市長定例記者会見(令和7年4月28日)
開催概要
日時:令和7年4月28日(月曜日)午後3時00分~午後3時30分
場所:大会議室A
動画
令和7年4月28日定例記者発表・質疑応答(新しいウインドウが開きます)
資料
発表項目
高校生年代までの医療費無償化について
皆さん、お疲れさまでございます。
令和7年4月の記者会見を行いたいと思います。
私からは2点、1点目が高校生年代までの医療費の無償化について、そして2点目が北口榛花選手の後援会設立について説明をさせていただいて、その後に御質疑をお受けしたいと思います。
まず初めに、高校生年代までの医療費無償化についてでございます。
子ども医療費に対する市独自の助成につきましては、中学生までを対象として実施をしてまいりましたが、本年8月から高校生年代までを対象といたしました。
これにより、約7000人の医療費、無償化が実現できることになります。
18歳になる年度までの医療費負担、旭川市がしっかりと支援をさせていただきたいというふうに存じます。
既に今月号の広報誌あさひばし、あるいはホームページ等でもお知らせをさせていただいておりますが、5月7日から受け付けを開始するに当たり、改めて、本日の記者会見を通じて市民の皆様に御案内をさせていただきたいというふうに存じます。
日本の公的医療保険は、医療保険を用いても、未就学児までは2割、小学生以上は3割の自己負担が必要となっております。
これに対しまして、本市におきましては、従前から医療費助成を実施してまいりましたが、課税世帯の方には1割を負担いただいいていたことや、所得制限により、一部の方には助成制度を御利用いただけておりませんでした。
そこで、令和5年8月から、これらの1割負担や所得制限を撤廃し、中学生までの医療保険適用の医療費を全て無償化としたところです。
これは私の公約でありましたが、この中学生までの医療保険適用の無償化を実現した後もですね。対象拡大について多くの御意見をいただいておりました。
また、私も本当に道すがら歩いていても、公園にいてもスーパーに行っても子育てがしやすくなった、いろんな場所で市民の皆様の声も聞いてまいりました。
そうした声を踏まえて、今回無償化の対象をさらに高校生年代まで拡大することとしたところでありますし、また、上川管内においてもですね、23の市町村ありますけども、ほとんどが高校生までの医療費無償化を実施しているという状況もあります。
また、今回の旭川市の無償化によりまして、主要道内各都市ありますけれども、特筆すべきはですね、函館と釧路と旭川市は、自己負担がない、所得制限がないものになっておりまして、例えば他の都市は初診時に一部負担などがあるというところが、旭川市と他都市との大きな違いでございます。
この医療費の無償化でありますけれども、御覧になっていただけると分かるんですが、小児科・歯科などの診療科を問わず、通院・入院、指定訪問看護、治療用装具等、医療保険が適用される医療費の全てを対象としており、これまで自己負担となっていた医療費への負担を軽減し、子どもの健やかな成長を応援してまいります。
なお医療費の無償化は、本年8月の診療分からですので、7月診療分までは今までと同様に自己負担が必要となりますので、よろしくお願い申し上げます。
また、次の場合は、子ども医療費の助成の対象とはなりません。
例えば、入院時の食事代や差額のベッド代、あるいは健康診断、検診、予防接種、診断書料、薬の容器代などなどがございますので、お間違いにならないように御確認をお願いをいたします。
今回新たに対象となる高校生の年代の方は必ず申請が必要です。申請が必要な方は、高校1年生から3年生の年代に当たる方でございまして、具体的に申し上げますと、平成19年4月2日から平成22年4月1日までに生まれた、旭川の市民の方で、公的医療保険に加入をしている方が対象となります。中学生以下の年代の方の申請は不要になっております。
加えて、既にひとり親家庭等医療費助成、重度心身障害者医療費助成の資格がある方は申請不要です。
対象となる高校生には、ゴールデンウイーク明けに市内の各高校等から医療費無償化のお知らせを配付をさせていただく予定でございますので、御確認をお願いをしたいと思います。
次に、申請方法についてでございます。
申請受付は令和7年5月7日、水曜日の8時45分から開始いたします。
