結果、5月1日からとさせていただいたところでございます。

NHK

5月1日の開園だったんですけれども、こちらは全部オープンというか一部区域の制限もないと考えているということでしょうか。

市長

そうですね、なかなか今までのように、例えばもぐもぐタイムを全ての施設で行ったりだとか、動物園の職員がですね、御案内するというのは難しい面も多々あるかもしれませんが、その中でもできることから、しっかりと体制を整えてお出迎えをしたいなと思っています。

NHK

もぐもぐタイムなども中止になる可能性があるのですか。

市長

一部ですね、そういったものもまた決まりましたら御連絡いたします。

NHK

職員のメンタルケアというところも、今やってるというお話もあったんですけども、この5月1日の開園までに、職員のメンタルケアが間に合うのか、本当に変えていけるのかというところもあります。

市長

はい、ありがとうございます。総務部の職員健康管理室と動物園で連携を図りながら、メンタルケアにまさに努めているところでございます。具体的には、健康管理室の保健師と経済部の応援職員が同行いたしまして、動物園職員を対象に面談を実施しております。今後も継続的に勤務上の配慮を丁寧に行いながら、健康が保たれるようにケアをしてまいりたいと思います。そのいろんな面談の中でですね、通常どおりこれからも勤務できる方もいらっしゃれば、やはり大きなショックを受ける方もいらっしゃいます。職場の同僚がですね。突然任意同行されて、施設内を利用した可能性があるということも伝わって、また、その職員が通常どおり勤務をしていたことですね。さらには、そういったことからですね、様々な職員自身が事情聴取される事態でありますのでこれは大きな負担となっているのは間違いない事実でございます。
通常の開園前であればいろんな準備がございまして、それは、例えば園内の安全確保のための来園者通路の補修や、保安設備の確認といったもの、それから、来園者の受入れ体制の整備ですね。駐車場や来園者の利便施設の環境整備、そして展示環境施設、いろんな獣舎なんかも、動物園職員自ら手書きでいろんな御案内をしておりますが、そういった施設整備、それからイベントの運営、開園セレモニーでありますとか、メディアの皆さんへの対応、そしてスタッフの配置調整などが、通常の準備で行われてきた訳ですね。こういった準備を行っていた中で、捜査がありましたので、動物園としても立会いを行っていく、資料の提示も行っていく、そして職員さんも取調べを受けるということで、やはりこれはメンタル面でも大きな負担になっています。加えて、これからはこういったことがあったので、臨時的な、いろんなマスコミの皆さんへの対応だとか、立入り禁止区域への動線なんかもしっかりと整備しなきゃならないので、いろんなことが、大きな負担になっていることを推察するところです。

NHK

先ほどやはり安心安全にお客様を迎え入れる準備というところで今いろいろとお話もあったんですけども、例えば市の警備体制を今後どう強化していくかとか、そういうので今の段階で決まってるものはありますか。

市長

まず開園日までにはですね捜査の状況がまだ見通せないことから、関係者以外の立入りを禁止している区域には、来園者が不用意に入ることはないように規制をしていく、あるいは、入園に当たりお願いしているお約束等を遵守していただけるように、入園される皆様に確実に周知するための手だてを検討する、あるいは、営業終了時に全ての来園者が退園されていることなどをしっかりと確認できる方法の検討など、開園までしっかり考えていきたいと思います。

HTB

今回のこの事態を受けまして、市にどういったコメントが寄せられているのか市長のほうで把握されてることあれば教えていただけますでしょうか。

市長

本日の13時現在でありますけれども、SNS、電話、メール等を通じて約1,000件のメッセージが寄せられています。例えば、Xのページビューはもう300万件に上ろうとしているのを確認しています。
このコメントの一部でございますが、「今までと変わらず、心から応援しています。」「旭山動物園は旭川の宝です。開園するのを心待ちにしています。」「開園したら、絶対に行きます。」「子どもが初めての動物園なので、楽しみにしています。」「これからも変わらず、応援しています。」「スタッフの皆さんも含め、お身体御自愛ください。」「どうか動物たちのためにも、皆様全員で乗り越えられますことを願っています。」「旭川市民です。頑張ろう。」など、たくさんのメッセージを頂戴しております。

HTB

今御紹介いただいたメッセージというのはかなり動物園を応援するような言葉が多いのかなと思うんですけども、こうしたコメントを受けて市長はどのように感じますか。

市長

今までも動物園は様々な危機を乗り越えてきました。これは動物園のスタッフ一人一人の知恵とか工夫ももちろんありますけども、やはりこのように、市内外の方々から応援をしていただいたおかげでありまして、今回も、本当にたくさんのメッセージをいただいておりますことにお礼を申し上げたいというふうに思います。

HTB

先ほど冒頭の中で、飲食店への補償であったりとか、職員に対しての給料の補償であるということを検討していくというところをおっしゃっていたと思うんですけれども、その辺り予算の編成だったりとかそうした今後のスケジュール感はいかがでしょうか。

市長

これから経済部あるいは動物園の方でいろんな企業、団体の皆様の現状をお伺いをして、その上で判断をしていきたいというふうに思っています。

HTB

この補償というのは100%補償になるのですか。

市長

その内容が当てはまるものであれば、しっかりと市としての責任は果たしていくべきものだと考えています。

読売新聞

ゴールデンウイークに合わせて、今こういう事態になっていらっしゃってることへの市長の受け止めと、市民の中でも風評被害とかイメージダウンへ懸念されている御意見聞かれますのでそこら辺について市としてどのように取り組まれていくのか教えていただきたいです。

