市長定例記者会見(令和7年8月27日)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2025年8月27日

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開催概要

日時:令和7年8月27日(水曜日)15時00分~15時30分

場所:大会議室A

動画

令和7年8月27日定例記者発表・質疑応答(新しいウインドウが開きます)

資料

発表項目

皆さん大変お疲れさまでございます。
8月の定例記者会見、どうぞよろしくお願いいたします。

旭川夏まつり観客動員数について

まずは旭川夏まつりの観客動員数についてでございます。
今年の旭川夏まつりは、7月31日から8月2日までの3日間開催をいたしました。
期間中は天候にも恵まれまして、コロナ以前の令和元年の87万5千人を上回る90万7千人の観客動員数となりました。
これは64回の過去の歴史の中においても、5番目の観客動員数でございます。
夏まつりの開会式では、観光コンベンション協会によります旭川観光顕功賞の授与式が行われました。
顕功賞として、菓子博の実行委員会の皆様方、そして、旭川観光顕功賞として、日本醤油工業株式会社様及びお笑い芸人の新宿カウボーイのかねきよさん、旭川出身の方でありますけども表彰をされています。ステージもされていて、非常に盛り上がっておりました。
また、友好都市のハルビン市から30周年を記念いたしましてお越し頂きました。ハルビン市少年宮民族楽団の皆様によります、伝統楽器を使った演奏が披露されて、すばらしい幕開けとなりました。
花火大会は4千発、多くの市民の皆様が歓声を上げていらっしゃいました。
さんろくまつりでは、とにかく明るい安村さん、それからRy-laxさん、それと、YOUNG DAISさんですね、ラッパーの皆さんですね、御出演頂いて、多くの来場者が訪れ、会場は大いに盛り上がりを見せたところであります。
最終日には夏まつり恒例の大雪連合神輿が行われ、力強く担がれる神輿の迫力満点でございまして、さんろく街への練込は圧巻でございました。
山車のパレード烈火七夕まつり、旭川青年会議所の皆さんですね、それからフィナーレのディスコナイト本当に盛り上がったというふうにお伺いをしております。3日間にわたる夏祭りを華やかに締めくくりました。
このお祭りの開催に当たりまして、準備段階から御尽力頂きました旭川商工会議所、観光コンベンション協会、陸上自衛隊第2師団、北海道新聞社様、市民委員会連絡協議会、JCの方々、大雪連合神輿実行委員会、大雪さんろくまつり実行委員会、ディスコナイト実行委員会など、経済界や団体の皆様、ボランティアの皆様、そして会場設営や安全管理、警備、清掃等を担っていただいた警察や消防をはじめとする関係機関、事業者の皆様に、飲食・宿泊協会の皆様、御報道頂いたメディア各社の皆様、そして御参加頂いた市民の皆様、観光客の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げる次第でございます。
どうもありがとうございました。

