市長定例記者会見(令和7年7月30日)
開催概要
日時:令和7年7月30日(曜日)午後14時30分~午前15時15分
場所:大会議室A
動画
令和7年7月30日定例記者発表・質疑応答(新しいウインドウが開きます)
資料
発表項目
皆様大変お疲れさまでございます。
今月の定例記者会見、どうぞよろしくお願いいたします。
まずお話をさせていただく前に、このたび、カムチャッカ半島沖地震でマグニチュード8.8の地震が発生をいたしました。
とにかく今はいろいろと報道されておりますけれども、被害が最小限に収まるようにお祈り申し上げたいというふうに思います。
私から3点申し上げて、その後、皆様から御質疑をお受けしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
中央省庁等への要望活動について
まず初めに、中央省庁等への要望活動についてでございます。
6月の25日、そして、7月の22日から25日にかけて、旭川市、あるいは上川地域の課題解決に向けて、中央省庁や国会議員等に要望活動を行ってまいりました。
御手元にそれぞれ要望書、私が今回持っていったものですね、お配りをしておりますので、また御覧を頂きたいと思います。6月25日には、「基地協議会」の副会長といたしまして、会長である千歳市の横田 会長をはじめ、道内の首長の皆様とともに、基地対策経費の増額等について要望してまいりました。
7月22日には、上川中南部圏域の市町村で構成し、私は会長を務めております「石狩川上流治水促進期成会」、そして角和 美瑛町長が会長を務めております「石狩川上流砂防事業促進期成会」、そして北 富良野市長が会長を務めております「旭川十勝道路整備促進期成会」の3期成会が合同で災害等に対応した治水砂防事業や高規格道路、旭川十勝道路の整備促進等について、道内選出の国会議員の方々、国土交通省及び財務省に対し要望してまいりました。
翌7月23日には、上川管内の23市町村で構成をします「上川地方総合開発期成会」の会長として、上川地方のさらなる発展を目指し、高規格道路網の整備促進や、農業農村整備事業の促進、自衛隊の体制強化、防災庁の地方拠点の設置等、12項目、32の事項について、国交省、農水省、財務省、防衛省等々、要望してまいりました。
加えて、「北海道新幹線旭川延伸促進期成会」の会長も務めておりまして、商工会議所の新谷 会頭とともに、1日も早い札幌への開業とその後の旭川延伸の早期実現に向けた調査の実施について、「自民党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム」の座長であります渡海 紀三朗 衆議院議員をはじめ、国土交通省等に要望してきたところでございます。
旭川市の単独要望も行いました。これまでも多岐にわたる市政の課題の解決に向けた要望を行っており、その成果も着実に出てきているところです。昨年度の要望活動では、まず一つ目の事項といたしまして、北国の共通した課題であります冬季間に道路が凍結することに伴う破損が発生する、いわゆる「凍上被害」ですね。
氷点下で道路が凍結をして、その雪解けとともに水が浸入をして、道路がよく、春先になると穴があいていたりというふうになっている状況を皆さん目にしていただいていると思いますが、その凍上被害について、予防・拡大防止に対する国の財政支援を求めておりました。
令和7年度予算においては、緊急自然災害防止対策事業債(緊自債)というものに対象が拡大をされて、約1億2千万円の一般財源そして7億1千万円の交付税措置、合わせて8億3千万円の旭川市の負担軽減につながったものでございます。
二つ目の下段の部分でありますけども、更新が必要な市内全小中学校のタブレット端末、こちら購入に対する国の財政支援をですね、要望させていただきました結果、令和7年度予算において約4億2千万円が、デジタル活用推進事業債の対象となり、更新費用の負担軽減及び平準化につながったところです。
これは旭川市だけの要望で実現したものではありませんが、旭川市を含めて、共通の課題を抱える各市町村の皆様が要望した結果、こういったことを実現することができました。
今後もしっかりと要望活動に向けて、取り組んで行きたいと思います。
旭川市の単独要望は、24日、25日に掛けまして、私と桝井 副市長、そして、会議所の松倉 専務、さらには、議会を代表していただいて福居 議長、オール旭川の体制で要望を行ってまいりました。