市長

旭山動物園でありますけれども、長年にわたり、国内外の多くの皆様に親しまれ、地域経済、そして観光を牽引する北海道、道北の中心施設でございます。命の大切さや尊さを伝えてきた動物園でありますし、特に現在は多くの子どもたちが目前に迫った夏期開園を心待ちにしていた時期でございまして、仮に報道されていることが事実であるのならば、職員が関与した場合に、どのような影響を及ぼすかというのは容易に考えられることであり、憤りを禁じ得ないところでございます。施設管理者として、市民の皆様、来園を楽しみにしていた全ての皆様に、社会的影響の大きさを私ども大きく受け止めておりまして、改めておわびを申し上げたいというふうに思います。風評被害でございますが、やはり今回の件、まだ捜査の途中でありますけども、旭川市並びに動物園のイメージダウン、風評被害は非常に大きいものだというふうに思っておりますので、しっかりとこれからも、動物園一同、私どもも含めてですね、その信頼を取り戻すべく取り組みを進めていきたいと思っています。

北海道新聞

経済的な影響についてお伺いできればと思います。まずゴールデンウイーク中ということで、29日から市内のホテルも旭山動物園に来園予定の方で宿泊が出ていたと思います。今回の件での経済的な影響をどのようにお考えか、教えていただけますか。

市長

はい、2日間延期しますから、29日、30日、宿泊事業者、それから飲食関係だとか、いろんな小売含めて大きな影響があるのかなというふうに思っています。昨年は少し天候が悪かったんですね、開園当初。それでも2日間で、開園日、それから、その次の日で約6,000人の方々が動物園を訪れていただきました。さらに令和6年は2日間で1万4,000人、令和5年については、2日間で1万2,000人もの皆様が動物園を訪れていただいておりますので、非常に経済的な影響が大きいことは否めないというふうに思っています。先ほども申し上げましたようにこういった信頼へのイメージダウンを払拭するのは容易ではありませんけれども、しっかりと動物園を挙げて、信頼回復に努めていきたいと思っております。
旭山動物園を起点にして、それから上川管内、北海道を周遊する、あるいは、全道を回って動物園に来て、そして空港から帰っていく。あるいは全道を回っていく中で、動物園がその中間地点などいろんなパターンがあるかと思いますが、改めて、御迷惑をおかけしていることにおわびを申し上げますとともに地域への経済影響も非常に大きいものでありますので、しっかりと、先ほどの経済を中心にですね、意見を聞きながら対応を考えていきたいと思います。

北海道新聞

先ほど補償については園内の売店ですとか飲食店ということでしたけれど、市内のホテル、例えば旭山動物園の入園券つきチケットを販売してるというのも市内にたくさんあると思いますけれど、そういったところの補償についても考えていかれるのでしょうか。

市長

どこまでできるか分かりませんけれども、これからまた経済部の方と検討していきたいと思います。

市長コメント

今日は臨時記者会見ということでお集まりいただきまして誠にありがとうございます。最後に、私から一言申し上げたいというふうに思います。
改めまして、本市職員が警察の事情聴取を受けるという重大な事態が発生し、市民の皆様並びに全国の皆様に多大なる御心配と御迷惑をおかけしましたことに対し、改めて心から深くおわびを申し上げるところでございます。
その上で、自分たちで、このような事態を起こしておきながら、大変身勝手かもしれませんが、最後にこの場をお借りして、一言お話をさせていただくことをお許しをいただければと存じます。
旭山動物園は、これまで、何度も危機を乗り越えてまいりました。遡れば、平成6年のエキノコックスの園内発生のための途中閉園、近年では、新型コロナウイルスの影響で一時閉園という苦渋の判断を行うことがありました。このような厳しい時を乗り越えてくることができたのは、スタッフ一人一人の努力もありますけれども、何よりも市民の皆様はもちろん、全国各地、そして海外までも含めた動物園を愛する全ての皆様のおかげであり、心からお礼を申し上げます。そして今、動物園を襲っているのは、今までの危機とは全く違う、誰も予想できるわけもない、大きな大きな不安に襲われており、それは、かつてないほどの大きな危機に直面をしている状況でございます。市民の皆さん、全国の皆さん、世界中の皆様に申し上げたい。どうか、動物園にお力を与えていただけないでしょうか。そして、職員に勇気を与えていただけないでしょうか。動物たちは本事態とは無関係です。今日のこの瞬間も、動物園で一生懸命、命の輝きを伝えてくれています。その数100種類、645にも及ぶ動物たち1頭1頭、1匹1匹、1羽1羽の動物たちが動物園で動物らしく生きています。旭山動物園に足を運んでいただいて、命の輝きを見ていただくことで、動物たちを、職員を、旭山動物園を、地域を応援していただきたいと思います。昭和42年の開園以来、59年間、5,279万4,732名もの方々が、旭山動物園を訪れてくださいました。現在も、開園を待ち望んでくださる方もたくさんいらっしゃって、励ましのメッセージもたくさん、いっぱいいただいております。誠にありがとうございます。旭山動物園は、決して下を向くことなく、園内の動物たちやスタッフ共々、力強く旭山動物園の魅力、メッセージ、そして、本市の元気な姿を発信してまいります。5月1日の開園に向けて、皆様を、お1人でも多くの皆さんをお迎えできるように、準備を進めてまいりますので、どうかお1人でも多くの皆様のご来園を賜りますよう、心からお願い申し上げて、最後の私の言葉とさせていただきます。本日は、臨時記者会見お集まりをいただきまして誠にありがとうございました。

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