申請は電子申請で24時間受付しておりますので、窓口にお越しにならなくても申請することができます。
電子申請の入力フォームのイメージは、スライドの向かって右側のとおりとなっております。市の公式ホームページ、または学校で配布する医療費無償化のお知らせの2次元コードから申請フォームにアクセスをしていただいて、御申請をいただければと存じます。
なお、申請手続には、対象者の方の健康保険証等、公的医療保険の加入を証明する画像が必要となります。
電子申請を希望されない方につきましては、本庁舎3階の子育て助成課窓口、またお近くの支所、さらには、駅前のwaka・ba等でも受け付けをいたしておりますので、よろしくお願いいたします。
6月30日までに申請いただければ、7月下旬に受給者証を送付いたします。
8月以降は、この医療機関を受診される際は、受給者証が必要となりますので、医療機関の窓口で御提示をお願いします。
医療機関が受給者証を確認することで、医療費助成を受けることができますので、御注意をお願いします。
また改めてになりますが、市民の皆様に確実に支援をお届けしたいというふうに思っておりますので、どうか報道機関の皆様の御配慮を頂きますようお願いを申し上げます。
北口榛花選手の後援会設立について
続きまして、北口榛花選手の後援会の設立についてでございます。
北口選手の御活躍は皆さん既に御案内のとおりでありまして、先般はJOCのシンボルアスリートにも認定をされたということで、とどまることを知らない活躍ぶりでございます。
また先日4月17日でありますが、この本庁舎1階のアスリートスクエアに光る手形の展示を行ったところでございまして、今、多くの市民の皆様が手形に触れていただいて、北口さんのパワーをいただいているところです。
こういった状況の中でありまして、今後、北口選手を旭川市一体となって、オール旭川で支援を続けるということを目的に、後援会組織が、立ち上がったわけでございます。
これは、本日の午前10時の会議で設立をされまして、設立に当たりましては旭川市のスポーツ協会が中心となり、母校である東高の同窓会、旭川観光コンベンション協会、あるいは道北陸上競技協会、旭川商工会議所、そして私ども旭川市、また北口さんの所属先でございます日本航空・JALさんにも発起人として御参加をいただいております。
後援会の役員には、会長として、旭川市スポーツ協会の原田会長、あるいはスライドに記載をされた皆様となっております。
私も顧問という形で参加をさせていただきます。今後の後援会活動予定、主なものでありますけども、まず、今年の9月19日から20日でありますが、東京で世界陸上が開催をされ、この女子やり投げの予選、決勝に向けて、応援団を結成し、現地での応援を予定しております。
またあわせて、オリンピックのときも行いましたけれども、この庁舎の1階でパブリックビューイング、また詳細分かり次第御連絡をいたしますが、パブリックビューイングも実施をしたいと思っています。
また、メダルの獲得以降ですね、北口選手をたたえる記念モニュメント、何かいいものがないかと、いろんな声をいただいて、私自身も、皆さんと考えていたところでありますが、北口選手から御自身の記録が分かるものがあると嬉しいというお話があったところでございます。
これを受けて、北口選手におかれては、目標に掲げている70メートルに向けてさらなる記録更新が期待をされているところでありますので、パリ五輪での65メートル80センチを超えていく、あるいは日本記録、そして北口さんが目標としている70メートル、あるいは世界記録の更新に期待を寄せながら北口選手の記録の足跡に触れられるようなモニュメントの設置を検討していくところでございます。
次に、後援会の入会についてでございます。
オール旭川でこのように、今後も各選手の活躍を後押ししていきたいと考えておりますので、多くの皆様に後援会の会員として御参加をいただきたいと考えているところです。
本日4月28日から後援会の会員募集を開始しておりまして、御手元の配付資料に申込方法の詳細がまとめられていると思います。
専用の申込フォームから登録または旭川市スポーツ協会の窓口で直接行うことができます。
申込フォームや申込方法の詳細につきましては、Xの後援会アカウントをこれから立ち上げていきますし、市の公式アカウントでもお知らせしてまいります。