主な要望事項は防災庁の地方拠点の設置、いじめ防止対策「旭川モデル」の推進、冬のナショナルトレーニングセンターの拡充、生産性の高い農業基板の形成、そして送電網の増強・再生エネルギーの活用、ごみ処理施設の整備、6項目12の事項、こちらの要望書になりますが、こちらについて要望してきたところでございます。
まず財務省、東 国幹 財務大臣政務官は、施設の経年劣化により漏水事故が頻発している、美瑛川下流地区の国営かんがい排水事業が、滞りなく実施できるように、予算の確保を要望させていただきました。
こちらは昭和55年に建設をされたものですけれども、非常に、今はですね、老朽化が進んでいます。
神居・雨紛地区は、お米のみならずですね、キュウリ、あるいはメロン、様々な生産をしておりますので、今後も持続可能な農業の実現に向けて要望してきたところでございます。
加えて、現在の江丹別の廃棄物最終処分場の埋立て期間が、令和12年の3月に終了いたしますので、次期一般廃棄物処分場、こちら総事業費105億円でありますけども、こちらの整備や、老朽化が進みます近文清掃工場の更新に係る交付金の総額確保について要望をいたしました。
総額確保というのは今、全国の自治体がこういった廃棄物処分場や、清掃工場でありまして、ちょうど本市と同様に更新の時期を迎えておりますので、全体の予算確保をまずして、そしてその後にどれだけ配分をされるかということになってきますので、総額の確保の要望をしてきたところでございます。
国土交通省では、𠮷井 章 政務官ですね、こちら石狩川の先日開催された水防演習にお越しを頂きましたが、北海道局担当の政務官でございまして、𠮷井 政務官をはじめ幹部の方々と面会をし、国営かんがい排水事業の新規着手、新たなごみ処理施設整備に不可欠な循環型社会形成推進交付金の所要額確保について要望を行ったところでございます。
防衛省では、森田 治雄 地方協力局次長と面談を行い、市民や駐屯地で生活する自衛隊員にとって不可欠でございます新たなごみ処理施設の整備のため、防衛省の民生安定事業補助金約12億円の予算の確保の要望をいたしました。
農水省では、山本 佐知子 政務官と面談を行い、労働人口の減少、労働力不足が進む現状に対応していく、平成12年度が、農業者の数が1,400戸、15年が1,100戸そして2020年には、900戸まで減少しているという現状がありますので、しっかりと農業を持続可能なものにしていかなければなりません。こういったことに対応するため、持続可能な農業を目指し、必要があることを伝え、農業基盤の整備を進める国営かんがい排水事業の推進、超省力・高品質生産を実現するスマート農業等の普及拡大に係る支援を求めます。
また、加えて、大阪府泉大津市と、全国で初となる生産地である旭川市と消費地である泉大津市を連携をした「オーガニックビレッジ宣言」、こちらのPRを行い、有機農業の普及拡大に係る支援についても要望をしてきたところでございます。
次にこども家庭庁では、渡辺 長官と面談を行い、いじめ防止対策「旭川モデル」の取組の報告、そして本市が事業を受託しております「学校外からのアプローチによるいじめ解消の仕組みづくりに向けた手法の開発・実証事業」が今年度で終了することになりますので、支援の継続と、いじめ防止対策「旭川モデル」推進へのさらなる支援について要望をいたしました。
また、本市が幹事市になっております中核市市長会のプロジェクトにおいて、今後、いじめ、不登校、に関する様々な国に対する要望を取りまとめて、改めて提言をしていくということもお伝えをしたところでございます。長官からは、こども家庭庁としても、「旭川モデル」の取組に注目しており、さらなる発展に期待するという言葉を頂いたところです。
次にスポーツ庁では、浅野 敦行 次長と面談を行いました。
本市の豊富な降雪量や良質な雪質、国際大会や日本代表の合宿の実績などを有するなど、アルペンスキー及びクロスカントリースキー競技におけるトレーニング環境が整っておりますので、富沢のクロスカントリーコースとカムイスキーリンクスを国のナショナルトレーニングセンターの拠点施設として、財政支援を行っていただくなど、要望してきたところでございます。
また、加えて、地元の選出でございます西川 将人 衆議院議員にも同様の要望を行い、また道内選出の国会議員にも、私自身が、衆議院の議員会館を回りましたけれども、佐藤 英道 先生、鈴木 貴子 先生、中村 裕之 先生とお会いをし、本市の現状、要望事項をお伝えすることができました。