北の恵み 食べマルシェあさひかわ食べマルシエ2025 について

次に、北の恵み あさひかわ食べマルシェ2025でございます。15回目の食べマルシェです。
名称にですね、今年から5文字「あさひかわ」の文字を入れさせていただきました。
とかちマルシェ、函館グルメサーカス、札幌オータムフェストなどありますけども、我々地名が入ってませんでしたので、今回「あさひかわ」を入れたところであります。ただ、「あさひかわ」が入っておりますけども、上川・旭川を中心とした1市8町のおいしい特産物を発信をしていこうという思い、変わりはないところでございます。少しでも誘客つなげていきたいというふうに思っております。
9月13日から3日間、15日までです。243店舗が参加頂く予定でありまして、北北海道旭川の魅力を発信してまいります。
駅前広場会場と平和通買物公園会場の二つのエリアに分けておりまして、旭川駅前広場は、下國伸シェフ監修の「あさひかわサンド」、それから姉妹都市である鹿児島県南さつま市、道の駅あさひかわと交流する各地の道の駅からも出店をされておりますし、全国のグルメを楽しめるエリアとなっております。
平和通買物公園会場では、北北海道各地の食材を使用した自慢のグルメが集結します。フードフォレストゾーンや日本ハムシャウエッセンゾーンが加わるなど、充実したエリアとなっています。
このほか、市内の高校や短期大学等の生徒、学生たちが料理や農産物を販売する「学生マルシェ」も開催をいたします。
続いて、食べマルシェの注目情報、5点紹介させていただきます。
一つ目は新たに配置をするフードフォレストゾーンということでございまして、食をデザイン、有機的に生産者から消費者に伝えていくということ、「フードフォレスト旭川構想」の一つとしてですね、地元の食材や技術、アイデアを生かし、新メニューの開発、地元生産者とのコラボレーションなど、これまでにない商品や提供スタイルにチャレンジするゾーンです。宮下から一条通までに21店舗出店をしております。
フードフォレストゾーンということを分かりやすくするためにですね、デザインシステムの目印がいろんなところにありますので、参考にしていただきたいと思います。
また、食べマルシェでは初めての試み、これもですね、フードフォレストの一環なんですけどあさを大切に使っていこうということで、今はADWの「あさいち」などを開催し、定期的にですね、あさマルシェを行っておりますが、今回もこの食べマルシェの中で、あさマルシェということで開催をさせていただきます。
14日、15日の2日間、12の出店者が朝8時から営業をいたしまして、今の「まちにち計画」でも、朝カフェ、旭ラーメンが大好評というふうにお伺いをしておりますので、これは新しい朝の旭川の時間の使い方が来たなというふうに思っているところでありまして、観光的にこの朝の時間帯の活用を進めていきたいと思っています。
二つ目。食のアンバサダー下國伸シェフが監修した「あさひかわサンド」、画面を御覧になってください、「旭川産の米粉パンと旭川産の農畜産物を使ったキューバサンド」、これをテーマといたしまして、市立大学短期大学部の学生がレシピを考案し、下國シェフが監修した3品の日替わりメニューとシェフが考案した1品を加えた合計4点となってます。
これは旭川産の米粉を使用して、市内で焼き上げた米粉パン、マルシェのための特別製品でありますので、ぜひお楽しみ頂きたいというふうに思います。
三つ目は、旭川に工場がございます日本ハムさんのシャウエッセンゾーンでございまして、なんと今年が40周年ということで、この15回の食べマルシェを記念してコーナーを設置をしていただきました。
このニッポンハムグループのグルメ+ファイターズやFビレッジの魅力を紹介する「日本ハムファイターズコーナー」「企業案内ブース」、ICTパークと連携した「シャウエッセン獲得ゲームブース」ということでありまして、どんなゲームでしょうかね、登場するというございまして、楽しみにしていてください。
四つ目、食べマルシェでは初めてとなりますけども、キャッシュレス決済を導入します。
会場内の全店舗、現金に加えて、クレジットカードQRコード、交通系ICカード御覧のキャッシュレス決済、全店導入しておりますので、ぜひ御利用頂きたいというふうに存じます。
最後に五つ目、ステージパフォーマンスエリアでございまして、旭川ゆかりの皆さんが登場をされます。
初日は姉妹都市10周年を記念した南さつま市金峰権現太鼓さん、2日目には旭川市観光大使に御就任頂いた、TEAM NACSリーダーの森崎博之さんのトークショーでございます。
同じく観光大使の坂口渚沙さんLarmeRのライブ。LarmeRさんライブは本当、全国からたくさんの方、お越し頂いてます。
そして最終日には元宝塚の俳優潤花さんのトークショーございます。楽しみですね。
それからファイターズガールの皆さんのダンスステージが開催されるなど、食べマルシェを盛り上げる過去にないようなですね、たくさんのステージパフォーマンスを準備しておりますので、お楽しみください。
また、7条緑道にパフォーマンスエリアを2年ぶりに復活をいたします。
こちらも、市民の皆様によります、歌・ダンス・トークなどを開催いたします。
今年も旭川をはじめ、北北海道の食を多くの皆様に楽しんで頂きたいと思いますので、ぜひ御来場賜りますようお願い申し上げます。