なお、年会費は、個人会員が1口2千円、法人会費が1口1万円となっており、いずれも会費は口座振込になっており、また会員には、会員証を作成をして送付する予定でありますので、また、市民の皆様に広くお知らせをいただきますようお願いを申し上げます。
また、先ほど申し上げました世界陸上でありますが、9月19日、そして20日予選・決勝予定されておりますので、力強く地元旭川市民の皆様にエールを現地で送っていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
最後に、北口選手から後援会設立についてメッセージをいただいておりますので、紹介をさせていただきます。
「このたびは、旭川市の皆様の御支援により、後援会を設立いただきき誠にありがとうございます。故郷の皆様からの応援は大きな励みとなっており、後援会ができたことは大変嬉しいです。9月に東京で開催される世界陸上では、旭川をはじめ日本の皆様の前で最高の試合ができるよう頑張ります。引き続き、ご声援のほどよろしくお願いいたします」
という北口さんからのメッセージでありますので皆様にお伝えをさせていただきます。
ぜひ、後援会に御入会頂いて、北口さんをみんなで応援をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
私からは以上です。
質疑応答
発表項目
北口榛花選手の後援会設立について
NHK
市長
昨年、特にパレードを開催をしましたところ、予想を多く上回る旭川市民の皆様のみならず、全国からたくさんの方4万8000人の方に、御参加を頂いたところでございます。
今後はですね、そういった市民、あるいは北口さんを応援する全国の皆様の声をしっかりといただいて、みんなでですね、オール旭川、あるいはオールジャパンと言っても過言ではないかもしれませんが、そういった体制で北口さんを応援をしていきたいというような思いから、このたび後援会の設立に至ったところでございます。
NHK
市長
北海道新聞
市長
市が後援をして、スポーツ選手を支援するというのは、北口さんだけではなくて、今までも、たくさん例があると思い、今ちょっと具体的には申し上げられませんけども、担当部局の方からお話しさせていただきたいというふうに思います。
北海道新聞
もう1点がですね、今回年会費、後援会に皆さんに参加していただいて年会費を集めて、そのお金で活動していこうということになると思うんですけれど、今回パブリックビューイングとかモニュメントっていうのはクラウドファンディングやるということなので、年会費というのはどういった形で北口さんの支援に使っていきたいのか、そこら辺のことをお願いできますか。市長
そうですね、いろいろと北口さん関係の後援会活動を進めていくに当たって、様々なイベントもあるでしょうし、スポーツ教室もあるでしょうし、いろいろたくさんお迎えをしてやること、あるいは北口さんがいらっしゃらなくてもやれること等々あるといったことも含めて、後援会でしっかりと考えて費用を使用していただくのかなというふうに考えてますね。あさひかわ新聞
1点お願いします。入会費なんですけどね、市の拠出は幾らになりますか。市も入ってるかと思うんですけども、幾らお出しになったのか。
市長
市の支出はありません。発表項目以外
あさひかわ菓子博2025について
UHB
市長
今までも、実行委員会の皆様ともしっかりと連携しながら菓子博の準備を進めてまいりました。いろいろと実行委員会の皆さんのSNSなんかも拝見をしましても、もう会場整備を始めていたり、本当に刻々と迫ってきているという感じがしているところでございます。
前売り券の販売もまだまだ市としても協力をしていきたいですし、当日、ですね、より多くの皆様、旭川市民の皆さんもちろん、全道あるいは全国各地域からお越しにになっていただけるように、しっかり進めていきたいなと思っています。
UHB
市長
また、この菓子博では、非常に珍しい伝統工芸であります、工芸菓子のいろんなコンテストも行われるということで、これはなかなかこの菓子博に足を運ばないと見れないということでお伺いをしております。