また要望事項の最後になりますが、先ほど申し上げた凍上被害の予防・拡大方針に対する財政支援として、緊自債が拡充されたことのお礼を伝えるために、担当でございます内閣官房の森 昌文 総理大臣補佐官と面談をし、今回の支援によって、財政負担の軽減はもとより、道路環境の整備が進み、市民の安心安全につながったことへの感謝を申し上げ、引き続きの支援をお願いいたしました。
加えて総務省の出口 自治財政局長にも、この緊自債の対象拡大へのお礼をお伝えをし、またあわせて、本市の課題についても説明をし、支援をお願いしたところでございます。
今回の要望活動において、各省庁の皆様からは、地域の課題や声を直接届けていただくことは、地域の実情を把握し、政策を検討する上で大変重要だというお話を頂きました。要望活動によって、その要望の内容が実現し、市民生活の向上、あるいは新たな財源の確保につながる成果も出てきておりますので、これからもしっかりと関係者一同、一体となって国などに対し積極的に活動を行っていきたいと思います。
あわせて、今回は、今日も着ておりますけども、ミズノさんと、先日、連携協定をいたしましたので、デザインシステムポロシャツを着用して臨みました。非常にいろんなところでお声をかけていただいて「非常にすばらしい取組ですね」「涼しそうでいいですね」というような声も頂きました。今後も、全国でも初めてとなりますこのデザインシステムの取組を積極的にPRしてまいりたいと思います。
以上、1点目、中央省庁等への要望活動についての報告とさせていただきます。
スポーツ大会や合宿等の誘致について
2点目、スポーツ大会、合宿の誘致についてです。
旭川市、スポーツ王国旭川を目指して、様々な大会、合宿の誘致を進めておりますが、この夏もイベントが開催されますので、報告をさせていただきます。
まずは北海道日本ハムファイターズイースタン・リーグの公式戦が8月17日の日曜日、スタルヒン球場で開催がされます。
今、1軍はですね、首位攻防の真っただ中でありまして、イースタンはですね、8チーム中5位ということでございます。ぜひ、この機会に球場へ足を運んで頂き、選手たちに声援を送ってほしいなというふうに思います。特に、今回は私たち7千人、8千人をですね、目標にしておりまして、来年以降もぜひこの日本ハムの試合を開催するためには、1人でも多くの方にお越し頂くことが大変重要でありますので、ほか皆様のお力添えを頂きたいと思います。
この1軍と2軍、いろんな選手がですね、常に入れ替わっておりますので、今、2軍にはこういう選手がいますよというわけにはなりませんけども、いろんな、まさに日本のトップのですね、プロ野球を観戦するまたとないチャンスでございますので、ぜひ皆さん、我らが日本ハムファイターズ、御支援をお願いをしたいなというふうに存じます。
また、チケットは、ファイターズオンラインチケット「Fチケ」、私も購入したことありますけど、スムーズに買っていただくことができます。それからローソンチケット、セブンチケット、旭川振興公社窓口でお買い求め頂けますので、ぜひ皆様の御協力よろしくお願いします。
また、当日はいろんなイベント、主催者でございますファイターズスポーツ&エンターテイメント様によりまして、試合観戦以外にも楽しんで頂けるイベントを御用意頂いております。
小学校6年生までの子どもを対象としたボーネルンドの遊び場、これ、企業の名前ですね、デンマーク発祥ですかね、そういった企業はいろんなイベントをしていただきます。
ボルダリング、野球体験、様々な遊びが1日1,000円で、遊び放題となります「キッズボールパーク」、旭川名物の塩ホルモンやジンギスカン、エスコングルメのぐるぐるシャウエッセンを地ビールと一緒に楽しめます。このシャウエッセンは旭川工場で制作して、作っていますから、ぜひお楽しみください。「トラックステージ」では、名探偵コナンやエヴァンゲリオンのアニメに出演する声優・宮村 優子さん、ファイターズOBの谷口 雄也さんのトークショー、など大人の楽しめる企画が様々用意されていますので、詳細はお配りしたパンフレットもしくはスポーツ課にお尋ね頂きたいと思います。
1日中、当日はスタルヒン球場で楽しんで頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、第66回JABA北海道大会、日本野球連盟主催のJABA ジャパンア マチュア ベースボール アソシエーション北海道大会ですね。この名だたる強豪が集結する大会でありますけども、慶應義塾体育会野球部が3年連続で旭川合宿を開催されたことなど、旭川市の良好な野球環境が広く、知られるようになってきたことによりまして、8月6日の水曜日から10日までの5日間にわたって、旭川市と札幌2会場で開催をされることになりました。旭川市は初めての開催となります。