北口榛花選手応援事業 について

続きまして北口榛花選手の応援事業でございまして、北口さんをみんなで応援していこうということで、オール旭川の後援会が立ち上がりました。
4月に立ち上がって、9月に行われます東京2025世界陸上の応援に皆さんでいきたいというふうに思います。
後援会では、9月19日と9月20日に行われる女子やり投に際し、応援団を結成し、現地で応援をいたします。
私も参加させていただいて、国立競技場で熱い声援を送りたいというふうに思ってます。
北口さん、今、まだまだ、これから準備して調子を上げていただくというふうに期待をしているところでありますので、当日は市民みんなで応援をしていきたいというふうに思っております。
後援会は、現地の応援だけではなくて、パブリックビューイングを女子やり投の決勝に合わせて開催します。
9月20日の土曜日の午後8時50分からということで、大型スクリーンを用意し、一体感あふれる応援会場にして、さらには飲食物の提供、から揚げとか枝豆とかドリンクとか、そういったものを用意しておりますので、観戦しながら、みんなで楽しんで快適な空間を御提供できるよう準備を進めています。
パブリックビューイングが終了する時間は、公共交通機関が運行していない時間でございまして、お車でお越しの際は、旧第三庁舎、表側及び裏側の駐車場を無料で開放しておりますので、ぜひ御利用になっていただきたいと存じます。
パブリックビューイングの会場は、総合庁舎の緑橋通り側となります。
このパブリックビューイングの詳細は北口さんの後援会のホームページや市公式SNSで発信してまいりますので、御確認をお願いします。
国立競技場と地元旭川のパブリックビューイング会場から、オール旭川で熱いエールを送ってまいりたいと存じますので、ぜひ周知につきまして、力添えを賜りますようお願いを申し上げます。
次に、北口選手のモニュメントの制作ということで、かねてから北口選手といろいろと意見交換をさせていただく中で、モニュメントというよりも、自分の記録が分かるようなものがあると嬉しいという、御本人からお話を頂いておりました。
私どもも、何かできることがないのか内部検討をし、またJALさんを通じて御本人とも相談をした結果ですね、記録の足跡に触れられるようなモニュメントを製作をすることとし、既に4月の記者会見で御案内をしたところでございますが、この度、モニュメントのデザインをですね、本市の市政アドバイザーや大阪・関西万博の大屋根リングの設計でも知られます、世界的な建築家の藤本壮介さんに、手がけていただけることになりましたので、お知らせを申し上げたいというふうに思います。
北口さんと藤本さんは同じ旭川東高校の同窓ということでもありまして、まさに北口さんが、記録が伸びる度にこのモニュメントも移動して、やり投げの距離が分かるようなものをイメージをされていましたので、そういった北口さんの希望に沿えるようなモニュメントの建設を現在進めていきたいと思いますが、せっかくのこのモニュメントなどで、やはり旭川の今後のですね、スポーツの拠点にもなっていく、スポーツ振興の拠点にもなっていく、それから、デザイン芸術の拠点にもなっていけるように、藤本さんにお願いをさせていただいたところでございまして、まさに金メダリストと世界の建築家で、合わせて世界的なモニュメントが誕生するものと期待をしているところでございます。
設置時期は来年の10月中旬ですね、予定をしておりまして、できれば、御本人がいらっしゃって、オープニングセレモニーを行いたいというふうに考えているところでございます。
モニュメントはまさに北口駅前、旭川駅の北広場設置を予定をしているところでございます。
今後また藤本壮介さんと北口さんと詳細を協議を進めてまいりますので、また、市民の皆様にも、製作に関わっていただきたいと思いますし、子どもたちにですね、何らかの形でたくさん関わってもらえるように、検討を進めているところでございまして、多くの皆様に親しまれるシンボルとなるよう取り組んでまいります。
また、クラウドファンディングなどを活用して、資金を集めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
私からは以上です。

質疑応答

発表項目

旭川夏まつり観客動員数 について

北海道新聞
今回、過去30年、5番目の多さということで、その要因はどう見てらっしゃいますか。
市長
まず、やっぱり天候がよかったことがあげられるかというふうに思います。
私も舞踊パレード踊っていましたが暑かったですね、天気がよかったです。
それからですね、「SANROKU REGGAE BASH support by BAR ANEST」っていうイベントがあって、CHEHON(チェホン)さんという著名なアーティストを招いたこと、これが多くの若者層の来場者を呼び込むことにつながったということでございます。
それから実行委員会の皆さんが御尽力頂いたのはもちろんでありますし、先ほどお話ししたような、YOUNG DAISさんとかRy-laxさんとか、とにかく明るい安村さんとか、お若い方がどんどんどんどん集まってきていただいたと、それに従来のさんろくまつりがうまく溶け込んで融合してですね、この観客動員数につながったものというふうに思っています。