また、この大雪アリーナの中に、ドーム状の球体を作って、そこでいろんな没入型の映像も流していただけるということで、これも楽しみにしておりますし、例えば伊勢の赤福というのは非常にもうこれ珍しいお菓子で、現地でしか買えないお菓子でありますが、こういった日本の中でも有名なお土産にもなっているお菓子というものを旭川市でも召し上がっていただける。あるいは、明治だとか、グリコだとかですね、本当にこの日本を代表するお菓子メーカー、いろんなブースもあるということも含めて、また今、この趣旨に賛同してくれている方々のいろんなお店なんかでは、例えばラーメン屋さんではチケットを持っていけば、前売り券で味玉がサービスになったりとか、それから飲食店代が100円引きになったりとか、いろんなサービスが実施をされているところでございまして、宿泊客もたくさん来ていただきますし、菓子博を見て、この近郊の観光資源を楽しんでいただきたいと思いますし、また旭川が本当に北海道の中でも帯広とか砂川とか札幌とか、そういうところにも負けないスイーツのまちという発信にも大きくつながってくると思いますので、いろんな意味での菓子博に期待をしているというところであります。
TVh
市長
それだけ大きい規模のコンベンションというのは、なかなか、他に例を見ないものでありますので、しっかり成功に向けて取り組んでいきたいというふうに思います。
TVh
市長
TVh
今、具体的にこういうふうなことをやりますというようなことはあったりしますか。市長
ただ、そういった思いがある以上はですね、広報の発信だとか、あるいは、まだまだ足りないということでしょうから、しっかりとやれることを一つ一つやっていきたいなというふうに思います。私、5月14日から19日までですね、近鉄百貨店でどさんこプラザの催事があるんですよ。ここにも私が行って、菓子博のPRをしっかりやってきたいというふうに思います。
いじめ事案に関わる提訴について
読売新聞
市長
第1回の口頭弁論が6月6日に行われるという予定があることは承知をしているところでございます。訴状の内容を確認し、弁護士と協議をして、今後対応していくことになるというふうに考えております。
読売新聞
市としてはまだ結論というか、方針はまだか。市長
そうですね、口頭弁論を控えておりますので、具体的な発言は、大変申し訳ありませんけども、差し控えたいと考えています。市長選について
読売新聞
市長
アイラーセン社が旭川に工場立地を計画している件について
北海道新聞
市長
はい、ありがとうございます。アイラ―センはデンマークで130年の歴史を誇り、日本でも30年以上にわたり、最高品質のソファーブランドとして愛されております。国際的にも高い評価を受けているソファーメーカーでございます。その有名ブランドメーカーが日本で唯一の生産拠点としてこの旭川を選んでいただいたことは、率直に大変うれしいと感じておりますし、デザイン都市としてさらに魅力が高まり、旭川家具のブランド価値向上にもつながるものと大いに期待をしているところでございます。
誘致の経緯でありますけれども、日本や東南アジアで、工場設立の意向があるとの情報をいただいて、この1年半の間に、メールやウェブ会議、あるいは複数回にわたる来旭時に折衝を重ねてきたところでありますし、私も先日共同代表のアンダース・ミカエル・ユール・アイラーセン氏にお会いをしたところでございます。また本日もこの後、共同代表のニルス・トマス・ユール・アイラーセン氏にお会いをしたいというふうに考えています。
関係機関や団体、企業の協力を得ながら、工場となる物件や素材メーカーの紹介、あるいは雇用や木材などに関する意見交換を繰り返し、今回の締結に至ったところでございまして、この間ですね、大変お世話になったのが、旭川家具工業協同組合の皆さんであります。そして、本市の企業立地課、あるいは教育委員会、さらには公共施設マネジメント課、こういったところがしっかりと真摯に向き合って折衝を行って、それに答えていただいた結果だというふうに思います。
本当に世界的なブランドでありますし、この生産が順調に進めばですね、例えば、旭川でいろんな物販を行っていただいたり、あるいは富裕層向けのふるさと納税の返礼品にもなる可能性があるのではないかと、今のところ認識をしているところでございまして、この度のアイラ―センさんの工場の計画に、本当に改めて感謝をしたいなというふうに思います。