本大会では、全国の強豪16チームが4チームのブロックに分かれまして、スタルヒン球場と札幌モエレ沼公園野球場でリーグ戦を行います。旭川市はBブロック、Cブロックでございます。
予選リーグ1位の4チームが8月10日、スタルヒン球場を舞台に決勝トーナメントを行う予定です。参加チームはお配りしておりますけども、都市対抗の昨年の覇者、三菱重工イーストから日本生命やTDKなど優勝経験を持つ全国の強豪チーム、あと北海道からは、JR北海道硬式野球クラブ、日本製鉄室蘭シャークス、北海道ガス硬式野球部、航空自衛隊千歳が挑戦をします。
チケットは、当日券のみでスタルヒン球場発売所にて、朝8時から開催をいたします。
全て第1試合は8時30分、試合開始、開場は8時となっておりますので、旭川初開催、本大会をぜひ御覧になっていただきたいと思います。特にですね、旭川と縁のある企業がございますね。明治安田生命さん、それから日本生命さん、支社もありますし、JRさんや、航空自衛隊さんもね、いろいろご縁がありますので、いろんな応援合戦などでも盛り上がることを期待しております。
こちらの項目は以上でございまして、次に、慶應義塾体育会野球部旭川合宿でございます。
4年連続4回目となります旭川合宿が、8月2日から8月5日までの4日間、旭川スタルヒン球場で開催されます。今回の合宿では、選手40名、監督マネジャーなどスタッフ25名、総勢65名来旭をされます。
また、期間中には、埼玉西武ライオンズ3軍をはじめ、北海道フロンティアリーグ選抜、北海道教育大学旭川校と全3試合が行われる予定をしております。いずれも旭川スタルヒン球場で観戦が無料、事前申込みも不要となっておりますので、多くの皆様の観戦をお待ちしております。
野球教室につきましては、8月5日の交流戦終了後に小学5・6年生約50名を対象に行われます。この野球教室は一般公開をせず、報道機関の皆様のみを公開の対象と予定をしておりますので、ぜひ取材を頂きたいと思います。
なお、西武の3軍では、昨年、旭川志峯高校から西武ライオンズ育成7位で指名をされたウメビンユオ オケム明 選手が、今回は凱旋出場が期待をされております。ぜひ多くの旭川の野球ファンの皆さん、球場へお越しを頂きたいなというふうに思います。
次にデフ陸上合同強化合宿についてです。
8月13日から18日の6日間ですね、日本デフ陸上競技協会による合同強化合宿が本市の陸上競技場で開催されることになりました。昨年も旭川で合宿をしていただいておりまして、2年連続の開催となります。選手40名、監督マネジャーなどスタッフ15名、総勢55名来旭されます。
今年11月には、耳が聞こえない、聞こえにくい人のオリンピックであります。
デフリンピックが東京で開催されることになっておりまして、今回の合宿に参加する選手は、全員がですね、日本代表の内定者となっておりまして、デフリンピックを見据えた重要な合宿でございますので、本市といたしましても、今回の合宿が実りあるものになりますよう、全力でサポートしてまいりたいと考えております。
また、合宿期間中の8月16日には日本デフ陸上競技協会主催によります、小中高生を対象としたデフ陸上教室や、主に日本陸上競技連盟公認審判員やパラスポーツ指導員等を対象としたパラ陸上への理解を深める研修会を、競技場で開催をしていただく予定です。この陸上教室には、ゲスト講師として前回の東京オリンピック400メートルハードル日本代表でございます安部 孝駿さんに、お越し頂ける予定になっております。
いずれも参加無料でございまして、既に申込みが始まっております。
詳細につきましては、お配りしたパンフレットを御覧になっていただくかスポーツ課にお尋ねください、ぜひ多くの皆様に御参加頂きたいと思いますので、取材並びに報道を、重ねて恐縮でありますけども、お願いを申し上げます。
買物公園エリア社会実験「まちにち計画」について
最後に、買物公園エリア社会実験「まちにち計画」についてでございます。
昨年度、この「まちにち計画」大変好評でございました。
滞在日数が平均2倍以上増加するということの結果も、昨年は8月11日から9月7日まで28日間実施いたしましたが、そういう効果も確認をされたところです。
この「まちにち計画」は、国の官民連携都市再生推進事業補助金を活用して進めている社会実験でございまして、その具体的な企画は、買物公園エリアに関わる多様な立場のメンバーで構成をされる買物公園エリアプラットフォームの皆さんを中心に進めていただいているものでございます。