北口榛花選手応援事業 について

北海道新聞
パブリックビューイングの主催は市なんでしょうか。後援会なのでしょうか。
市長
 後援会と市の共催という形というふうに思います。
北海道新聞
モニュメントのほうですけども、これの実施主体はどちらになるんでしょうか。
市長
 これは後援会です。
北海道新聞
市の負担、財政的な負担はあるんでしょうか。
市長
 そうですね、今後のデザインとかそういったことによって、金額は変わっていくと思うんですけど、広く市民の皆様に参加頂けるよう、クラウドファンディングを含めて考えていきたいと思いますが、そのデザインとか設計によって市がどうなるのか、あるいは後援会の負担がどうなるのかということを考えていきたいなと思っていまして、まだ詳細は決まっていないです。
北海道新聞
そうすると市が負担する可能性もあるということですか。
市長
 どうですかね。ちょっとその中身をちょっと協議させていただきたいというふうに思いますね。いまのところはなんとも言えないところです。
北海道新聞
モニュメントをこの駅北広場に設置する、理由をお持ちですか。
市長
多くの方に御覧になっていただけるのが、駅から買物公園の間かなというふうに思います。それで、北口さんのやりの距離を考えるとやっぱり60メートル、将来的にはひょっとすると、目標としている70メートルの距離を一目で分かるような場所でなければならないという中で、駅前の北広場だと、その距離が、確保できるものですから、駅を出ていただいて背中にしていただいて、イオン、ちょうど側面に接している、その辺の地域を今のところは考えているところです。
北海道新聞
全体のこのモニュメントの費用ってどの程度でしょうか。
市長
 今現在のところ、1,000万円前後かなというふうに見積もっています。
読売新聞
ここは人も多く歩く場所ですけれども、モニュメントを設置した後は、ここはやっぱり、ちょっと避けて通るようなイメージで設置する感じでしょうか。
市長
 大きさによりますけどね、やっぱり何らかの建造物がそこに設置されますから、避けて通っていただく形になるというふうに思います。
読売新聞
この駅北広場は、所有としては市の所有という理解でよろしかったでしょうか。
市長
市の所有です。

発表項目外

国営緊急農地再編整備事業 について

日本経済新聞
市内のですね、農地整備再編事業についてお伺いしたいんですけれども、今、北海道開発局が主体となって進めている事業、旭川から東神楽にかけて旭東と呼ばれている部分で進んでますが、まだ進行中ではあるんですけど大規模化に加えてスマート化も期待をできるというプロジェクトです。
市長選の公約でも第一次産業の振興に力を入れると表明されている今津市長としてですね、この農地再編事業についてどのような評価をされているのか、お考えをお聞かせ頂けますでしょうか。
市長
ありがとうございます。
旭川市も農家戸数、年々減少しています。2010年で1,400戸、2015年で1,200戸、そして2020年ですね、900戸ということでありまして、そのうち後継者がもういなくて、5年以内に農業を諦めるという方が70戸いらっしゃって、600戸ちかくの方が後継者がこれから見つかるかどうか分からないという中でですね、農地が縮小していくことが非常に危惧をされております。
しかしながら一方で、若い方でもですね、夢と希望を持って持続可能な農業を行っていこうという方がたくさんいらっしゃるのも事実でありまして、今後、大区画化をしっかりと進めてですね、農地を集約、再編することによりまして、農作業の効率化、省力化を図るとともに、将来に向けて農地を確保していくということが大変重要であるというふうに思っております。
私も市長に就任をしてからですね、農業者の皆さんの思いを聞く中で、やはり、旭東地区の皆様との意見交換をさせていただきましたが、しっかりこの大区画化を進めてほしいということと、負担の軽減をあわせてスマート農業を進めてほしいということもお聞きをしてきたところでございます。
現在、進捗率が大体23%とお伺いをしておりまして、なかなか当初の予算から物価が上がっておりますんで、今、一方で、費用も上積みされておりますけども、しっかり国に対して要望していきたいなというふうに考えているところでございます。
特にこれから国のほうでも、生産力を上げていくということでありますから、大区画化をして、数量を上げていくというのは非常に重要なことだというふうに思いますし、食料安全保障の面からいってもですね、コロナの時のマスクが日本で製造していなくて、非常に苦労した経験が国民にはありますけれども、万が一食糧がなくなっていくと、生きていけないということにつながってまいりますので、この大区画化をして、生産体制を整備していくということは、我が国の食料安全保障に大きく寄与すると、あるいは世界はどんどん人口が伸びていきますから、世界の食料事情を考えても非常に大きく貢献する事業だというふうに私は考えておりますし、さらに新潟なんかを見ても最近、非常に高温障害で、苦労されているというニュースを私も何度も目にしておりますけども、そういったことを考えると、北海道の中でも米どころである上川の果たすべき役割は大きいというふうに思います。
一方で、先ほど申し上げましたようにですね、事業費が上がっていく、あるいは物価や人件費も上がっていく、あるいは、これから東旭川地域も、もしできれば東鷹栖・鷹栖地域も大区画化を進めていきたいという要望を承っておりますが、やはり地元の皆様の合意形成が必要だというふうに考えてます。
というのは、やはり予算をしっかり確保、獲得して、速やかにこの農地再編整備事業を進めていかないと、今、高齢化が進んでおりますから、その今、いろいろとお伺いしてますと、自分たちが元気なときに大区画化が終わらなければ、なかなかそれは地域の合意形成は図れないよということも聞いておりますので、国の予算との兼ね合いでありますけども、おかげさまで旭川開発建設部の農業予算は平均で1.14倍で、農業予算だけでいっても130%まで増えておりますので、しっかり予算を獲得して事業を進めていく、このことに取り組んでいきたいなというふうに思います。
やはり夢と希望を持って農業をやっていける環境というものを旭川市としてもしっかりと実現をしていくためにですね、国の方に訴えていきたいなというふうに考えています。

