市長臨時記者会見(令和6年9月1日)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2024年10月29日

ページID 080329

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開催概要

日時:令和6年9月1日(日曜日)午後5時00分~午後5時10分

場所:大会議室A

動画

令和6年9月1日臨時記者会見(新しいウインドウが開きます)

市長コメント

旭川市いじめ問題再調査委員会からの調査結果報告書の受領について

ただいま旭川市いじめ問題再調査委員会から最終報告書の提出をいただきました。まもなく迎える9月5日は、廣瀬爽彩さんの誕生日です。今日に至るまで御遺族のお気持ちを思いますと心が痛むものであり、改めて心からお悔やみ申し上げます。6月30日の調査終了報告においては、真偽不明ではあるものの、前回の第三者委員会のものと思われる黒塗りのない資料が流出する事案が発生いたしましたことから、概要のみの報告にとどまりました。この度、報告書に対する委員会による保護措置と本市の情報管理や文書の保管管理方法についての体制が整いましたので、本日、最終報告書の提出をいただくことになります。
尾木委員長、野村副委長をはじめとした委員の皆様には、度々旭川にお越しいただき、お詫びとお礼を申し上げます。本日提出をいただきました最終報告書につきましては、できるだけ早く公表できますよう準備を進め、市議会等に御報告させていただきますとともに、今後、二度と同様な痛ましい事案が起こることのないよう、再発防止に取り組むことをお誓いを申し上げます。改めて再調査委員会の皆様にお礼を申し上げ、私からのコメントとさせていただきます。

質疑応答

朝日新聞

2点お願いします。既に概要版のときに、再調査委員会が爽彩さんの自殺についていじめが原因という内容を公表しました。これをもって、今後市は御遺族に対して謝罪に伺うということはあるのでしょうか。それでもしくは謝罪に行くときはそれは市長なのでしょうか、それとも教育長なのでしょうか。それともう1点、先ほど市長がおっしゃった黒塗りのネット公開の問題なんですけど、市教委は偽計業務妨害で刑事訴追を考えてるという話で進んでいたと思うんですが、この件については今どうなっていてこれからどういうふうな対応をしていくのでしょうか。この2点お願いします。

市長

まず1点目、謝罪の件に関してでありますけども、この度、改めて再調査委員会の皆様から答申書を受け取ったわけでありますので、しっかりとその内容を精査して、今後のことを判断をしてまいりたいというふうに思っています。また、黒塗りの教育委員会の関係の御質問もございましたが、現在、教育委員会内部あるいは関係機関に相談をしている、お伺いをしているところでございまして、その内容については、この場では申し訳ありませんが、差し控えさせていただくことを御理解いただければというふうに思います。

北海道新聞

2点あります。まず1つ目、前回の概要版を受け取ってから丸2か月経ったことになりますけれども、改めて受け止めを教えてください。2点目、今後の市の対応についてなんですけれども、前回市教委第三者委は黒塗りで全部公表をしたんですけれども、今回はどのような形で考えておられるのか。それに際して、遺族とのやり取りは既にされているのか。今後、この後も含めて教えてください。

市長

はい。まず受け止めであります。2021年の2月に行方不明になり、3月に御遺体が発見をされ、そしてその5月に先の第三者委員会の調査開始がございまして、その報告に1年4か月が経過いたしました。さらに、私が令和4年9月20日にいじめ防止対策推進法第30条に基づく再調査を表明してから本日まで約2年、合計3年7か月という期間でありますけども、御遺族にとってどれだけ長かったかということを考えると、御心痛は察するに余るものがあります。今後は本日いただいた最終報告書の内容を精査検証し、必要な措置、再発防止を含めてですね、しっかりと対策を検討していきたいというふうに思います。もう1点でありますけども、本日受領したこの最終報告書でありますが、今後公表版を作成をするという流れになります。この公表にあたっては、文部科学省のガイドラインがございまして、そのガイドラインの内容は、調査結果を公表する場合、公表の仕方及び公表内容を被害児童生徒・保護者と相談をすること、確認をすることとなっておりますので、今後、この最終報告書あるいは公表版を含めて御遺族と確認をする作業に入っていくということになろうかと思います。

北海道新聞

黒塗りかそういうもを抜粋する形の公表なのかはまだ検討中ということでしょうか。

市長

はい、そうです。

読売新聞

公表する時期というか市長のお考えを教えてください。

市長

できるだけ早くですね、この公表版の作成を担当部局と連携をしながら進めていきたいというふうには思っております。ただ、今お話をしたように、このガイドラインに基づいて御遺族の確認があるものでありますから、それを最優先に意向を大切にしていきたいというふうに思ってます。ただ一つの目安といたしましてはですね、9月10日から第3回定例会がスタートいたしますので、こちらの方は議会との相談になりますけれども、もしこの公表版の策定が間に合うようであれば、その議会の質疑を通じて色々と先生方の御質問、御質疑をお受けしていきたいというふうに思ってます。

読売新聞

今回の議会の最中に示すということですか。

市長

示すというよりですね、まず公表版はできるだけ早いうちにと思ってるものの、御遺族の意向をしっかりと最大限確認をしながら、公表版を策定をしていきたいというふうに思います。議会にそれが間に合うか間に合わないかは、今後の検討、連携になりますので、それらを確認をして時期が整えばですね、議会にしっかりとその内容をお示ししたいと思います。

共同通信

今の質問に関連してなんですが、9月10日に市議会にもし間に合えば報告書の説明を議会の場でされるというふうにおっしゃってたと思うんですが、それは合わせて社会一般にも公表されるっていうようなタイミングになってくるということなんでしょうか。

市長

公表版が公表になる場合は、そのタイミングで公表されることになろうかというふうに思います。御質疑をその中で議会の方々からお受けをしていくということになろうかと思います。

共同通信

質疑を受けてそれをお話しできる段階になっているということであれば、その前にもうそのタイミングかその前にもう公表されている状態っていう意味でしょうか。

市長

そうですね。環境が整えばであります。

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