本年も更に多くの人が買物公園エリアへ足を運んで頂けるよう、旭川市と買物公園エリアプラットフォームがしっかりと連携をして取り組んでまいりたいと思っています。
今年の開催は8月9日から21日まで、食べマルシェの期間を含む44日間であります。
オープニングイベントは初日の8月9日に、買物公園の1条滞在空間で行いまして、皆様とテープカットを行う予定です。
昨年も行いましたこの「まちにち計画」の1条、3条、5条、7条、この4つのエリアを少し今年はメリハリをつけて、魅力的な空間、滞在空間を設置したいと思います。
1条では、買物や通勤通学の合間に立ち寄れる、緑豊かな「まちなかのオアシス」
として、バスの待ち時間や待ち合わせに使いたくなるリラックス空間を創る予定です。
次に、3条は、ゾーン2「多世代交流エリア」、様々な世代が立ち寄りたくなる、楽しいイベントが日常に溶け込む空間を創ります。
5条では、買物公園の食の魅力を発信するフードテラスと、はれて屋台村に囲まれた「買物公園のリビング」として、飲食や談笑を楽しむ和やかな空間創りを目指します。
そして7条では、都心にありながらも、静かさと緑があふれる「ゆったりとした時間を過ごせる憩いの場」を創出したいと考えています。
去年は7条でハンモックがありましたね。私も夜ふと会合の帰りに1人で夜空を見上げて、本当に素晴らしいまちだな旭川市は再実感したところでもございます。
今申し上げたこの1条、3条、5条、7条でこれ、どういうイベントが開催されるかということでありますが、多彩なコンテンツを御用意をしております。
路上でのパフォーマンスや音楽演奏、出店など、バスキングも活発に行われるよう今年は特に力を入れてまいります。
このバスキングというのは、いわゆる公共の場所で、音楽や芸でありましたり、いろんなパフォーマンスを披露頂けるということでありますが、昨年度は総応募者数57件、総出展回数123件の御参加を頂き、出店者の約9割を超える方から満足した、やや満足したとの御意見を頂きました。
これ通常、買物公園を利用するとですね、手続きが必要になります。
まずは買物公園企画委員会に空いてるかどうかを確認する、その後に、旭川市に道路占用許可を出さなければなりません。そして、その後に警察の使用許可ですね、また電源を使う場合は電源の許可がいりますし、例えば飲食をする場合は保健所の許可もあったり、なかなか手続が煩雑だという声が前から上がっておりましたが、この「まちにち計画」は、この期間開催中はですね、フォームに入力のみのワンストップ申請、手続が簡略化することができますので、本当にたくさんの皆様に買物公園を自由な表現の空間としてですね、活用頂きたいなと思っています。
営利・非営利は問わず、出店販売、音楽演奏、イベント、作品展示、あるいは会議など様々な活動に御利用頂きます。
既に受付を開始しておりまして「まちにち計画」の期間中も随時募集しておりますので、ホームページを御覧になっていただきたいと思います。
また、今年はバスキングの集中出展日を設け、ASAHIKAWA NIGHT MARKET「旭川夜市」を開催いたします。もう見るだけでもですね、わくわくしてくるような画像です。
8月22日から23日、金曜日、土曜日、そして翌週の29日から30日の同じく金曜日から土曜日の17時から21時の時間で実施します。
飲食物販はもちろんのこと、酒フェス、焼きフェス、夜市ゲームに加え、各ゾーンで様々な企画を用意しております。何かこう、怪談もあるんですよね。怪談話、本当にいろんなイベントがありますので、ぜひ皆さんお楽しみください。
53年前、買物公園のオープンのときにですね、時の市長さんであります五十嵐広三市長が「買物公園は次世代の市民によって新しい夢を描いていけばよい」ということをお話されております。
まさにこの「まちにち計画」は、新たな夢を市民の皆様と行政と連携をして描いていく作業になります。
この買物公園エリアを旭川の中心地、本当に魅力としてですね、旭川の顔として、次世代にしっかり伝えていきたいと思いますので、社会実験の取組を進めてまいりたいと思います。
また会場ではアンケートも行いますので、ぜひ御来場の方々、商店街の方々、多くの市民の皆様の声を頂いて、どういう買物公園が望まれているのか、遠慮なく御意見を頂いて、一緒に買物公園を育んでまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
発表項目は以上でございます。