いじめ防止対策 について

北海道新聞
いじめ問題についてお伺いします。2021年に発生したいじめによる中学生の自殺について、旭川市が設置した再調査委員会の報告書公表から9月13日で1年となります。
この間の旭川市と市教委による再発防止策の進展等、市長御自身の再発防止策に対する評価について、御所見をお聞かせください。また、再発防止策の実行においてですね、課題をどのように捉えているか、あわせて教えてください。
市長
令和5年の4月にいじめ防止対策推進部を設立いたしまして、旭川モデル、いわゆる市長部局に、職員が、教育委員会の皆さんと一緒になって仕事をするというこの旭川モデルの取組を推進をしてまいりました。
この間、いじめ認知件数が令和6年度7,498件、令和4年度比4.4倍となっておりまして、いじめの相談件数が令和6年度139件と、令和4年度比69.5倍と大幅に増加して、大きな成果を上げているというふうに思います。
そうした中におきまして、令和4年9月、いじめ防止等対策委員会から示された20項目と、昨年9月にいじめ問題再調査委員会から示された29項目、合計49項目の提言を踏まえ、今年度、精神科医をいじめ防止対策アドバイザーとして委嘱し、児童生徒の心のケアを行うとともに、警察官OBを青少年育成支援員として任用し、いじめ非行防止教室の企画運営を行うなど、専門人材の活用による対策を強化しているところです。
不登校対策といたしましては、中学校2校に校内教育支援センターを設置し、スクールライフサポーターを配置して、児童生徒の心のケアや学習支援を行うとともに、校内の見守り巡回や子どもへの声かけなどの取組みを行っています。
また加えて、フリースクールや学生ボランティアとの連携による学習支援を新たに実施し、子どもの社会的自立に向けた切れ目ない支援の充実に取り組んでいるところです。
昨日、中核市市長会、「子どもの学びの環境充実に向けた取組検討プロジェクト」、旭川市幹事でありますけども私もウェブで参加させていただいて、不登校いじめ対策の充実に向けた施策の検討を進めており、各市の抱える課題の整理、あるいは先進的な取組の研究共有を行い、国に対して、この秋にですね、必要な支援等の提言をすべく、まとめているところでございます。
再発防止策を着実に実行するのは、財源の確保が大きな課題でありますので、本市の単独要望や中核市市長会のプロジェクトなど、様々な機会をとらえ、国に対し要望を行っていきたいと思っています。
今年度から、旭川モデルのさらなる充実のため、旭川市いじめ防止対策推進基金を創設し、7月末時点で1,200万円の御寄附を頂いておりますので、こうした全国の皆様からの寄附を活用し、相談支援の強化、普及啓発の推進、学校の体制強化に取り組んでいきたいと考えているところです。

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