質疑応答
発表項目
防災庁地方拠点の設置について
時事通信社
市長
時事通信社
確認したい点というのはですね、ちょうど8月の上旬の予定と聞いてはいるんですが、愛知県の方では名古屋市といわゆる連名で、同じような要望書というか、提出を考えられてるということがありまして、時にいわゆる北海道庁の方での要望というか、要望書の提出も済ませてると思うんですが、いわゆる連名というか連携というか、検討されてるということはあるのかどうか、という点についてはいかがでしょうか。市長
北海道以外の他の都道府県や市町村の皆様との、今のところの連携はございません。北海道に私たちも先日お伺いをして、浜坂副知事にですね、旭川の優位性を生かして、ぜひ北海道でその地方拠点を設置される場合は、旭川のことをよろしくということをお願いしてきたところでございます。
北海道は既にですね、市長会と、それから町村会の連名で内閣府に対して、北海道への防災庁の地方拠点の誘致をお願いしておりますので、それと北海道と連携をしてこれから進めていくことになるのかなというふうに思っております。
ただ今回、東京にも行ってきて感じたことは、令和8年度までにですね、防災庁を設置をするという石破政権のお考えがあって、今後どのような地方拠点をどこに具体的に設置するというのはまさに今これから議論をしていくというお話がありましたので、その経過を私たちは見守っていきたいというふうに思います。
旭川市はですね、震災に強いということに加えまして、農畜産物の宝庫でもありますから、食料備蓄基地にも資するということ、更には空港もあって、駅もあって、公共交通機関が発達をしているということ。更に何よりも、このお膝元に陸上自衛隊第2師団がありますから、何かあればすぐ連携をできるという、こういう優位性を持っておりますので、私たちとしては愚直にこのことを訴えていって地方拠点が幾つか国の方で考えているときが来るとすれば、速やかに旭川、上川を検討していただけるような取組をこれからも進めていきたいと考えているところです。
時事通信社
折しもというか、石破総理が仙台ですとか日本海側というようなことを口にされたと、という報道もありますので、逆に今お話し頂いたような利点というか、アピールポイントっていうのを強調して、誘致招致を続けられるということになるんでしょうか。市長
そうですね、私たち自治体の立場からいうと、やはり北海道もそうでありますけども、特に南海トラフとか、関東近辺とかいろんな地震の発生予測がある地域がありますよね、やはりそういったところの即時の即応の対応を考えると、例えば北海道、東北地域も北海道だけ限定しても、中央である旭川市に設置する意義というのは非常に大きい部分でありますし、やっぱり北海道、東北、関東あるいは東海、九州と満遍なく設置していただけることは、国民の安心安全につながるのではないかと考えておりますけども、とはいえ国の考え方もありますので、その推移を見守っていきたいなというふうに思っております。北海道新聞
北海道さんと連携していくというお話だったんですけども、旭川以外のですね、道内の市町村で、同じような動きをしているのは、どこか把握していらっしゃいますか。市長
今のところはまだ把握はしていないですね。日本ハムファイターズイースタン・リーグの公式戦について
北海道新聞
日ハムの試合なんですが、8千人目標って、なかなか人が入らないと2軍の試合って来てくれないとかって事情があるんでしょうかっていうのと、あと1軍も見てみたいなと思うんですけど、1軍戦はなかなかもう地方開催は、新球場になってからないんでしょうか。市長
日本ハムさんも非常に旭川市のみならず、全道の各都市にですね、いろんなお気遣いを頂いております。そこで、2年ぶりに旭川市で日ハム戦が開催をされたことにつながったわけであります。ただ一方で、その気持ちに心から感謝をしながら、逆に日本ハムの側に立つですね、やはりビジネスでありますから、1人でも多く来ていただいて、収益を上げていかれたいというのは、私が日本ハムの立場だったら当然そういうふうに思うと思うんですよね。
ですから、やっぱりできる限り1人でも多く入場していただいて、あるいは球場以外のいろんなイベントに参加をしていただいて、やっぱり私たちが、この地域に日本ハムファンがこれだけいるんだという姿をですね、日本ハムさん見ていただくことが重要ではないのかなというふうに考えているところです。
また1軍の試合はですね、これはもう、後藤さんと私も同じ気持ちで市民の皆さんも同じ気持ちだと思うんですね。ですから、そういった、まずは2軍戦でどれだけの方々が来てくれるかということもあると思いますし、かつての旭川の開催も他の都市に比べて、動員が少し少なかったっていう話を聞きますから、まずは今回の2軍戦で、私たちのファンの皆さんで、みんなで盛り上げて、そして、いつか、いつかっていうと遠い未来になるかな、できるだけ早いうちに1軍戦を開いてもらえるような、きっかけになるようにしたいなと思っております。
北海道新聞
結構、各地で地方開催が無くて寂しいなっていう、お金も気にしますよね。市長
そうですね。それと同時に、エスコンフィールドも行ったらすごく楽しいです。ですから、来てもらうだけじゃなくて、私たちも行くというような、そういう相互の交流をこれからも日本ハムさんと深めていきたいというふうに思っておりますし、何よりもシャウエッセンの工場もありますからね。
発表項目外
市長選について
北海道新聞
2点ほど、まず1点目なんですけども、今月15日に市長が次期市長選の出馬を表明しました。
そこで政策の部門でですね、物価高対策も訴えたと思うんですけども、今時点ですね、再選に向けて訴えていきたい政策というのを改めて教えてください。
市長
ただ、今この選挙の後にですね、国の給付金の問題がどうなるか分からないと、実質その2万円が現金で給付されるのか、あるいはどうなっていくのかということを、今後もしっかりと注視をしていかなければならないなというふうに考えております。
国民1人当たり2万円の給付、あるいは18歳以下の子どもは2万円の加算、住民税非課税世帯の大人は2万円の加算ということで、これがどうなるかっていうのを見極めながら対応を判断していきたいなというふうに思います。
それによって、私も様々な声を今聴いておりますので、子育て世帯への御支援が良いのか、あるいは生活困窮世帯への御支援が必要なのか、あるいはお米含めて、物価対策全世帯にですね、薄く広くそういった支援が必要なのかとか、いろんなことが考えられるというふうに思いますし、昨日、商工会議所の皆様から要望を頂いたんですが、その中の重点項目6点頂きました。
その一つにですね、製造業等に対する原油価格物価高騰対策支援並びにものづくり支援メニューの拡充という重点項目もございましたので、こういった皆様の声を踏まえて、様々な支援策を検討していきたいなというふうに考えています。
北海道新聞
物価高対策以外で大きく何か訴えていきたいことはあるのでしょうか。市長
旭川の強みを生かした、観光振興でありましたり、いろんなコンベンションを誘致していく、先ほどお話ししたような、スポーツ大会、合宿を行っていく、こういったことも必要になってくるのかなというふうに考えています。
それから、たくさんありますけどね、健幸福祉都市という意味ではですね、全世帯の皆様がその方らしく生き生きと元気で健やかに暮らしていける、そういうまちづくりを進めていかなければなりません。
農業振興で言えば、有機農業やスマート農業の振興も当然あるわけでありまして、多岐にわたることがありますよね、子育て支援もさらに充実をさせていきたいという考えもありますし、いろんなことをこの選挙戦で訴えて、今、公約は作成中でありますけど、しっかり戦っていきたいなというふうに思っているところです。
北海道新聞
もう1点、今回、無所属で出馬する方向ですけれども、各政党からの支援についてどうお考えになってるか。市長
基本的には前回はですね、私あの、自民、公明、それから、日本維新の会、新党大地さんの皆様の御推薦で、第1回目の選挙に挑戦をしました。現在も同様な形、今のところはですね、後援会と、あるいは選対本部の皆様と相談をしながら進めているところです。ただし、市長という立場でありますので、特定の政党にかかわらず、全ての市民の皆様の暮らしの安心、安全、そして未来への責任を持っている立場だというふうに私は考えておりますので、政党のそういった推薦にかかわらずですね、市民の皆さん、一人一人の代表であり、一人一人のお気持ちを大切にしたいというのが私の基本理念、政治理念でありまして、それは今までもこれからも変わりません。
ですので、そういった意味においては、全ての政党、全ての市民の皆さん、より多くの皆様の御支援を頂けるように、自分自身努力をしていきたいというふうに思ってます。
関連ファイル
中央省庁等への要望活動について (PDF形式 8,813キロバイト)
スポーツ大会や合宿等の誘致について (PDF形式 3,658キロバイト)
買物公園エリア社会実験「まちにち計画」について (PDF形式 2,911キロバイト)